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千鳥ヶ淵戦没者墓苑拝礼式を開催


 令和元年5月27日(月)、千鳥ヶ淵戦没者墓苑(東京都千代田区)で「千鳥ヶ淵戦没者墓苑拝礼式」を行いました。

 この式典は、政府の遺骨収集事業により海外や硫黄島で新たに収容した戦没者のご遺骨で、身元がわからないなどの理由によりご遺族にお引き渡しすることのできないものを納骨するとともに、併せて墓苑に納められているご遺骨に対して拝礼を行うものです。

 今回は、硫黄島、東部ニューギニア、マリアナ諸島、ミャンマー、ロシアで収容した925柱のご遺骨を新たに納骨し、これにより墓苑に納められたご遺骨の総数は37万69柱となりました。

 当日は、眞子内親王殿下のご臨席を仰ぎ、内閣総理大臣(菅義偉官房長官が代理出席)、遺族代表、関係国駐日大使、関係省庁、関係国会議員、関係団体代表、遺骨収集事業協力者など約600人の方々が参列されました。

 式では、根本匠厚生労働大臣が式辞・納骨を行うとともに、眞子内親王殿下のご拝礼に合わせ参列者一同が拝礼しました。また、菅官房長官や遺族代表、ご来賓の方々、根本大臣が献花を行いました。

 根本大臣は式辞で、「今日の我が国の平和と繁栄が、戦没者の皆様の尊い犠牲の上に築かれたものであることに深く思いを致し、謹んで哀悼の誠を捧げます。諸外国の関係者の方々や、外務省、防衛省等の関係省庁、日本戦没者遺骨収集推進協会をはじめとした多くの皆様の、一層のご協力をいただきながら、未だ各地に眠る戦没者のご遺骨が1日も早くふるさとに戻られるよう、全力を尽くしてまいります」などと述べました。


千鳥ヶ淵戦没者墓苑拝礼式




根本匠厚生労働大臣による納骨。ご遺族に引き渡すことのできないご遺骨925柱を墓苑に納骨しました



ご拝礼になる眞子内親王殿下



遺族の代表が献花されました



ご遺族の方々が拝礼されました



 

出  典 : 広報誌『厚生労働』2019年7月号 
発行・発売: (株)日本医療企画(外部サイト)
編集協力 : 厚生労働省