塩崎大臣会見概要

H28.10.14(金)8:53 ~ 8:59 ぶら下がり

広報室

会見の詳細

閣議等について

大臣:
おはようございます。私からは特にありません。

質疑

記者:
先日、受動喫煙の対策案が示されましたが、反発も予想されるものと思われます。大臣としては実効性のあるものとお考えでしょうか。
大臣:
先日、厚生労働省案を御提示いたしましたが、まずは公開の場で関係業界からの御意見をヒアリングするということになっております。WHO(世界保健機関)の報告では、日本の受動喫煙防止対策は世界でも最低レベルと言われているわけであります。また、罰則を伴う受動喫煙防止対策をオリンピック開催国はみんなやっているわけです。そういう諸外国の常識を考えて、スモークフリー社会に向けて歴史的な第一歩を日本も踏み出さないといけないという認識で、厚生労働省案を取りまとめたということであります。4年先に東京オリンピック・パラリンピックがあり、その前年にラグビーワールドカップもあるわけなので、そのことを視野に入れて、それに間に合うようにみんなの頭も変わっていくようにするタイミングも念頭に置いて、私達だけが決断するだけではなくて、国民の皆様方も、常識を持って来られる大勢の方々が、日本で常識ではないことが行われているということがないようにしていくことが大事だと思います。これまでの経緯もあろうかと思いますが、今申し上げたような認識を持って、東京オリンピック・パラリンピックや、インバウンドでたくさんの人々が来られて、日本のたばこ文化に触れているわけでありますが、世界に恥ずかしくないようにしていかなければならないと思います。
記者:
靖国神社で17日から秋の例大祭が始まります。参拝の御予定はありますか。
大臣:
閣僚の一人として適切に判断していきたいと思います。
記者:
介護保険についてですが、一昨日の介護保険部会で要介護1などの方の生活援助については保険に基づくことが大筋で了承されたと思います。福祉用具に関しても、財政審(財政制度等審議会)が提案している全額自己負担という方向ではなく、価格が高すぎるものを抑制するという方向で議論が進んでいると思うのですが、これについての受け止めと、今後増え続ける社会保障費をどのように抑制していくべきと考えるかを教えてください。
大臣:
今お話があったように、高齢化が進む中で、また同時に少子化が進む中で、日本の社会保障制度を皆様方に安心して、長期的に長持ちをするものだということで安心していただけるようにしていくことが大事なことだと思います。介護保険につきましては、結論から言えば、議論をしている最中なので、了承されたという話はまだ少し早いということで、まだ議論が進んでいると御理解いただきたいと思います。基本的に、私達が考えなければいけないことは、介護保険は、高齢者の自立を促進して、重度化の防止をし、なおかつ制度としてもしっかりと長持ちをし、必要なサービスが提供されるようにしていくことだと思いますので、そういう連立方程式をしっかりと解けるように、私たちは努力していかなければいけないと思います。大勢の関係者の皆様には必要のない心配はしていただかないように、今後とも努力をしていかなければならないと思います。
記者:
先ほどのたばこに関する質問の関連ですが、昨今人気が出ている加熱式のたばこ、煙が少ないとメーカーが言っているたばこがあります。それが非常に人気を博していますが、それも今回の規制の対象とするべきかどうかについてお考えをお聞かせ下さい。
大臣:
その新しい、いわゆる普通の煙の出るたばこではない、同様の効果が吸う方にとってはありそうな仕組みが出てきていることは聞いておりますし、私も見たことがあります。それについてはいろいろな意見があって、やはり有害ではないかという説もありますし、そうでもないという御意見もあって、私たちは健康にどうなのか、もしそれが使われるとすれば周りの方々にどういう影響があるのかは厳しく見ていかなければいけないと思っています。

(了)