風しんに関するQ&A
よくある質問
風しんについて一般の方々に理解を深めていただけるよう、Q&Aを作成しました。なお、今後の知見の進展等に対応して、逐次、このQ&Aを更新していくこととしています。
Q1 今後、妊娠を希望しているのですが、風しんの流行に備えて何かしておくことがありますか?
妊娠初期(20週以前)に風しんにかかると、胎児に感染し、赤ちゃんが難聴・白内障・先天性心疾患を特徴とする先天性風しん症候群を持って生まれてくる可能性が高くなります。
これはワクチンで防ぐことができるので、妊娠前であればワクチン接種を受けることを積極的に検討してください。
自治体においては、妊娠を希望する方々に抗体検査やワクチン接種を無料で提供しているところがあるので、居住地域の保健所にご相談してみてください。
Q2 現在妊娠しており、妊婦健診での風しんの抗体検査の結果、抗体価が低いことがわかりました。今後どのようにすればよいでしょうか。
風しんが発生している地域では、不要不急の外出を避けていただき、やむを得ず外出をする際には可能な限り人ごみを避け、マスク・手洗い等の予防を行っていただくなど、風しんに感染しないよう注意してください。出産後は、早期の段階で風しんの予防接種を受けることをおすすめしています。
また、風しんの抗体価が低い妊婦の同居家族については、風しんにかかったことがなく、2回の予防接種歴がない場合は、風しんの免疫の有無を確認するための抗体検査を受けてください。
抗体検査は多くの自治体において無料で受けることが可能ですので、居住地域の保健所にご相談してみてください。
抗体検査の結果、抗体価が低いことが判明した方については、妊婦とお腹のこどもを守る観点からもワクチン接種を受けることについてご検討ください。
Q3 抗体検査を受けたいのですが、無料で受けられるのでしょうか。またどこで検査を受けられるでしょうか。
現在、妊娠を希望する女性と妊婦の同居家族等を対象として、風しんの抗体検査を無料で受けていただくことのできる事業を多くの自治体で行っています。
自治体ごとに風しん対策の補助の有無や補助の額等のあり方が異なるため、抗体検査を希望される方は、事業で検査可能な医療機関を含めて、まずは居住地域の保健所にご相談ください。
Q4 海外渡航に際して、風しんについて注意すべきことはありますか?
国や地域によっては、風しんの流行が見られる場合があるため、風しんにかかった(検査で診断された)ことがない方が海外渡航されるときには、あらかじめ風しんの予防接種歴を確認し、風しんの予防接種を2回受けていない場合、または接種歴が不明の場合には予防接種を検討することをおすすめしています。
- 海外渡航に際しての参考資料
- 厚生労働省検疫所 FORTH 風しん(Rubella)
- 国立健康危機管理研究機構 感染症情報提供サイト 風しん
- Rubella Fact sheet原文(WHO)
- 外務省海外安全ホームページ
- 外務省たびレジ
Q5 過去に風しんにかかったことがあるのですが、予防接種を受けるべきでしょうか?
今まで風しんにかかったことが確実である(検査で風しんの感染が確認された場合)場合は、免疫を持っていると考えられることから、予防接種を受ける必要はありません。
しかし、風しんかどうか明らかでない場合は、かかりつけの医師にご相談ください。
たとえかかったことがある人がワクチン接種をしても、副反応は増強しません。もし、既に風しんまたは麻しんの片方にかかったことがあっても、他方にはかかっていない場合、定期接種対象者は麻しん風しん混合ワクチンを定期の予防接種として受けることができます。
Q6 ワクチン接種を受けた方が良いのはどのような人ですか?
定期接種の対象者は、1歳児、小学校入学前1年間の幼児ですが、定期接種の対象者以外の方で、「風しんにかかったことがなく、ワクチンを1回も受けたことのない人」は、かかりつけの医師にご相談ください。
また、妊娠を希望する女性や、抗体を保有していない妊婦の家族のうち、今までに明らかに風しんにかかったことのない人も、抗体検査を受けて、抗体価が低い場合には接種を検討しましょう。
医療従事者や学校関係者・保育福祉関係者など、風しんにかかるリスクが高い方や風しんにかかることで周りへの影響が大きい場合、また、流行国に渡航するような場合は、必要な予防接種についてかかりつけの医師にご相談ください。
Q7 風しんの予防接種を受けるのに、単独の風しんワクチンの代わりに、MRワクチン(麻しん風しん混合ワクチン)を接種しても健康への影響に問題ありませんか?
風しんの予防対策としては、MRワクチンは単独ワクチンと同様の効果が期待されます。
また、風しんワクチンの代わりにMRワクチンを接種しても、健康への影響に問題はありません。むしろ麻しんの予防にもつながる利点があります。
Q8 ワクチン接種ができない人はどのような方ですか?
単独の風しんワクチン、MRワクチンのどちらも、生ワクチンという種類のワクチンであり、妊娠している女性は接種を受けることができません。
また、妊娠されていない場合であっても、接種後2カ月程度の避妊が必要です。これは、お腹の中の赤ちゃんへの影響を出来るだけ避けるためです。
また、風しんワクチン、MRワクチンの成分でアナフィラキシーを起こした方、免疫機能に異常のある疾患を有する方、免疫抑制の効果のある治療を受けている方、その他、予防接種を行うことが不適当な状態にあると医師が判断する方もワクチン接種することができません。

