ペリリュー島・政府建立慰霊碑と遺骨収集現場訪問

ペリリュー島・政府建立慰霊碑と遺骨収集現場訪問
日付:
2025年5月4日(日)~2025年5月6日(火)
場所:
パラオ共和国(ペリリュー島)
担当局:
社会・援護局

福岡厚生労働大臣は、日本政府が海外に建立した戦没者慰霊碑の1つであるペリリュー島の「西太平洋戦没者の碑」を訪問し、献花を行い、戦没者に哀悼の意を表しました。

また、「日本人戦没者の集団埋葬地」も訪問し、戦没者に哀悼の意を表するとともに、遺骨収集作業の現場の状況を確認しました。

今回訪問した日本人戦没者の集団埋葬地は、平成29年に厚生労働省がアメリカ合衆国から当時の米軍が造営した集団埋葬地の位置情報が記載された資料を入手し、資料の精査や現地調査を行った結果、令和6年9月に「日本人戦没者の集団埋葬地」と確認した場所です。

アメリカ合衆国から入手した資料によれば、当該集団埋葬地には1,086名が埋葬されていることが記されています。

その他、福岡厚生労働大臣は、メトゥール パラオ共和国人的資源・文化・観光・開発大臣と会談を行いました。

会談では、遺骨収集事業や日本人戦没者の碑などの維持管理に関するパラオ共和国の協力に謝意を述べるとともに、日本国政府としては、今年度、集団埋葬地の遺骨収集を加速するための関係予算を倍増し、集中的に取り組む予定があることを伝え、また、来年度以降の遺骨収集事業の加速化に向けた協力要請や意見交換を行いました。

メトゥール パラオ共和国人的資源・文化・観光・開発大臣と福岡厚生労働大臣
意見交換の様子
日本人戦没者の集団埋葬地の遺骨収集作業現場