第47回全国健康保険協会業績評価に関する検討会 議事録

日時

令和8年7月24日(金)14:00~16:00

場所

TKP新橋カンファレンスセンター(12A )
 

議題

  1. (1)令和7年度全国健康保険協会業績評価に関する検討会の進め方について
  2. (2)業務実績に関する評価の基準の見直し方針について(中間報告)
  3. (3)全国健康保険協会の令和7年度業務実績に関する評価の基準について

議事

○片谷管理室長 定刻より少し早いのですが、皆様おそろいになりましたので、ただいまより第47回「全国健康保険協会業績評価に関する検討会」を開催いたします。
 皆様には御多忙のところ御出席いただきまして、ありがとうございます。
 事務局を務めます保険局保険課全国健康保険協会管理室長の片谷でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
 本検討会におきましては、コロナ禍よりしばらくオンラインで開催しておりましたけれども、今回より対面とオンラインというハイブリッド方式で開催することといたしました。どうぞよろしくお願いいたします。
 御発言の際には挙手をしていただきまして、座長の指名を受けた後に御発言をお願いいたします。
 オンラインで御参加いただいている構成員の皆様におかれましては、御発言の際はZoomの「手を挙げる」という機能は使用しないで、カメラに向かって挙手をしていただくようによろしくお願いいたします。
 挙手後は、座長の指名を受けた後、マイクのミュートを解除して御発言いただきまして、終了後は再度マイクをミュートにしていただきますようよろしくお願いいたします。
 また、議題に関しまして御賛同いただく際には、うなずいていただくことをもって異議なしの旨の確認とさせていただきますので、よろしくお願いいたします。また、御異議がある場合は挙手をお願いいたします。
 会議の開催に先立ちまして、構成員の皆様につきまして御紹介させていただきます。五十音順でございます。
 伊藤構成員。
 尾関構成員。
 西村構成員。
 古井構成員。
 森下構成員。
 以上、5名の皆様方に本年度も引き続き御参画いただきますので、どうぞよろしくお願いいたします。
 次に、出席の状況でございますけれども、構成員の皆様全員御出席でございます。尾関構成員、古井構成員におかれましてはオンラインでの御参加となっております。
 なお、本日は主に業績評価の基準に関することを御議論いただく場でございますので、評価される側である協会けんぽの出席のほうは求めておりません。
 それでは、議事の進行に当たりまして、座長についてお諮りしたいと思います。今年度につきましても西村構成員に座長をお願いしたいと思いますが、よろしいでしょうか。
(構成員首肯)
○片谷管理室長 ありがとうございます。
 それでは、これより西村座長に進行をお願いいたします。
 恐縮ですが、カメラの冒頭撮りはここまでとさせていただきますので、退室をお願いします。
○西村座長 皆様、こんにちは。座長を仰せつかりました西村でございます。今年度もどうぞよろしくお願いいたします。
 ここからは私が進めてまいりますので、よろしくお願いいたします。
 それでは、本日の議事と資料について、事務局から説明をお願いいたします。
○片谷管理室長 事務局でございます。
 本日の議事の内容と資料について御説明いたします。まず、議事次第を御覧ください。本日の議事は3点でございます。1点目が「令和7年度全国健康保険協会業績評価に関する検討会の進め方について」。2点目が「業務実績に関する評価の基準の見直しについて」。こちらは昨年度に御議論いただいた評価基準の見直しの方針に係る中間報告ということになります。3点目は「全国健康保険協会の令和7年度業務実績に関する評価の基準について」となります。例年ですと、協会けんぽより業績評価の対象となる前年度の事業計画について説明がございますけれども、今年度は9月に開催予定の検討会において、協会けんぽから自己評価と併せて御説明いただくことを考えております。詳しくはこの後、議題1で御説明させていただきます。
 次に、本日の資料でございます。資料1から4まででございます。資料1は、業績評価に関する検討会の開催要綱となります。検討会の目的、職責、構成、運営などについて規定しております。これは従前から変わりないものでございます。資料2が1つ目の議事の資料でございます。資料3が2つ目の議事の資料。資料4-1、4-2、4-3が3つ目の議事の資料となります。また、参考資料といたしまして、協会けんぽの第6期の保険者機能強化アクションプランとその概要。今回の業績評価の対象となる令和7年度の事業計画及び予算、令和5年度事業の業績評価の指摘事項の令和7年度事業計画における関連部分に関する資料をお示ししております。
 お手元の資料に過不足などございましたら、お申し出いただきますようお願いいたします。
○西村座長 ありがとうございました。
 では、早速議事に入ります。初めに、「令和7年度全国健康保険協会業績評価検討会の進め方について」を議題とします。事務局より案を説明してください。
○片谷管理室長 今後の検討会の進め方について、事務局案を御説明いたします。まず、資料2を御覧ください。
 当検討会はこれまで年3回開催しておりましたが、本年度は年2回の開催日程を事務局より御提案させていただきます。詳しくは1枚おめくりいただいて、別紙のほうを御覧いただきますようお願いいたします。右側が令和6年度評価、昨年度の開催実績。左側が今年度の御提案ということになります。左側の今年度のところでございますが、1回目となる本日の47回の検討会におきまして、まず昨年度から取り組んでおります評価基準の見直しに関する中間報告をさせていただくとともに、7年度の評価基準をお決めいただきたいと考えております。
 続きまして、9月の開催でございますが、これまで9月には2回に分けて検討会を開催しておりましたけれども、事前説明の充実であるとか、各検討会での進行プログラムなどをいろいろ工夫させていただきまして、9月15日に48回検討会として1回に集約して開催してはどうかという御提案になります。
 具体的には、これまで9月の1回目、2回目とも、それぞれ御審議をいただく前に、かなり多くの時間を割いて協会けんぽから自己評価の説明などを受けておりましたが、この部分につきましては、検討会開催前までに構成員の皆様に十分な事前説明をさせていただくことで、検討会当日は協会からはポイントを絞った説明にとどめまして、その分、質疑、議論に要する時間をこれまでと同様、あるいはそれ以上確保いたしまして、充実した審議とすることで、9月の検討会の開催を1回とさせていただきたいと考えております。
 また、これまで1回目でいただいた質問について、2回目でお答えするようなこともございましたが、集約後におきましても、検討会当日宿題となったものに関しましては、構成員の皆様にきちんと文書で、必要に応じては直接御説明に伺うといったことで皆様方の疑問や懸念にはしっかり対応してまいります。
 検討会終了後、これまでと同様、事務局で評価案を作成いたしまして、構成員の皆様方に御提示させていただきます。御意見などを頂戴しまして、10月中に評価を決定したいと考えております。業績評価検討会で頂戴した御意見などを次年度の事業計画に反映させるために、短い時間での取りまとめとなりますが、御協力のほどよろしくお願いいたします。
 説明は以上です。どうぞよろしくお願いいたします。
○西村座長 ありがとうございました。
 ただいまの事務局からの説明について、御質問、御意見等ございますでしょうか。ございましたら挙手をお願いいたします。尾関構成員、お願いいたします。
○尾関構成員 尾関です。
 御質問ですけれども、第48回の検討会で、今回は今まで2回分を1回で行うという話でして、その代わり事前に計画内容を個別に説明していただけるというお話かと思います。第48回の検討会の資料ですが、個別の事前説明会で初めて拝見して説明を受けるようになるのか、あるいはその前に資料だけ頂いておいて、事前にその資料を読み込む時間があった上で説明をお聞きすることになるのか、その辺の方向性、予定をお聞きしたいと思っております。
○西村座長 いかがでしょうか。
○片谷管理室長 当然その場でお渡しするということは考えておりません。十分に時間を取って、事前に先生方のお手元に届くように協会けんぽとも十分調整いたしまして対応してまいります。
○尾関構成員 了解しました。その時間的な余裕は、協会けんぽさんも合意済みということでよろしいわけですね。
○西村座長 いかがですか。
○片谷管理室長 もちろん、そうです。1週間なのか、もっとなのかというところは、実際の作業とかそういったところがございますけれども、1週間以上は時間を取れるようにしたいとは考えております。
○尾関構成員 ありがとうございました。
○西村座長 ほかにございますでしょうか。森下構成員。
○森下構成員 今年もよろしくお願いします。
 今の質問に引き続く内容なのですが、事前に資料を配付していただくことと、それから協会けんぽさんのほうの事前説明というのが、スケジュール的にいつ頃から始まるのか、その辺を伺いたいなと思っているのですが。
○西村座長 いかがでしょうか。
○片谷管理室長 皆様方には事前に日程を確保いただいていると思っておりまして、9月の上旬から皆様方の御都合のよいところでお邪魔しようと思っております。
○森下構成員 資料もそのときに頂けるということですね。
○片谷管理室長 それより前に、先ほど申し上げたとおり、1週間程度前に送るようにしたいと思います。
○森下構成員 分かりました。
○西村座長 確認ですが、事前説明に来ていただくときに協会けんぽの方も一緒ということでしたか。
○片谷管理室長 協会けんぽと私どもが一緒にお邪魔させていただく予定でございます。
○西村座長 分かりました。
 そういう形で、これまでの9月の2回開催を1回に短縮して、効率的にということでございます。
 ほかに御質問、御意見などございますでしょうか。伊藤構成員。
○伊藤構成員 伊藤です。
 質問というより、感想めいたものになるのですけれども、当検討会は、本体の協会と船保という協会けんぽの非常に広い事業内容に対する評価ということで、それもあってこの間、中身の審議を2回やっていたということもあったのではないかなと思っていました。それを今回1回にする、なるべく議論の時間に充てるということで、うまくいくかなと思っているのですが、今から言うことではないかもしれないけれども、何となくこの評価というのが形骸化してしまう、そういう見方を世の中からされないように、形式的にやっているだけではないかと見られないようにしないといけないのではないかと改めて強く思いました。
 これまでも検討会の後に構成員から意見を事務局に出す、それから事務局は協会と協議をする。このやり取りが会議の後に続いてあると思うのですが、この部分が実際のところは大きな意味を持っていたような気がしておりますから、このプロセスの透明化ということもある程度必要になるのではないかと思っています。今回の評価のやり方、会議の持ち方の見直しに絡めて、実際にやってみて、課題があるかということを改めてこの評価検討会の中でも皆様と議論をしていくことが必要なのではないかと思っております。まずはやってみてというところかなと思いますが。
○西村座長 御意見ということでよろしいですか。
○伊藤構成員 はい。
○西村座長 森下構成員、どうぞ。
○森下構成員 今、伊藤構成員のほうからも話がありましたけれども、私も長い間この検討会の構成員をやらせていただいていますが、始まった頃は、中身を我々も読み込まないとなかなか理解しづらいときがありまして、評価そのものも、各構成員のコメントが項目ごとに100項目以上について、それぞれコメントを寄せるような仕組みだったのです。それが少しずつ改善されて、一昨年ぐらいから我々の負担もかなり減ってきてはいると思うのですが、今、伊藤構成員からもお話があったように、先ほど予定を確認したのは、今度個別に協会けんぽさんから御説明があるということで、そうなると、ほかの構成員の方がそれぞれの項目についてどのような御意見を持っていらっしゃるのか、そういうお話が逆に聞けなくなってしまう。今回の仕組みで割愛されてしまうというのがちょっと残念かなと思います。
 時間の節約とか、形骸化をどうするかということの発想もあったかと思うのですが、我々はほかの構成員さんの見識とかいろんな考え方を伺うことで自分もどのような方向で考えていったらいいのかということで、結構参考になっていたものですから、その辺を少し反映できる仕組みがあるといいなと思っております。そういう意見を述べさせていただきました。
○西村座長 ありがとうございます。
 ほかにございますでしょうか。尾関構成員。
○尾関構成員 今の2人の構成員の御発言は非常に大事だと思っていまして、我々は構成員の方の意見を聞くということも非常に大事だと思っております。ですので、今回事前に協会けんぽさんと厚労省の方が見えて個別に説明なり質疑応答をされると思うのですが、その中で出ました質疑応答、あるいは意見に関しては、重複するとは思うのですけれども、改めて48回の検討会でそれぞれ質問とか意見を繰り返して行うことによって情報の共有化が図れると思っておりますので、そのようなことである程度は解消できるのではないかなと思っておりますが、いかがでしょうか。
○西村座長 では、片谷室長、お願いいたします。
○片谷管理室長 皆様、御意見ありがとうございます。
 まず今回やってみてというお話も先ほどございましたが、私どもとしてはいろいろなことを試行しながらやりたいと思っております。今、御意見を頂戴しましたので、事前説明のときにどういうやり取りがあったのかというのを皆様方にそれぞれ御紹介するという資料のつくり方も少し工夫をしながら、そのときにいろいろやり取りされた内容を会議の場でもう一度御質問いただくのは、我々は全然止める話ではございませんので、そういったことも活用しながら会議全体を上手に回していければいいかなと考えているところでございます。
○西村座長 尾関構成員、よろしいでしょうか。
○尾関構成員 はい。大丈夫です。
○西村座長 では、今、出されました3人の構成員からの御意見は、私も同じような点を心配しています。検討会開催の回数が減ることによって評価が簡略になったのではないかと社会から見られないようにしたいということと、検討会議論の中身はしっかりやっていますが、それが検討会回数の減少によって社会に伝わらない懸念があります。そして、2点目に出されたご意見の点で、会議の場にはそれぞれの構成員の意見を聞きながら、理解が進みさらに意見を出していく相互作用がありますので、会議を持つ機会が減ったとしても、構成員間において何か情報共有をおこなうということでしたが、そうした形でご意見等を共有しながら、会議をもつことによる相互の質疑、会議の役割も担保してほしいと思います。御対応をお願いいたします。
 では、この点につきまして、ほかに御質問、御意見などございますでしょうか。
 追加のご意見等はございませんので、事務局案により進めることとしたいと思いますが、よろしいでしょうか。
(構成員首肯)
○西村座長 ありがとうございます。
 では、この事務局案で進めていただきたいと思います。お願いいたします。
 それでは、次の議題に移ります。「業務実績に関する評価の基準の見直しについて(中間報告)」を議題といたします。まず、事務局から説明をお願いいたします。
○片谷管理室長 資料3でございます。昨年度の検討会におきまして基準の見直し方針を御提案させていただきました。その際にいただいた御意見も踏まえながら協会けんぽとも調整を行ってまいりましたので、現時点の状況を報告させていただきます。
 まず、1ページ目は昨年の検討会でお示しさせていただいた資料でございます。上段、基準の見直し方針(案)というところで、2つ目の段落ですけれども、事業計画に重要度・困難度が付されている項目数が多くなりつつあるのではないかという課題に対して、事業計画に付される項目数に目安を置くということで解消を図っていくという方針を示させていただきました。
 その下、見直しに向けた進め方といたしまして、1つ目のポツ、令和8年度事業計画に基づく業績評価。これは9年度実施、来年になりますが、そこから基準を見直すと。そのため、まず令和8年度事業計画の認可の手続前までに重要度・困難度の項目数の目安について検討を進めまして、それを踏まえて、厚生労働大臣が8年度の事業計画を認可するという形としたいということです。
 見直し方針による業績評価基準案については、引き続き検討を進めまして、9年度までに策定するという方針を示させていただきました。
 それにつきまして、2ページ目でございます。構成員の皆様から様々な御意見を頂戴しました。1つ目でございますが、最近の重要度なり困難度なりが増えているところが議論となっているということです。その行の最後のところですが、事後的に困難度を「高」にすることを控えていくと、問題は解消するのではないかという御意見でした。
 2つ目のポツですが、基準の目安とは、たくさん重要度・困難度をつけたら認可は出せないと。おおよその基準を設けるということだと認識するということでございます。
 3つ目ですが、優先順位づけという意味では一定の意義はあるのではないかということです。
 4つ目でございますが、事業計画の検討段階で協会けんぽとしてそもそもどうすべきかということを考えていただくのがいいのではないか。
 5つ目でございますが、評価する時点で重要度・困難度によって得点が変化するということが釈然としないと思っていたという御意見です。
 最後のポツですが、既にかなり高い成績にある事業については、次の新しい問題点に対する目標を考えることも必要ではないか。こういった御意見を頂戴したところでございます。
 それを踏まえまして、現在の状況でございます。3ページ目でございます。見直しに向けた対応といたしまして、まず1つ目のポツでございます。業績評価の時点で事後的に困難度を設定する取扱いを厳格化します。これはいわゆる後づけ困難度といって、構成員の皆様方から問題点であると指摘を受けた部分でございます。
 具体的には、4ページ目を御覧いただきますと基準の改正前、改正後というものを示させていただいておりまして、改正後の赤のラインを引いたところでございます。後づけ困難度をつけられる場合というものを限定しまして、災害その他特別な事情というものを基準の中に盛り込ませていただくと。災害はいわゆる天災とかそういったものになりますが、その他特別な事情というのは何かというところでございますが、我々のほうで考えているのは、コロナのような感染症の拡大で社会状況に大きな影響を与えているものであるとか、現在の国際紛争で何かしら協会けんぽの事業に影響を与える場合であるとか、リーマンショックのような経済状況が不透明になったときとか、あとは国が急な政策変更をした場合などもこういうものに該当するのではないかということを考えております。
 仮に協会が今お示ししたような理由により、事後的に後づけ困難度というものをつけてきた場合には、この検討会において本当にそれに該当するのかというところは御議論を頂戴したいと思っております。
 3ページ目に戻っていただきまして、2つ目のポツです。その上で、厚生労働省所管の独立行政法人の事業計画における重要度・困難度の設定数というものを私どもで確認いたしました。左下の表は令和5年度、令和6年度の重要度・困難度の設定状況でございます。右側の割合のところを見ていただきますと、重要度はおおむね4割ぐらい、困難度は2割弱といったところでございます。2つ目のポツに戻っていただきまして、これを参考に、協会けんぽの事業計画全体の項目数に対しまして、重要度は40%程度、困難度は20%程度を上限の目安とすると。
 3つ目のポツでございます。今般、協会けんぽは、令和8年度の事業計画(案)の策定に当たりまして、国の政策ですとか協会けんぽが果たすべき役割、組織の業務資源とか業務処理能力、こういった様々なものを考慮いたしまして事業の優先づけをしていただきました。目安の範囲内で重要度・困難度を設定しまして、運営委員会の議を経て、厚生労働大臣がこの事業計画を認可して、協会けんぽはその事業計画に基づいて現在事業を動かしております。
 下の表の右、協会けんぽの重要度・困難度の推移というところですが、令和7年度のところは4割、4割とかなり高い水準を示していましたが、令和8年度は事業計画策定の段階で私どもと協議をしてかなり絞らせたということで、重要度は37%、困難度は19%と目安の中に収まった形で事業計画が認可されております。
 4つ目のポツでございます。まずは8年度事業計画に基づく業績評価、これは実際には来年行っていただきますけれども、これで評価を実施していただきまして、その後、何か改善できるようなことがあれば、さらに10年度以降見直しを検討していきたいと考えているところでございます。
 説明のほうは以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
○西村座長 説明ありがとうございました。
 では、ただいまの説明について、御質問、御意見などございますでしょうか。伊藤構成員、お願いいたします。
○伊藤構成員 伊藤です。
 1つだけ質問ですけれども、この目安とする重要度・困難度の割合には、後づけ分は含まないということになるのでしょうか。今回の場合、大分下がっているから大丈夫だと思うのですが、仮に40%、20%ぎりぎりのところで計画上つけていたとすると、後づけはできないということになるのか。それとも後づけはその外ということになって、つけられるということなのかというところだけ確認したいと思います。
○西村座長 ここはいかがでしょうか。
○片谷管理室長 ありがとうございます。
 いわゆる4割、2割という数字は、事業計画を策定する段階でこの目安の中に収めていただくということでございます。後づけのお話が出ましたが、先ほどちょっと御説明しましたけれども、後づけは災害その他特別な事情というところでございますので、4割、2割の外の世界でやるのかなと思っております。事後的につけてきたものについては、本当にそうなのかというのは、この検討会の場で御議論いただくものになると考えております。
○西村座長 いかがでしょうか。
○伊藤構成員 御説明で、そうせざるを得ないのではないかなとは思いました。事後的につけられるものは、評価上、考慮しないといけないという事情が事後に発生したという場合のことだと思うので、やむを得ないというように理解すべきだろうと思いました。最後におっしゃったとおり、事後につけるということについての妥当性というのは、ここで議論することはできるということで理解しました。
○西村座長 ただ今の質疑応答の点について、最初の40%、20%は事業計画の段階ということの基準であり、後づけの設定は後にいろいろ限定され、厳格化した理由に限定されることになっています。後づけをされた設定が妥当かどうかをこの検討会で検討するということでございます。
 ほかに御質問、御意見ございますでしょうか。では、古井構成員、お願いします。
○古井構成員 ありがとうございます。
 私もこれを拝見して、いい案だなというか、妥当性があるなと思っています。去年、一昨年から皆さん方とディスカッションしていて私も同じ意見ですけれども、普通の企業とか大学でもそうですが、いろんな重要性があるものとか、困難性が社会状況によって当然起こってくるのですけれども、それを計画段階から評価に至るまでで一貫してではなく、評価を別枠にするというのは、本来あまりなじまないなと。多分皆さん方も企業経営とかが御専門なので思っていらっしゃると思うのですが、これを試しながら、今回随分高い割合だったのが40%未満、20%未満になったと。やはり協会さんの意識が変わったということだと思うので、この評価を誰のためにやるのか。我々とか厚労省さんが○×をつけるということではなくて、むしろ協会が自律的に運営をよくするために、それから加入者のためになるような評価であるべきなので、困難度とか重要度ということを踏まえてよりいい評価方法に見直したほうがいいのではないかなと思っていまして、これはあくまでも過渡期ではないかなと理解をしています。
 そういう意味で、今後協会さんがどういう評価を出されるかとか、それからその割合がどうなのか。40%未満、20%未満になったというのは、1つのプロセスとして、ああ、そうだったのだなというふうに理解をしています。
 以上です。
○西村座長 ありがとうございます。
 ただ今の御意見にコメントございますか。
○森下構成員 関連で。今、古井先生がおっしゃるとおりだと思いまして、やはり協会けんぽさんがこれからよりよい運営をするために、最重点項目というのが毎年変化しつつある中で、比率ばかりにこだわらず、また、ほかの行政の傾向とかそういうものを気にせずに、重要度のパーセンテージとか困難度とか、そういうものをあまり気にしないで運営努力をしていただくこと。私も1回見させていただいたことがあるのですが、運営委員会というのも協会けんぽの中にあって、かなり厳しいお言葉が出ているのを拝見しました。ですから、協会けんぽさん自体もその辺についてかなり理解されていると思うので、今後の運営に関して自主的にもっともっと新しい課題とか問題点を見つけながら、またそれを我々が次の年に見させていただくということも必要なのかなと思っています。
 ありがとうございます。
○西村座長 ありがとうございます。
 そうですね。評価の重要度・困難度など、こうした形の評価だけではなく、協会が自主的に新しい課題を探し発見して対応したなど、そうした取り組みも評価できるようなことも含めていきたいと思います。
○森下構成員 そうですね。この数値にあまりこだわらずに、自主的にもうちょっといろんな課題を探していただけたらいいなと。
○西村座長 では、伊藤構成員、お願いします。
○伊藤構成員 勉強不足でお恥ずかしいのですけれども、今、この議論の中で1つだけ確認させていただきたいことがあります。この重要度・困難度をつけることになったのを振り返ってみたのですが、令和2年度に困難度というのをつくって、令和4年度に重要度というのをつけてきたようですけれども、この背景事情、どういうことでこれをつくることにしたのかというのと、あと、これはほかの法人を含めた共通のルールだというように聞いた覚えがありますが、どこからの要望というか、協会が強くこれを要望して出てきたルールなのか、その辺の経緯のようなことを教えていただけると、今後の取扱いというのを議論するにも必要な知識かなと思いまして、あらためて教えていただければと思います。
○西村座長 では、この点について、以前にも多分伺っているかもしれないですが、説明をお願いいたします。
○片谷管理室長 ありがとうございます。
 現在のこの基準というのは、独立行政法人など国の法人の業績評価の基準というものが国から示されておりまして、それは全府省共通のものでございます。それにのっとってやっているのですけれども、令和2年より前からそういったものが定められていたのですが、それを採用せずに、協会けんぽ設立当初から、当時の厚生労働省所管法人の評価基準を参考にしながらやっていたという経緯がございました。
 その当時の業績評価の先生方から独法のほうでそういった基準がきちっと定められているのであれば、それに準じてやるべきではないかという御意見を頂戴しまして、私どもで少し研究をしまして、重要度・困難度というものが付されていて、得点もこういった形式になっているというのであれば、協会のほうでもそれぞれ業務について優先順位をつけるなりしてきちんと評価したらどうかということで始まったというものでございます。協会けんぽがやってほしいとかそういったことではなくて、どちらかというと我々主導で検討会の先生方の皆様方と御相談しながら始めたということでございます。
○西村座長 
 ただいまの説明において、重要度・困難度設定の背景を改めて確認させていただいて、今後の議論の参考になると思います。ありがとうございました。
 では、ほかに御質問、御意見ございませんでしょうか。よろしいでしょうか。
 それでは、この議題についてはここまでとし、本議題について、当検討会として了承としたいと思いますが、よろしいでしょうか。
(構成員首肯)
○西村座長 ありがとうございました。
 それでは、次の議題に入りたいと思います。「全国健康保険協会の令和7年度業務実績に関する評価の基準について」を議題といたします。まず、事務局から説明をお願いいたします。
○片谷管理室長 それでは、令和7年度業績評価の基準案について御説明させていただきます。資料4-1から4-3になります。
 まず、4-1は、改正案を全て取り込んだ評価基準案となりますので、4-2の新旧対照表をもって御説明させていただきます。
 本年度の改正部分につきましては、赤字の下線部分となります。年度更新のほか、2か所ほど改正を予定しております。改正箇所の御説明は後ほどさせていただきますが、まず評価基準の具体的な内容について御説明させていただきます。
 協会けんぽの業績評価は、個々の事業ごとに個別的な評価をしまして、全ての個別評価の結果を踏まえて総合的な評価を決定してまいります。まず、個別評価につきましては、資料4-2の1ページ目の2の(1)のところからになります。個々の事業には定量的な目標が設定されておりまして、具体的には2ページ目の判定基準のところになりますけれども、計画を達成した状態、すなわち、計画値100%であればBとしております。これを標準とします。その上で、計画値120%以上を達成するとA。さらに対計画値120%以上で、かつ質的に顕著な成果が得られている場合はSといたします。一方で、計画値で100%未満はC。80%未満はDとする5段階評価でございます。
 事業計画において困難度が高いと設定されている事業につきましては、その評語を1つ上げて評価することとしております。
 その他、業務実績を定量的に測定しがたいという事業につきましては、定性的な目標を設定されている場合がございまして、2ページ目の一番下ののところからですが、定性的な評価をするということにしております。
 次に、総合評価につきましては、4ページ目の(2)のところからでございます。先ほどの個別評価の評語を点数化いたしまして、その上で平均します。小数点は四捨五入した点数を基に、再度評語を設定するという方法になります。この個別評価の点数化の際に重要度が高いと設定されている事業につきましては、その点数を2倍として計算します。それらを踏まえまして、平均値が5点であればS、4点であればAというように総合評価の評語として決定してまいります。
 続きまして、年度更新以外の改正部分についての御説明になります。資料は4-2の3ページ目でございます。の1ポツ目でございます。これは先ほどの議題2で御説明させていただきましたとおり、事後的に困難度を設定する、後づけ困難度を設定する際の要件を明確化したものです。基準の見直しに向けて検討してきたものでございますけれども、特に来年度まで待つ必要はございませんので、今回の評価基準から反映させた次第でございます。
 同じく、の2ポツ目でございます。こちらについては資料4-3のほうで詳しく御説明させていただきますので、4-3を御覧いただければと思います。4-3の1ページ目、見直しの経緯のところでございます。1ポツ目、事業計画における目標策定に当たっては、KPIを設定した上で、評価は定量的に評価しているということでございます。一方で、事業の実施状況によりましては、定量的に評価することで公平性を欠く又は不合理と考えられる場合には、評価における留意事項としまして、定性的に評価することを認めております。昨年度の検討会におきまして、この留意事項を用いる評価では計画時に設定された重要度・困難度を考慮せずに、総合的に評価すべきという御意見を頂戴しました。それが3ページ目でございます。
 伊藤構成員から頂戴した御意見でございまして、伊藤構成員のところの下線の部分でございますが、今、申し上げたとおりのことを御指摘いただいております。その際、私どものほうでは、それはもっともなお考えで、検討させていただきますと御回答させていただいた次第でございます。
 それを踏まえまして、1ページ目に戻っていただきまして、中段の評価の例というところですが、これは去年実際に起きたことで、これで検討会において御指摘を受けたというものです。左側の定量的評価で、対計画値80%以上で、困難度がついている場合は80%未満のときに定量的評価から定性的評価に変更したときには、困難度が高いとついていた場合、本来であればぎりぎり評価水準を満たしているから、CやDだったものはBになるのかなというところが、Aに上がり過ぎてしまうと言ったら変ですけれども、上がってしまうというところがおかしいのではないかという御指摘でございました。
 下の評価基準の見直し(案)のところの2つ目のポツですが、この留意事項を用いて評価する際には、設定された困難度は考慮せずに評価してはどうかという御提案でございます。ただし、評価方法が定量的から定性的に変わったとしても、事業そのものの重要度が変わるということではございませんので、重要度が仮に付されていた場合は、それはそれとして評価してはどうかという御提案でございます。実際には2ページ目で評価基準に反映させるときの文言になりますけれども、左側の改正後の赤字のラインのところです。5の2つ目のポツが定量的から定性的に変えるというところの条文でございますが、そこになお書きで「なお、困難度を高く設定した目標については、困難度を考慮せず評価を行うものとする。」という一文を入れるという改正の案でございます。
 説明は以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
○西村座長 説明ありがとうございました。
 では、ただいまの説明について、御質問、御意見等ございますでしょうか。挙手をお願いいたします。よろしいでしょうか。伊藤構成員から御意見が出されたことに関する説明もございました。伊藤構成員、お願いいたします。
○伊藤構成員 伊藤です。
 発言させていただいたことを酌んでいただいたということで、とてもありがたい、こういう形でやってみたいと思った次第です。重要度のところは考慮して評価をするということについても理解はできます。ですが、改めてそういうことになりますと、どこに重要度をつけるか、どういう項目に困難度をつけるか。さらに言えば、どういう項目を立てて、そこに重要度をつけるとか、困難度をつけるという計画の立て方自体にすごく重要なところが出てくるのではないかなと思っています。
 すごく悪意を持ったことを言いますと、非常に野心的な計画を立てて、それが難しい、困難だということで1段階上げるとか、あるいは、計画上、もう少し漠然とした項目にすることもできるかもしれないところを、極めて限定的な項目立てをして、それを重要だとするとか、いろんなテクニックがあるのかもしれないと想像してしまったりしました。そんなことにはなっていないと思うのですけれども。
 これまでもこの計画づくりというのは協会のほうの運営委員会の議論ということで、協会の事務局が提案したものを単にそのまま受け入れているということにはなっていないという、そういう立てつけは理解しているつもりですけれども、今回改めて協会の運営委員会の議事録を見てきました。7年度の事業年度の計画から8年度になったときに、困難度は半分以下の割合になっているということで、項目が減っているはずなのですけれども、運営委員会のほうでは説明もなく、質疑も違う意味で少しありましたが、特に困難度について、どこにつけるとかいうことについての議論があったようには見えませんでした。
 困難度・重要度を付すことに限っては、運営委員会は機能していないように見えますので、実態としては厚労省の認可と、認可の際の協会との協議、この部分がすごく重要になってくるのだと思います。結果的にもこうやって減っているわけですので。この協議において適切な項目立て、重要度・困難度のつけ方がされるよう、保険局のほうできちんと目を光らせていただくという形になるのかなと思いました。
 ということで、提案については理解いたしました。
○西村座長 御意見ということですが、何かコメントございますか。
○片谷管理室長 ありがとうございます。
 事務局としては、お言葉を借りれば、目を光らせてしっかり見てまいります。
 協会けんぽも運営委員会の事前の説明などできちんとしているところもございますので、運営委員会のほうでも御理解いただいているものと我々は承知しているところでございます。
○西村座長 では、重要度・困難度の設定について運営委員会でも十分認識されて議論され進んでいるということでございました。
 ほかに御質問、御意見ございませんでしょうか。よろしいでしょうか。
 では、この件につきまして、ここまでの議事といたしまして、本議題については事務局案のとおりとしたいと思いますが、よろしいでしょうか。
(構成員首肯)
○西村座長 ありがとうございます。
 では、御異議なしと認めます。
 それでは、本日の議論はここまでとしたいと思います。
 最後に、事務局から今後のスケジュールについて説明をお願いいたします。
○片谷管理室長 御審議いただきましてありがとうございました。
 今後のスケジュールでございますが、次回の第48回の検討会は9月15日(火)の午後2時から予定しております。次回も参集形式とオンラインによるハイブリッド形式を予定しております。どうぞよろしくお願いいたします。次回は協会けんぽも出席いたしますので、よろしくお願いいたします。
○西村座長 では、次回のスケジュール、9月15日でございます。
 協会けんぽも対面でいらっしゃる形ですか。
○片谷管理室長 はい。
○西村座長 構成員の先生方の出席方法について、対面とオンラインの混合ということでございます。
 では、以上をもちまして、本日の検討会を閉会といたします。本日はお忙しい中ありがとうございました。また、次回2回目の検討会もよろしくお願いいたします。