硫黄島戦没者及び旧ソ連抑留中死亡者(カザフスタン共和国)遺骨引渡式

硫黄島戦没者及び旧ソ連抑留中死亡者(カザフスタン共和国)遺骨引渡式
日付:
2023年10月12日(木)
場所:
千鳥ヶ淵戦没者墓苑(東京都)
担当局:
社会・援護局

宮﨑厚生労働副大臣は、厚生労働省が主催する硫黄島戦没者及び旧ソ連抑留中死亡者(カザフスタン共和国)遺骨引渡式と遺骨収集団の解団式に出席し、献花と挨拶を行いました。

硫黄島戦没者遺骨引渡式では、硫黄島から帰還した22柱のご遺骨とカザフスタン共和国から帰還した13柱のご遺骨が、一般社団法人日本戦没者遺骨収集推進協会の遺骨収集団により、厚生労働省へ引き渡されました。

その後の解団式で、宮﨑厚生労働副大臣は、「先の大戦では、多くの方々が祖国を思い、愛する家族を案じつつ、苛烈な戦闘の末に、遠い異郷の地で亡くなられました。
また、旧ソ連においては、5万3千人もの方々が心ならずも戦後に抑留され、飢えや病魔と闘いながら重労働を重ね、再び郷土の地を踏むことなく遠い異郷の地で亡くなられました。
衷心(ちゅうしん)よりご冥福をお祈り申し上げます。
本年6月には、戦没者の遺骨収集の推進に関する法律が改正され、遺骨収集の集中実施期間が令和11年度まで5年間延長されました。
厚生労働省といたしましては、この延長の趣旨を踏まえ、国の責務として可能な限り多くの御遺骨を収容し、一日も早くご帰還いただけるよう、法に基づく厚生労働大臣の指定法人である日本戦没者遺骨収集推進協会とともに、より一層、力を尽くしてまいります」と挨拶しました。

挨拶をする宮﨑厚生労働副大臣
ご遺骨を引き渡す遺骨収集団員
ご遺骨を捧持(ほうじ)する厚生労働省職員
献花後の様子