技能者育成資金融資制度のご案内

訓練生のための融資制度のお知らせ

技能者育成資金融資制度は、優れた技能者を育成するための一助として、成績が優秀であるにもかかわらず、経済的な理由により職業能力開発総合大学校が行う指導員養成訓練又は公共職業能力開発施設の行う職業訓練を受けることが困難な訓練生を対象とした、融資制度です。
職業訓練の受講を容易にすることを目的として、一定の要件を満たした訓練生に、労働金庫から有利子、無担保で一定限度額まで融資します。

借入申込の受付開始

  • 令和6年度の労働金庫での相談・受付は、10月31日までとなります。

融資の対象者の要件

  • 令和6年4月時点において、職業能力開発総合大学校、又は公共職業能力開発施設に在学し、以下の(1)~(3)の借入資格を満たしている方

借入資格

  1. (1)年齢要件 借入申込時点で満18歳以上であること
  2. (2)成績要件 各訓練課程毎に定める成績基準を満たしていること
  3. (3)所得要件 借入希望者の父母の直近1年間の所得が基準額以下であること
  • ※ 各要件の詳細については、まずは所属の訓練施設の担当者にご照会ください。
  • ※ 民間金融機関の融資のため、審査の結果により必ずしも融資が行われるとは限りません。

融資実施機関

  • 借入申込手続きを行う店舗は、親権者または生計を一にする人(※)の居住地又は勤務地の最寄りの取扱労働金庫の店舗になります。
  • ※ 「生計を一にする人」とは、借入希望者との同居・別居を問わず、生計を同じくする人をいいます。

借入申込方法

  • 在学している施設で借入資格の確認を受けた後、施設が発行する証明書(推薦書)を労働金庫に持参のうえ、 借入希望者本人が、最寄りの労働金庫(※)の店舗に直接出向き、借入れの申込みを行ってください。
  • ※ 「最寄りの労働金庫」とは、借入希望者と生計を一にする父母等が居住又は勤務する地域を営業区域とする労働金庫のことをいいます。
  • ※ 「最寄りの労働金庫」につきましては、下記労働金庫のホームページよりご確認ください。
  • 労働金庫ホームページ

融資額・融資方法

  • 融資額は、下記の1年当たり融資上限額に融資対象期間(※)(年数)を乗じた額の範囲内で、希望する額の申込みが可能です。なお、訓練期間が1年未満の訓練は、訓練期間が1年の訓練と同じ取り扱いとします。その他、融資上限額以外の取り扱いも同様です。
    また、新入生に限り、現に入校料を負担している場合は、受講する訓練課程に必要な入校料(入学料)を上乗せすることができます。
    なお、入校料に1万円未満の端数が生じた場合は、当該金額を切り捨てた金額が融資額となります。
  • ※ 融資対象期間とは、申請のあった年度の訓練を開始する月から最短年限で修了した場合の修了月までの期間の年数をいいます。
  • 希望した融資額が一括して借入者の労働金庫の口座に入金されます。
    なお、在学期間中で資金が足りなくなっても新たな追加融資は申し込めませんので、在学期間中の学費に充てる融資金の管理を適切におこなってください。
職業訓練の課程区分 融資上限額(1年当たり)
自宅通校 自宅外通校
普通課程の普通職業訓練(高卒者程度)
(日本版デュアルシステム訓練(普通課程活用型)含む)
360,000円 410,000円
総合課程、専門課程又は応用課程の高度職業訓練
(日本版デュアルシステム訓練(専門課程活用型)含む)
600,000円 690,000円
指導員養成課程又は高度養成課程の指導員養成訓練 600,000円 690,000円
  • ※ 「自宅通校」「自宅外通校」は、借入希望者が生計を一にする人と同居しているかどうかによって区分されます。

融資利率

  • 年利率: 2 (固定金利/信用保証料0.5%を含む)

返済方法

  • 訓練終了(融資対象期間の翌月)後、 10年間を限度として、元利均等方式による月賦又は月賦・半年賦併用のいずれかの方法で返還してください。
  • だだし、利息については融資を受けた日の翌月末日から支払いが発生しますので、ご留意ください。