照会先

雇用均等・児童家庭局雇用均等政策課

課長 小林 洋子

均等業務指導室長 高橋 弘子

均等業務指導室長補佐 中込 左和

(代表電話) 03(5253)1111(内線7842)

(夜間直通) 03(3595)3272

報道関係者各位

平成26年度コース別雇用管理制度の実施・指導状況<速報版>を公表します。

~ 総合職採用者に占める女性の割合は約2割、採用倍率は女性43倍、男性30倍 ~

厚生労働省では、このたび、平成26年度に都道府県労働局雇用均等室が実施したコース別雇用管理制度(※)導入企業の実態調査の速報版を取りまとめましたので、公表します。

<ポイント>

 

・総合職採用者に占める女性割合は22.2%、一般職に占める女性割合は82.1%となっている。

 

・総合職の採用倍率は依然として女性の方が高くなっている。

 

 

【平成26年の採用者の男女比率】

 

総合職 女性:22.2%、男性:77.8%

 

一般職 女性:82.1%、男性:17.9%

 

 

【平成26年の応募者に占める採用者割合〔採用倍率〕】

 

総合職 女性:2.3%〔 43倍〕、男性:3.3%〔 30倍〕

 

一般職 女性:4.4%〔23倍〕、男性:8.8%〔11倍〕

 

 〔参考〕平成23年(前回調査)の総合職の採用倍率:女性63倍、男性17倍

 

男女別の採用予定人数を企業の内部で設定することや、男性の選考を終了した後で女性を選考すること、採用面接に際して、女性に対してのみ子どもが生まれた場合の継続就業について質問することは、男女雇用機会均等法違反となります。

厚生労働省と都道府県労働局は、新卒採用が本格化する時期に当たって、男女雇用機会均等法及び「コース等で区分した雇用管理を行うに当たって事業主が留意すべき事項に関する指針」の周知と法違反に対する行政指導の徹底を図っていきます。

今回の速報版では、コース別の採用者の男女比率、男女別の応募者に占める採用者割合を取りまとめました。その他の項目を加えた確報版は、10月ごろに公表する予定です。

 

(調査の概要)

対象企業:都道府県労働局雇用均等室が把握したコース別雇用管理制度導入企業のうち全国118社

実施時期:平成26年4月~平成27年3月

都道府県労働局雇用均等室職員が企業を訪問し、人事労務管理担当者との面接の上実施

( ※)コース別雇用管理制度:労働者の職種、資格等に基づき複数のコースを設定し、コースごとに異なる配置・昇進、教育訓練等の雇用管理を行うシステム。