ホーム> 政策について> 審議会・研究会等> 中央最低賃金審議会(目安制度のあり方に関する全員協議会)> 第19回目安制度の在り方に関する全員協議会 議事録(2017年3月28日)




2017年3月28日 第19回目安制度の在り方に関する全員協議会 議事録

労働基準局

○日時

平成29年3月28日(火)
10:00~10:20


○場所

厚生労働省省議室(9階)


○出席者

【公益委員】

仁田会長、戎野委員、鹿住委員、武石委員、中窪委員

【労働者委員】

木住野委員、須田委員、冨田委員、新沼委員、萩原委員、松井委員

【使用者委員】

小林委員、高橋委員、中西委員、横山委員、吉岡委員

【事務局】

藤澤大臣官房審議官、増田賃金課長、川田代主任中央賃金指導官
伊勢中央賃金指導官、由井賃金課長補佐、大野賃金課長補佐

○議題

目安制度の在り方について

○議事

○仁田会長
 それでは定刻でございますので、ただいまから第19回目安制度の在り方に関する全員協議会を開催いたします。本日はお忙しいところ、御出席いただきまして誠にありがとうございます。本日、土田委員、渡辺委員は御欠席でございます。本日の進め方ですが、前回お示しいたしました報告案に対して委員の皆様から頂いた御意見を踏まえまして、修正案を用意いたしました。本日、お手元に修正後の報告(案)をお示ししております。まず、前回からの修正点につきまして事務局から説明をしていただいて、その後御議論を頂くことにいたしたいと思います。それでは説明をよろしくお願いいたします。


○大野賃金課長補佐
 それでは私から、お手元に配付いたしました「中央最低賃金審議会目安制度の在り方に関する全員協議会報告(案)」について、前回お出しした資料からの変更点を御説明いたします。
 まず3ページ上段、(2)「新しい総合指数に基づくランク区分及び各都道府県の各ランクへの振り分け」です。この部分については、ランク区分及び振り分けについて全員協議会で議論してきた流れが分かるようにすべきではないかとの御意見を踏まえまして、第17回全員協議会での資料、御議論を踏まえて修正をしております。具体的には、まず、冒頭に新しい総合指数の状況を踏まえると、いくつかのランクに区分することが必要である旨を記載しています。その上でランク数については、47都道府県の総合指数の差、分布状況に鑑みると4ランク程度に区分することが妥当であり、また各都道府県の各ランクへの振り分けについては、イ、ロの考え方に基づき、別紙5のとおりとすることが適当であるとしています。また(2)の標題についても同様に、「ランク区分及び」との文言を加えています。
 次に、同じ(2)のなお書き以降で、総合指数がランク区分の見直しのための基礎データとして用いたものであることを記述した部分については、前回の御意見を踏まえまして、従来の全員協議会報告と同様に簡潔な記載としております。
 次に同じ3ページの3の(1)「近年の目安審議の評価」の2段落目です。生活保護と最低賃金の文章ですが、前回の案では「乖離解消方法」という言葉になっている部分について、ここで意味するところは比較の方法ではないかとの御意見を頂きましたので、「比較方法」という形に修正をしています。
 続いて4ページの(2)「今後の目安審議の在り方について」です。第1段落ですが、今後の目安審議についての文章について、平成23年の全員協議会報告の合意の趣旨をより簡潔に、分かりやすくできないかという趣旨の御意見を踏まえて修正をしています。読み上げさせていただきます。「今後の目安審議については、公労使三者が、その真摯な話合いを通じて、法の原則及び目安制度に基づき、時々の事情を勘案しつつ総合的に行うことが重要である。その際、地方最低賃金審議会に対して目安の合理的な根拠を示すための努力など目安への信頼感を確保するための取組を一層進めてくことが必要である」となります。
 続いて同じ4ページの4(1)「賃金改定状況調査について」です。前回の御意見を踏まえて、もともとあった第3段落を削除すると共に、語尾等の形式的な修正をしています。
 最後になりますが、5ページの(2)「その他参考資料の在り方について」です。「これに対して」という所に2つの意見を記述しておりますが、2つの意見は並列になるのではないかとの指摘があったことを踏まえまして、文章をつなぐ接続詞を「一方」から「また」に修正しております。資料の説明は以上です。


○仁田会長
 どうもありがとうございました。それではただいまの報告案につきまして、御意見をお出しいただければと思います。いかがでございましょうか。


○須田委員
 まとめていただいてありがとうございました。確認だけです。5ページの(3)の影響のところで、前回プラスとマイナスと両方あったという意見をさせていただきました。そこの読み方として(3)の下から2行目の「広く様々な」というところで、我々が主張した部分は含まれているという受け止めをしたいと思いますが、それでよろしいかどうか1点、確認だけです。


○仁田会長
 それでは、文章を作成した事務局からお答えください。


○増田賃金課長
 影響については公労使それぞれから様々な御意見がございました。それについては影響をどのように見るかという評価も含めてということですので、まず2行目に、「どのように評価するかに関して様々な意見があった」ということです。その意見を踏まえて、広く様々な統計資料等を注視しながら、どう見ていくのか、何を見ていくのかということについてもいろいろな考え方があるし、見方もいろいろ難しいのではないかと、そのような意見もあったことから、このような表現とさせていただいておりますので、先ほど須田委員がおっしゃられた趣旨については、この文章で含まれているというふうに認識をしているところです。以上です。


○仁田会長
 他にはいかがでしょうか。よろしいですか。それでは、全員協議会として、ただいまの報告案を目安制度の在り方に関する全員協議会報告として、中央最低賃金審議会に報告したいと思いますが、よろしいですか。


(了承)


○仁田会長
 それでは、御了承いただきましたので、そのようにさせていただきます。この全員協議会におきましては、約3年間に渡りまして計19回、目安制度の原点に立ち返った議論を行ってまいりました。審議の過程では、地方最低賃金審議会の会長や有識者の方からの意見聴取を行うなど、大変中身の濃い審議を行うことができたのではないかと考えております。今年度内に取りまとめたいということで、お忙しい中、審議をお願いしてまいりましたが、現在の委員の方々の任期中に今日の取りまとめを迎えることができたことにつきまして、皆様の御協力に心から感謝申し上げたいと思います。
 今後この報告を踏まえて目安審議が行われることになると思いますが、報告でも指摘されているように、参考資料につきましては種々検討していく必要があり、各統計資料の取捨選択を行うなど、目安審議の中で引き続き見直しを検討していくことが必要であると考えております。まず今年の夏の審議があるわけですが、参考資料を具体的にどうしていくのかということについて、公労使それぞれ御検討いただいて、御意見をお寄せいただければと考えております。
 それでは、第19回目安制度の在り方に関する全員協議会はこれで終了としたいと思います。本日の議事録の署名委員として、新沼委員、中西委員にお願いをしたいと思います。この後引き続いてこの部屋におきまして、中央最低賃金審議会を開催したいと考えております。事務局の準備もございますので、一旦休憩とさせていただきます。
 それでは、これから中央最低賃金審議会の準備に移りたいと思います。開会は何時ということになりますでしょうか。


○増田賃金課長
 10分ほど準備の時間を頂きたいと思いますので、10時30分開会ということでお願いできればと思います。


○仁田会長
 それでは、よろしくお願いします。
 


(了)
<照会先>

労働基準局賃金課
最低賃金係(内線:5532)

代表: 03-5253-1111

ホーム> 政策について> 審議会・研究会等> 中央最低賃金審議会(目安制度のあり方に関する全員協議会)> 第19回目安制度の在り方に関する全員協議会 議事録(2017年3月28日)

ページの先頭へ戻る