第1回柔道整復療養費のオンライン請求導入等に関するワーキング・グループ議事要旨(2022年12月28日)

日時

令和4年12月28日(水)10:30~12:00

会議形式

オンライン開催

議題

  1. 1.柔道整復療養費のオンライン請求導入等に関するワーキング・グループの開催について
  2. 2.オンライン請求導入に関する議論の概要及び本ワーキング・グループにおける検討課題(案)について

議事要旨

議事内容
事務局より、柔道整復療養費のオンライン請求導入等に関するワーキング・グループの検討課題(案)等について、説明が行われた後、構成員による意見交換が行われた。主な意見等は以下の通り。

■検討の進め方等について
○オンライン請求の導入に際しては、事務局から掲げられた目的・効果の実現にちゃんと資するものであるかどうかということは、一つの判断基準になるのではないか
○検討項目と目的をリンクさせるということをやってほしい
○オンライン資格確認の進め方を、ある程度、先んじて考えていくことが、オンライン請求を進める上では重要になるのではないか
○検討項目のどれを順番にやっていくのかを少し明確に分けてほしい
○システムで検討するに当たっては、優先順位としては基本方針や事務フローが頭に来るのではないか
○効果的・効率的なオンライン化を療養費で行うということであれば、本来であれば、あはき療養費についても同時期に検討すべきではないか
○検討項目として運用開始後の手数料の在り方、オンライン請求参加の意思確認の在り方も加えてほしい

■事務フロー等について
○療養費と療養の給付は法律も取扱いも全く異なるため、療養の給付と同様の業務フローはあり得ず、法律上の保険者の権能に抵触しない形で事務フローを検討してほしい
○現行の受領委任払いにおける返還請求先を明確化していただき、その上で、オンライン化した場合に療養費の例外として過誤調整を可能とするのかどうか検討すべきではないか
○国保連において実証実験等を行うスキームを入れて、支払基金ありきではなく、最も効率的・効果的な仕組みを検討すべき
○患者が受療状況を確認できる仕組みの導入を明記してほしい
○オンライン資格確認を活用した施術所間等の施術内容の情報共有、マイナポータルを用いて患者が自分の施術内容が確認できる仕組みにつなげる検討を進めるべき
 
■審査の在り方等について
○患者照会や医科併給審査について、具体的な課題事項として入れてほしい
○審査委員の公正性を担保するための仕組みや検証、併任の実施など、審査委員会の在り方についても検討項目に入れてほしい
○審査の仕方の部分に関しては、保険者と審査会等で基準が結構違っているので、それをある程度まとめてほしい
○施術所単位、施術者単位で、どんな請求傾向があるのかということを明確に見るための仕組みも考えることが、公平な審査の在り方に通じるのではないか
○審査委員会の公平性について第19回の柔道整復療養費検討専門委員会の資料の審査支払集計結果を参考資料に添付してほしい
 
■費用負担について
○審査支払機関、施術所、保険者、厚生局、それぞれに必要となる整備内容とその費用額について、それぞれのイニシャル費用とランニングコストを早期に示してほしい
○ランニングコストの費用負担は施術者側も負担することを明確化してほしい