地域共生社会の実現に向けて取り組む社会福祉協議会の活動視察

- ■日付:
- 2025年4月13日(日)
- ■場所:
- 豊中市(大阪府)
- ■担当局:
- 社会・援護局
福岡厚生労働大臣は、社会福祉法人豊中市社会福祉協議会を訪問し、地域共生社会の更なる推進や、身寄りのない高齢者などが抱える課題に対し、住民同士での取り組みを進めている社会福祉協議会の活動を視察しました。
その中で、福岡厚生労働大臣は、豊中市社会福祉協議会の事業である「豊中あぐり岡町第一農園・第二農園」「地域共生ホーム『和居輪居(わいわい)』」「豊中あぐりパーク」を訪問し、地域福祉活動に携わっている関係者の皆さんと意見交換を実施しました。
最初に訪問した「豊中あぐり岡町第一農園・第二農園」では、退職後の男性が、地域農園の運営や、買い物をすることが不便な方の支援に携わっていることなどについて説明を受け、農作業を行っている参加者と一緒に玉ねぎの収穫を行いました。
次に訪問した「地域共生ホーム『和居輪居』」では、施設に入所した高齢者が一時的に住み慣れた地域に帰ってくる、いわゆる「逆デイサービス」をはじめ、地域住民同士のつながりづくりや多世代を巻き込んだ地域共生社会の実現に向けた取り組み、身寄りのない高齢者などの課題への対応や工夫について説明を受け、意見交換を行いました。
また、不登校の生徒が地域住民の方と一緒に作ったケーキと、ひきこもり状態にある方が販売しているコーヒーをいただきました。
最後に訪問した「豊中あぐりパーク」では、地域福祉活動の参加者が育てているれんげ畑を見ながら、児童養護施設の子どもたちとお話をしました。
視察後、福岡厚生労働大臣は、「厚生労働省では、現在検討を進めている地域共生社会の在り方に関する検討会での議論も踏まえ、地域共生の取り組みを強化していくための方策や、身寄りのない高齢者などが地域で安心して暮らすことができる仕組みづくりなど、必要な対応を行ってまいります」と述べました。




