第63回技能五輪全国大会が開催されます!



厚生労働省、中央職業能力開発協会、愛知県は、次代を担う青年技能者が「技」の日本一の座を競い合う「第63回技能五輪全国大会」(以下、第63回大会)を、10月17日(金)から20日(月)まで、愛知県国際展示場[Aichi Sky Expo]など15会場で開催します。
※一部職種については競技を先行して実施予定

技能五輪全国大会とは

国内の青年技能者(原則23歳以下)を対象に、技能競技を通じ、青年技能者に努力目標を与えるとともに、技能に身近に触れる機会を提供するなど、広く国民一般に対して技能の重要性、必要性をアピールし、技能尊重の気運醸成を図ることを目的として実施する大会です。
1963年から毎年実施しており、昨年11月に開催された第62回大会では、全41職種の競技に全国から976人の選手が参加しました。

41の競技職種

技能五輪全国大会は、全国レベルで開催される唯一の技能競技大会であり、幅広い職種を対象としています。いわゆる「ものづくり」と言われる機械加工系の職種から、サービス・ファッション系の職種まで、競技分野は多岐にわたります。
電子技術系
(4職種)
メカトロニクス、電子機器組立て、電工、工場電気設備
情報通信系
(4職種)
ITネットワークシステム管理、情報ネットワーク施工、ウェブデザイン、移動式ロボット
機械系
(9職種)
機械組立て、プラスチック金型、精密機器組立て、機械製図、旋盤、フライス盤、試作モデル製作、自動車工、時計修理
金属系
(5職種)
構造物鉄工、電気溶接、自動車板金、曲げ板金、車体塗装
建設・建築系
(9職種)
タイル張り、配管、左官、家具、建具、建築大工、造園、冷凍空調技術、とび
サービス・ファッション系
(10職種)
貴金属装身具、フラワー装飾、美容、理容、洋裁、洋菓子製造、西洋料理、和裁、日本料理、レストランサービス
 
また、上記の41職種に加え「介護」職種の新規競技化に向けて、第63回大会では「介護」職種のエキシビションを実施する予定です。
※公開競技として実施しますが、正式競技ではないためメダルは交付されません

技能五輪国際大会の選考も兼ねます

技能五輪全国大会は、隔年で開催される「技能五輪国際大会」の前年に行われる場合、一部の職種においては翌年の国際大会に出場する選手の選考を兼ねています。第63回大会は、2026年9月22日(火)~27日(日)に中国・上海で開催される「第48回技能五輪国際大会」の選手選考を兼ねた大会となります。
※技能五輪国際大会は、原則22歳以下の青年技能者を対象に隔年で開催される唯一の世界レベルの競技大会です。日本は過去3回国際大会を開催しており、2028年開催の第49回技能五輪国際大会については、日本(愛知)での開催が決定しています(21年ぶり4回目)。

技能五輪全国大会の見どころ

選手たちが日頃の鍛錬の成果を存分に発揮すべく、真剣な眼差しで課題に挑む姿は圧巻です。わずかな誤差も許されない精密な手仕事、高度な技能を駆使した巧みな作業が目の前で繰り広げられ、選手たちの集中力と技術力に圧倒されます。目を見張るほどの技術の美しさに触れ、ものづくりの奥深さと醍醐味を肌で感じることができます。

 

大会の様子はライブ配信するほか、競技期間中は一般の方が見学できるよう会場を無料で開放しています。大会の詳細については、専用ウェブサイトをご覧ください。

【WorldSkills.jp】https://worldskills.jp/