トラックドライバーの時間外労働削減など働き方改革に取り組んでいる企業との意見交換

トラックドライバーの時間外労働削減など働き方改革に取り組んでいる企業との意見交換
日付:
2024年9月30日(月)
場所:
高松市(香川県)
担当局:
労働基準局

濵地厚生労働副大臣は、トラックドライバーの時間外労働削減のために働き方改革を行っている株式会社朝日通商と意見交換を行いました。

2024年4月から、働き方改革の一環として、トラックドライバーに対しても、時間外労働の上限規制や改正された改善基準告示が適用されています。

濵地厚生労働副大臣は、運送業界の更なる人手不足が懸念される中で、トラックドライバーを魅力ある職業としていくことが必要であるという考え方や、そのための取り組んでいる「リレー輸送」などについて説明を受けました。

「リレー輸送」とは、長距離輸送を複数のドライバーで分担する中継輸送のことで、トラックを止めずにドライバー一人ひとりの労働時間を短縮することができ、ドライバーにとって「毎日家に帰れる」「身体的負担が少ない」といった利点があります。

また、今後の課題として、労働時間を削減しながらドライバーの賃上げを実現するためには、荷待ち時間の削減や、適正な運賃の支払いに向けた荷主企業などの理解と協力が必要であり、濵地厚生労働副大臣は「荷主企業などの皆さまにも協力いただけるよう、関係省庁と連携しながら引き続き尽力していきたい」と述べました。

意見交換の後、実際にこの仕組みを利用して働いているトラックドライバーの方から、4月以降の時間外労働の上限規制をどのように感じているのか、どのような働き方をしていきたいかなどの質問をし、感想を伺いました。

意見交換の様子
意見を述べる濵地厚生労働副大臣
ドライバーの方からお話を伺う濵地厚生労働副大臣
左から 荒井 取締役相談役、天満 常務取締役、齋藤 四国支店長代理、後藤 代表取締役、濵地厚生労働副大臣