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平成30年8月31日 【照会先】 社会・援護局事業課事業推進室 室 長 皆 川 宏(内線3412) 室長補佐 青木 一生 (内線4522) (代表番号) 03-5253-1111 (直通番号) 03-3595-2469 |
報道関係者各位
フィリピン国内に保管している遺骨のDNA鑑定結果について
本年8月16日以降報道のあった、NPO法人がフィリピンで収集し現在フィリピン国内に保管している遺骨については、保管中の遺骨から311検体を抽出して日本に送り、うち130検体のDNA鑑定結果について、平成23年10月にすでに公表を行っているところです。一方、残りの181検体については、その後2機関に鑑定を依頼したものの、鑑定結果については公表を行っていませんでした。
ここに改めて整理し、とりまとめましたので、別紙のとおり公表します。
なお、フィリピンでの遺骨収集については、すでにお知らせしているとおり、フィリピン政府との覚書に基づき今後再開するという方針に変更はありません。
<参考>フィリピン国内に保管している遺骨の経緯
〇 平成22年10月、厚生労働省がNPO法人に委託して実施したフィリピンにおける遺骨収集事業で収容した遺骨に、フィリピン人の遺骨が含まれているのではないかとの報道を受け、同事業を中断。収容済みの遺骨の日本への送還を中止しました。
〇 その後、事実関係を含めて検証を行い、1年後を目途に検証結果を公表することとし、平成23年9月に、311検体のうちそれまでに鑑定できた130検体の結果について別添1のとおり報告を受け、同年10月に検証報告書を公表し、その後も遺骨は現地で保管することとしました。
〇 その後、残りの181検体についても鑑定結果について別添2及び別添3のとおり報告を受け、遺骨は現在もフィリピン国内に保管しています。
〇 フィリピンに保管中の遺骨については、平成28年12月より現地に遺骨鑑定人を派遣し、保管されている全ての遺骨の状況(柱数、個体性、人種、年齢、性別等)を把握すべく確認作業を行っています。
〇 この結果を踏まえ、残りのDNA鑑定が可能な遺骨についてもDNA鑑定による科学的分析を行った上で、フィリピン政府と協議し、今後の対応について検討することとしています。
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