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- 第156回先進医療会議 議事録
第156回先進医療会議 議事録
日時
場所
(ハイブリッド開催)
出席者
- 構成員等
-
- 新井座長
- 北脇構成員
- 近藤(晴)構成員
- 近藤(正)構成員
- 佐藤構成員
- 滝田構成員
- 手良向構成員
- 長瀬構成員
- 比企構成員
- 加藤構成員
- 山本構成員
- 事務局
-
- 審議官
- 先進・再生医療迅速評価専門官
- 医療技術評価推進室長補佐
- 医療課長補佐
- 研究開発政策課長
- 研究開発政策課長補佐
- 医療機器審査管理課審査調整官
- 他
議題
- 1 新規技術(8月受理分)の先進医療A又は先進医療Bへの振り分
けについて(案)
(先-1)(別紙1)(別紙2)(別紙3) - 2 先進医療Bの総括報告書に関する評価について
(先-2)(別紙4) - 3 先進医療Bの試験終了に伴う取下げについて
(先-3) - 4 その他
議事
15:00開会
○新井座長
それでは、時間となりましたので、ただいまより「先進医療会議」を開催いたします。
構成員の先生方の出席状況でございますが、本日は竹内構成員、松山構成員が御欠席です。欠席されます構成員の先生方からは委任状の提出があり、議事決定につきましては座長に一任するとされております。
その他の先生方は、全員御出席ということでございます。
それでは、続きまして資料の確認を事務局からお願いいたします。
○医療技術評価推進室室長補佐
事務局でございます。本日も、どうぞよろしくお願いいたします。
頭撮りについては、ここまでにさせていただきます。
それでは、まず資料の確認をさせていただきます。
議事次第、委員名簿に続きまして、議題1「新規技術の先進医療A又は先進医療Bへの振り分けについて(案)」として、先-1、別紙1、別紙2、別紙3。
続いて、議題2「先進医療Bの総括報告書に関する評価について」として、先-2、別紙4。
議題3「先進医療Bの試験終了に伴う取下げについて」として、先-3の資料がございます。
資料については以上でございます。
また、今回の先進医療会議におきましては現地及びウェブを組み合わせたハイブリッド開催で行うこととさせていただいております。
先生方におかれましては、本日使用する資料一式を事前に送付させていただいております。申請書類等については、送付させていただいた資料を閲覧していただきます。
発言者は会議資料のページをあらかじめ御発言いただけますと、議事の進行上助かりますのでよろしくお願いいたします。
以上です。
○新井座長
ありがとうございました。
資料等については、よろしいでしょうか。
大丈夫のようです。どうもありがとうございました。
それでは、今回検討対象となる技術等に関しましては、事前に利益相反の確認をしておりますが、その結果について事務局から御報告をお願いいたします。
○医療技術評価推進室室長補佐
事務局でございます。
今回、検討対象となる技術等に関しての利益相反について御報告させていただきます。
山本昇構成員におかれましては、検討対象技術(受理番号189番)及び総括報告書の評価について、自施設からの申請・報告であることから、先進医療会議運営細則第4条の規定に基づき、当該技術に関する検討並びに事前評価等に加わることができません。
事務局からの報告は以上でございます。
○新井座長
ありがとうございました。
このほか、出席されている構成員におかれましては利益相反はないということでよろしいでしょうか。
確認させていただきました。ありがとうございました。
それでは、事務局から先-1「新規技術(8月受理分)の先進医療A又は先進医療Bへの振り分け(案)」についての資料が提出されておりますので、説明をお願いいたします。
3件ございますので、まず1件目について事務局からの御説明をお願いいたします。
○医療技術評価推進室室長補佐
事務局でございます。
先ほど御説明いたしましたとおり、山本昇構成員は受理番号189番に関する技術の検討には加わらないことになりますので、大変申し訳ございませんが、御退室をよろしくお願いいたします。
○山本構成員
了解しました。
(山本構成員 退室)
○医療技術評価推進室室長補佐
それでは、資料について御説明させていただきます。
まずは1件目の技術について、先-1の資料に基づき御説明をさせていただきます。
1件目の技術は、受理番号189番、技術名は「初発膠芽腫に対するテモゾロミド+高用量メトホルミン併用維持療法」でございます。
適応症につきましては、初発膠芽腫でございます。
今回、国立研究開発法人 国立がん研究センター 中央病院から申請がございました。
係る費用については、表にお示ししたとおりでございます。
続きまして、技術の概要について御説明させていただきます。
別紙1にお移りいただき、1ページ目を御覧いただければと思います。順に読み上げさせていただきます。
本邦では、膠芽腫に対して手術+化学放射線療法後のテモゾロミド維持療法が標準治療と考えられている。「適切に選択された初発膠芽腫例に対して高用量のメトホルミンを投与すれば膠芽腫患者の生存期間を延長できる」という仮説が証明されれば、膠芽腫に対する新規治療法が確立し、本試験の結果が国内外に与えるインパクトは大きい。
先行研究でメトホルミンの抗腫瘍効果と、特に腫瘍制御が得られメトホルミンを高用量で投与した時にその効果が大きくなることが示唆されている。この知見を基に第I・Ⅱ相試験を実施し、膠芽腫でテモゾロミド維持療法に高用量メトホルミンを併用する治療の有効性及び安全性が示された。
適切な患者選択と投与量設定により、メトホルミンを新たな膠芽腫に対する標準治療の一つとして確立できる可能性がある。
本試験によりメトホルミンの有効性を示すことができれば、がん幹細胞を標的とするメトホルミンを適切に選択されたがん患者に対して適切な用量で投与すれば予後の改善が期待できることを初めて実証できる可能性があり、様々ながん種に対するメトホルミンの応用が期待され、がん治療に革新を起こすことになると期待される。
(概要)です。
「目的」として、テント上初発膠芽腫に対する放射線+テモゾロミド併用初期治療後の患者を対象として、メトホルミン併用テモゾロミド維持療法が標準治療であるテモゾロミド維持療法と比較して生存期間を延長することを、ランダム化第Ⅲ相試験にて検証する。
先進医療Bの制度下のもと、JCOG脳腫瘍グループ参加施設により実施し、公知申請によるメトホルミンの薬事承認を目指す。
主要評価項目や副次評価項目は、記載のとおりとなってございます。
「対象」ですが、主な適格規準を以下に示す。
手術摘出検体の永久標本で、WHO脳腫瘍分類第5版に基づく「膠芽腫 IDH 野生型」と診断されている。
初発膠芽腫に対して、生検を除く摘出術が行われている。
初期治療として、テモゾロミド併用化学放射線療法が行われている。
テモゾロミド併用化学放射線療法前と比較して、登録前の画像検査で増悪を認めない。
登録日の年齢が、18歳以上74歳以下である。
糖尿病に対する薬物療法の既往がなく、登録前14日以内にヘモグロビンA1c 6.5%より大きく、随時血糖 250 mg/dL以上のいずれも満たしたことがない。
標準治療群と試験治療群に関しては、記載のとおりとなっております。
予定登録患者数は244名、予定登録期間は4.5年となっております。
続いて、別紙1の3ページ目を御覧いただければと存じます。
こちらの「2-1.使用する医薬品、医療機器又は再生医療等製品について」の②に記載がございますとおり、メトグルコ錠に関しては適応外のものとなってございます。
先-1にお戻りいただきまして、事務局案として先進医療Bの振り分け案を提示させていただいております。これは、先-1下方の備考3、「未承認等の医薬品、医療機器若しくは再生医療等製品の使用又は医薬品、医療機器若しくは再生医療等製品の適応外使用を伴う医療技術」に該当すると考え、先進医療Bとしての振り分け案を提示させていただきました。
1件目の説明は以上でございます。御審議のほど、よろしくお願いいたします。
○新井座長
ありがとうございました。
ただいまの御説明について、何か質問等ございますでしょうか。
特にないようです。それでは、受理番号189の技術については先進医療Bとして振り分けたいと思います。
山本構成員については座席にお戻りいただくよう、よろしくお願いいたします。
(山本構成員 着席)
○新井座長
ありがとうございます。
続きまして、2件目でございます。事務局から説明をお願いいたします。
○医療技術評価推進室室長補佐
それでは、資料について説明させていただきます。
2件目の技術について、先-1の資料に基づき御説明させていただきます。
受理番号190番で、技術名として「超音波内視鏡ガイド下ラジオ波焼灼術」となってございます。
適応症等については、膵神経内分泌腫瘍でございます。
今回、岡山大学病院から申請がございました。
係る費用については、表にお示ししたとおりでございます。
続きまして、技術の概要につきまして御説明させていただきます。
別紙の2にお移りいただき、1ページ目を御覧いただければと思います。読み上げさせていただきます。
(先進性)です。
本治療は、膵神経内分泌腫瘍に対する超音波内視鏡ガイド下ラジオ波焼灼術であり、国内では未承認の医療機器を用いた低侵襲治療である。
外科的切除に代わる新たな局所治療法として、膵機能温存や合併症の軽減が期待される。
海外では既に複数国で承認されており、一定の治療成績が報告されているが、日本では報告例が限られており、臨床的有用性の検証が求められている。
(概要)です。
本研究は、腫瘍径10~20mmのG1 膵神経内分泌腫瘍患者を対象にEUS-RFAを施行し、腫瘍の完全焼灼率及び安全性を主要評価項目として設定した多施設共同前向き試験である。
治療は最大2回まで実施可能であり、造影CTにより治療効果を判定する。
外科的切除のヒストリカルデータを外部対照とし、低侵襲治療としての有効性・安全性の同時達成率を検証する。このようにいただいております。
続いて、2ページ目を御覧いただければと存じます。
こちらの「2-1.使用する医薬品、医療機器又は再生医療等製品について」を御覧いただきますと、①と②に該当する医療機器について未承認というふうに御記載いただいております。
先-1にお戻りいただければと存じます。
当該技術に関しましては、事務局案として先進医療Bを提示させていただいております。
こちらは、先-1下方備考の3番、「未承認等の医薬品、医療機器若しくは再生医療等製品の使用又は医薬品、医療機器若しくは再生医療等製品の適応外使用を伴う医療技術」に該当すると考え、先進医療Bを事務局案として提示させていただいております。
事務局からの説明は以上でございます。御審議のほどお願いいたします。
○新井座長
ありがとうございました。
ただいまの説明について、何か御質問等ございますでしょうか。
特にないようです。それでは、受理番号190の技術については先進医療Bとして振り分けることにいたします。
続きまして、3件目でございます。事務局から説明をお願いいたします。
○医療技術評価推進室室長補佐
3件目の技術について、先-1の資料に基づき御説明させていただきます。
3件目の技術は、受理番号191番、技術名は「ゲムシタビン不応・不耐の切除不能・再発胆道癌に対するS-1単独療法とナノリポソーム型イリノテカン+S-1併用療法」でございます。
適応症等は、ゲムシタビン不応・不耐の切除不能・再発胆道がんでございます。
今回、国立研究開発法人 国立がん研究センター 東病院より申請がございました。
係る費用に関しては、記載のとおりとなってございます。
続いて、別紙3を御覧いただければと存じます。読み上げさせていただきます。
(先進性)です。
本邦のみならず、国際的にも切除不能・再発胆道がんに対して、ゲムシタビンを含む一次薬物療法が行われる。
ゲムシタビンを含む一次薬物療法に不応または不耐となった場合、国際的にはmFOLFOX療法が標準治療とされているが、オキサリプラチンは本邦では胆道がんに対して適応外である。このため、本邦ではランダム化第Ⅲ相試験に基づく高いエビデンスを有する標準治療が存在しない。
S-1は胆道がんに対する適応を有しており、ゲムシタビンを含む一次薬物療法に不応・不耐後の二次薬物療法として、日常臨床ではS-1単独療法がみなし標準治療として広く使用されている。
しかし、単群第Ⅱ相試験のエビデンスしかないため、胆道がん診療ガイドライン改訂第4版においても、推奨度2・エビデンスレベルCとなっている。切除不能・再発胆道がんに対して、S-1単独療法とイリノテカン+S-1併用療法を直接比較した試験はないものの、5-FU/LV療法とイリノテカン+5-FU/LV併用療法を比較したランダム化第Ⅱ相試験では、5-FU/LV療法の全生存期間中央値が5.5か月であったのに対し、イリノテカン+5-FU/LV併用療法の全生存期間中央値は8.6か月、奏効割合はそれぞれ2.3%及び19.3%であり、イリノテカンを併用することで、より高い治療効果が期待できる。
したがって、切除不能・再発胆道がんにおいて、イリノテカンと経口フルオロウラシル製剤であるS-1を用いたイリノテカン+S-1併用療法を行うことで、本邦で標準的に使用されているS-1単独療法よりも全生存期間が長くなることが期待される。
本試験の標準治療はS-1単独療法、試験治療もS-1を含んでいるが、海外では切除不能・再発胆道がんに対してS-1が用いられないため、本試験結果がそのまま受け入れられる可能性は低い。
しかしながら、ランダム化第Ⅱ相試験において有望な結果を示したイリノテカンを含むレジメンが、ランダム化第Ⅲ相試験においても有効性を示せば、海外に与えるインパクトは大きい。
(概要)については、ゲムシタビンを含むレジメンに不応または不耐の切除不能・再発胆道がん患者を対象に、ナノリポソーム型イリノテカン+S-1併用療法がS-1単独療法に比べて、全生存期間において優れることを検証する。
先進医療Bの制度下で、JCOG肝胆膵グループ参加施設により実施し、切除不能・再発胆道癌に対するナノリポソーム型イリノテカンの公知申請を目指す。
第Ⅱ相部分、第Ⅲ相部分のPrimary endpointとSecondary endpointsに関しては記載のとおりとなっております。
ページをめくりまして、3ページを御覧いただければと存じます。
こちらの「2-1.使用する医薬品、医療機器又は再生医療等製品について」の②に記載のとおり、オニバイド点滴静注が今回の胆道がんに対して適応外となっております。
先-1にお戻りいただければと存じます。
当該技術に関しましては、事務局案として先進医療Bを提案させていただいております。当該技術に関しましては、先-1下方の備考3、「未承認等の医薬品、医療機器若しくは再生医療等製品の使用又は医薬品、医療機器若しくは再生医療等製品の適応外使用を伴う医療技術」として、事務局案として先進医療Bを提案させていただいております。
事務局からの説明は以上でございます。御審議のほど、よろしくお願いいたします。
○新井座長
ありがとうございました。
ただいまの説明について、何か御質問等ございますでしょうか。
特にないようでございます。それでは、受理番号191の技術につきましては、先進医療Bとして振り分けることにいたします。ありがとうございました。
それでは、事務局から議題2「先進医療Bの総括報告書に関する評価について」の資料が提出されておりますので、事務局から説明をお願いいたします。
○医療技術評価推進室室長補佐
事務局でございます。
先ほど御説明いたしましたとおり、山本昇構成員は当該総括報告書の評価には加わらないことになりますので、大変申し訳ございませんが、御退室をよろしくお願いいたします。
○山本構成員
分かりました。退場します。
(山本構成員 退室)
○医療技術評価推進室室長補佐
それでは、資料について御説明させていただきます。
資料について、先-2及び別紙4に基づき御説明をさせていただきます。
今回、「メトホルミン経口投与及びテモゾロミド経口投与の併用療法」について総括報告書が実施医療機関より先進医療技術審査部会に提出がございました。
医療技術の概要や評価項目等が1ページに示されております。
2ページにお進みいただき、本件は先日、令和8年7月9日の第190回先進医療技術審査部会において国立がん研究センター中央病院より総括報告書の提出をいただいております。
先進医療技術審査部会で有効性・安全性等に関する評価が行われ、重要な指摘事項、総評としての概要は以下のとおりでございました。読み上げさせていただきます。
一定の安全性と有効性が示唆されたことから、第Ⅲ相試験へ進むことは可能と判断する。
症例数設計との整合性に鑑みれば、少なくとも主要評価項目については80%信頼区間、その他は全てSAPに記載のとおり95%信頼区間の記載と修正することが望ましい。
注釈です。
なお、80%信頼区間についても申請者より情報の提供があったが、審議の中で、その結果に基づいても評価表の結論に変更はないことを確認した。
3ポツです。
本試験により、テモゾロミド+メトホルミンの安全性と有効性が示唆された。今後、第Ⅲ相試験を行った上での評価が必要である。
このようにいただいております。
なお、本件の総括報告書に関する評価表が別紙4に、医療技術の概要図が別紙4の11ページに記載がございます。
以上でございます。
○新井座長
ありがとうございました。
ただいまの説明について、何か御質問等ございますでしょうか。
特にないようです。大きな異議はなかったということで、総括報告書については報告いただいた内容で了承とさせていただきます。
それでは、山本構成員におかれましては座席にお戻りください。
(山本構成員 着席)
○新井座長
続きまして、事務局から議題3「先進医療Bの試験終了に伴う取下げについて」の資料が提出されておりますので、説明をお願いいたします。
○医療技術評価推進室室長補佐
事務局でございます。
それでは、資料について御説明させていただきます。
先-3を御覧いただければと存じます。
このたび、先進医療Bの試験終了に伴う取下げについて御報告いたします。
告示番号21番、先進医療名は「テネクテプラーゼ静脈内投与療法」でございます。
適応症等は、脳梗塞(発症から4.5時間以内のものに限る)でございます。
取下げ理由は、当該先進医療技術を開発するための臨床試験が完了したためでございます。
申請医療機関は、国立循環器病研究センターでございます。
事務局からの説明は、以上でございます。
○新井座長
ありがとうございました。
ただいまの説明について、何か御質問等ございますでしょうか。
特にないようです。それでは、本件については資料のとおりの取扱いとさせていただきます。
本日の議題は、残り「その他」となっておりますが、事務局から何かございますでしょうか。
○医療技術評価推進室室長補佐
事務局からは、特にございません。
○新井座長
構成員の先生方から何かございますでしょうか。
特にないようです。
それでは、次回の開催について事務局から御説明をお願いいたします。
○医療技術評価推進室室長補佐
事務局でございます。
次回の開催については、令和8年9月3日木曜日15時からを予定しております。
場所については、別途御連絡させていただきます。
○新井座長
ありがとうございました。
それでは、これをもって第156回「先進医療会議」を終了といたします。
皆様の御協力に感謝申し上げます。ありがとうございました。

