9月17日は「世界患者安全の日」です


 医療制度を利用するすべての人々のリスク軽減をめざす「世界患者安全の日」。全国で各種イベントが行われます。

 9月17日は「世界患者安全の日」です


○世界患者安全の日(World Patient Safety Day)とは
 世界患者安全の日(以下、WPSD)とは、世界保健機関(以下、WHO)が「患者安全を促進すべくWHO加盟国による世界的な連携と行動に向けた活動をすること」を目的に、医療制度を利用するすべての人々のリスクを軽減することをめざして定めたものです。


○WPSD制定までの背景
 2016年の第1回閣僚級世界患者安全サミット(以下、サミット)でWPSDが提唱され、第2回サミットでWPSDを9月17日とすることが提案されました。この流れを受け、2018年の東京開催の第3回サミットでWPSDの内容を盛り込んだ「東京宣言」がとりまとめられ、2019年5月のWHO総会において毎年9月17日をWPSDとすることが正式に定められました。


○WPSDのスローガン
 2019年より、WHOから毎年スローガンなどが発表されています。

【2019年】
Speak up for patient safety

【2020年】
Safe Health Workers, Safe Patients


○主な取り組み
 WHOのホームページでポスターやロゴマークを掲載し、この活動を紹介しているほか、WHO加盟国では、WPSDのシンボルカラーであるオレンジ色に建物をライトアップしています。

 日本では、2019年から厚生労働省のホームページに専用コーナーを設け、WPSD制定の目的や全国の各団体が行うイベントなどの紹介をしています。また、各学会や講演による周知活動も行っています。


詳しい情報はこちら:世界患者安全の日

SNSでも関連情報を投稿しています


・WPSDのロゴマーク


・WPSDのスローガン

 

出  典 : 広報誌『厚生労働』2020年9月号 
発行・発売: (株)日本医療企画(外部サイト)
編集協力 : 厚生労働省