第15回APEC保健・経済ハイレベル会合

- ■日付:
- 2025年9月15日(月)~2025年9月16日(火)
- ■場所:
- 大韓民国(ソウル)
- ■担当局:
- 大臣官房国際課
鰐淵厚生労働副大臣は、第15回APEC保健・経済ハイレベル会合に出席しました。
今回の会合では「連結・革新・繁栄:健康でスマートで高齢化に対応した社会の構築」をテーマに、「将来に備えた保健医療システムのための、人工知能(AI)の力の活用」「高齢化に対応したAPECでの、健康で活力ある高齢化の促進」「若年層のメンタルヘルスとエンパワーメントの促進」の3つの議題について、議論を行いました。
鰐淵厚生労働副大臣はすべての議題で発言を行い、「ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)(※)の達成に向けて誰一人取り残すことなく、どこでも適切な保健医療サービスを享受できる環境作りと維持するための手段としてのAIの活用」「超高齢社会の中、可能な限り住み慣れた地域で自分らしい暮らしを続けることができるような、住まい・医療・介護・予防・生活支援が一体的に提供される『地域包括ケアシステム』の構築と、高齢者の『年齢にかかわりなく活躍を続けたい』という希望に応えられる制度の追求」「若年層のメンタルヘルスの維持と向上のための、予防や早期発見と、対応力の向上が重要であるとの認識を踏まえての各種取り組み」など、日本での取り組みや方針と、APEC地域での協力について発言しました。
会合の最後には、上記の議題の事項を含むAPEC内の協力を確認する共同声明が採択されました。
また、鰐淵厚生労働副大臣は、鄭銀敬(チョン・ウンギョン)大韓民国保健福祉部長官などと個別会談を行い、保健・福祉分野での更なる協力の推進について意見交換を行いました。
- ※ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(Universal Health Coverage(UHC))
- 全ての人が適切な予防、治療、リハビリなどの保健医療サービスを、支払い可能な費用で受けられる状態。


