塩崎大臣会見概要

H28.10.28(金)8:21 ~ 8:24 ぶら下がり

広報室

会見の詳細

閣議等について

大臣:
おはようございます。閣議におきまして、平成28年9月の雇用情勢について発言いたしました。完全失業率、有効求人倍率は8時30分が発表でございますので、この場での発表はできません。この後の事務方による会見で詳細を聞いていただきたいと思います。以上です。

質疑

記者:
精神保健指定医の大量処分について、厚労省の責任は重大だという声もある中で、大臣の御所感をお願いいたします。また、この制度の見直しを含めた対策をどのように考えていかれるのかもお願いいたします。
大臣:
精神保健指定医は、個人の尊厳に配慮した精神科医療を提供する上で重要な役割を担ってきたわけでありますし、制度的にもいろいろなところで役割をなしてまいりました。今般、89名にのぼる大勢の指定医が指定取消処分になったわけでありまして、精神科医療に対する国民の信頼を揺るがす、極めて遺憾な事態だと思っております。同時に、こういった事案が二度と起きないようにしなければなりませんので、例えば、必要な診断や治療に従事した経験を確実に審査できる手法の導入など、再発防止をしっかりとやっていかなければならないと思っております。今後どうするかということでありますが、今回、なぜこんなに大量に発生したのかということをよく考えた上で、次のステップを考えていきたいと思います。
記者:
電通の過労死について、新入社員が自殺した案件で、厚生労働省は電通を良い企業だという形で認定をしておりましたけれども、その辺りの見直しや電通に対する今後の考え方というのはいかがでしょうか。
大臣:
くるみん認定のことをおっしゃっているのだろうと思いますが、くるみん認定は、仕事と家庭や生活等のワーク・ライフ・バランスを会社としてしっかりと行っている企業に対して認定が行われるわけでありますけれども、電通に対して行ったくるみん認定につきましては現在、東京労働局が労働時間管理の状況等について調査をしておりますから、結果を踏まえて認定取消を含めて厳正に対処しなければならないと考えています。なお、認定基準についても、より適切なものにしていきたいと思います。いずれにしても、過労死に対する取組みとして、過重な労働による過労死に係る労災請求が行われた事業場に対して、監督指導を徹底しているわけでありますので、調査結果を踏まえて厳正に対処していくということだと思います。

(了)