9 回帰熱
定義
シラミ、ヒメダニ(Ornithodoros属ダニなど)、又はマダニによって媒介されるスピロヘータ(回帰熱ボレリア)感染症である。
臨床的特徴
シラミ媒介性Borrelia recurrentisやヒメダニ媒介性B.duttonii 、マダニ媒介性のB. miyamotoi 等がヒトに対する病原体である。
シラミやヒメダニが媒介する回帰熱は、菌血症による発熱期、菌血症を起こしていない無熱期を3~5回程度繰り返す、いわゆる回帰熱を主訴とする。マダニ媒介性の回帰熱は再発性の発熱を呈することは少ない。感染後5~14日を経て菌血症による頭痛、筋肉痛、関節痛、羞明、咳などをともなう発熱、悪寒がみられる(発熱期)。
また、このとき点状出血、紫斑、結膜炎、肝臓や脾臓の腫大、黄疸がみられることもある。
発熱期は3~7日続いた後、一旦解熱する(無熱期)。
無熱期では血中から菌は検出されない。発汗、全身倦怠感、時に低血圧や斑状丘疹をみることもある。この後5~7日後再び発熱期に入る。
上記症状以外で肝炎、心筋炎、脳出血、脾破裂、大葉性肺炎などがみられる場合もある。
届出基準
シラミ媒介性Borrelia recurrentisやヒメダニ媒介性B.duttonii 、マダニ媒介性のB. miyamotoi 等がヒトに対する病原体である。
シラミやヒメダニが媒介する回帰熱は、菌血症による発熱期、菌血症を起こしていない無熱期を3~5回程度繰り返す、いわゆる回帰熱を主訴とする。マダニ媒介性の回帰熱は再発性の発熱を呈することは少ない。感染後5~14日を経て菌血症による頭痛、筋肉痛、関節痛、羞明、咳などをともなう発熱、悪寒がみられる(発熱期)。
また、このとき点状出血、紫斑、結膜炎、肝臓や脾臓の腫大、黄疸がみられることもある。
発熱期は3~7日続いた後、一旦解熱する(無熱期)。
無熱期では血中から菌は検出されない。発汗、全身倦怠感、時に低血圧や斑状丘疹をみることもある。この後5~7日後再び発熱期に入る。
上記症状以外で肝炎、心筋炎、脳出血、脾破裂、大葉性肺炎などがみられる場合もある。
| 検査方法 | 検査材料 |
|---|---|
| 分離・同定による病原体の検出 | 血液(発熱期) 、髄液 |
| 暗視野顕微鏡下鏡検による病原体の検出 | |
| 蛍光抗体法による病原体抗原の検出 | |
| PCR法による病原体の遺伝子の検出 | |
| 抗体の検出(IgM 抗体の検出、ペア血清での抗体陽転又は抗体価の有意の上昇) | 血清 |

