千鳥ヶ淵戦没者墓苑拝礼式

千鳥ヶ淵戦没者墓苑拝礼式
日付:
2025年5月26日(月)
場所:
千鳥ヶ淵戦没者墓苑(東京都)
担当局:
社会・援護局

秋篠宮皇嗣同妃両殿下のご臨席のもと、厚生労働省主催の千鳥ヶ淵戦没者墓苑拝礼式を挙行しました。

拝礼式には約450人が参列し、戦没者に拝礼を行うとともに、石破内閣総理大臣をはじめ、遺族代表、関係国駐日大使、衆参両院議長、衆参厚生労働委員長、外務大臣、環境大臣、防衛大臣、各政党代表、各関係団体代表が献花を行いました。

今回の式典では、政府の遺骨収集事業により硫黄島、ビスマーク・ソロモン諸島、旧ソ連などで収容した戦没者のご遺骨のうち、ご遺族に引き渡すことができない368柱を同墓苑に納骨しました。

既に納骨されたご遺骨と合わせると37万1,008柱となります。

福岡厚生労働大臣は式辞で、「遺骨収集事業については、現地情勢を加味しつつ取り組みを進めており、今年度も既に、マリアナ諸島や、パラオ諸島、モンゴル、東部ニューギニア、ビスマーク・ソロモン諸島での現地調査や遺骨収集を実施しております。
引き続き、諸外国の関係者の方々や、外務省、防衛省などの関係省庁、日本戦没者遺骨収集推進協会をはじめとした多くの皆さまの、一層のご協力をいただきながら、一柱でも多くのご遺骨が、一日も早くふるさとに戻られるよう、全力を尽くしてまいります。
本年は、戦後80年を迎える年であります。
戦中・戦後の労苦を体験された方が少なくなる中で、先の大戦の多くの教訓を、風化させることなく継承していかなければなりません。
戦争の惨禍を二度と繰り返さぬよう、世代を超えて記憶を語り継ぎ、世界の恒久平和と繁栄に、能う限り貢献していくことをお誓い申し上げます」と述べました。

式辞を述べる福岡厚生労働大臣
納骨後、納骨場所を整える福岡厚生労働大臣
福岡厚生労働大臣の先導でご拝礼に向かわれる秋篠宮皇嗣同妃両殿下
ご拝礼になる秋篠宮皇嗣同妃両殿下
献花に向かう石破内閣総理大臣
献花後、拝礼する福岡厚生労働大臣
式典後に拝礼されるご遺族