第22回ASEAN・日本社会保障ハイレベル会合

- ■日付:
- 2024年11月25日(月)
- ■場所:
- 川崎生命科学・環境研究センター(LiSE)(神奈川県)
- ■担当局:
- 大臣官房国際課
厚生労働省は、11月25日からの3日間、東南アジア諸国連合(ASEAN)諸国の社会保障分野の人材育成や、日本とASEAN諸国との協力強化を目的とした、第22回ASEAN・日本社会保障ハイレベル会合を開催しました。
この会合には、ASEAN加盟国、オブザーバー国として参加した東ティモール民主共和国、大韓民国のそれぞれの国の保健・労働・社会福祉の管轄省庁、ASEAN事務局、世界保健機関(WHO)西太平洋地域事務局、国際労働機関(ILO)駐日事務所、国際協力機構(JICA)から50名を超える幹部や専門家が参加しました。
仁木厚生労働副大臣は、主催者を代表して開会の挨拶を行いました。
会合では、「ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)(※1)と『健康な社会づくり』の好循環」をテーマに議論を行い、UHCの達成・維持と健康な社会づくりに向けた取り組みについて、日本を含む各国の知見・経験を共有するともに、分野・部門横断的な取り組みの重要性を確認し、今後の政策立案に役立つ提言をまとめました。
その他、会合の開催期間中には、キングスカイフロント(※2)に進出している医療関連企業や研究機関、川崎市と社会福祉法人による官民複合施設の川崎市複合福祉センター、横浜市内にある障害者を対象とした地域作業所や生活介護入所施設が、参加者による視察の受け入れを実施しました。
- ※1ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(Universal Health Coverage(UHC))
全ての人が適切な予防、治療、リハビリなどの保健医療サービスを、支払い可能な費用で受けられる状態。 - ※2キングスカイフロント
最先端医療、がん医療技術開発などのライフサイエンス分野や環境分野の世界最高水準の研究開発から新産業を創出する拠点。
川崎市が殿町地区に整備し、2024年5月現在、80機関が進出している。
