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2016年8月10日 相模原市の障害者支援施設における事件の検証及び再発防止策検討チームの開催(第1回)議事要旨

○日時

平成28年8月10日(水)10:00~12:00


○場所

厚生労働省 省議室(9階)


○出席者

(構成員等)

山本輝之座長、岩崎俊雄、田中正博、中原由美、平田豊明、松田ひろし、
松本俊彦、村上優、榎本哲郎

(関係省庁等)

塩崎恭久厚生労働大臣、
梶尾雅宏厚生労働省社会・援護局障害保健福祉部長、
朝川知昭厚生労働省社会・援護局障害保健福祉部企画課長、
内山博之厚生労働省社会・援護局障害保健福祉部障害福祉課長、
田原克志厚生労働省社会・援護局精神・障害保健課長、
鈴木建一厚生労働省社会・援護局保護課長、
石垣健彦厚生労働省社会・援護局福祉基盤課長、
伊澤知法厚生労働省医薬・生活衛生局監視指導・麻薬対策課長、
坂本大輔内閣府政策統括官(共生社会政策担当)付参事官(障害者施策担当)、
大原義宏法務省刑事局刑事課参事官、
今福章二法務省保護局総務課長、
高須一弘警察庁生活安全局生活安全企画課長、
河原雄介警察庁刑事局刑事企画課刑事指導室長、
森下平文部科学省初等中等教育局特別支援教育課特別支援教育企画官、
八田和嗣文部科学省初等中等教育局健康教育・食育課企画官、
佐久間信哉神奈川県保健福祉局長、
熊坂誠相模原市健康福祉局長

○議事

  冒頭、塩崎大臣より、検証・検討チームにおいては、まず、何が起きたのか、どういう経緯を辿ってこの事件発生に至ったのか等、あらゆる事実関係をよく精査することが何より重要であり、その上で、現行制度の下で何をしておけばこの事件を防ぎ得ていたのかよく検証するとともに、現行制度に加え、いかなる新たな政策や制度が必要なのか等を、今後の再発防止策として提案していくことが重要である、との発言があった。

・   本チームの会議を原則として非公開とすること等を内容とする「相模原市の障害者支援施設における事件の検証及び再発防止策検討チーム運営要綱(案)」を決定した。

・   資料3の検証・検討に当たって想定される論点案に沿って、4つの論点について事実関係の確認や意見交換を行った。

・   「1.福祉施設における防犯対策について 」では、外からの侵入に備えた警備に重点が置かれると、「地域に開かれた施設」という方向性に矛盾してしまうのではないかという議論や、現場となった施設は160名程度が居住していたが、障害者の福祉全般の方向性として、小規模な施設で地域の中で生活していくことを進めている中において、防犯対策をどのよう考えるべきかという議論があった。

・   「2.精神保健福祉法の措置入院に係る手続について」では、7月29日の厚生労働省による実地調査及び精神保健指定医による評価の内容(非公表)を踏まえて議論がなされた。まだ他害が起きていない中、精神科救急として、措置入院、解除を行ったことを踏まえて、医療についての判断については冷静に見ていく必要があり、その上で、必要な対応を検討する必要があるのではないかという議論等があった。

・   「3.退院後のフォローアップについて」では、現行制度の中でどういうことができるか、容疑者は薬物の影響を受けていたようだが退院後のフォローアップではそれを踏まえた対応が必要だったのではないかという議論等があった。

・   「4 .警察等の関係機関との情報共有のあり方について」では、2及び3の論点と併せて議論があった。容疑者は退院後八王子に住んでいたと考えられていたところ、そのような、入院前と退院後の居所が違う場合の対応について議論する必要があるという議論等があった。


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