令和8年版 労働経済の分析(労働経済白書)を公表しました

雇用・賃金の動向と、AI時代における労働市場の現状・人材育成の課題




「労働経済の分析」(労働経済白書)は、一般経済や雇用、労働時間などの現状や課題について、統計データを活用して毎年分析・公表している報告書です。
 
今回の白書では、2025年の労働経済の動向を振り返るとともに、「AI等技術革新が進む中での労働市場の現状と課題」をテーマとして、AIの進化は経済成長や労働市場にどのような影響を与えるのか、また、AI時代にはどのような人材育成の課題があるのかについて、分析を行いました。
 
「日本の労働経済の動きってどうなっているの?」
「AIの進化は経済成長や労働市場にどのような影響を与えるの?」
「AI時代にはどのような人材育成の課題があるの?」
 
などにご興味のある方や、労働市場関係の情報を知りたい方に幅広くご活用いただけます。ぜひご一読ください。

今回の労働経済白書で分かること

今年の白書では、第Ⅰ部で2025年の雇用情勢や賃金等の動きをまとめています。また、第Ⅱ部では、AIの利用による経済成長や労働市場への影響を分析するとともに、AI時代における人材育成の課題について考察を行っています。主な内容は以下のとおりです。

1. 一般経済の動向

GDP(国内総生産)は、賃金と物価がともに上昇する中で初めて660兆円を越え、プラス成長となりました。

2. 雇用情勢

雇用情勢は、完全失業率、有効求人倍率はおおむね横ばいで推移し、労働力人口、就業者数、雇用者数は過去最高となりました。


 

3. 労働時間と賃金

労働時間は、前年と比べ減少し、年次有給休暇の取得率は過去最高を更新しました。




現金給与総額は、5年連続で増加し、実質賃金は4年連続で減少しました。また、賃金の引き上げは、1999年以降、改定額、改定率ともに過去最高を更新しました。


 

4. AIの進化と経済成長

AIの進化を経済成長につなげるためには、経営戦略と人材戦略を連携させ、AI投資と人的資本投資の双方を推進していくことが重要です。


 

5. AI時代の人材育成の課題

AI時代には、職種などによって、AIが雇用や労働需要に与える影響は異なる可能性があるため、労働者の希望に合わせた労働移動や、リ・スキリングの支援をしていくことが重要です。その際、例えば、論理的思考力、批判的思考力、コミュニケーション能力など、特定の業務に限らず幅広く活用できる能力である「メタスキル」を身に付ける重要性が高まる可能性があります。
 



このほかにも、労働市場関係の情報が幅広くまとめられていますので、詳細は白書をご覧ください。
 
■令和8年版 労働経済の分析(労働経済白書)
https://www.mhlw.go.jp/stf/wp/hakusyo/roudou/26/26-1.html