その他

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被爆二世健康診断調査事業

 被爆二世の方の中には健康面での不安を訴え、健康診断を希望する方が多いことから、国が各都道府県、広島市及び長崎市に委託をして実施しています。
 被爆二世健康診断には一般検査と精密検査があり、それぞれの検査項目は下記のとおりです。

・一般検査

1. 視診、問診、聴診、打診及び触診

2. CRP定量検査

3. 血球数検査

4. 血色素検査

5. 尿検査(ウロビリノーゲン、タンパク、糖、潜血)

6. 血圧測定

7. 肝臓機能検査(AST、ALT、γ-GTP検査法)

8. ヘモグロビンA1c検査

9. 多発性骨髄腫検査(血清蛋白分画検査)

 

 

(補足)7及び8は、医師が必要と認めた場合行い、9は、受診者の希望により行います。

・精密検査
1. 骨髄造血像検査等の血液の検査

2. 肝臓機能検査等の内臓の検査

3. 関節機能検査等の運動器の検査

4. 眼底検査等の視器の検査

5. 胸部エックス線撮影検査等のエックス線検査

6. その他の必要な検査

(補足)精密検査は、一般検査の結果、上記に掲げる検査のうちで必要と認めるものを行います。

 なお、被爆二世健康診断の結果などを記録し、自身の健康管理に役立てることを目的として、被爆二世健康記録簿を各都道府県・広島市・長崎市にて配布しています。

 

第二種健康診断特例区域治療支援事業

 第二種健康診断受診者証をお持ちで、11種類の障害を伴う疾病にかかっている方は、「第二種健康診断特例区域医療受給者証」を申請・交付を受け、被爆者と同等の医療の給付等が受けられる事業を令和6(2024)年12月1日から開始予定です。

・第二種健康診断特例区域治療支援事業実施要綱[637KB]
・リーフレット(被爆体験者精神医療受給者証所持者向け[171KB]
・リーフレット(受給者証未所持者向け)[160KB]



 

被爆体験者精神影響等調査研究事業

第二種健康診断受診者証所持者で、被爆体験による精神的要因に基づく健康影響に関連する精神疾患が認められる場合、申請の後に「被爆体験者精神医療受給者証」の交付を受け、対象となる疾患・症状の治療等に係る医療の給付等が受けられます。
 
 なお、医療費の支給対象となる疾病は、以下の(ア)~(キ)を除く、被爆体験による精神的要因に基づく健康影響に関連する全ての精神疾患及び関連する身体化症状・心身症です。

【公費負担医療の対象とならない疾病】
(ア) がん(一部のがんを除く)
(イ) 感染症
(ウ) 外傷
(エ) 遺伝性疾病
(オ) 先天性疾病
(カ) 被爆体験以前にかかった精神病
(キ) むし歯のうちC1、C2、Ce(エナメル質初期う蝕)


 また、医療費の支給対象となるがんは、次の7種類です。
・胃がん、肝がん、膵がん、大腸がん、胆嚢がん、乳がん、子宮体がん

 申請をお考えの方は、まず長崎県または長崎市にお問い合わせください。
【長崎県担当課】 福祉保健部原爆被爆者援護課保健医療班
 TEL:095-895-2475  E メール: s04020@pref.nagasaki.lg.jp
【長崎市担当課】 原爆被爆対策部調査課拡大地域支援係
 TEL:095-829-1290  E メール:chousa@city.nagasaki.lg.jp 


(参考)当事業では上記7種のがんと被爆体験を原因とする精神疾患(PTSD等)に伴う合併症との関連性を研究しています。
・がんと合併症との関連性に関する調査研究報告書[1.7MB]



 

長崎県・長崎市からの要望を受けて実施した調査等

長崎県市からの要望書[741KB]

1.国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館所蔵の被爆体験記
事務連絡(体験記調査)[320KB]
別添1体験記調査報告[606KB]
※6月11日に公表した資料に誤植があったため、資料を差し替えています。
別添2報告書[222KB]
体験記リスト(雨)[163KB]
体験記リスト(飛散物)[380KB]

2.ABCCが実施した残留放射線と降下物の研究結果(分布図含む)
 (1)米国国立公文書館・米国科学アカデミー
事務連絡(国立公文書館・科学アカデミー)[304KB]
委託事業者からの事業報告書(国立公文書館・科学アカデミー)[412KB]

 (2)米国トルーマン大統領図書館
 事務連絡(トルーマン大統領図書館)[62KB]
 委託事業者からの事業報告書(トルーマン大統領図書館)[179KB]

(3)米国テキサス医療センター図書館
 事務連絡(テキサス医療センター図書館)[31KB]
 委託事業者からの事業報告書(テキサス医療センター図書館)[213KB]

※調査完了したものを掲載しています。