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2019年7月4日 第53回中央最低賃金審議会 議事録

労働基準局

○日時

令和元年7月4日(木)
14:58~15:10

 

○場所

厚生労働省共用第7会議室


○出席者

【公益委員】

藤村会長、戎野委員、鹿住委員、権丈委員、中窪委員
 

【労働者委員】

伊藤委員、小原委員、冨田委員、平野委員、永井委員、新沼委員
 

【使用者委員】

佐久間委員、高原委員、中西委員、橋本委員、正木委員、堀内委員
 

【事務局】

根元厚生労働大臣、坂口労働基準局長、田中大臣官房審議官、五百旗頭賃金課長
瀧ヶ平主任中央賃金指導官、水島副主任中央賃金指導官、松本賃金課長補佐
 


○議題

(1)会長及び会長代理の選任について
(2)令和元年度地域別最低賃金額改定の目安について(諮問)
(3)その他


○議事

○五百旗頭賃金課長
 ただいまから、第53回中央最低賃金審議会を開催いたします。本日は、お忙しいところを御出席いただきまして、誠にありがとうございます。賃金課長の五百旗頭でございます。本日の会議は、中央最低賃金審議会委員の改選後、初めての会議でございます。会長が選出されるまでの間、私が進行を務めさせていただきますので、よろしくお願いいたします。
 お手元に新しい委員名簿を資料No.1としてお配りしておりますので、御確認ください。新たに就任されました委員を御紹介いたします。まず、公益代表委員といたしまして、亜細亜大学副学長・経済学部教授の権丈英子委員です。

○権丈委員
 権丈でございます。よろしくお願いいたします。

○五百旗頭賃金課長
 使用者代表委員といたしまして、日本通運株式会社総務・労働部長の高原博委員です。

○高原委員
 高原でございます。よろしくお願いします。

○五百旗頭賃金課長
 同じく使用者代表委員といたしまして、株式会社センショー代表取締役の堀内麻祐子委員です。

○堀内委員
 堀内でございます。よろしくお願いいたします。

○五百旗頭賃金課長
 また、本日は、公益代表委員の松浦委員が御欠席されております。
 次に、会長及び会長代理についてですが、最低賃金法第24条第2項及び第4項の規定によりまして、「公益を代表する委員のうちから、委員が選挙する」こととされております。いかが取り計らいましょうか。

○戒野委員
 これまでの御実績、また御見識も大変おありでありますことから、会長を藤村委員、そして会長代理を中窪委員にお願いするのはいかがでございましょうか。

○五百旗頭賃金課長
 ありがとうございます。ただいま、藤村委員を会長に、中窪委員を会長代理にという御提案がございました。これにて進めさせていただいてよろしゅうございましょうか。

(異議なし)

○五百旗頭賃金課長
 ありがとうございます。それでは、御賛同いただきましたので、これをもちまして会長は藤村委員、会長代理は中窪委員となりましたので、よろしくお願い申し上げます。それでは、ただいま御就任いただきました藤村会長に御挨拶をいただきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

○藤村会長
 会長に選任されました藤村でございます。最初に一言御挨拶を申し上げたいと思います。この最低賃金というのは、今、非常に注目されている案件だと思います。今日、参議院議員選挙の選挙戦が始まりまして、与野党ともに最低賃金に関する目標を出しておられます。何年でそこまで到達するかは別にしても、日本経済において、この最低賃金が占める役割というのは非常に大きくなっているかと思います。この場は、使用者側代表、労働者側代表が忌憚のない意見を出し合って、双方に合意できる金額を答申するという役割を担っております。双方ともにいろいろ駆け引きもあるとは思いますが、順調な審議にぜひ御協力いただきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

○五百旗頭賃金課長
 ありがとうございました。それでは、これ以降の進行は藤村会長にお願いいたします。

○藤村会長
 それでは、次の議題に入りたいと思います。「令和元年度地域別最低賃金額改定の目安について(諮問)」です。本日は、大臣に御出席いただいておりますので、大臣から諮問文を頂戴いたします。

○根本厚生労働大臣
 令和元年度地域別最低賃金額改定の目安について、経済財政運営と改革の基本方針2019及び成長戦略実行計画・成長戦略フォローアップ・令和元年度革新的事業活動に関する実行計画に配意した、貴会の調査審議を求める。令和元年7月4日、厚生労働大臣根本匠。よろしくお願いいたします。

(諮問文手交)

○藤村会長
 それでは、大臣から御発言をいただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

○根本厚生労働大臣
 ただいま、令和元年度地域別最低賃金額改定の目安について、諮問いたしました。
 第2次安倍政権発足以降、成長と分配の好循環の実現に向け全力を挙げてまいりました。その結果、デフレではない状況をつくり出し、380万人以上の就業者数の増加、春季労使交渉では中小企業を含めた高い賃金上昇などの大きな成果を生み出しました。
 また、最低賃金については、当審議会で公労使の皆様に真摯に審議していただき、平成25年度以降の6年間で、全国加重平均で125円の賃上げを実現することができました。
 新しい令和の時代を迎えましたが、我が国は、これまで世界的にも経験したことがない、人口減少や少子高齢化の急速な進展に直面しています。そのような中で、引き続き、成長と分配の好循環を継続・拡大させるためには、人づくり革命と働き方改革を推進し、成長力の強化を図るとともに、最低賃金を含めた賃金引上げを通じて消費の喚起を図る必要があります。
 去る6月21日に閣議決定された「経済財政運営と改革の基本方針2019」及び「成長戦略実行計画」では、まずは、中小企業・小規模事業者に対してきめ細かな伴走型の支援を粘り強く行っていくことなどを通じ、経済成長率の引上げや生産性の底上げを図りつつ、賃上げしやすい環境整備に積極的に取り組むこととしました。これらの取組とあいまって、最低賃金がより早期に全国加重平均が1000円となることを目指すとしたところであります。
 政府としましては、中小企業をはじめとして、賃上げしやすい環境整備に向けて、生産性向上に向けた設備投資やコンサルティングなどの費用助成、賃上げに積極的な企業への税制支援、最低賃金引上げの影響が大きい業種の収益力向上に向けたセミナーの全国展開、下請企業の取引条件改善などに取り組んでまいりました。今後さらに、関係省庁と連携して、きめ細やかな伴走型の支援に取り組んでまいりたいと思います。
 成長と分配の好循環の継続・拡大に向けて、最低賃金の引上げは非常に重要です。審議会におかれましては、こうした政府の取組も視野に入れながら、より早期の全国加重平均1000円の実現への第一歩となるよう、御審議のほどよろしくお願いいたします。

○藤村会長
 大臣、どうもありがとうございました。根本大臣は、他の用務のため、ここで退席されます。

(根本大臣退席)

○藤村会長
 それでは、次の議題に入りたいと思います。今後の進め方でございますけれども、お手元の資料No.2の「運営規程」を御覧いただきたいと思います。そこの第3条に「会長は、審議会の議決により、特定の事案について事実の調査をし、又は細目にわたる審議を行うため、委員を指名して小委員会等を設けることができる」とございます。目安につきましては、従前の例に倣いまして、今年度も「目安に関する小委員会」を設けて、審議を行うこととしたいと思います。また、小委員会の委員には、お手元の資料No.6に挙げられております方々にお願いしたいと思いますが、皆様、いかがでございましょうか。よろしいですか。

(異議なし)

○藤村会長
 どうもありがとうございます。では、小委員会については、案のとおりとしたいと思います。次に、小委員会の委員長の選出について、いかがいたしましょうか。

○戎野委員
 委員長につきましても、会長に兼ねていただいて、審議をスムーズに進行していただけたらと思いますが、皆様、いかがでございましょうか。

(異議なし)

○藤村会長
 どうもありがとうございます。それでは、私が委員長を兼務ということで進めていきたいと思います。小委員会の委員の方々には、誠に御苦労をおかけいたしますけれども、どうぞよろしくお願いしたいと思います。その他、皆さんから何か御意見があればお聞きしたいと思いますが、いかがでしょうか。この場ではよろしいですか。では、ないようでしたら、小委員会の審議に移りたいと思います。それでよろしいでしょうか。
 それでは、本日の審議会は以上で終了といたします。議事録の署名については、新沼委員と中西委員にお願いしたいと思います。
 引き続き、目安に関する小委員会を開催いたします。小委員会の委員におかれましては、準備の都合上、開催までしばらくお時間をいただきたいと思います。

 

(了)
<照会先>

労働基準局賃金課
最低賃金係(内線:5532)

代表:03-5253-1111

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