求職者氏名の誤通知について

 ハローワークシステム(※1)の不具合により、ハローワークが求人事業所に紹介した求職者の氏名等が、紹介先ではない事業所に誤って通知された事案が判明しました。概要及び今後の対応は以下のとおりです。
 誤って氏名を通知された求職者の方、事業所名を通知された事業所及び誤ったファイルを受け取った事業所の皆様にご迷惑をおかけしたことを深くお詫び申し上げます。
 
※1 ハローワークシステムは、労働局及びハローワークにおいて、職業紹介、雇用保険及び各種雇用対策に係る業務処理を行うためのシステム。
 
1.概要
 ハローワークから求職者の紹介先求人事業所に対して、システムを通じて、当該求職者の選考結果の連絡をお願いするメッセージを送付した際、システムにより自動的に当該メッセージに添付されたファイル(求人事業所名及び紹介した求職者氏名の記載があるもの(※2))に誤りがあったことが令和2年1月30日(木)に判明しました。
 上記メッセージの送付記録を全て調査したところ、誤ったファイルを開封した紹介先求人事業所は6社で、ファイルには別の求人事業所名(6社)と求職者氏名(6人)の記載が含まれておりました(※3)。
 これは、1月6日(月)から稼働した新システムにおいて新設した上記メッセージの送付機能のうち、メッセージに自動で添付するファイルを作成するプログラムに不具合があったため発生したものです。
 誤って氏名を通知された求職者の方、事業所名を通知された事業所及び誤ったファイルを受け取った事業所にはご連絡の上で対面等によりお詫びをしているところです。
 なお、誤ったファイルを受け取った事業所でのデータの削除、印刷した場合の紙の回収は完了しています。

 ※2 求職者名の他には、紹介コード、紹介年月日、紹介先の事業所名・求人番号・求人職種・紹介期限が記載されています。 
 ※3 別途7求人事業所にも、別の7求人事業所名及び求職者7人の氏名を誤って通知しましたが、メッセージが開封される前(未読)に、添付ファイルの表示機能を停止したため、氏名等を確認されることはありません。


2.今後の対応
 原因となった紹介先求人事業所への選考結果の連絡をお願いするメッセージを送付する機能は、プログラム改修を行うこととし、問題ないことが確認できるまでは停止しています。
 また、ハローワークシステムの他の機能についても、同様の不具合がないか点検し、こうした問題の再発防止に努めるとともに、今後のシステム開発においても同様の不具合を発生させないようシステム開発のルールを整備・徹底してまいります。

(担当)
 厚生労働省職業安定局労働市場センター業務室
 (直通)03-3920-3686、03-3920-3693