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第4回事業場における労働者の健康保持増進の在り方に関する検討会議事録
労働基準局安全衛生部労働衛生課
日時
令和8年8月5日(水)14:00~
場所
中央合同庁舎5号館専用第14会議室
議題
- (1)事業場における労働者の健康保持増進の在り方に関する検討会報告書案について
- (2)その他
議事
○藤井産業保健室長補佐 それでは定刻となりましたので、ただいまより「第4回事業場における労働者の健康保持増進の在り方に関する検討会」を開催いたします。構成員の皆様におかれましては、御多忙のところ御参加いただき誠にありがとうございます。本検討会は、資料及び議事録は原則公開といたします。
本日の出欠状況ですが、清田構成員、古井構成員からは欠席の御連絡を頂いています。また、大須賀構成員、立石構成員、森構成員は、オンラインでの御参加となっています。
続きまして、構成員の皆様に御発言の仕方などを御説明させていただきます。会場の皆様におかれましては、お手元にお一人1台でマイクを御用意しておりますので、御発言の際は座長の指名を受けてから、スイッチをオンにして御発言をお願いいたします。御発言終了後は、スイッチをオフにしていただきますよう、お願いいたします。また、オンラインで御参加いただいている皆様におかれましては、御発言の際は「手を挙げる」ボタンをクリックしていただき、座長の指名を受けてから、マイクのミュートを解除し、御発言をお願いいたします。御発言終了後は、再度マイクをミュートにしていただきますよう、お願いいたします。
続いて、資料の確認をいたします。本日の資料は、議事次第、資料1、参考資料1、参考資料2になります。この後議事に沿って画面共有にて御覧いただきますが、不足等がありましたら事務局よりお送りしますので、コメント又は御発言にてお申し出ください。
報道関係者の皆様におかれましては、カメラ撮影はここまでとしていただきますよう、お願いいたします。
それでは、以降の議事進行につきましては、髙田座長にお願いいたします。
○髙田座長 それでは、本日もよろしくお願いいたします。今、森先生、立石先生は画面を御覧になることは可能な状況でしょうか。
○立石構成員 今は映っていないようですので、配布資料がありましたので、そちらで確認しておきます。
○髙田座長 ありがとうございます。森先生も大丈夫でしょうか。
○森構成員 はい、私も。今、資料が映りました。
○立石構成員 今、資料が映りました。
○森構成員 会場の様子は分からないですけど、資料は映りました。
○髙田座長 画面共有は大丈夫ということでよろしいでしょうか。ありがとうございます。
それでは、本日の議事に入りたいと思います。お手元の議事次第に沿って進めてまいります。まず、事務局より(1)「事業場における労働者の健康保持増進の在り方に関する検討会報告書案について」、説明をお願いいたします。
○樋口産業保健支援室長 それでは説明いたします。お手元の資料1を御覧ください。前回、第3回検討会で、こちらの報告書案を示して御議論いただきました。その御議論を踏まえて修正したところについて御説明させていただこうと思います。具体的には、黄色いマーカーが付いている所が前回より修正した所で、事務局で日本語をより分かりやすくする等で、改正した部分と合わせて、前回の御議論を踏まえて修正した所に黄色いマーカーを付けています。
3ページを御覧ください。上のほうの、がん検診等というのは、事務局で本文と合わせて修正した所です。それから、真ん中辺り、健診及び検診に関するプログラムに係る要件及びがん検診等を含めたと書いている部分につきましては、亀澤構成員から、個々の検査の精度だけではなく、プロセス、手続等に関する管理もしっかりやっていることをきちんと書いた方が良いということもありましたので、そういったことが読めるような形で書いている部分です。
4ページを御覧ください。こちらについては、漆原構成員から、PHR、ツール等の活用につきましては、事業者が労働者に使用を強要するものではなく、労働者が自主的に活用することを促す、そういったような文脈にしてほしいという御意見。それから、松岡構成員からは、PHRが目指すもの、定義のようなものを書いたほうがよいのではないかということがありましたので、こちらにありますように、労働者が自身の健康保持増進につなげていく観点から、デジタルツール等を活用し、生涯にわたる自身の保健医療情報(PHR)の把握に努めるよう促すことという表現に修正しているところです。
7ページを御覧ください。一番上のがんの所については、最新のデータに修正しました。それから、真ん中辺りの文言等につきましては、事務局で読みやすい日本語ということで修正した部分です。
8ページを御覧ください。先ほど報告書の本文にも書きましたPHRの表現について、こちらにも反映しているところです。
9ページは、事務局での日本語の修正です。
15ページを御覧ください。外部資源との連携につきまして、岡村先生から、自治体との連携等につきましては地域・職域連携推進協議会だけではないということで、等を加えるようにというお話がありましたので、等を加えています。それから、下2行、今日御欠席ですが、古井構成員から、いわゆる企業と医療保険者が密に連携して行う大企業のようなパターンがあれば、中小企業のように協会けんぽ等の既存のサービスを活用するといったケースも多々あるということで、そういったケースが読めるように、事業者はコラボヘルス等の一環として、医療保険者の実施する各種サービスの情報を入手し活用するとともにということを、一文を加えたところです。
16~17ページは、事務局で日本語の修正をした部分で、16ページの中段辺り、公的機関と書いているのが、前回は国はとしておりましたけれども、自治体等の情報も活用するケースもあるということで、事務局で公共機関と修正しております。真ん中辺り、また、健康教育の実施に当たっては、労働者の健康増進対策の推進を担当する産業保健スタッフへの教育も必要であるということで、これは、森構成員から特にこういった企画、立案をする産業保健スタッフの教育が重要であるということで書いたところです。
残りの16ページの後段については、日本語の適正化ということで、事務局で修正したものです。
20ページも、事務局で日本語の修正をした部分です。
21ページは、先ほど本文にありました精度管理について、個々の検査だけではなく、手続等についても読めるようにということで修正をした部分です。前回からの主な修正部分は、今お話ししたところです。
参考資料を簡単に説明します。参考資料1を御覧ください。こちらの報告書については御議論いただいているところですけれども、現時点の報告書の案を、全体1枚で俯瞰するとこのようなイメージだということで、参考に作ったものです。
2ページが、報告書の本文を全体に俯瞰したイメージということで記載しているところです。3ページが、指針本体の改正のイメージということで、主に追加した要素を列挙したものです。まだ報告書としてまとまっておりませんけれども、全体を俯瞰するとこのようなイメージだということで、今日の議論の参考にしていただければと思います。
参考資料2を御覧ください。分厚い資料ではありますけれども、PHRの定義を記載するときに使った資料ということで、見ていただくのは20~21ページです。20ページに表が付いております。一番下にPHRの定義ということで、一般には生涯にわたる個人の保健医療情報であるというようなことで書かれておりまして、そちらの定義を先ほどの本文の記載文に活用したということで、参考資料として付けています。説明は以上となります。御審議のほど、よろしくお願いいたします。
○髙田座長 ありがとうございます。今、資料1に基づきまして、報告書(案)の前回からの修正事項を中心に御説明いただきました。ただいまの御説明に関して、御質問のある構成員は御発言をお願いします。会場参加の構成員から、いかがですか。漆原構成員、お願いいたします。
○漆原構成員 御説明ありがとうございました。私から3点発言いたします。まず1つは、コラボヘルスの記載について新たに追加いただいた15ページの部分とは別に、17ページの一番下の部分にもともとあったコラボヘルスの情報提供連携の記載があります。両方ともコラボヘルスに関する記載ですので、その2つの関連性が分かるように記載を工夫いただければと思います。
もう1つは、9ページ上部のアンダーラインの2行目に「疾病の予防」という記載がありますが、8ページの下部にある健康課題についても「疾病の予防に」という部分について、具体的にどのようなことを想定しているのか、指針ではわかりにくいと思います。指針中に具体的な記載を求めるものではありませんが、指針を見た事業者が適切に理解ができるよう「どういう疾病の予防なのか」も含めて、手引き等において明らかにしていただきたいと思います。
最後に、2ページの「1.はじめに」のポツの2つ目に、治療と仕事の両立支援があります。治療と就労の両立支援の指針を見ますと、「疾病を抱える労働者」という定義になっており、こちらのTHP指針のほうは、「疾病の治療が必要な労働者」と記載が違っているが、この違いによって対象が限定されるのか確認したいと思います。以上、よろしくお願いいたします。
○髙田座長 ありがとうございます。事務局からお願いします。
○樋口産業保健支援室長 まず1点目ですが、コラボヘルスが分かれているところにつきましては、それぞれ情報共有のところと外部支援を活用するということで、ちょっと使い方のフェーズが違うので、文書上は分かれていますが、手引き等では、その辺がきちんと、その同じような文脈の中でコラボヘルスという、ある意味横軸的な見方でどう対応するかみたいなところで、少し工夫ができればフォローをさせていただきたいなと思います。
それから、疾病の予防につきましても、前回も同様のことをコメントいただいておりますので、そこは通知なり手引きなりで、いわゆる疾病の予防というのは今回の改正の中で、がんとかのそういった予防も含むものだというところについては、きちんとメッセージとして書かせていただきたいと思います。
3つ目の点につきましては、あくまで、これは指針の本文でも書いておりますように、今の労推法に基づく両立支援、こちらとの連携ということで、こちらのほうで何かしら定義を変えるものではありませんので、書き方も含めて、あるいは何らかのところで、若干書き方が違ったとしても、同じものであるというような、どこかでフォローはきちんとしておきたいなというふうに思います。ありがとうございます。
○髙田座長 漆原構成員、よろしいですか。ありがとうございます。そのほか、いかがですか。及川構成員、お願いいたします。
○及川構成員 ありがとうございます。私も、パンフレット、あるいはチラシ等で普及するときに是非お願いをしたいと思ってますのは、どうしても、この指針のところで難しい言葉が出てくると思いますが、先ほどの用語集を見ると、しっかり解説があって分かりやすいのですが、この用語集までたどらずに読めるような形が取れることが必要だと考えてます。是非、チラシ等は、読み手の立場に立った分かりやすいチラシを作っていただきたいというふうに思ってます。
あと、もう1つは、「がん等」の「等」で、以下がん等と言うことで、作る、作成する立場からしますと、効率的に文書を作る、あるいはコンパクトに長くならないようにしていくということは重要だと思って大変理解をするところなのですが、「がん検診等」ということで、これもがん検診等ということで以下ということなのですが、読み手の立場になると、最初読めば分かるのですが、なかなか、「がん等」の「等」の所に歯科疾患とか眼科疾患というのが、どうしても後から読んだり、別のところで参考にするところで読んだりすると分かりづらいなというふうにも思っておりますので、報告書は報告書でこれで結構だと思いますが、繰り返しですが、是非普及の観点からは、読み手の立場に立った表現、あるいは工夫をしていただきますようお願い申し上げます。以上です。
○髙田座長 ありがとうございます。事務局、いかがですか。
○樋口産業保健支援室長 ありがとうございます。指針等につきましては、法令上の制約等があり、なかなか読みづらいというところがありますが、いろいろ御議論いただいた手引きなり周知に当たっては、もちろん国民の皆様が分かりやすいような形での周知には当然努めていきたいというふうに考えております。御助言ありがとうございました。
○髙田座長 ありがとうございました。そのほか、いかがですか。武藤構成員、お願いいたします。
○武藤構成員 ありがとうございます。今の御発言に関わるところなのですが、先ほどありましたが、女性の健康課題ですとか、がんとか、そういったものは、あと、骨粗鬆症は具体的な病名なのですが、歯科疾患と眼科疾患が具体的な病名ではないものですから、何をターゲットにしてるのか。歯科のほうは私も検討会に出させていただいて、歯周病がメインということは承知しているのですが、眼科のほうが何かというのがちょっとよく分からなくて。その辺りは手引きで明らかにされるとは思いますが、その辺りが今後分かるようにしていただければというふうに思います。ありがとうございます。
○髙田座長 ありがとうございました。事務局、いかがですか。
○樋口産業保健支援室長 コメント踏まえて、そこは手引き等で整理させていただきたいと思います。ありがとうございます。
○髙田座長 そのほか、いかがですか。立道構成員、お願いいたします。
○立道構成員 どうもありがとうございます。先ほど、精度管理について御説明がありました。精度管理という言葉が分かりにくいものですから、整理をさせていただきたく御発言の機会を頂ければと思います。精度管理は、よく産業保健では検査の精度、つまり測定機器の精度や巡回健診で行ったときの採血から測定の間の温度管理といった、検査の精度など、あるいは人的なところでいうと、胸部レントゲンの読影の精度の管理ということを想定される方が多いのではないかと思います。
一方で、がん検診等のスクリーニングに関しては、基本的にこれは病気を直接検出するというものではなくて、振り分けをして精密検査につなげるということが大きな目的となります。この場合の精度管理というのは、産業保健で使われる精度管理と意味合いが異なっております。がん検診等のスクリーニングの精度管理とは、スクリーニングが適切に行われているかどうかを検証しながら、不備な点を改善していくことを意味します。すなわち、検診対象者の選定基準、受診者への説明が適切になされているか、受診勧奨がされているか、適切な検査が実施されているか、ここは大事なのですが、適切な判定、判定の資格を持つ医師により決められた手順で判定がされているか。更に重要なのが、検診判定として精密検査が必要か否かの2値で判定が原則されていること。そして、精密検査の受診者に対してその判定が理解可能になっているか。そして、その判定結果を基に説明がなされて、精検受診者に対する勧奨と、その精検結果の結果を把握することによって精検受診率が把握できたということになっていて、またその精検結果に基づいて、次の検診結果への指示まで行うという一連のプログラムが適正に行われているということを、チェックリストや、あるいはプロセス指標というものを用いて検証して、利益を最大化し不利益を最小化するように改善するということを精度管理と呼んでいるということでありますので。実はがん検診等の精度管理と、いわゆる検査の精度管理というのは同じ用語で語られて、混乱しておりますので、ここを是非分かるように解説いただければと思います。以上です。
○髙田座長 ありがとうございました。事務局、よろしいですか。
○樋口産業保健支援室長 ありがとうございます。確かに、我々も精度管理をうまくここで表現するということで、かなり苦労したところです。指針は、もうこれぐらいの表現しかできませんが、手引き等で丁寧に書かせていただければと思いますし、事業場からすると、中身というよりは、そういったことをしっかりやっている健診機関をどのように選ぶかという観点の案内もしたほうがいいかなと思っております。それは前回も御発言がありましたので、そういった観点で少し手引きを充実させていただければなというふうに考えております。
○髙田座長 ありがとうございます。そのほか、亀澤構成員、お願いいたします。
○亀澤構成員 ありがとうございます。全衛連の亀澤です。今の立道先生のお話にも関連することもお話したいと思います。まず、今まで4回にわたり、構成員として参加させていただき、議論に加えていただけたこと、それから職域でのがん検診を中心として、健診機関の実情を御説明する機会を与えていただきましたことについて御礼申し上げたいと思います。また、今までのTHP指針の健康保持増進措置の範囲を、がん検診等の二次予防まで拡大されたことの意義は大きいと思いますし、この二次予防に関する健診機関の役割が重要だと考えております。
第3回でも申し上げましたように、事業者や保険者の皆様におかれましては、ただ、この項目に関する健診が実施できるということで健診機関を選ぶのではなく、先ほど立道先生もおっしゃいましたように、健診の精度管理が行われて、結果のフォローアップを適切に行える良質な健診機関を選択いただくようお願い申し上げたいと思いますし、健診機関側も一定の質を確保した検診を実施できるように、更に努力する必要があると考えております。
全衛連におきましては、会員以外の方も対象に、そのような取組を実施しておりますが、今後とも事業を充実させていきたいと考えております。厚生労働省におかれましては、この指針を分かりやすく解説する資料を作成される予定と伺っておりますが、是非そちらにも私どもも参画させていただきたいと考えております。今後ともよろしくお願いいたします。以上です。ありがとうございました。
○髙田座長 ありがとうございます。事務局、いかがですか。
○樋口産業保健支援室長 先ほどお話させていただいたとおりですが、手引きのほうではこういった精度管理、そういったことをしっかりやってる検診機関の選び方等について少し書ければいいなと思っておりますし、また御協力いただけるということで、誠にありがとうございます。また引き続き、よろしくお願いいたします。
○髙田座長 そのほか、いかがでしょうか。鈴木構成員、お願いいたします。
○鈴木構成員 御指名ありがとうございます。事務局からお示しいただいた報告書案は、当検討会におけるこれまでの議論を十分に踏まえていただいた内容ですので異論はございません。
THP指針の直接の名宛人は、事業者、事業主であり、当然、積極的に取り組むことが期待されていることは理解しています。他方、がん検診の促進といったことも含めて、二次予防をしっかり行っていくという意味では、自治体、医療保険者、それから、産業保健総合支援センターなどの関係者との連携はやはり重要だと思っております。お示しいただいた報告書案で、その点をしっかりと盛り込んでいただいたことに感謝申し上げるとともに、THP指針改正版が公表されたあかつきには、しっかりと関係者の皆様にも理解していただくことが重要だと思いますので、周知をお願いできればと思っております。
経団連としても、改正THP指針が公表された後には、その内容の周知に努めてまいりたいと思っております。がん、それから、女性特有の健康課題、歯科疾患等の検査の受診率の向上、あるいは精密検査の受診勧奨などの好事例を紹介するシンポジウムといった企画をしているところです。会員企業に、今回の改正の趣旨も含めてしっかりと働き掛けをしてまいりたいと思っております。○髙田座長 ありがとうございます。事務局、いかがでしょうか。
○樋口産業保健支援室長 ありがとうございます。冒頭の会議の開催要綱でも書かせていただいておりますように、これは攻めの予防医療ということで、職域だけではなく政府全体で、自治体も保険者も含めて取り組むことということで取組を進めておりますので、事業場だけでなく、行政間でもそういった連携をいろいろさせていただきながら、この課題については進めていきたいと思います。また、周知、御協力をありがとうございます。我々のほうでもしっかりと周知をさせていただきたいと思います。
○髙田座長 ありがとうございます。そのほか、岡村構成員、お願いいたします。
○岡村構成員 お疲れさまでした。今、鈴木構成員が言われたこととも関係するのですが、がん検診など、特に、市町村の事業との連携などをうたわれているので、市町村に行ったら、知りません、聞いたことがないと言われることが結構あるので、周知の仕方をどうするかを含めて、多分、局等も異なってくるかと思うのですが、是非、市町村に行ったら、それは聞いたというぐらいの周知をしていただければと思います。もちろん、我々もできることはしますが、よろしくお願いいたします。
○髙田座長 ありがとうございます。事務局、よろしいでしょうか。
○樋口産業保健支援室長 その辺は大丈夫です。事務局席後ろの関係部署の皆様でやりますので。しっかりフォローさせていただきたいと思います。
○髙田座長 是非ともよろしくお願いいたします。そのほか、いかがでしょうか。松岡構成員、お願いいたします。
○松岡構成員 日本医師会の松岡です。今日、4回目のまとめということで、いろいろなお話に対して、きれいにまとめていただいたと思っております。是非、この二次予防を頑張っていきたいと思っております。1点だけ確認ですが、今回、攻めの予防医療を職域でどのように表していくのかというところで、THP指針の改正となったところですが、先般、攻めの予防医療全体の厚生労働省の対応方針をUENOプランとして概要が発表されております。職域だけでなく攻めの予防医療全体像として発表されたわけで、その中に職域が位置付けられていくかと認識しております。UENOプランと今回の検討会で議論した内容の関係を確認させていただければと思っております。○髙田座長 事務局、お願いいたします。
○樋口産業保健支援室長 ありがとうございます。構成員の皆様には事前に情報提供をさせていただきましたが、先日、UENOプランが公表され、その中には厚生労働省全体で進める攻めの予防医療のプランの全体が書かれているところです。その中で、大臣指針の改正と書かれている部分がこの検討会で御議論頂いている取組であり、全体の一部ということで位置付けられた取組となっております。
特に、UENOプランでは6つの領域を取り組ませていただく中で、歯科、がん、それから、女性の健康課題について、THP指針が一つのキーワードになっているという位置付けになろうかと思います。先ほど、連携等の話がありましたが、厚生労働省全体としてはこのUENOプランの中で連携をしながら、自治体、保険者、職域それぞれが役割を分担しながらやっていくと、そういった形になろうかと思います。
○髙田座長 よろしいでしょうか。ありがとうございます。続いて、オンラインで先に立石構成員が手を挙げられておりましたので、立石構成員からお願いいたします。
○立石構成員 産業医科大学の立石です。事務局の皆様におかれましては、非常に難しい課題を端的に、しかも短い時間でまとめていただき、大変感謝いたします。非常に完成度の高いものになったのではないかと思っております。
私からは、検診の検討会と、今回、連続であったところがあり、一般的な産業保険の考え方と公衆衛生の考え方が少し乖離が。
○事務局 立石先生、聞こえておりますでしょうか。
○髙田座長 そうしましたら、立石構成員がまたオンライン会議に入り直される間に。お待たせしました。森構成員、お願いいたします。
○森構成員 今回の内容については、十分に前回の議論、意見を担当、対応いただいたと思います。いずれにしても、この指針が具体的に次のステージでいきることがとても大事だと思います。1つは、立道構成員が御説明されたような、例えば、精度管理という言葉一つ取っても、専門用語と実態ということから考えると、非常に乖離があったり、分かりにくいことについて、いかに手引きできちんと説明するかということが重要と思います。
それから、今回のTHP指針の改正は、攻めの予防医療から入っています。これまでは、労働衛生行政、医療保険の行政など、同じ対象に対する施策でも、どちらかというと分かれて検討していたものを、横軸を指しながらそれぞれの省庁・局のプログラムをうまく連携させていくという、そういった段階にあるように思います。 例えば、経済産業省の健康経営、スポーツ庁のスポーツエールカンパニーなどもそうです。上手に連携をしながら、労働衛生行政の中でも成果が出る形の上手な運用を、是非、お願いしたいところです。以上です。
○髙田座長 ありがとうございます。事務局、よろしいでしょうか。
○樋口産業保健支援室長 ありがとうございます。手引きについては、今までも議論にもありましたが、様々な観点でしっかりフォローはさせていただきたいと思います。他省庁との連携についても、今、攻めの予防医療というキーワードでいろいろな連携が始まっておりますので、そういった機運もつかみながら、いろいろ工夫しながらやっていきたいと思います。御助言ありがとうございました。
○髙田座長 ありがとうございます。立石構成員、大丈夫でしょうか。大変な中、ありがとうございます。
○立石構成員 失礼いたしました。先ほど、どこまで話が通ったか分からないですが、非常に端的に短い期間でまとめていただき、本当に感謝申し上げます。議論されていたことはほぼ網羅されているのではないかと思います。
今回の地域職域の連携のところに関しても少し触れていただきたいのですが、検診の検討会からずっと通しで見てきたときに、産業保健の視点と公衆衛生の視点というものに、やはり、かなりギャップがあると。国民全体の健康を見ている公衆衛生の話と、事業者責任という枠組みの中で見ているところがあり、それぞれ、見ている世界が違うということは、それは非常に大事なことだと思いますが、その結果、結果的に何か見落としてしまうというか、落ちてしまうところが存在することもあり得るのではないかということもございます。
今後、手引きを作成していきますので、産業保健という文脈の中では、基本的にはこのような枠組みの中でやっていますというところと、健康増進法についても、健康増進法という枠組みではこのような文脈でやっているというところを少し皆が分かるような形にして、その上で、産業保健という文脈の中で、今回の健康増進というところに、このようなところを取り組むとより効果が出るという、そのような文脈にしていくことがより重要なのではないかと思いながら、この4回の検討会に出ておりました。
是非、手引きを作成するところに関しては、私も少しお手伝いをさせていただきながら、国民の皆様方がしっかりと健康な状態を保てるような、そのような健康増進に進めるような、それが地域や職域、枠組みは、いずれにせよ、守備範囲がどうなっているかがしっかりと分かるようにして、そして、自分の手に及ばないところでは地域に少しお渡しする。
場合によっては、地域が手が届かないところは職域がお手伝いするみたいな、お互いが協創しながらやっていけるような、そのような方法を少し提案できたらと思っておりますので、是非、手引きの作成に関しても、しっかりと力を入れてやっていければと思いますので、よろしくお願いいたします。
○髙田座長 ありがとうございます。事務局、いかがでしょうか。
○樋口産業保健支援室長 ありがとうございます。立石先生のおっしゃるとおり、一般健康診断の検討会等を踏まえて、職域での一般健康診断の意義、それから、このTHP指針、一国民としての労働者自身の健康の支援といったところの交通整理が大分できたと思います。それは、手引き等でまた御紹介できればと思いますし、また、その作成に当たり、御協力いただけるということで誠にありがとうございます。また、いろいろ頼らせていただくことがあるかと思いますが、よろしくお願いいたします。
○髙田座長 ありがとうございます。そのほか、いかがでしょうか。よろしいでしょうか。いろいろ御意見を賜り、ありがとうございます。報告書案全体を御議論いただき、基本的には御了解いただけたものと思います。本日の議論を踏まえ、必要な修正等は座長と事務局で進めることとし、報告書の最終取りまとめについては座長である私に御一任いただくということでよろしいでしょうか。
(異議なし)
○髙田座長 ありがとうございます。それでは、事務局と相談して取りまとめをさせていただきたいと思います。本日の議題は以上で終了といたします。それでは、事務局にお返しいたします。
○藤井産業保健室長補佐 本日も、大変貴重な御意見を頂き、ありがとうございました。また、座長に御一任いただいたということで、報告書の取りまとめをもちまして、本件、当会を終了とさせていただきたいと考えております。本年4月よりお忙しいところ御参集いただき、活発に御議論いただき、誠にありがとうございました。
今後ですが、報告書については、座長とも御相談の上、必要な修正を行った後、公表させていただきたいと考えております。検討会の最後に際し、安全衛生部長の安井より一言御挨拶申し上げます。
○安井安全衛生部長 本日、4回にわたり自由闊達な御議論を頂き、ありがとうございました。こちらの検討会については、先ほども御説明がございましたが、攻めの予防医療というところで、労働安全衛生法で何ができるのかという大臣の問い掛けがあり、いろいろ検討した中で健康保持増進ということであれば、公衆衛生の分野と連携しながら、がん検診などの受診勧奨の強化に貢献できるのではないかという流れの中で、今回、具体的な内容について御議論を頂いたところです。
こういった課題に対応するために、報告書においても、従来の健康保持増進措置をがん検診などの二次予防にまで拡大すると、あるいは、治療と仕事の両立に関して、それを指針上に明記すること。あるいは、保険者や地域貢献との更なる連携の推進を織り込むということで、かなり前進が図れたのではないかと考えております。
先ほど、立石構成員からも御指摘がございましたが、産業保健と公衆衛生の間でお見合いして落ちてしまうところがあるのではないかという御指摘もございました。確かに、観点が違うものと、事業者責任を基本とする産業保健というのは、やはり、ある程度外縁があり、外に出ていけない部分もございますので、そういったところと自治体あるいは保険者の連携で御指摘のような、落ちてしまうところがないように省内でも連携をしていきたいと考えております。
報告書については、先ほど御説明したとおり、最終的に座長に確認いただいた後、速やかに公表させていただく予定です。また、労働政策審議会安全衛生分科会にも御報告する予定です。今年の秋頃をめどにパブリックコメントを経た上で、THP指針の改正を行う予定にしておりますので、また、改正ができたあかつきには、それぞれのお立場で、是非、周知などに御協力いただければと思いますので、よろしくお願いいたします。本日は誠にありがとうございました。
○藤井産業保健室長補佐 それでは、本日はこれにて閉会といたします。皆様、お忙しい中、御参集いただき誠にありがとうございました。
本日の出欠状況ですが、清田構成員、古井構成員からは欠席の御連絡を頂いています。また、大須賀構成員、立石構成員、森構成員は、オンラインでの御参加となっています。
続きまして、構成員の皆様に御発言の仕方などを御説明させていただきます。会場の皆様におかれましては、お手元にお一人1台でマイクを御用意しておりますので、御発言の際は座長の指名を受けてから、スイッチをオンにして御発言をお願いいたします。御発言終了後は、スイッチをオフにしていただきますよう、お願いいたします。また、オンラインで御参加いただいている皆様におかれましては、御発言の際は「手を挙げる」ボタンをクリックしていただき、座長の指名を受けてから、マイクのミュートを解除し、御発言をお願いいたします。御発言終了後は、再度マイクをミュートにしていただきますよう、お願いいたします。
続いて、資料の確認をいたします。本日の資料は、議事次第、資料1、参考資料1、参考資料2になります。この後議事に沿って画面共有にて御覧いただきますが、不足等がありましたら事務局よりお送りしますので、コメント又は御発言にてお申し出ください。
報道関係者の皆様におかれましては、カメラ撮影はここまでとしていただきますよう、お願いいたします。
それでは、以降の議事進行につきましては、髙田座長にお願いいたします。
○髙田座長 それでは、本日もよろしくお願いいたします。今、森先生、立石先生は画面を御覧になることは可能な状況でしょうか。
○立石構成員 今は映っていないようですので、配布資料がありましたので、そちらで確認しておきます。
○髙田座長 ありがとうございます。森先生も大丈夫でしょうか。
○森構成員 はい、私も。今、資料が映りました。
○立石構成員 今、資料が映りました。
○森構成員 会場の様子は分からないですけど、資料は映りました。
○髙田座長 画面共有は大丈夫ということでよろしいでしょうか。ありがとうございます。
それでは、本日の議事に入りたいと思います。お手元の議事次第に沿って進めてまいります。まず、事務局より(1)「事業場における労働者の健康保持増進の在り方に関する検討会報告書案について」、説明をお願いいたします。
○樋口産業保健支援室長 それでは説明いたします。お手元の資料1を御覧ください。前回、第3回検討会で、こちらの報告書案を示して御議論いただきました。その御議論を踏まえて修正したところについて御説明させていただこうと思います。具体的には、黄色いマーカーが付いている所が前回より修正した所で、事務局で日本語をより分かりやすくする等で、改正した部分と合わせて、前回の御議論を踏まえて修正した所に黄色いマーカーを付けています。
3ページを御覧ください。上のほうの、がん検診等というのは、事務局で本文と合わせて修正した所です。それから、真ん中辺り、健診及び検診に関するプログラムに係る要件及びがん検診等を含めたと書いている部分につきましては、亀澤構成員から、個々の検査の精度だけではなく、プロセス、手続等に関する管理もしっかりやっていることをきちんと書いた方が良いということもありましたので、そういったことが読めるような形で書いている部分です。
4ページを御覧ください。こちらについては、漆原構成員から、PHR、ツール等の活用につきましては、事業者が労働者に使用を強要するものではなく、労働者が自主的に活用することを促す、そういったような文脈にしてほしいという御意見。それから、松岡構成員からは、PHRが目指すもの、定義のようなものを書いたほうがよいのではないかということがありましたので、こちらにありますように、労働者が自身の健康保持増進につなげていく観点から、デジタルツール等を活用し、生涯にわたる自身の保健医療情報(PHR)の把握に努めるよう促すことという表現に修正しているところです。
7ページを御覧ください。一番上のがんの所については、最新のデータに修正しました。それから、真ん中辺りの文言等につきましては、事務局で読みやすい日本語ということで修正した部分です。
8ページを御覧ください。先ほど報告書の本文にも書きましたPHRの表現について、こちらにも反映しているところです。
9ページは、事務局での日本語の修正です。
15ページを御覧ください。外部資源との連携につきまして、岡村先生から、自治体との連携等につきましては地域・職域連携推進協議会だけではないということで、等を加えるようにというお話がありましたので、等を加えています。それから、下2行、今日御欠席ですが、古井構成員から、いわゆる企業と医療保険者が密に連携して行う大企業のようなパターンがあれば、中小企業のように協会けんぽ等の既存のサービスを活用するといったケースも多々あるということで、そういったケースが読めるように、事業者はコラボヘルス等の一環として、医療保険者の実施する各種サービスの情報を入手し活用するとともにということを、一文を加えたところです。
16~17ページは、事務局で日本語の修正をした部分で、16ページの中段辺り、公的機関と書いているのが、前回は国はとしておりましたけれども、自治体等の情報も活用するケースもあるということで、事務局で公共機関と修正しております。真ん中辺り、また、健康教育の実施に当たっては、労働者の健康増進対策の推進を担当する産業保健スタッフへの教育も必要であるということで、これは、森構成員から特にこういった企画、立案をする産業保健スタッフの教育が重要であるということで書いたところです。
残りの16ページの後段については、日本語の適正化ということで、事務局で修正したものです。
20ページも、事務局で日本語の修正をした部分です。
21ページは、先ほど本文にありました精度管理について、個々の検査だけではなく、手続等についても読めるようにということで修正をした部分です。前回からの主な修正部分は、今お話ししたところです。
参考資料を簡単に説明します。参考資料1を御覧ください。こちらの報告書については御議論いただいているところですけれども、現時点の報告書の案を、全体1枚で俯瞰するとこのようなイメージだということで、参考に作ったものです。
2ページが、報告書の本文を全体に俯瞰したイメージということで記載しているところです。3ページが、指針本体の改正のイメージということで、主に追加した要素を列挙したものです。まだ報告書としてまとまっておりませんけれども、全体を俯瞰するとこのようなイメージだということで、今日の議論の参考にしていただければと思います。
参考資料2を御覧ください。分厚い資料ではありますけれども、PHRの定義を記載するときに使った資料ということで、見ていただくのは20~21ページです。20ページに表が付いております。一番下にPHRの定義ということで、一般には生涯にわたる個人の保健医療情報であるというようなことで書かれておりまして、そちらの定義を先ほどの本文の記載文に活用したということで、参考資料として付けています。説明は以上となります。御審議のほど、よろしくお願いいたします。
○髙田座長 ありがとうございます。今、資料1に基づきまして、報告書(案)の前回からの修正事項を中心に御説明いただきました。ただいまの御説明に関して、御質問のある構成員は御発言をお願いします。会場参加の構成員から、いかがですか。漆原構成員、お願いいたします。
○漆原構成員 御説明ありがとうございました。私から3点発言いたします。まず1つは、コラボヘルスの記載について新たに追加いただいた15ページの部分とは別に、17ページの一番下の部分にもともとあったコラボヘルスの情報提供連携の記載があります。両方ともコラボヘルスに関する記載ですので、その2つの関連性が分かるように記載を工夫いただければと思います。
もう1つは、9ページ上部のアンダーラインの2行目に「疾病の予防」という記載がありますが、8ページの下部にある健康課題についても「疾病の予防に」という部分について、具体的にどのようなことを想定しているのか、指針ではわかりにくいと思います。指針中に具体的な記載を求めるものではありませんが、指針を見た事業者が適切に理解ができるよう「どういう疾病の予防なのか」も含めて、手引き等において明らかにしていただきたいと思います。
最後に、2ページの「1.はじめに」のポツの2つ目に、治療と仕事の両立支援があります。治療と就労の両立支援の指針を見ますと、「疾病を抱える労働者」という定義になっており、こちらのTHP指針のほうは、「疾病の治療が必要な労働者」と記載が違っているが、この違いによって対象が限定されるのか確認したいと思います。以上、よろしくお願いいたします。
○髙田座長 ありがとうございます。事務局からお願いします。
○樋口産業保健支援室長 まず1点目ですが、コラボヘルスが分かれているところにつきましては、それぞれ情報共有のところと外部支援を活用するということで、ちょっと使い方のフェーズが違うので、文書上は分かれていますが、手引き等では、その辺がきちんと、その同じような文脈の中でコラボヘルスという、ある意味横軸的な見方でどう対応するかみたいなところで、少し工夫ができればフォローをさせていただきたいなと思います。
それから、疾病の予防につきましても、前回も同様のことをコメントいただいておりますので、そこは通知なり手引きなりで、いわゆる疾病の予防というのは今回の改正の中で、がんとかのそういった予防も含むものだというところについては、きちんとメッセージとして書かせていただきたいと思います。
3つ目の点につきましては、あくまで、これは指針の本文でも書いておりますように、今の労推法に基づく両立支援、こちらとの連携ということで、こちらのほうで何かしら定義を変えるものではありませんので、書き方も含めて、あるいは何らかのところで、若干書き方が違ったとしても、同じものであるというような、どこかでフォローはきちんとしておきたいなというふうに思います。ありがとうございます。
○髙田座長 漆原構成員、よろしいですか。ありがとうございます。そのほか、いかがですか。及川構成員、お願いいたします。
○及川構成員 ありがとうございます。私も、パンフレット、あるいはチラシ等で普及するときに是非お願いをしたいと思ってますのは、どうしても、この指針のところで難しい言葉が出てくると思いますが、先ほどの用語集を見ると、しっかり解説があって分かりやすいのですが、この用語集までたどらずに読めるような形が取れることが必要だと考えてます。是非、チラシ等は、読み手の立場に立った分かりやすいチラシを作っていただきたいというふうに思ってます。
あと、もう1つは、「がん等」の「等」で、以下がん等と言うことで、作る、作成する立場からしますと、効率的に文書を作る、あるいはコンパクトに長くならないようにしていくということは重要だと思って大変理解をするところなのですが、「がん検診等」ということで、これもがん検診等ということで以下ということなのですが、読み手の立場になると、最初読めば分かるのですが、なかなか、「がん等」の「等」の所に歯科疾患とか眼科疾患というのが、どうしても後から読んだり、別のところで参考にするところで読んだりすると分かりづらいなというふうにも思っておりますので、報告書は報告書でこれで結構だと思いますが、繰り返しですが、是非普及の観点からは、読み手の立場に立った表現、あるいは工夫をしていただきますようお願い申し上げます。以上です。
○髙田座長 ありがとうございます。事務局、いかがですか。
○樋口産業保健支援室長 ありがとうございます。指針等につきましては、法令上の制約等があり、なかなか読みづらいというところがありますが、いろいろ御議論いただいた手引きなり周知に当たっては、もちろん国民の皆様が分かりやすいような形での周知には当然努めていきたいというふうに考えております。御助言ありがとうございました。
○髙田座長 ありがとうございました。そのほか、いかがですか。武藤構成員、お願いいたします。
○武藤構成員 ありがとうございます。今の御発言に関わるところなのですが、先ほどありましたが、女性の健康課題ですとか、がんとか、そういったものは、あと、骨粗鬆症は具体的な病名なのですが、歯科疾患と眼科疾患が具体的な病名ではないものですから、何をターゲットにしてるのか。歯科のほうは私も検討会に出させていただいて、歯周病がメインということは承知しているのですが、眼科のほうが何かというのがちょっとよく分からなくて。その辺りは手引きで明らかにされるとは思いますが、その辺りが今後分かるようにしていただければというふうに思います。ありがとうございます。
○髙田座長 ありがとうございました。事務局、いかがですか。
○樋口産業保健支援室長 コメント踏まえて、そこは手引き等で整理させていただきたいと思います。ありがとうございます。
○髙田座長 そのほか、いかがですか。立道構成員、お願いいたします。
○立道構成員 どうもありがとうございます。先ほど、精度管理について御説明がありました。精度管理という言葉が分かりにくいものですから、整理をさせていただきたく御発言の機会を頂ければと思います。精度管理は、よく産業保健では検査の精度、つまり測定機器の精度や巡回健診で行ったときの採血から測定の間の温度管理といった、検査の精度など、あるいは人的なところでいうと、胸部レントゲンの読影の精度の管理ということを想定される方が多いのではないかと思います。
一方で、がん検診等のスクリーニングに関しては、基本的にこれは病気を直接検出するというものではなくて、振り分けをして精密検査につなげるということが大きな目的となります。この場合の精度管理というのは、産業保健で使われる精度管理と意味合いが異なっております。がん検診等のスクリーニングの精度管理とは、スクリーニングが適切に行われているかどうかを検証しながら、不備な点を改善していくことを意味します。すなわち、検診対象者の選定基準、受診者への説明が適切になされているか、受診勧奨がされているか、適切な検査が実施されているか、ここは大事なのですが、適切な判定、判定の資格を持つ医師により決められた手順で判定がされているか。更に重要なのが、検診判定として精密検査が必要か否かの2値で判定が原則されていること。そして、精密検査の受診者に対してその判定が理解可能になっているか。そして、その判定結果を基に説明がなされて、精検受診者に対する勧奨と、その精検結果の結果を把握することによって精検受診率が把握できたということになっていて、またその精検結果に基づいて、次の検診結果への指示まで行うという一連のプログラムが適正に行われているということを、チェックリストや、あるいはプロセス指標というものを用いて検証して、利益を最大化し不利益を最小化するように改善するということを精度管理と呼んでいるということでありますので。実はがん検診等の精度管理と、いわゆる検査の精度管理というのは同じ用語で語られて、混乱しておりますので、ここを是非分かるように解説いただければと思います。以上です。
○髙田座長 ありがとうございました。事務局、よろしいですか。
○樋口産業保健支援室長 ありがとうございます。確かに、我々も精度管理をうまくここで表現するということで、かなり苦労したところです。指針は、もうこれぐらいの表現しかできませんが、手引き等で丁寧に書かせていただければと思いますし、事業場からすると、中身というよりは、そういったことをしっかりやっている健診機関をどのように選ぶかという観点の案内もしたほうがいいかなと思っております。それは前回も御発言がありましたので、そういった観点で少し手引きを充実させていただければなというふうに考えております。
○髙田座長 ありがとうございます。そのほか、亀澤構成員、お願いいたします。
○亀澤構成員 ありがとうございます。全衛連の亀澤です。今の立道先生のお話にも関連することもお話したいと思います。まず、今まで4回にわたり、構成員として参加させていただき、議論に加えていただけたこと、それから職域でのがん検診を中心として、健診機関の実情を御説明する機会を与えていただきましたことについて御礼申し上げたいと思います。また、今までのTHP指針の健康保持増進措置の範囲を、がん検診等の二次予防まで拡大されたことの意義は大きいと思いますし、この二次予防に関する健診機関の役割が重要だと考えております。
第3回でも申し上げましたように、事業者や保険者の皆様におかれましては、ただ、この項目に関する健診が実施できるということで健診機関を選ぶのではなく、先ほど立道先生もおっしゃいましたように、健診の精度管理が行われて、結果のフォローアップを適切に行える良質な健診機関を選択いただくようお願い申し上げたいと思いますし、健診機関側も一定の質を確保した検診を実施できるように、更に努力する必要があると考えております。
全衛連におきましては、会員以外の方も対象に、そのような取組を実施しておりますが、今後とも事業を充実させていきたいと考えております。厚生労働省におかれましては、この指針を分かりやすく解説する資料を作成される予定と伺っておりますが、是非そちらにも私どもも参画させていただきたいと考えております。今後ともよろしくお願いいたします。以上です。ありがとうございました。
○髙田座長 ありがとうございます。事務局、いかがですか。
○樋口産業保健支援室長 先ほどお話させていただいたとおりですが、手引きのほうではこういった精度管理、そういったことをしっかりやってる検診機関の選び方等について少し書ければいいなと思っておりますし、また御協力いただけるということで、誠にありがとうございます。また引き続き、よろしくお願いいたします。
○髙田座長 そのほか、いかがでしょうか。鈴木構成員、お願いいたします。
○鈴木構成員 御指名ありがとうございます。事務局からお示しいただいた報告書案は、当検討会におけるこれまでの議論を十分に踏まえていただいた内容ですので異論はございません。
THP指針の直接の名宛人は、事業者、事業主であり、当然、積極的に取り組むことが期待されていることは理解しています。他方、がん検診の促進といったことも含めて、二次予防をしっかり行っていくという意味では、自治体、医療保険者、それから、産業保健総合支援センターなどの関係者との連携はやはり重要だと思っております。お示しいただいた報告書案で、その点をしっかりと盛り込んでいただいたことに感謝申し上げるとともに、THP指針改正版が公表されたあかつきには、しっかりと関係者の皆様にも理解していただくことが重要だと思いますので、周知をお願いできればと思っております。
経団連としても、改正THP指針が公表された後には、その内容の周知に努めてまいりたいと思っております。がん、それから、女性特有の健康課題、歯科疾患等の検査の受診率の向上、あるいは精密検査の受診勧奨などの好事例を紹介するシンポジウムといった企画をしているところです。会員企業に、今回の改正の趣旨も含めてしっかりと働き掛けをしてまいりたいと思っております。○髙田座長 ありがとうございます。事務局、いかがでしょうか。
○樋口産業保健支援室長 ありがとうございます。冒頭の会議の開催要綱でも書かせていただいておりますように、これは攻めの予防医療ということで、職域だけではなく政府全体で、自治体も保険者も含めて取り組むことということで取組を進めておりますので、事業場だけでなく、行政間でもそういった連携をいろいろさせていただきながら、この課題については進めていきたいと思います。また、周知、御協力をありがとうございます。我々のほうでもしっかりと周知をさせていただきたいと思います。
○髙田座長 ありがとうございます。そのほか、岡村構成員、お願いいたします。
○岡村構成員 お疲れさまでした。今、鈴木構成員が言われたこととも関係するのですが、がん検診など、特に、市町村の事業との連携などをうたわれているので、市町村に行ったら、知りません、聞いたことがないと言われることが結構あるので、周知の仕方をどうするかを含めて、多分、局等も異なってくるかと思うのですが、是非、市町村に行ったら、それは聞いたというぐらいの周知をしていただければと思います。もちろん、我々もできることはしますが、よろしくお願いいたします。
○髙田座長 ありがとうございます。事務局、よろしいでしょうか。
○樋口産業保健支援室長 その辺は大丈夫です。事務局席後ろの関係部署の皆様でやりますので。しっかりフォローさせていただきたいと思います。
○髙田座長 是非ともよろしくお願いいたします。そのほか、いかがでしょうか。松岡構成員、お願いいたします。
○松岡構成員 日本医師会の松岡です。今日、4回目のまとめということで、いろいろなお話に対して、きれいにまとめていただいたと思っております。是非、この二次予防を頑張っていきたいと思っております。1点だけ確認ですが、今回、攻めの予防医療を職域でどのように表していくのかというところで、THP指針の改正となったところですが、先般、攻めの予防医療全体の厚生労働省の対応方針をUENOプランとして概要が発表されております。職域だけでなく攻めの予防医療全体像として発表されたわけで、その中に職域が位置付けられていくかと認識しております。UENOプランと今回の検討会で議論した内容の関係を確認させていただければと思っております。○髙田座長 事務局、お願いいたします。
○樋口産業保健支援室長 ありがとうございます。構成員の皆様には事前に情報提供をさせていただきましたが、先日、UENOプランが公表され、その中には厚生労働省全体で進める攻めの予防医療のプランの全体が書かれているところです。その中で、大臣指針の改正と書かれている部分がこの検討会で御議論頂いている取組であり、全体の一部ということで位置付けられた取組となっております。
特に、UENOプランでは6つの領域を取り組ませていただく中で、歯科、がん、それから、女性の健康課題について、THP指針が一つのキーワードになっているという位置付けになろうかと思います。先ほど、連携等の話がありましたが、厚生労働省全体としてはこのUENOプランの中で連携をしながら、自治体、保険者、職域それぞれが役割を分担しながらやっていくと、そういった形になろうかと思います。
○髙田座長 よろしいでしょうか。ありがとうございます。続いて、オンラインで先に立石構成員が手を挙げられておりましたので、立石構成員からお願いいたします。
○立石構成員 産業医科大学の立石です。事務局の皆様におかれましては、非常に難しい課題を端的に、しかも短い時間でまとめていただき、大変感謝いたします。非常に完成度の高いものになったのではないかと思っております。
私からは、検診の検討会と、今回、連続であったところがあり、一般的な産業保険の考え方と公衆衛生の考え方が少し乖離が。
○事務局 立石先生、聞こえておりますでしょうか。
○髙田座長 そうしましたら、立石構成員がまたオンライン会議に入り直される間に。お待たせしました。森構成員、お願いいたします。
○森構成員 今回の内容については、十分に前回の議論、意見を担当、対応いただいたと思います。いずれにしても、この指針が具体的に次のステージでいきることがとても大事だと思います。1つは、立道構成員が御説明されたような、例えば、精度管理という言葉一つ取っても、専門用語と実態ということから考えると、非常に乖離があったり、分かりにくいことについて、いかに手引きできちんと説明するかということが重要と思います。
それから、今回のTHP指針の改正は、攻めの予防医療から入っています。これまでは、労働衛生行政、医療保険の行政など、同じ対象に対する施策でも、どちらかというと分かれて検討していたものを、横軸を指しながらそれぞれの省庁・局のプログラムをうまく連携させていくという、そういった段階にあるように思います。 例えば、経済産業省の健康経営、スポーツ庁のスポーツエールカンパニーなどもそうです。上手に連携をしながら、労働衛生行政の中でも成果が出る形の上手な運用を、是非、お願いしたいところです。以上です。
○髙田座長 ありがとうございます。事務局、よろしいでしょうか。
○樋口産業保健支援室長 ありがとうございます。手引きについては、今までも議論にもありましたが、様々な観点でしっかりフォローはさせていただきたいと思います。他省庁との連携についても、今、攻めの予防医療というキーワードでいろいろな連携が始まっておりますので、そういった機運もつかみながら、いろいろ工夫しながらやっていきたいと思います。御助言ありがとうございました。
○髙田座長 ありがとうございます。立石構成員、大丈夫でしょうか。大変な中、ありがとうございます。
○立石構成員 失礼いたしました。先ほど、どこまで話が通ったか分からないですが、非常に端的に短い期間でまとめていただき、本当に感謝申し上げます。議論されていたことはほぼ網羅されているのではないかと思います。
今回の地域職域の連携のところに関しても少し触れていただきたいのですが、検診の検討会からずっと通しで見てきたときに、産業保健の視点と公衆衛生の視点というものに、やはり、かなりギャップがあると。国民全体の健康を見ている公衆衛生の話と、事業者責任という枠組みの中で見ているところがあり、それぞれ、見ている世界が違うということは、それは非常に大事なことだと思いますが、その結果、結果的に何か見落としてしまうというか、落ちてしまうところが存在することもあり得るのではないかということもございます。
今後、手引きを作成していきますので、産業保健という文脈の中では、基本的にはこのような枠組みの中でやっていますというところと、健康増進法についても、健康増進法という枠組みではこのような文脈でやっているというところを少し皆が分かるような形にして、その上で、産業保健という文脈の中で、今回の健康増進というところに、このようなところを取り組むとより効果が出るという、そのような文脈にしていくことがより重要なのではないかと思いながら、この4回の検討会に出ておりました。
是非、手引きを作成するところに関しては、私も少しお手伝いをさせていただきながら、国民の皆様方がしっかりと健康な状態を保てるような、そのような健康増進に進めるような、それが地域や職域、枠組みは、いずれにせよ、守備範囲がどうなっているかがしっかりと分かるようにして、そして、自分の手に及ばないところでは地域に少しお渡しする。
場合によっては、地域が手が届かないところは職域がお手伝いするみたいな、お互いが協創しながらやっていけるような、そのような方法を少し提案できたらと思っておりますので、是非、手引きの作成に関しても、しっかりと力を入れてやっていければと思いますので、よろしくお願いいたします。
○髙田座長 ありがとうございます。事務局、いかがでしょうか。
○樋口産業保健支援室長 ありがとうございます。立石先生のおっしゃるとおり、一般健康診断の検討会等を踏まえて、職域での一般健康診断の意義、それから、このTHP指針、一国民としての労働者自身の健康の支援といったところの交通整理が大分できたと思います。それは、手引き等でまた御紹介できればと思いますし、また、その作成に当たり、御協力いただけるということで誠にありがとうございます。また、いろいろ頼らせていただくことがあるかと思いますが、よろしくお願いいたします。
○髙田座長 ありがとうございます。そのほか、いかがでしょうか。よろしいでしょうか。いろいろ御意見を賜り、ありがとうございます。報告書案全体を御議論いただき、基本的には御了解いただけたものと思います。本日の議論を踏まえ、必要な修正等は座長と事務局で進めることとし、報告書の最終取りまとめについては座長である私に御一任いただくということでよろしいでしょうか。
(異議なし)
○髙田座長 ありがとうございます。それでは、事務局と相談して取りまとめをさせていただきたいと思います。本日の議題は以上で終了といたします。それでは、事務局にお返しいたします。
○藤井産業保健室長補佐 本日も、大変貴重な御意見を頂き、ありがとうございました。また、座長に御一任いただいたということで、報告書の取りまとめをもちまして、本件、当会を終了とさせていただきたいと考えております。本年4月よりお忙しいところ御参集いただき、活発に御議論いただき、誠にありがとうございました。
今後ですが、報告書については、座長とも御相談の上、必要な修正を行った後、公表させていただきたいと考えております。検討会の最後に際し、安全衛生部長の安井より一言御挨拶申し上げます。
○安井安全衛生部長 本日、4回にわたり自由闊達な御議論を頂き、ありがとうございました。こちらの検討会については、先ほども御説明がございましたが、攻めの予防医療というところで、労働安全衛生法で何ができるのかという大臣の問い掛けがあり、いろいろ検討した中で健康保持増進ということであれば、公衆衛生の分野と連携しながら、がん検診などの受診勧奨の強化に貢献できるのではないかという流れの中で、今回、具体的な内容について御議論を頂いたところです。
こういった課題に対応するために、報告書においても、従来の健康保持増進措置をがん検診などの二次予防にまで拡大すると、あるいは、治療と仕事の両立に関して、それを指針上に明記すること。あるいは、保険者や地域貢献との更なる連携の推進を織り込むということで、かなり前進が図れたのではないかと考えております。
先ほど、立石構成員からも御指摘がございましたが、産業保健と公衆衛生の間でお見合いして落ちてしまうところがあるのではないかという御指摘もございました。確かに、観点が違うものと、事業者責任を基本とする産業保健というのは、やはり、ある程度外縁があり、外に出ていけない部分もございますので、そういったところと自治体あるいは保険者の連携で御指摘のような、落ちてしまうところがないように省内でも連携をしていきたいと考えております。
報告書については、先ほど御説明したとおり、最終的に座長に確認いただいた後、速やかに公表させていただく予定です。また、労働政策審議会安全衛生分科会にも御報告する予定です。今年の秋頃をめどにパブリックコメントを経た上で、THP指針の改正を行う予定にしておりますので、また、改正ができたあかつきには、それぞれのお立場で、是非、周知などに御協力いただければと思いますので、よろしくお願いいたします。本日は誠にありがとうございました。
○藤井産業保健室長補佐 それでは、本日はこれにて閉会といたします。皆様、お忙しい中、御参集いただき誠にありがとうございました。

