日本が風しん排除認定を受けたことに対するWHO西太平洋地域事務局からのお祝い

- ■日付:
- 2025年11月10日(月)
- ■場所:
- 厚生労働省内執務室(東京都)
- ■担当局:
- 健康・生活衛生局感染症対策部
鷲見感染症対策部長は、WHO西太平洋地域事務局の疾病管理プログラム部門ディレクターであるトラン・ティ・ジアン・フォン博士から、2025年9月に日本が風しん排除認定を受けたことに対するお祝いを受けました。
風しんは子どもから大人まで幅広くかかる感染症であり、妊娠早期(20週頃以前)の女性が感染することで、胎児に重篤な影響を与える先天性風しん症候群の原因となるため、妊婦は特に注意が必要な感染症です。
日本は、風しんの排除を達成することを目標とし、定期予防接種の推進や、抗体価の低い世代の男性への「風しんの追加的対策」を実施するなど、風しんの排除に向けて取り組みを進めてきました。
その結果、2025年9月、風しんの排除状態(ウイルスの遺伝子の検査などを含んだ、適切な風しん報告制度の下で、土着株による風しんの感染が3年間以上確認されない状態)にあることが、WHO西太平洋地域事務局に認められ、排除認定を受けるに至りました。
風しん排除に向けてこれまでワクチン接種などにご協力いただいた国民の皆さまや関係者の皆さまに感謝申し上げ、引き続き定期予防接種などの風しん対策へのご理解・ご協力をお願いいたします。
- ●麻しんと共に風しんの排除状態を維持していくことは非常に重要です。
また、日本が排除認定を維持していくことが西太平洋地域や世界への貢献にもなり、引き続き国内の風しん対策の推進に努めてまいります。



