建設アスベスト給付金制度について

 令和3年6月9日に、議員立法により「特定石綿被害建設業務労働者等に対する給付金等の支給に関する法律」が成立し、同月16日に公布されました。(施行日は、一部の規定を除き、法の公布の日から1年以内で、政令で定める日となっています。)
 法の趣旨において、石綿にさらされる建設業務に従事した労働者等が、石綿を吸入することにより発生する疾病にかかり、精神上の苦痛を受けたことについて、最高裁判決等において国の責任が認められたことに鑑み、被害者の方々へ損害の迅速な賠償を図る旨が述べられています。

これまでの経緯

これまでの経緯については、こちらを参照ください。

給付金等の仕組みの概要

(1)対象者

以下の1~3の要件を満たす方が対象となります。
1 次の表の期間ごとに、表に記載している石綿にさらされる建設業務に従事することにより、
2 石綿関連疾病にかかった
3 労働者や、一人親方・中小事業主(家族従事者等を含む)であること

※ 表の期間及び業務は、最高裁判決を踏まえ定められたものです。
※ 石綿関連疾病:
 (1)中皮腫 (2)肺がん
 (3)著しい呼吸機能障害を伴うびまん性胸膜肥厚
 (4)石綿肺(じん肺管理区分が管理2~4) (5)良性石綿胸水
※ ご本人がお亡くなりになられている場合には、ご遺族(配偶者、子、父母、孫、祖父母又は兄弟姉妹)からの請求が可能です。
 

(2)給付金等の支給の開始日

給付金等の支給開始については、法の公布の日(令和3年6月16日)から1年以内で、政令で定める日からとなります。開始日が決まり次第、お知らせします。
 

(3)給付金等の主な内容

給付金の支給を希望される方からの請求に基づき、認定審査会において審査を行います。
厚生労働大臣は、認定審査会の審査の結果に基づいて、病態区分に応じ、以下の給付金を支給します。

※ 給付金を支給された後、症状が悪化した方には、請求に基づき、追加給付金(表における区分の差額分)を支給します。
※ 石綿にさらされる建設業務に従事した期間が一定の期間未満の方、肺がんの方で喫煙の習慣があった方については、給付金等の額が1割減額されます。

(4)給付金等の請求期限

給付金等については、石綿関連疾病にかかった旨の医師の診断日又は石綿肺に係るじん肺管理区分の決定日(石綿関連疾病により死亡したときは、死亡日)から20年以内に請求していただく必要があります。
 

お問い合わせ先

相談窓口も設置しておりますので、必要に応じてご連絡ください。
(相談窓口に係るリーフレットはこちら
労災保険相談ダイヤル
0570-006031
※月曜日~金曜日8:30~17:15(土・日・祝日・年末年始はお休みします)
※ご利用の際は、通話料がかかります。IP電話など、一部の電話からはご利用になれません。
※ご相談時点で、具体的な内容が決まっていないものについては、お答えできない場合がありますので、予めご了承をお願いします。
※労災保険一般に関するご相談も受け付けています。
※ご相談時点で、具体的な内容が決まっていないものについては、お答えできない場合がありますので、予めご了承をお願いします。

よくあるお問い合わせ

Q1 給付金等の請求手続はどのようにすればいいでしょうか。
A1 法の規定により厚生労働大臣宛て請求していただくことになりますが、詳細については検討の上、厚生労働省ホームページ等でお知らせします。
何卒ご理解をいただけますようお願い申し上げます。

Q2 給付金等を受けるためには、労災認定を受けていることが必要でしょうか。
A2 あらかじめ労災の請求を行い、認定を受けていることは要件とはされておりませんが、労災認定による療養補償給付や休業補償給付などが受けられるため、労災認定の対象となり得る方は、労災の請求も御検討ください。
労災に関する詳細は、最寄りの労働基準監督署にお問合わせください。

関係法令

関係資料

石綿(アスベスト)工場の元労働者やその遺族の方々に対する和解手続による賠償金のお支払いについて

石綿(アスベスト)工場の元労働者やその遺族の方々に対する和解手続による賠償金のお支払いについては、こちらのページをご参照ください。