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国際感染症対策人材育成実施要項

国際感染症対策人材育成実施要項

１．目的

　STOP（Stop Transmission of Polio）プログラムは、米国CDCが資金を拠出しWHO及びUNICEFが運営する、ポリオ根絶のための公衆衛生人材の育成を目的としたプログラムであり、米国CDCの職員をはじめとした公衆衛生担当者がポリオ流行地等に派遣されてきた。しかし、WHOはポリオの根絶が目前に迫ってきたことを受けて、2019年からプログラムの焦点をVaccine Preventable Diseases（VPDs）を中心とした感染症対策の専門家の養成へと変更した。変更後のプログラムでは、WHO西太平洋地域事務局（WPRO）圏内での機能強化を目指し、１年間のアフリカでの研修の後にWPRO圏内にある国でさらに１年間の勤務を課すこととなっている。
　厚生労働省健康局結核感染症課は、我が国および世界で活躍する感染症公衆衛生専門家の育成を支援するため、2019年から本プログラムの参加者を米国CDCに推薦しており、本年度の希望者を募集する。

２． STOP VPDsプログラム参加者決定までの流れ

プログラム参加希望者の募集

プログラム参加希望者を募集する。応募書類は、履歴書（日本語と英語各１部）、学位記（ある場合のみ）、推薦状、語学力の証明書類（英語（ある場合のみフランス語））、小論文である。

厚生労働省から推薦者の選出

プログラム参加希望者が提出した応募書類及び英語面接を踏まえ、米国CDCへの推薦者を若干名選出する。

米国CDCで参加者を決定

厚生労働省から米国CDCへ推薦された者に対して、選考（応募書類、面接）を実施し、参加者が決定される。

３．プログラム修了後の手続き

１．修了証

プログラム修了後には、参加者に対し、米国CDCとWHOからそれぞれ修了証が発行される。

プログラム修了後の所属先

本プログラムは、VPD流行地での実践的な研修の後、WPRO内で地域の公衆衛生担当者への指導者として1年間勤務する内容が含まれており、プログラム修了後は、疫学又は国際的な予防接種の分野において、リーダーとしての役割を担うことが期待される。そのため、修了後の所属先としては、例えば、以下のような関係機関が想定される。
・ JICA（短期専門家等）
・国際機関（WHO、UNICEF等）
・行政機関（厚生労働省等）
・研究機関等

４．実施要項

１．採用から派遣までのスケジュール

2019年10-11月　プログラム参加希望者の募集
2019年12月　書類審査と英語面接により米国CDCへの推薦者を選出
2020年１月　米国CDCが書類審査と英語面接により参加者を決定。
2020年４月　ウガンダ（予定）で派遣前訓練に参加
2020年７月　アフリカ内の任地（未定）に配属、研修を開始

２．選考基準

・国際感染症対策に関心があり、プログラム終了後もこの領域で国際的に貢献する意思があること
・優れたコミュニケーション能力、リーダーシップスキルを有すること
・医師又は看護師等の資格、公衆衛生の分野における業務に従事した経験、又は公衆衛生に係る学位（派遣時点までに取得見込みを含む）のいずれかを有していることが望ましいこと
・派遣先で勤務するのに十分な語学力（英語）を有すること

３．身分・処遇、募集要項

＜身分・処遇＞

身分	WHO職員
給与	WHOより日当が支給される。派遣先によって異なるが、160～300USD/日程度。
勤務時間	1週間あたり38時間45分、週休2日制。ただし、勤務内容により、土日にも出勤する場合がある。

＜募集要項＞

対象	国際感染症対策に関心があり、プログラム修了後もこの領域で国際的に貢献する意志のある者
要件	１．優れたコミュニケーション能力、リーダーシップスキルを有すること２．医師又は看護師等の資格、公衆衛生の分野における業務に従事した経験、又は公衆衛生に係る学位（派遣時点までに取得見込みを含む）のいずれかを有していることが望ましい３．派遣先で勤務するのに十分な語学力を有すること
応募書類	１．履歴書（日本語・英語）各１通（各A4で最大２枚）２．学位記（写）１通３．推薦状１通４．語学力に関する書類（TOEFL又はIELTSのスコアの写し、ある場合はDALF/DELF、TCFのスコアの写し）５．志望動機に関する1,000字程度の小論文
提出先	下記のメールアドレス宛にPDF化した応募書類を送付すること。 stop_program@mhlw.go.jp 【提出時の注意点】・各書類は別々にPDF化し、統合せずに送付すること。・ファイル名はそれぞれ下記の要領に従うこと。（名字と名前の間は半角スペース）　１．名字名前_CV-JP.pdf 　　　名字名前_CV-EN.pdf 　２．名字名前_degree.pdf 　３．名字名前_ref.pdf 　　　(推薦者が送付。応募者のファイル名を付すこと。詳細は後述) 　４．名字名前_score-EN.pdf 　　　名字名前_score-FR.pdf 　　　(複数あるときは、score-EN1.pdf, score-EN2.pdfのように連番にすること) 　５．名字名前_PS.pdf ・推薦状に関しては、応募者からではなく、推薦者から直接上記のメールアドレスに送付すること。なお、期限までに推薦状の送付がない場合は応募無効となるので留意されたい。
応募期間	令和元年10月1日～11月30日
選考方法日時・場所	一次審査：厚生労働省による書類審査及び電話又はスカイプによる英語面接（令和元年12月中予定）二次審査：米国CDCによる書類審査と電話又はスカイプによる英語面接（令和2年1月中予定）
採用内定通知	厚生労働省から随時本人に通知。（令和2年2月末予定）契約書は追ってWHOジュネーブ本部から発行。
連絡先その他	〒100-8916　東京都千代田区霞が関１丁目２番２号中央合同庁舎第５号館　厚生労働省健康局結核感染症課　 STOPプログラム担当 stop_program@mhlw.go.jp TEL 03-5253-1111（内線2932, 2096） 03-3595-2257（直通）