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第26回がん診療連携拠点病院等の指定に関する検討会(議事録)
健康・生活衛生局がん・疾病対策課
日時
令和8年2月9日(月)15:00~17:00
場所
オンライン開催
議題
(1)座長の選任について
(2)がん診療連携拠点病院等の指定について
(3)その他
(2)がん診療連携拠点病院等の指定について
(3)その他
議事
○がん・疾病対策推進官 それでは、定刻となりましたので、ただいまより、第26回「がん診療連携拠点病院等の指定に関する検討会」を開催いたします。
構成員の皆様方におかれましては、お忙しい中、お集まりいただきまして誠にありがとうございます。事務局を務めます健康・生活衛生局がん・疾病対策課がん・疾病対策推進官の吉原でございます。
本検討会は、YouTubeにて配信しておりますので、御承知おきください。
また、本日、構成員の方は全員出席と伺っております。
また、今回の検討会から、
一般社団法人日本病院会副会長 岡俊明構成員
一般社団法人日本医療法人協会副会長 菅間博構成員
香川大学医学部附属病院病院長 杉元幹史構成員
国立大学法人大阪大学大学院医学系研究科消化器外科学教授 土岐祐一郎構成員
公益財団法人がん研究会がん研有明病院看護部副看護部長 羽田忍構成員
に新たに御参画いただいております。新たに御参画いただきました構成員の先生方から一言御挨拶いただきたいと思います。
それでは、岡先生、一言よろしいでしょうか。
○岡構成員 皆さん、こんにちは。日本病院会の岡でございます。
私は、現在、静岡県の聖隷浜松病院の院長を務めております。今回から、この検討会に参加させていただくことになりました。よろしくお願いいたします。
○がん・疾病対策推進官 ありがとうございます。
続きまして、杉元先生、一言御挨拶をお願いいたします。
○杉元構成員 皆さん、こんにちは。香川大学医学部附属病院の病院長を拝命しております杉元でございます。
私も今回初めてですので、一生懸命勉強して貢献したいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
○がん・疾病対策推進官 ありがとうございました。
続きまして、菅間先生、一言御挨拶をお願いいたします。
○菅間構成員 医療法人協会の副会長の菅間です。
私どもの団体は中小の民間病院を束ねている団体です。私自身の病院は栃木県の北部の医療圏にある病院です。私自身は病理医です。この検討会の参加は初めてですけれども、いろいろな観点で御協力できればと思っております。よろしくお願いします。
○がん・疾病対策推進官 ありがとうございました。
続きまして、土岐先生、一言御挨拶をお願いいたします。
○土岐構成員 大阪大学消化器外科の土岐と申します。
私は、がん対策推進協議会の会長、がん診療提供体制のあり方に関する検討会の座長等をしております。このがん診療連携拠点病院等の指定に関する検討会も大変重要な役割と思っておりますので、皆様の御指導を仰ぎたいと思います。よろしくお願いいたします。
○がん・疾病対策推進官 ありがとうございました。
続きまして、羽田先生、一言御挨拶をお願いいたします。
○羽田構成員 よろしくお願いいたします。がん研究会有明病院で副看護部長をしております羽田と申します。
看護の観点から気づけるところがあれば意見等をお伝えできればというふうに思っております。どうぞよろしくお願いいたします。
○がん・疾病対策推進官 ありがとうございました。
続きまして、資料の確認をさせていただきます。議事次第、資料1、資料2及び参考資料1から3までがございますので、御確認ください。
本日の議題としましては「(1)座長の選任について」、「(2)がん診療連携拠点病院等の指定について」、「(3)その他」を予定しております。
それでは、議題1「座長の選任について」に移りたいと思います。本検討会は、構成員の互選により座長を置くこととされておりますので、御推薦がございましたらお願い申し上げます。
村本先生、お願いいたします。
○村本構成員 ありがとうございます。村本です。
私からは、がん医療やがん診療提供体制に関する御見識に加え、本検討会の座長を長く務めてこられた藤也寸志構成員を座長に推薦いたします。
○がん・疾病対策推進官 ありがとうございます。
ほかに御意見ございますでしょうか。
それでは、藤構成員に座長をお願いすることでよろしいでしょうか。
(委員首肯)
○がん・疾病対策推進官 それでは、そのように進めさせていただきます。
藤構成員におかれましては、一言御挨拶をお願いいたします。
○藤座長 ただいま座長を拝命いたしました藤でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
私は、今、村本構成員から少し話がありましたように、2019年から本検討会の座長をさせていただいておりますが、厳しい医療環境の変化に伴って、年を経るごとに指定要件の充足が難しくなる施設が出てくるようになりました。例えば、地域がん診療連携拠点病院が要件を充足できなかった場合には、その特例型への類型変更という施設も出てまいりましたし、その1年後、その未充足要件がクリアできなかった場合には、所在する医療圏にほかの地域がん診療連携拠点病院があるかないかによって、地域がん診療病院への類型変更になったり、さらには、指定の更新ができなくて指定そのものを辞退するというようなことも出てきております。
もちろん、各都道府県から推薦された施設を評価するに当たりましては、各地域に特有の医療事情があることなども考慮しながら、そして専門医などの配置の難しさなども認識しながらも、令和10年に予定されています次期の整備指針の改定までは、令和4年に改定された現在の整備指針にのっとって、そして過去の判断基準をベースとして審議をしていくことになります。
構成員の皆様におかれましては、活発な御議論をいただけますようよろしくお願い申し上げます。
○がん・疾病対策推進官官 ありがとうございました。
それでは、この後の進行は藤座長にお願いいたします。
○藤座長 では、よろしくお願いいたします。
まずは、議題2「がん診療連携拠点病院等の指定について」に移りたいと思います。事務局より資料1の総論部分、「がん診療連携拠点病院等の制度について」と「指定に係る手続きと考え方について」の説明をお願いします。
○がん・疾病対策推進官 事務局でございます。
それでは、資料1に沿って御説明させていただきます。「がん診療連携拠点病院の指定について」でございます。
ページをおめくりいただきまして、3ページががん診療連携拠点病院等の種類でございます。令和4年8月の整備指針の内容でございまして、こちらは従前どおりでございます。
4ページ目にがん診療連携拠点病院制度の概要を書いております。右上の数字のところでございますけれども、各類型、合わせまして464か所、現時点で指定されております。
ページをおめくりいただきまして、6ページ以降が今回の議題でございますけれども、拠点病院等の指定の手続きについてでございます。今回、指定の手続きのプロセスを以下の資料のとおりで整理しておりますので、順次お伝えいたします。
まず、6ページ目でございますが、全ての拠点病院等及び拠点病院等の新規指定を希望する医療機関は、毎年、都道府県を通じて、整備指針に定める指定要件の充足状況を報告する「現況報告書」を厚生労働省へ提出することとなっております。
本検討会では、提出された現況報告書等の内容を踏まえて、検討会開催前年の12月末日時点での指定要件の充足状況等を勘案し、指定の可否を検討いただいております。
拠点病院等に関する都道府県からの推薦の類型は以下のとおりでございまして、1番、新規指定、2番、指定類型変更、3番、指定更新、4番、現況報告、5番、指定辞退でございます。
各類型の取扱いについて、次ページ以降のとおり整理している次第でございます。
7ページ目が新規指定の場合です。新規指定の推薦を受領した医療機関を検討会で個別に審議するのですけれども、中段でございますけれども、都道府県において、仮に未充足要件がありとなった場合には、新規指定の推薦は見送っていただき、未充足要件がない場合において、厚生労働省で内容の確認をした上で新規指定の是非を個別審議していただくということでございます。
また、8ページ目、類型変更の場合のプロセスを整理しておりますけれども、こちらも中段、都道府県において未充足要件を確認いただいて、仮に未充足要件があった場合には、類型変更の推薦は見送っていただくということでございます。未充足要件がない場合について、厚労省で内容を確認した上で、今回、類型変更の是非を個別審議とさせていただいております。
9ページ目が指定変更の場合で、現行類型が特例型ではない場合でございます。こちら、指定更新の推薦を受領した医療機関を対象に、以下のように取り扱うこととしております。
すなわち、全ての指定要件を充足している場合には、現行類型で指定を更新するということ。
また、1つ以上の未充足の要件がある場合には、原則、特例型として指定する。この場合、個別の審議はございません。また、医療安全上の重大な疑義等がある場合には、指定の取消しについて個別に審議することとしております。この内容を図にしたものが以下でございます。
10ページ目が指定更新の場合で、現行類型が特例型である場合でございます。こちらについては、指定更新の推薦を受領した医療機関を対象に、以下のとおり取り扱うこととしております。
まず、1番目に、全ての指定要件を充足している場合には、特例型を見直しまして、通常の類型として指定を更新するということでございます。
また、2番目、1つ以上の未充足の要件があって、かつ都道府県が推薦を見送りとしない場合には、個別に審議するということでございます。また、医療安全上の重大な疑義等々がある場合には、指定の取消しについて個別に審議するということとしております。
また、11ページ目、指定期間における現況報告による充足要件の確認でございます。こちら、現況報告を受領した医療機関を対象に、以下、1番、2番のとおり取り扱うということでございまして、全ての指定要件を充足している場合は、現行類型で指定が継続されます。
また、2番目、1つ以上の未充足の要件がある場合には、原則、特例型として指定する。すなわち、この場合にも、原則として個別の審議なく特例型として指定いたします。また、安全上の重大な疑義等々がある場合には、指定取消しについて個別に審議するということでございます。
最後に、12ページ目、指定辞退の場合でございます。これは令和8年4月1日以降、拠点病院の指定の効力を失うということでございます。
ここまでが、まず前半部分でございます。こちらにつきまして御意見等いただければと思います。よろしくお願いいたします。
○藤座長 ありがとうございました。
ただいま、制度の概要及び指定に係る手続きと考え方について説明してもらいました。スライドの5枚目から12枚目が今回整理された指定に係る手続きと考え方についてです。こちらに基づいて、本日審議を要すると判断された個別医療機関がありますので、それの議論を進めていきたいと思いますが、構成員の皆さんにおかれましては、この総論の部分で確認したいことなどありましたら、御意見、質問などいただければと思いますが、いかがでしょうか。よろしいですか。
6枚目に今日の全体の構成が書いてありますが、3番の指定更新の令和7年度末に拠点病院等の指定期間が終了する医療機関というのがありまして、これは多くは昨年のこの会で特例型になった施設が、それをクリアできたかどうかというものの審議ということになります。それから、後で出てきますけれども、今回だけは近畿大学についてもここに入ります。
それから、4番の現況報告、令和8年度末までの拠点病院等として指定されている医療機関というのは、殆どの拠点病院の指定期間が令和8年度末までとなっている中、その期中に何らかの報告事項が出た場合、それについて審議をしていこうということになっております。
繰り返しますが、これについての質問はございませんでしょうか。
では、早速、次に移りたいと思います。今からは各論の審議でございます。資料1の13枚目以降と資料2についても併せて事務局から説明をお願いします。
○がん・疾病対策推進官 よろしくお願いいたします。事務局でございます。
それでは、「個別医療機関の指定について」を御説明させていただきます。まず、1点目「新規指定について」でございます。
14ページを御覧ください。こちらが新規指定の推薦があった医療機関で、地域がん診療連携拠点病院の推薦でございます。
6つの医療機関について、地域がん診療連携拠点病院としての新規指定の推薦がございまして、個別の審議対象となります。
同一医療圏に既に拠点病院があるが、複数整備することも可能であるということが整備指針で定められており、都道府県からの推薦意見を踏まえ、新規指定の是非を検討していただきたいと思っております。
医療機関としては、以下の6医療機関でございまして、いずれも同一医療圏の拠点病院等が既にある医療機関でございます。また、この検討会、前年12月末日時点の未充足要件については、ないということを確認しております。
個別の医療機関について順次お伝えいたします。15ページ目を御覧ください。こちらが千葉県の国際医療福祉大学成田病院の新規指定の是非についてでございます。
こちらも未充足要件はないことが前提でございまして、また、同一医療圏の拠点病院等はあるのですけれども、以下、千葉県からの推薦意見の中に、例えば、この医療圏においては、現在、日本医科大学千葉北総病院と成田赤十字病院の2つのがん診療連携拠点病院があるものの、アクセスの向上や空港が拡大することに伴うアクセスの向上により、がん医療の需要が高くなると予想されること、また、この医療機関が指定されることで、他院との連携により、他の医療圏も含めてがん医療への貢献が期待できるといった意見が出されておりまして、当該医療機関を地域がん診療連携拠点病院として指定することとしてはどうかと考えております。
次、おめくりいただきまして、16ページでございます。こちらが個別審議の2点目、神奈川県の医療法人徳洲会湘南藤沢徳洲会病院の新規指定の是非についてでございます。この医療機関につきましても、未充足要件はないことは確認した上で、同一医療圏の拠点病院についてはあるということでございます。
神奈川県からの推薦意見を以下に記載しておりますけれども、一番下段でございますが、この医療機関が拠点病院となることで、同一がん医療圏で、地域がん診療連携拠点病院として指定されている藤沢市民病院とさらなる連携を図ることができ、また、隣接する医療圏の拠点病院との連携協力体制にも一層注力できることから、医療資源の不足解消や、より質の高い医療提供が期待できるという意見が出されております。
こういったことを踏まえまして、当該医療機関を地域がん診療連携拠点病院として指定することとしてはどうかと考えております。
次に、17ページ目でございます。個別審議の3番目、神奈川県の平塚市民病院の新規指定の是非についてでございます。こちらについても未充足要件はないことを確認しております。また、同一医療圏に拠点病院がある医療機関ではございますけれども、神奈川県からの推薦意見といたしましては、同じがん医療圏に位置する既指定のがん診療連携拠点病院である東海大学医学部付属病院が既にあるところではございますけれども、一番下のポツにありますが、当該医療圏の特徴として南北のアクセスに制約があることや、南側エリアに本医療機関を拠点病院として設置することで、生活圏から拠点病院へのアクセスが向上するということ、また、この医療機関については、これまでの実績に加えて、さらにがん診療提供体制の充実を図る方向性にあるということを踏まえまして、拠点病院として指定されることで、がん医療提供体制の質の向上が期待できるという意見が出されております。
これらのことを踏まえまして、当該医療機関を、地域がん診療連携拠点病院として指定することとしてはどうかと考えております。
また、18ページ目、個別審議の4点目ですけれども、神奈川県の日本医科大学武蔵小杉病院の新規指定の是非についてでございます。こちらについても未充足要件はないことを確認し、また、同一医療圏については、拠点病院が既にあるところでございます。
一方で、神奈川県からの推薦意見におきましては、この医療機関については、ほかの医療機関でも腫瘍内科が主に担当していることのないような様々な疾患の治療に積極的に取り組んでいる、であったり、様々な医療を行っているということが記載されております。また、本医療機関を拠点病院にすることで、属する医療圏はもとより、ほかの医療圏とも連携しつつ、質の高いがん医療が期待できるという意見が出されているところでございます。
これらを踏まえまして、当該医療機関を、地域がん診療連携拠点病院として指定することとしてはどうかと考えております。
また、19ページ目でございますが、個別審議の5点目、兵庫県の宝塚市立病院の新規指定の是非についてでございます。こちらにつきましては、未充足要件はなく、また、同一医療圏の拠点病院が既にあるところでございますけれども、兵庫県からの推薦意見といたしましては、4ポツ目でございますけれども、近畿中央病院の閉院などの地域事情があるということ、また、この宝塚市立病院については、放射線治療の需要が増加することが予測されるということ、また、一番下のポツでございますけれども、この医療圏において、南に位置する市立伊丹病院と、北に位置する、この宝塚市立病院が、互いの得意分野を生かした専門的ながん医療を提供し、新たな2拠点体制の構築が期待されるということ、こういったことを踏まえまして、当該医療機関を、地域がん診療連携拠点病院として指定することとしてどうかと考えております。
最後に、20ページ目でございますが、6点目、岡山県の倉敷成人病センターの新規指定の是非についてでございます。こちらも未充足要件はないことを確認しておりまして、同一医療圏には拠点病院があるということでございます。
一方で、倉敷成人病センターについては、岡山県からの推薦意見において、この医療機関については、集学的治療や標準的治療を提供するとともに、情報交換などについて既に寄与しているということ、また、低侵襲治療だったり、女性医療など、様々な取組をしているということ、最後のポツにありますように、当該がん医療圏並びに岡山県におけるがん医療提供体制の中核となるべき病院であるということから、地域がん診療連携拠点病院として新たに推薦したという意見が出ております。
これらを踏まえまして、当該医療機関を、地域がん診療連携拠点病院として指定することとしてはどうかと考えております。
このまま続けさせていただきます。次に「指定類型変更について」でございます。
22ページを御覧ください。こちらが地域がん診療病院から地域がん診療連携拠点病院への類型変更についての個別審議でございます。4つの医療機関について、地域がん診療病院から地域がん診療連携拠点病院への指定類型変更の推薦がございました。4つとも、同一医療圏には拠点病院等のない医療機関でございます。また、12月末日時点の未充足要件については、3つの医療機関ではないことを確認しておりまして、4点目の大阪南医療センターにおいては、後の資料において検討できればと考えております。
概要といたしましては、1番から3番目までの彦根市立病院、兵庫県立丹波医療センター、市立三次中央病院については、以下の1点目、2点目を満たすために、地域がん診療連携拠点病院として類型変更してはどうかと考えております。1点目は、12月末日時点で地域がん診療連携拠点病院としての全ての要件を充足しているということ。2点目については、同一のがん医療圏に他の拠点病院等が指定されていないということでございます。一方で、国立病院機構大阪南医療センターについては、次のページで詳細をお伝えいたします。
23ページ目でございますけれども、大阪南医療センターについては、リード文にございますとおり、未充足要件としては、放射線治療の延べ患者数、基準としては年間200人以上というものがありますけれども、こちらについて、令和6年6月20日から令和7年1月14日までの期間、放射線治療機器の入替えを実施しておりまして、この期間中の放射線治療の実施が制限されていたということがございます。
第24回のがん診療連携拠点病院等の指定に関する検討会において、放射線治療の実績については、放射線治療機器の入替えに伴う一時的な患者数の減少による未充足は許容すると整理されております。ここで、放射線治療機器入替え前の当該医療機関の放射線治療実績も確認いたしましたけれども、地域がん診療連携拠点病院の要件である年間200人以上には達していなかったところでございます。
この内容を図にしたのが以下でございます。令和6年の入替えの前において、1月から5月においても72人であり、またそれを遡って、令和5年の1年間を見ましても、放射線治療の患者数は153人であったということでございます。
これを踏まえまして、独立行政法人国立病院機構大阪南医療センターについては、放射線治療実績の要件を満たしていないものとして、地域がん診療病院として継続することとしてはどうかと考えております。
次のページは、大阪府から出されている指定状況についての参考資料でございます。
また、25ページ目は、大阪府からのこの医療機関についての推薦意見でございます。こちら、割愛させていただきます。
また、26ページ目でございますが、こちらは地域がん診療連携拠点病院の特例型から地域がん診療病院への類型変更についての個別審議でございます。2つの医療機関について、特例型から地域がん診療病院への指定類型変更の推薦がございました。
1つ目は、福岡県の公立八女総合病院でございまして、同一医療圏には拠点病院がなく、12月末日時点での地域がん診療病院としての未充足要件はありませんでした。
また、2つ目が福岡県の一般社団法人福岡県社会保険医療協会社会保険田川病院でございまして、こちらも同一医療圏の拠点病院等はなく、未充足要件もないということを確認しております。
こういったことを踏まえまして、公立八女総合病院、一般社団法人福岡県社会保険医療協会社会保険田川病院は、以下の2点を満たすために、地域がん診療病院として指定類型変更してはどうかと考えております。
次に、「指定更新について」でございます。ページをおめくりいただいて、28ページ目でございますが、近畿大学病院の移転についてお諮りしたく存じます。こちら、既に令和6年2月の本検討会において議題としておりますけれども、近畿大学病院が医療圏をまたいで3.6km程度移転するということがございました。具体的には、令和7年11月1日に南河内医療圏から堺市医療圏へ移転予定であるということでございました。
この際、対応方針について議論いたしまして、29ページ目でございます。この議論においての結論といたしましては、まず、リード文2ポツ目でございますけれども、令和7年度については、1年間を指定期間として、移転前の指定の検討会において要件を確認し、充足している場合は移転後も含めた1年間を指定期間とするということを行いました。
そして、今回、指定の検討会で、さらに1年の指定を行うということでございまして、こちらにつきましては、移転後の指定の検討会において、以下の要件について確認して指定の更新を行いたいと考えているところでございます。具体的には、移転後の指定要件の充足状況について、また、移転後の診療実績の詳細についてでございます。
おめくりいただきまして、30ページ目に近畿大学病院の移転後の指定要件の充足状況を整理しております。こちら、様々確認させていただいた上で、移転後、11月1日時点では満たせていない要件を整理したものでございます。
4点ございますけれども、1点目の放射線に関する品質管理については、この1月に実施予定であるということを確認しております。
また、2点目、3点目、4点目、会議の検討の場の開催や研修の要件でございますけれども、こちらは1年に1回するといったことが求められているものでございますけれども、移転前にいずれの会議や研修も開催しているということで、新病院においても令和8年に行うことが既に見込まれているということでございます。
したがいまして、こちらの要件については、移転前に既に充足済みであり、移転後も実施予定があると整理しております。
また、31ページ目が診療実績でございますけれども、移転後、令和7年11月の実績及び12月の実績を合計いたしまして、基本的には6倍することで年間の想定される実績を検討いたしました。1点目の※印をつけております薬物療法につきましては、レジメン単位であることを考慮しまして、少し詳細な計算をしております。
いずれにいたしましても、1年間の実績を換算すると、地域がん診療連携拠点病院の指定要件に達する見込みであるということでございます。
これらを踏まえまして、32ページ目でございますけれども、まず、大阪府からの推薦意見の概要として、近畿大学病院は移転いたしまして、1ポツ目ですが、移転後においては、堺市二次医療圏の堺市南区に立地しており、様々なアクセスが向上しまして、堺市医療圏の住民はもとより南河内医療圏住民はじめ府民が引き続き利用しやすい立地位置といった地域特性があるということ、また、様々な取組が引き続きなされていくものであるということ、また、こういった体制は移転後も継続しているといったことが大阪府からも意見が出ております。
これらを踏まえまして、当該医療機関を、地域がん診療連携拠点病院として、令和9年3月31日まで指定更新することとしてはどうかと考えております。
議題としては以上でございます。以降は、参考資料でございます。
また、資料2を御覧いただければと思います。
資料2の表面でございますが、こちらは今まで御説明したとおり、個別の議題として上げた各医療機関をまとめたものでございます。
また、裏面については、指定の判断に当たって、先ほど整理したものに沿って、検討会での個別審議を要さずに取扱いが変わったもの等をここに書いておりますけれども、概要だけ御説明いたしますと、一番上の表でございますが、こちらは地域がん診療連携拠点病院としての指定更新推薦があった医療機関でございまして、いずれも特例型として指定されているところから、地域がん診療連携拠点病院として推薦されています。これは要件が充足しているということで、そうなっているということでございます。これが8病院ございます。
また、中段の表は地域がん診療連携拠点病院として指定されているものが、特例型として指定することとなるものでございます。こちらについては未充足要件があったことにより特例型となるものでございますから、こちらも個別審議は必要とせず、それぞれ事務局のほうで確認している次第でございます。こちらが11医療機関ございます。
また、一番下の表でございますけれども、こちらは特例型として指定されていた医療機関について、来年度の指定について指定辞退があったという整理でございまして、こちらについても個別審議を要さず、指定が取り消されるということでございます。2医療機関ございます。
事務局としての説明は以上でございます。それでは、こちらについて御議論をお願いいたします。
○藤座長 ありがとうございました。
資料1と資料2も含めて、一気に説明いただきました。それでは、それぞれのテーマに応じて個別に審議する医療機関についての審議をしてまいりたいと思います。
まずは、新規指定についての審議をします。13枚目から20枚目です。14枚目にリストが載っております。がん診療連携拠点病院の新規指定についてです。この14ページを見ていただきますと、先ほどの繰り返しになりますけれども、説明が一気にいきましたので、もう一回おさらいをしたいと思います。1番から6番まで6つの施設が新規指定として各県から推薦されております。その同一医療圏の全てに既に地域がん診療連携拠点病院があるということ。それから、整備指針における充足に関しましては、未充足要件がないというのは事務局でも確認しております。
ここで考えておかないといけないのは、その下の参考の整備指針I2にありますように、要件は満たしているけれども、同じがん医療圏に複数ある場合のことが書いてあります。すなわち、原則といたしましては、1つの医療圏に1か所の地域拠点を整備するということが書いてありますが、それが複数になっても、その地域全体のがん診療の質の向上及びがん診療の連携・協力体制の整備がより一層図られることが明確であるという場合には、複数あってもよいということであります。
その中で、次のページから6施設、一つ一つ説明がありました。スライドの中には、各県からの推薦の意見の概要として示されておりますが、その詳細につきましては、参考資料3のほうに各県からの申請がありますので、御参照いただいていたかと思いますが、まず、この6つの病院について、順番は不同になっても構いませんので、何か御意見がありましたらお伺いしたいと思います。構成員の皆様、いかがでしょうか。指定要件の未充足はないということが大原則なのですけれども、ここが複数入ることによって、整備指針にあります、その地域のがんの医療がより向上するかという判断についてクリアできれば、全てオーケーということになるのかと思いますが、いかがでしょうか。
村本構成員、お願いします。
○村本構成員 ありがとうございます。村本です。
お示しいただいた6医療機関に関しましては、現行の整備指針において同一医療圏での複数指定が認められておりまして、なお、推薦理由を見ましても、各医療圏における連携・協力体制や他の医療機関との関係が書かれているので、指定することに異論はありません。
1点、違った観点で確認させていただきたいのですが、個別審議5の宝塚市立病院の推薦意見の4つ目に「2040年を見据えたがん医療提供体制の均てん化・集約化に関するとりまとめ」に関連した記載があります。これを記載いただいていること自体は大変参考になるのでありがたいですが、一方で、今回の検討会の対象医療機関の審議全般では、2040年を見据えた体制関連のことは指定可否の大きな判断材料にならないのではと認識しております。
私が確認させていただきたいのは、藤座長が最初におっしゃったことの確認で恐縮なのですが、例えば来年の検討において、仮に新規指定や類型変更の判断が難しい医療機関があった場合、この2040年を見据えた体制に関することが判断材料に含まれるのか、それとも整備指針自体が見直されるまでは、あくまでも現行整備指針に照らして判断されるべきなのか、御見解をお伺いしたいと思います。
私からは以上です。
○藤座長 ありがとうございました。
村本構成員からは、2040年を見据えた均てん化・集約化ということが今、動き始めているということで、今後、これがクリアできないようなことがどんどん出てきた場合に、それをどう判断するかということだと思いますが、事務局、よろしくお願いいたします。
○がん・疾病対策推進官 事務局でございます。
まず、この指定の検討会における指定につきましては、その時点での最新の整備指針に基づいてしていただくということが原則でございます。また、言及いただきました「2040年を見据えたがん医療提供体制の均てん化・集約に関するとりまとめ」については、これをどのように整備指針においても扱うかといったことは、がん診療連携提供体制のあり方検討会の下に設置されている指定要件に関するワーキンググループにおいて、今後議論が進められる予定でございます。このワーキンググループにおいて、とりまとめの内容を踏まえつつ検討を行ってまいりたいと考えております。それを踏まえて整備指針としてどうするか、また、それを踏まえて指定をどうするかといったことは、その後の議論になるかと思っております。
○藤座長 村本構成員、よろしゅうございますか。
○村本構成員 ありがとうございます。承知いたしました。
○藤座長 ちょっとコメントさせていただきますと、次期のがん診療連携拠点病院の整備指針の改定は令和10年。皆様の資料の一番最後にその図があるのですけれども、令和10年に整備指針の改定があるということが予定されているようであります。したがいまして、この図でいえば、1年か1年半ぐらいかけて整備指針の新しいものを決めていくワーキンググループができるのかと思いますが、その中で、以降の指定要件について議論して、それで評価をどうするかという基準もひょっとしたら変わるのかもしれないし、変わらないのかもしれませんが、そこで議論していくということになるのかと思います。したがいまして、それまでは現行の基準にのっとってしていくということで、事務局、間違いないですか。
○がん・疾病対策推進官 間違いございません。また、詳細なスケジュール等につきましては、改めて当該議題を扱う場で議論を進めてまいりたいと考えております。
○藤座長 ありがとうございます。
土岐構成員、お願いします。
○土岐構成員 すみません、非常に細かいローカルな問題なのですけれども、兵庫県の宝塚市立病院の文書の途中に「近畿中央病院の閉院」という文言がございます。一方、近畿中央病院のほうは、資料2の一番最後に名前が出てくるのですけれども、閉院とは書いていらっしゃらなくて、この病院は、病院統合を控えて患者さんが減少しているためというふうに書いておられる。これは実は公式には「診療停止」という表現を使っておられる。
そこがちょっと微妙な表現になっていますので、兵庫県の「閉院」という文言を近畿中央病院の方が見られたら、閉院ではなくて診療停止だ。統合へ向けて診療を停止するというふうにおっしゃるかも分からないので、そこはもしかすると兵庫県の解釈が少し違うのかも分からないですけれども、公式にはそういう言葉を使っておられる。今、我々の地域でもいろいろ微妙な問題になっていますので、こういう文言のほうがいいのではないでしょうか。
以上です。
○藤座長 事務局、よろしいですか。
○がん・疾病対策推進官 事務局からお答えいたします。
こちらの文言につきましては、当該推薦をいただいた兵庫県に確認した上で、兵庫県として使っていただいている表現でございます。恐らく、今後も様々御議論あるかと思いますけれども、国としては兵庫県から推薦いただいた文言を使っているということで御理解いただければと思います。
○土岐構成員 兵庫県内の問題なので、よいのかもしれませんけれども、文言の確認でございました。
○藤座長 ありがとうございます。
菅間構成員、お願いします。
○菅間構成員 今の議論とちょっとずれますけれども、今回、私は初めての参加ですので、意見をのべさせていただきます。最初に座長のほうから、要件に関しては令和10年度に見直すが、それまでは今の要件で指定・判定するという話でした。それで見直しの観点も含めて、意見してよろしいでしょうか。
もろもろの話を聞いていると、がん診療連携拠点病院等の制度は、最初に厚労省から説明されたように、基本的には国民全てが、どこに住んでいても、均一で、適切ながん医療を受けることができることが、その最大の目的だろうと思います。その際、がん医療のレベルアップを追求し過ぎると、逆にがん診療連携拠点病院以外では、がん医療が受けられないという状況になります。今後、高齢患者の増加とともにがん診療連携拠点病院の患者数の減少、先ほどの話もありましたけれども、一般の医療機関の経済的な観点も考慮すると、がん医療の均霑かの逆の方向にいく可能性もあると思います。
その観点を含めながら、いろいろな条件を厳しくしていくというよりは、今後は要件をなるべく緩和しながら、可能な限り、どこに住んでいる患者もある程度のレベルのがん医療を受けられるような方向を考えていく必要があるのではないかなと思われます。
以上です。
○藤座長 ありがとうございます。
最初の村本構成員の2040年に向けたことの発言と似た発言というか、今後、どういうふうになっていくかというのをよく考えながらしていかないといけないという御意見だと思いますが、事務局から何かありますか。
○がん・疾病対策推進官 事務局でございます。
御意見ということとして拝聴いたしました。ありがとうございます。
まず、前提として、指定のために用いる指針の内容については、会議体としては、がん診療提供体制のあり方に関する検討会の下にありますワーキンググループで検討していくものでございます。これが前提でございますが、今、菅間先生がおっしゃった点につきましては、昨年公表されたとりまとめにおいても、がん医療全体としてどうであるということといいますか、もう少し個別に見ていったときに、がん予防や診療、緩和ケアなど、できる限り多くの診療所や病院で提供されることが望ましいといったような医療があることも指摘されているところでございます。その上で、都道府県がん診療連携協議会において、各県内のがん医療の均てん化・集約化に係る医療機関の役割分担について調整を行うこととされているところでございます。
国としても、そういった議論の状況とか進捗については、今後継続的に確認していきたいと考えているところでございます。
○藤座長 菅間構成員。
○菅間構成員 ありがとうございます。
病院の経営状況や、人口密度、患者数などの地域差で、むしろ、がん診療の格差が広がる方向にならないように。特に、私どものような田舎で、中小病院しかない地域では、都市部で受けられるがん医療が受けられないのが現状になってきています。この観点からも、今後、御検討ないし御協議いただければと思い発言させていただきました。
以上です。
○藤座長 貴重な御意見ありがとうございました。
ほか、ございませんか。
○杉元構成員 香川大学の杉元ですけれども、よろしいでしょうか。
○藤座長 どうぞ。
○杉元構成員 基本的なことをお伺いして申し訳ないのですが、同じ医療圏で複数認めるときに、協力体制の整備がより一層図られることが明確である場合の「明確」というのが非常に難しいのではないかなというふうに思います。
それと、これはいろいろな病院がどのタイミングで申請が上がってくるのか。やっとこの要件を満たしたから申請が上がってくるのか、どういうタイミングで申請が上がってきているのかなというのがちょっと疑問なので、その辺、答えられる範囲でお答えいただければと思います。
以上です。
○藤座長 ありがとうございました。
「明確な」というものの定義と、どういう形で、どういう年限を経て上がってきているのかということで、答えはございますか。
○がん・疾病対策推進官 ありがとうございます。
まず、1点目の、各県が推薦に当たって複数の医療機関を推薦できるというところでございますけれども、もちろん何らかの数的な基準によって、より一層図られることが明確であるということを規定することは難しいかと思いますけれども、一義的には、各県において、より一層図られることが明確であるという旨の意見をもらっているのだと理解しております。その上で、この検討会においても、その判断についてどうかというところを御議論いただきたいと思っております。
また、2点目のタイミングにつきましては、それは個々の医療機関において、いつ県に相談するのか、また、その県がどういう検討を踏まえて、いつ申請するのかといったことは、医療機関と県の関係性において決まっていくことと思いますので、一様にどうであるということはなかなか言いづらいところでありますが、おっしゃるとおり、何らかの実績を達成してから、その確認までに一定の時間があって、また県内の議論もいろいろあってということで、かなり時間がたつという場合もあるかと思います。
○杉元構成員 ありがとうございます。
○藤座長 ありがとうございます。では、よろしいですか。
では、ここで、今の6つの医療圏については、新規指定ということで御承認よろしいでしょうか。
(委員首肯)
○藤座長 ありがとうございます。
では、次にいきたいと思います。次は、22ページから26枚目にあります「指定類型変更について」の審議に移ります。指定の類型の変更というのは、例えば地域がん診療病院が地域がん診療連携拠点病院に変更する。もしくは、逆で、地域がん診療連携拠点病院が地域がん診療病院に類型変更するというようなパターンがございます。
22ページにおきましては、地域がん診療病院から地域がん診療連携拠点病院の指定類型変更の推薦があった4つの医療機関が書いてございます。その中で、先ほど説明がありましたように、1番から3番は同一医療圏に拠点病院はなくて、未充足要件もないということでありますので、これはこのままいいのではないかという形になっております。そもそも、今、地域がん診療病院ということは、その医療圏にほかに拠点病院がないから地域がん診療病院になっているということでありますので、この施設が地域がん診療連携拠点病院の要件を満たしたのであれば、そこには唯一の拠点病院ということで指定できるのではないかという考えでございます。
まず、この3つにつきまして何か御意見ございますか。ありませんか。
では、この3つに関しましては、地域がん診療病院だけれども、来年度から地域がん診療連携拠点病院に類型を変更するということでよろしゅうございますか。
(委員首肯)
○藤座長 ありがとうございます。
では、22ページの4番目の大阪府の独立行政法人国立病院機構大阪南医療センターについての議論に参りたいと思います。
23ページ目を御覧ください。令和5年にはがん診療連携拠点病院だったのが、令和5年度の検討会、従いまして令和6年2月の検討会において評価したときに、放射線治療医がいないということで、次の年度は特例型になるということで、令和6年度は地域がん診療連携拠点病院(特例型)ということになっております。
その次の令和7年2月にあった令和6年度の検討会、それは令和7年度の類型を決めていくということでありますけれども、そのときには前年度の放射線の治療の数。言い忘れました。令和6年9月に現況報告を提出するわけですけれども、そのときの症例数の基準は令和5年1月から12月のデータになります。したがいまして、そこの153人というのがデータということになっていて、要件を満たすことができないということになったのだと思います。したがいまして、令和7年度の4月から指定を外れており、地域がん診療病院でもなくなったという事実がございます。その理由は、南河内医療圏には地域がん診療連携拠点病院の近畿大学があったということで、同一医療圏にほかの拠点病院がある場合は地域がん診療病院にはなれませんので、その時点で指定がなくなったという形になりました。
しかし、令和7年11月に近畿大学が移転したことで、南河内医療圏には拠点病院がなくなったということで、この大阪南医療センターはその時点で地域がん診療病院に指定されることになりました。それで、今回、令和8年度の地域がん診療連携拠点病院への指定類型変更があったという形になり、ここの議論になっているところであります。
実際、先ほどの事務局からの説明によりますと、放射線の装置の入替えはあったものの、その前年度も含めて200人という放射線治療の患者数を満たしていないのであるから、今回、この地域がん診療病院から地域がん診療連携拠点病院の類型変更というのはできないのではないかというのが判断基準でございます。
事務局、今の説明は合っていますか。
○がん・疾病対策推進官 合っております。
○藤座長 構成員の皆様方から、この判断基準はいかがでしょうか。事務局からの案といたしましては、地域がん診療連携拠点病院への類型変更は難しいけれども、現在の地域がん診療病院を継続することはどうだろうかという意見でございます。
黒瀨構成員、お願いいたします。
○黒瀨構成員 ありがとうございます。
なかなか難しい判断であろうかと思いますけれども、これから地域の人口がかなり減っていく中で、年間200人という症例数の規定が今後も妥当なのかどうかという点に関しては検討が必要かなというふうに感じています。ただ、現時点で少なくともこういった規定がある限りは、この規定を遵守すべきであろうと思いますので、今回の事務局の判断であります地域がん診療病院として継続していただくということに賛成させていただきます。
以上でございます。
○藤座長 ありがとうございます。
では、土岐構成員、お願いします。
○土岐構成員 先ほどの藤座長の説明で、近畿大学病院が地域から医療圏を越えて移転するということが分かれば、皆さん、結構納得しやすい要件になるのですけれども、大阪府の書面にはそのことはあえてここに書いていないのですけれども、それは大阪府としてはそういうことはあまり書かないようにしているのですか。一方、近畿大学病院の移転のほうについても、後にはこの大阪南医療センターが役割を果たすだろうということを書いたほうがいいと思うのですけれども、近畿大学病院のほうにもあまり書いていないのです。大阪府がもうちょっとしっかり書いてくれたほうがいいのではないかなと思うのですけれども、そういうのはあまり求めていないということでいいのでしょうか。
○藤座長 事務局、いかがでしょうか。そもそも未充足要件があるとなったら推薦を上げてこないということになっているのですけれども、その辺の判断基準がちょっとファジィになっていたということでしょうか。事務局、分かりますか。
○がん・疾病対策推進官 お答えいたします。ありがとうございます。
まず、前提論のところから、大阪府における記載ぶりが少し十分でないのではないかというところについては、これはあくまで大阪府としての推薦の話でありますので、そこから我々としてどう受け止めるかといったことが大前提でございます。また、厚労省と大阪府については、個別にはよく相談しながらやっているというところではございます。
また、今回の件につきましては、大阪府としては、第24回のがん診療連携拠点病院等の指定に関する検討会で言われている入替えについての一時的な減少の未充足は許容するというところの読み方の問題と申しますか、そういう整理があるので、未充足であるけれども、出せるのではないかという意見の下に出ているものと理解しておりますけれども、改めて、国としても資料等を整理した上では、遡ったとしても要件を充足することは難しいので、地域がん診療連携拠点病院になることは難しく、地域がん診療病院として継続することとしてはどうかという御提案をしている次第でございます。
○がん・疾病対策課長 がん・疾病対策課長の鶴田です。
ちょっとだけ補足させていただきますと、昨年の検討会において、近畿大学病院が移転するということで、この地域が空白の医療圏に移転後はなると。そういう中で、この国立病院機構大阪南医療センターを移転後に地域がん診療病院として指定するかどうかというのは、昨年、まさに論点となって議論したところで、移転後に地域がん診療病院として指定するということで差し支えないという昨年の議論を踏まえて、大阪南医療センターは既に地域がん診療病院として、今、指定されている状況となっているところです。
今回の議論は、地域がん診療病院から地域がん診療連携拠点病院になりたいということで審査が上がってきているわけですけれども、ここについては、放射線の200人の要件が満たせていないというところで、そこをどう取り扱うのかというのが本日のポイントになっているところです。
以上、補足です。
○土岐構成員 おっしゃることはよく分かって、今回は基本的に1つのときには、それが要件を満たすか満たさないかだけの議論というのは分かるのですけれども、医療圏同士の関係というのはもっと前面に出して都道府県のほうに記載してもらわないと、今のところ、複数の拠点病院が手挙げしたときは、その説明みたいなものを強く求めていますけれども、それ以外のときも積極的に説明してもらうようにしたほうがいいのではないかというふうに感じた次第でございます。
○がん・疾病対策課長 土岐先生、コメントありがとうございます。
次回以降について、都道府県とコミュニケーションする中で、推薦状の内容を我々も見た上で、不足部分があれば、そこを加筆いただくようにしっかりとコミュニケーションを取っていきたいというふうに思います。御意見、本当にありがとうございます。
○藤座長 では、村本構成員、お願いします。
○村本構成員 ありがとうございます。
結論としては、事務局の案のとおりでよいと思います。先ほど黒瀨構成員がおっしゃったことに関連しますと、確かに資料2の今回、特例型に変更になる医療機関を見ますと、放射線関連の事由が目立ったり、あるいは以前から出ている病理診断の問題というのが散見されますので、これは今後の医療体制を見る上では重要な点かと思います。
一方で、このがん診療連携拠点病院制度というのは、患者・家族から見ると、分かりやすく言えば、がんを診療する病院に関して、国がお墨つきを与えるというものですので、現行の指針に照らして、いたずらにハードルを下げることがあってはならないとも思います。今回の大阪南医療センターの類型変更ということを見た場合には、令和6年の72を仮に5か月間と見れば、これを5分の12倍しても、あるいは令和5年の12分の7の数と72を足しても200には及ばないということですので、ここは治療実績をそのまま見まして、事務局案どおりにするのがよいと思います。
私からは以上です。
○藤座長 ありがとうございます。
ほか、ございませんか。放射線治療装置の入替え等々もありましたけれども、実際、その前年度も200人いっていないということもありますので、これで治療装置を変えて放射線治療が増えれば、また必要かどうかを来年度にも議論していただいて、必要なら申請していただくということになればいいのかなと思います。現時点におきましては、この地域がん診療病院を地域がん診療連携拠点病院とするという大阪府からの推薦というのは、承認という形にならずに、しかし、地域がん診療病院としてはそこにあるわけですから、その地域がん診療病院を継続してもらうということでいきたいと思いますが、それでよろしいでしょうか。
(委員首肯)
○藤座長 ありがとうございます。
続きまして、26ページです。今度は「指定類型変更」の個別審議ということで、現在、地域がん診療連携拠点病院で特例型になっていたのですが、1年たって、それをクリアできないということだと思いますが、地域がん診療病院へ類型変更をということで福岡県のほうから申請が上がっております。これにつきまして、ここではデータがないのですが、事務局、この未充足要件について説明していただくことはできますか。特例型になって、それをクリアできなかったのか、それはクリアしても、または新しい未充足が出てきたのか等々につきまして、いかがでしょう。
それともう一点ですが、地域がん診療病院のときは、どこかの病院とグループ指定した上で、満たさない要件ということも一緒にやっていこうということが整備指針の中に書かれております。現在のところ、このグループ指定については書かれておりませんが、参考資料の36ページ、後ろから2番目のところにグループ指定に係る要件についてということがありますが、この辺につきまして御説明いただけますでしょうか。
○がん・疾病対策推進官 それでは、今まで伺っております質問2点について、順次お答えいたします。
まず、がん診療連携拠点病院からがん診療病院に類型変更が出た2病院についてでございますけれども、どういった背景から類型変更になったのかというところでございますと、公立八女総合病院については、院内がん登録数、手術件数、薬物療法患者数、放射線治療患者数といった複数の診療実績が地域がん診療連携拠点病院としての指定要件を満たさなかったということで、令和7年度より特例型として指定されておりました。令和6年においても同様に複数の診療実績が地域がん診療連携拠点病院としての要件を充足しなかったために、都道府県から地域がん診療病院への指定類型変更の申請を受けたということでございます。
田川病院については、放射線診断に携わる専門的な知識及び技能を有する常勤の医師数に関する要件を満たせなかったことから、令和7年度より特例型として指定されていました。現況報告書によりますと、その後、放射線治療装置の更新のめどが立たず、令和6年12月以降、自施設における放射線治療を停止するという状況であると伺っておりまして、拠点病院として求められる放射線治療に関する複数の指定要件を満たせなくなったことから、都道府県より地域がん診療病院への指定類型変更の申請を受けたものでございます。
また、2点目の藤先生からの御質問として、グループ指定のところであったかと思います。まず、グループ指定が完了していなくても問題がないかどうかという論点があるかと思うのですけれども、個別の話でいいますと、今回、類型変更になる八女総合病院も田川病院も、現況報告書提出時点において、既にそれぞれ久留米大学病院、飯塚病院とグループ指定を実施する旨の報告がなされているということでございました。
ただ、一般論といたしましては、資料1の36ページにグループ指定に係る要件充足の判断整理を示した資料を添付しておりますけれども、この資料は、令和6年2月の検討会で使用したものでございますけれども、グループ指定に係る要件というのは、地域がん診療病院として指定されていることを前提とした要件になることから、地域がん診療病院への新規の指定とか類型変更の推薦を受けている場合には、まだ当該要件が未充足であっても、未充足要件としては扱わない整理としております。ただし、そのままグループ指定が未完了のまま診療病院に指定された場合には、当該医療機関に対して、速やかにこのグループ指定の要件を充足するように求めているということで、少し違う要件となっております。
○藤座長 ありがとうございました。
今の御説明で、公立八女総合病院では複数の診療実績が足りなくなって特例型になっていて、それが1年間の間にクリアできなかったという形になるということだと思います。
それから、社会保険田川病院に関しましては、放射線の診断医の常勤がいなかったということではありますが、その後に放射線治療装置の更新のめどが立たないというようなことから、放射線治療を停止するということになりますと、要件を満たさなくなるわけですから、地域がん診療病院になるということの申請であります。
今の2つは、先ほどから議論になっております、今後、均てん化ということを進めていくに当たって、また、拠点病院の整備指針の厳格さというか、それをどうしていくかという議論のベースになるのかなとは思いますが、まず、今の未充足要件につきまして何か御意見等ございますでしょうか。整備指針の基準の高さをどうしていくかというのは、次期の整備指針のワーキンググループでしっかり話し合われることだと思います。
それから、グループ指定につきましても、今、御説明がありましたのでは、まずは、地域がん診療病院に認定されたのを前提としてグループ指定があるのだという解釈ということですので、現時点では、もしグループ指定されていなくても了承するという形。実際、グループ指定はされているのですが、もしグループ指定されていないまま、ここの審議会に上がってきたときも、検討会で了承したら、その後のグループ指定については、厚労省としてしっかりチェックした上で最終的に判断するという形になるということでよろしいですか。
○がん・疾病対策推進官 そのとおりでございます。ありがとうございます。
○藤座長 ありがとうございます。
この26枚目のことにつきましては、よろしいでしょうか。地域がん診療連携拠点病院(特例型)から地域がん診療病院への類型変更を承認するということでよろしゅうございましょうか。
(委員首肯)
○藤座長 ありがとうございます。
では、次に行きたいと思います。続いて、27枚目から32枚目までの「指定更新」に移ります。大阪府の近畿大学病院の移転に関するものでありまして、事務局が示した方針について御意見はございますでしょうか。よろしいでしょうか。実際に既に11月1日に移転が完了しておりまして、その時点での要件で満たしていないところが4つだけあって、そのほかのところは満たしている。ただし、その4つのところは、南河内にあるときの移転前の近畿大学病院としては条件を満たしていて、かつ充足の見込みの時期がしっかり予定されているということから、この地域がん診療連携拠点病院を、場所が移った、医療圏が移っても地域がん診療連携拠点病院として指定の更新をするということでありますが、御質問も含めて御意見ございますでしょうか。よろしいですか。
土岐構成員もよろしいですか。
○土岐構成員 いいと思うのですけれども、今後、病院の移転とか統合がすごく増えてくると思うのですけれども、そういうときも、この項目に関しては、1年間、例えば移転が年度末になったら、当然移転先では実施されていないということになってしまうのですけれども、その1年間で評価するということ。それが、今回、距離が4kmぐらいだったわけですけれども、統合とかになるとすごく広い範囲で統合したりすることもあるのですけれども、その年度内にやっていればいいというスタンスなのでしょうか。それとも、あくまで統合とか移転した後の数か月で評価するというスタンスなのか、今後、そういう問題が出てきそうな気がしたので、ちょっと確認させていただけたらと思ったのですが。
○藤座長 事務局、いかがでしょう。
○がん・疾病対策課長 移転については、近畿大学病院の例がありますように、個別に審議して整理させていただいたところであります。統合のケースについても、多分、事例、事例でしっかり見ていかないといけないケースが当然あると思いますので、それは事例ごとに丁寧な審議をしていったのではないかと思っております。
以上です。
○藤座長 よろしいですか。
村本構成員、お願いします。
○村本構成員 ありがとうございます。村本です。
基本的には事務局の案でよいと思いますが、これから移転とか、特に統合が増えていくだろうという土岐構成員のお話ですけれども、がん診療連携拠点病院であり続けるために、患者・家族の信頼に応えていただくべく、今回のように未充足要件の充足見込み時期がきちんと示されているというのは非常によいことだと思います。
以上です。
○藤座長 ありがとうございます。
土岐構成員が言われたように、今からいろいろなパターンのことをなかなかクリアカットにしづらいようなことも、この検討会で議論していきながらやっていかないといけないのかと思います。もちろん、令和10年につくられる新しい整備指針が、どこまでそういうものをクリアカットにできるかということも含めますけれども、全ての要件というか、事情に万能な整備指針をつくるというのはなかなか難しいこともあるかと思いますので、そのためにこの検討会があるのだというふうに考えることもできるかと思います。
この件につきましては御意見ございませんか。
では、この近畿大学病院におきましては、今、地域がん診療連携拠点病院なのですが、地域がん診療連携拠点病院として指定を更新するということでよろしゅうございますか。
(委員首肯)
○藤座長 ありがとうございます。
では、資料1は以上で終わりになりますので、すみません、ちょっとだけ説明させてください。最後のページです。さっきちょっと言いましたけれども、現在の整備指針は令和4年8月にできたのですが、それに基づいて、今、こういう審議をしていっているのですが、それまでは4年ごとに整備指針が変わっておりました。ただ、基本計画は6年毎ということで、その2つがシンクロしていなかった。片方は4年、片方が6年ということもありまして、今回は第4期の基本計画が終わる令和10年まで、現行の指定要件でいこうということで、この図がつくられています。
ただ、令和4年の指定要件に準じて審査されたものの、最初の指定の期間が4年間だったということで、まず4年間でもう一回審議をし直して、そこで要件充足している医療機関はは残り2年間指定更新するという形でいこうというのが、この図でありますので、このことを御理解いただければと思います。今から基本計画の中間評価の議論を踏まえた上で整備指針をつくっていくことになると思いますので、そこでワーキンググループが、今、出たような意見も含めながら議論していくことになって、整備指針の改定を令和10年に行うことになるのだと思います。事務局、今の判断でよろしいですか。
○がん・疾病対策課長 今、このようなスケジュールをお示しさせていただいているところです。このスケジュールをお示しした後に、2040年を見据えたがん医療提供体制の均てん化・集約化に関するとりまとめですとか地域医療構想とか、様々な議論が進んでいるところですので、そういった議論もしっかりと整合性が取れるように、どのような形で進めていけばいいか、そこをしっかりと考えていきたいと思っております。このスケジュールに書いてあるのが最新の情報となっておりますので、これを踏まえて本日は御審議をお願いできればと思います。よろしくお願いいたします。
○藤座長 ありがとうございます。
質問ありませんか。
村本構成員、お願いします。
○村本構成員 ありがとうございます。村本です。
スケジュールが年度ということで示されているので、重ねての確認で恐縮ですけれども、本検討会がこれまで同様、年明けに開催されるとすれば、新たな指定要件に基づく本検討会の開催は2029年年明け頃であって、来年、2027年、再来年、2028年は現行整備指針に基づいて、あと2回、開催・審議されるという理解でよろしいでしょうか。
○がん・疾病対策推進官 御認識のとおりでございます。
○藤座長 年度と年があって、ちょっと混乱するのですけれども、ここの検討会はあと2回あるということになりますね。令和8年度、1年後と2年後までの2回が、極端にいえば今の基準をベースにしながら考えていくということになるということですね。よろしゅうございますか。
菅間構成員、お願いします。
○菅間構成員 先ほど話したこととつながることですが。今後のがん診療連携拠点病院の要件を、基本的な観点も含めて、令和10年に改めて整備指針を改定するということになっています。この検討会自体はあと2回あるわけですが、この検討会で分かる問題点を、今後2回の中で整理して、あり方検討会のほうに意見を上げていけたらよいのではと思っています。
現状は、決まった整備指針に従って淡々と進めることになると思いますけれども、2040年に向けてますます高齢者が増え、がんが日本人の死因の1番多い疾患であり続けます。一番ポピュラーな疾患として対応する必要があります。その中で、がん診療の質のレベルアップよりも、質の均霑化が重要です。
先ほど触れましたけれども、今後、医療資源の少ない地方に住んでいる患者さんが、がん診療を適正に受けられなくなり、むしろ、がん診療の格差がどんどん広がる可能性もあることを頭に入れる必要があります。あり方検討会にかける基本的な問題点を、できればこの検討会でも考えていけたらいいのではないかなと思います。そういったこともこの検討会で議論することは可能なのでしょうか。
○がん・疾病対策推進官 がん診療提供体制のあり方に関する検討会、がん診療連携拠点病院等の指定要件に関するワーキンググループ、本日のがん診療連携拠点病院等の指定に関する検討会とあるわけですけれども、2040年を見据えた一番大きなピクチャーに関してはがん診療提供体制のあり方に関する検討会で、本日御参加の土岐先生が座長されているわけですけれども、そこで議論させていただいた。基本的にがん診療連携拠点病院等の指定要件に関するワーキンググループで具体の内容を議論して整備指針を定めていくことになると思いますので、そこが議論の一番本番になると思っています。こちらの検討会は、基本的には指定する場ということになります。もちろん、本日あった御意見というものは参考にしながら、がん診療連携拠点病院等の指定要件に関するワーキンググループで議論していくということだと思っていますが、この場で何か整備指針の要件を決めたり云々という議論をすることは想定していないというのが実態であります。
以上です。
○菅間構成員 分かりました。この検討会の議論のポイントは違うということですね。改めての感想ですけれども、指定されるかされないかは、それぞれの病院の経営に関わるので、指定されたいために県と交渉した内容が、この検討会にかけられていることが大きいように思われます。指定自体が病院の経営に大きく影響します。地域のがん患者の診療にいろいろな問題を起こさないように注意を払う必要があります。よろしくお願いいたします。
○藤座長 ありがとうございます。
今日、ここで議論になったようなことは、事務局としても多分頭に入れていただいた上で、がん診療提供体制のあり方に関する検討会やがん診療連携拠点病院等の指定要件に関するワーキンググループへ議論を提示するとか、そういう感覚は持っていていいのかなということでよろしいですね。ありがとうございます。
ほか、ありませんか。
では、これで資料1の審議は終わりたいと思います。
続いて、資料2「新規指定・指定類型変更・指定更新の医療機関一覧(案)について」に移りたいと思います。事務局が示してくれていますが、まず、1ページ目の新規指定推薦で、地域がん診療連携拠点病院への新規推薦の議論は終わりました。
次の指定類型変更推薦の中で、地域がん診療連携拠点病院への指定類型変更推薦につきましても、大阪南医療センターのことも含めまして議論が済みました。
3つ目の地域がん診療病院への指定類型の変更は、特例型と指定されていたものを変更して地域がん診療病院に指定類型を変更する。
一番下は、地域がん診療連携拠点病院として、現在は地域がん診療連携拠点病院で1年間の指定だったのですが、それを近畿大学病院は地域がん診療連携拠点病院のまま更新するということで、先ほど承認いただいたところです。
それから、2ページ目は指定更新の推薦ということで、地域がん診療連携拠点病院としての推薦があった。これは、現在は地域がん診療連携拠点病院の特例型のものであって、1年間の指定だったのですが、その未充足要件をクリアできたということで、地域がん診療連携拠点病院の特例型から特例型が外れるという指定更新の推薦ということになります。
2つ目が、地域がん診療連携拠点病院として現況報告があったということですが、これは、現在は特例型でもなくて、地域がん診療連携拠点病院として2年間の指定をされていたのですが、その経過の中で未充足要件が出てきた。最初のほうで村本構成員がお話いただきましたけれども、そこを見てみますと未充足要件が出てきて、今回はそれを特例型として類型変更しようということになります。
中を見てみますと、専従の病理診断医がいないのが3つ。一番下の2つは複数のものがありますので、そこに入っているかどうか知りませんが、専従の病理診断医が足りないところが出てきている。それから、途中で専従の放射線治療医が足りなくなったところも出てきていますし、それ以外に放射線治療の延べ患者数が足りない、薬物療法の延べ患者数が足りないというようなことで、例年、病理というのは出てきていたのですけれども、放射線治療医も、地域によってこういうものが出てきているというのは現実として受け止めておかないといけないのかなと思いますし、これが先ほどの繰り返しになりますけれども、2040年問題を考えるに当たって、令和10年の整備指針の改定においても何か考える必要があるのかないのか、議論しないといけないのかなと思っております。
それから、一番下の地域がん診療連携拠点病院として指定の辞退があったということが2つありまして、特例型だったのですが、そこには拠点病院があるということだと思いますが、クリアできなかったので、地域がん診療病院としてじゃなくて、病院としての指定の辞退があったということになります。今の発言は正しいですか。
資料2につきまして質問や議論ございませんでしょうか。よろしいですか。
成田構成員、お願いします。
○成田構成員 説明ありがとうございます。
この資料は、指定等の判断に当たり、検討会での個別審議を要さないものとありますが、先ほど座長からもございましたとおり、未充足であった要件や辞退理由を、今後、この検討会でもしっかりと確認していく必要があると思いますので、この点については、引き続き情報提供をお願いできればと思います。今後の整備指針を決めるに当たっても、未充足であった要件や辞退理由は極めて重要な情報かと思います。よろしくお願いいたします。
○藤座長 貴重な御意見ありがとうございました。それの程度というか、数であったり、内容の経年的な変化を見ていくというのは、今後のことを考えていくに当たって非常に重要な御指摘だと思います。ありがとうございます。
ほか、ございませんか。
では、これで資料1と資料2の審議が全部終わったことになります。令和8年度のがん診療連携拠点病院等の指定につきましては、今、言いました資料1、資料2の対応方針について検討会として承認したいと思いますが、途中、途中は承認をしていただきましたけれども、全体として今日の資料で御承認いただけますでしょうか。
(委員首肯)
○藤座長 ありがとうございます。これで御承認いただいたということになります。
それでは、以上でがん診療連携拠点病院等の指定に関する検討を終了したいと思います。
今後の予定につきまして確認したいと思います。事務局から説明をお願いします。
○がん・疾病対策推進官 事務局でございます。
本日は御検討いただきまして、ありがとうございました。
各都道府県から推薦されました医療機関については、本検討会での結果に基づいて、所要の手続きを経た上で、各都道府県に対し指定の通知を行う予定でございます。
本日は活発な御議論、誠にありがとうございました。構成員の皆様の御協力に改めて感謝申し上げます。
それでは、これをもちまして本日の検討会を終了いたします。ありがとうございました。
構成員の皆様方におかれましては、お忙しい中、お集まりいただきまして誠にありがとうございます。事務局を務めます健康・生活衛生局がん・疾病対策課がん・疾病対策推進官の吉原でございます。
本検討会は、YouTubeにて配信しておりますので、御承知おきください。
また、本日、構成員の方は全員出席と伺っております。
また、今回の検討会から、
一般社団法人日本病院会副会長 岡俊明構成員
一般社団法人日本医療法人協会副会長 菅間博構成員
香川大学医学部附属病院病院長 杉元幹史構成員
国立大学法人大阪大学大学院医学系研究科消化器外科学教授 土岐祐一郎構成員
公益財団法人がん研究会がん研有明病院看護部副看護部長 羽田忍構成員
に新たに御参画いただいております。新たに御参画いただきました構成員の先生方から一言御挨拶いただきたいと思います。
それでは、岡先生、一言よろしいでしょうか。
○岡構成員 皆さん、こんにちは。日本病院会の岡でございます。
私は、現在、静岡県の聖隷浜松病院の院長を務めております。今回から、この検討会に参加させていただくことになりました。よろしくお願いいたします。
○がん・疾病対策推進官 ありがとうございます。
続きまして、杉元先生、一言御挨拶をお願いいたします。
○杉元構成員 皆さん、こんにちは。香川大学医学部附属病院の病院長を拝命しております杉元でございます。
私も今回初めてですので、一生懸命勉強して貢献したいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
○がん・疾病対策推進官 ありがとうございました。
続きまして、菅間先生、一言御挨拶をお願いいたします。
○菅間構成員 医療法人協会の副会長の菅間です。
私どもの団体は中小の民間病院を束ねている団体です。私自身の病院は栃木県の北部の医療圏にある病院です。私自身は病理医です。この検討会の参加は初めてですけれども、いろいろな観点で御協力できればと思っております。よろしくお願いします。
○がん・疾病対策推進官 ありがとうございました。
続きまして、土岐先生、一言御挨拶をお願いいたします。
○土岐構成員 大阪大学消化器外科の土岐と申します。
私は、がん対策推進協議会の会長、がん診療提供体制のあり方に関する検討会の座長等をしております。このがん診療連携拠点病院等の指定に関する検討会も大変重要な役割と思っておりますので、皆様の御指導を仰ぎたいと思います。よろしくお願いいたします。
○がん・疾病対策推進官 ありがとうございました。
続きまして、羽田先生、一言御挨拶をお願いいたします。
○羽田構成員 よろしくお願いいたします。がん研究会有明病院で副看護部長をしております羽田と申します。
看護の観点から気づけるところがあれば意見等をお伝えできればというふうに思っております。どうぞよろしくお願いいたします。
○がん・疾病対策推進官 ありがとうございました。
続きまして、資料の確認をさせていただきます。議事次第、資料1、資料2及び参考資料1から3までがございますので、御確認ください。
本日の議題としましては「(1)座長の選任について」、「(2)がん診療連携拠点病院等の指定について」、「(3)その他」を予定しております。
それでは、議題1「座長の選任について」に移りたいと思います。本検討会は、構成員の互選により座長を置くこととされておりますので、御推薦がございましたらお願い申し上げます。
村本先生、お願いいたします。
○村本構成員 ありがとうございます。村本です。
私からは、がん医療やがん診療提供体制に関する御見識に加え、本検討会の座長を長く務めてこられた藤也寸志構成員を座長に推薦いたします。
○がん・疾病対策推進官 ありがとうございます。
ほかに御意見ございますでしょうか。
それでは、藤構成員に座長をお願いすることでよろしいでしょうか。
(委員首肯)
○がん・疾病対策推進官 それでは、そのように進めさせていただきます。
藤構成員におかれましては、一言御挨拶をお願いいたします。
○藤座長 ただいま座長を拝命いたしました藤でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
私は、今、村本構成員から少し話がありましたように、2019年から本検討会の座長をさせていただいておりますが、厳しい医療環境の変化に伴って、年を経るごとに指定要件の充足が難しくなる施設が出てくるようになりました。例えば、地域がん診療連携拠点病院が要件を充足できなかった場合には、その特例型への類型変更という施設も出てまいりましたし、その1年後、その未充足要件がクリアできなかった場合には、所在する医療圏にほかの地域がん診療連携拠点病院があるかないかによって、地域がん診療病院への類型変更になったり、さらには、指定の更新ができなくて指定そのものを辞退するというようなことも出てきております。
もちろん、各都道府県から推薦された施設を評価するに当たりましては、各地域に特有の医療事情があることなども考慮しながら、そして専門医などの配置の難しさなども認識しながらも、令和10年に予定されています次期の整備指針の改定までは、令和4年に改定された現在の整備指針にのっとって、そして過去の判断基準をベースとして審議をしていくことになります。
構成員の皆様におかれましては、活発な御議論をいただけますようよろしくお願い申し上げます。
○がん・疾病対策推進官官 ありがとうございました。
それでは、この後の進行は藤座長にお願いいたします。
○藤座長 では、よろしくお願いいたします。
まずは、議題2「がん診療連携拠点病院等の指定について」に移りたいと思います。事務局より資料1の総論部分、「がん診療連携拠点病院等の制度について」と「指定に係る手続きと考え方について」の説明をお願いします。
○がん・疾病対策推進官 事務局でございます。
それでは、資料1に沿って御説明させていただきます。「がん診療連携拠点病院の指定について」でございます。
ページをおめくりいただきまして、3ページががん診療連携拠点病院等の種類でございます。令和4年8月の整備指針の内容でございまして、こちらは従前どおりでございます。
4ページ目にがん診療連携拠点病院制度の概要を書いております。右上の数字のところでございますけれども、各類型、合わせまして464か所、現時点で指定されております。
ページをおめくりいただきまして、6ページ以降が今回の議題でございますけれども、拠点病院等の指定の手続きについてでございます。今回、指定の手続きのプロセスを以下の資料のとおりで整理しておりますので、順次お伝えいたします。
まず、6ページ目でございますが、全ての拠点病院等及び拠点病院等の新規指定を希望する医療機関は、毎年、都道府県を通じて、整備指針に定める指定要件の充足状況を報告する「現況報告書」を厚生労働省へ提出することとなっております。
本検討会では、提出された現況報告書等の内容を踏まえて、検討会開催前年の12月末日時点での指定要件の充足状況等を勘案し、指定の可否を検討いただいております。
拠点病院等に関する都道府県からの推薦の類型は以下のとおりでございまして、1番、新規指定、2番、指定類型変更、3番、指定更新、4番、現況報告、5番、指定辞退でございます。
各類型の取扱いについて、次ページ以降のとおり整理している次第でございます。
7ページ目が新規指定の場合です。新規指定の推薦を受領した医療機関を検討会で個別に審議するのですけれども、中段でございますけれども、都道府県において、仮に未充足要件がありとなった場合には、新規指定の推薦は見送っていただき、未充足要件がない場合において、厚生労働省で内容の確認をした上で新規指定の是非を個別審議していただくということでございます。
また、8ページ目、類型変更の場合のプロセスを整理しておりますけれども、こちらも中段、都道府県において未充足要件を確認いただいて、仮に未充足要件があった場合には、類型変更の推薦は見送っていただくということでございます。未充足要件がない場合について、厚労省で内容を確認した上で、今回、類型変更の是非を個別審議とさせていただいております。
9ページ目が指定変更の場合で、現行類型が特例型ではない場合でございます。こちら、指定更新の推薦を受領した医療機関を対象に、以下のように取り扱うこととしております。
すなわち、全ての指定要件を充足している場合には、現行類型で指定を更新するということ。
また、1つ以上の未充足の要件がある場合には、原則、特例型として指定する。この場合、個別の審議はございません。また、医療安全上の重大な疑義等がある場合には、指定の取消しについて個別に審議することとしております。この内容を図にしたものが以下でございます。
10ページ目が指定更新の場合で、現行類型が特例型である場合でございます。こちらについては、指定更新の推薦を受領した医療機関を対象に、以下のとおり取り扱うこととしております。
まず、1番目に、全ての指定要件を充足している場合には、特例型を見直しまして、通常の類型として指定を更新するということでございます。
また、2番目、1つ以上の未充足の要件があって、かつ都道府県が推薦を見送りとしない場合には、個別に審議するということでございます。また、医療安全上の重大な疑義等々がある場合には、指定の取消しについて個別に審議するということとしております。
また、11ページ目、指定期間における現況報告による充足要件の確認でございます。こちら、現況報告を受領した医療機関を対象に、以下、1番、2番のとおり取り扱うということでございまして、全ての指定要件を充足している場合は、現行類型で指定が継続されます。
また、2番目、1つ以上の未充足の要件がある場合には、原則、特例型として指定する。すなわち、この場合にも、原則として個別の審議なく特例型として指定いたします。また、安全上の重大な疑義等々がある場合には、指定取消しについて個別に審議するということでございます。
最後に、12ページ目、指定辞退の場合でございます。これは令和8年4月1日以降、拠点病院の指定の効力を失うということでございます。
ここまでが、まず前半部分でございます。こちらにつきまして御意見等いただければと思います。よろしくお願いいたします。
○藤座長 ありがとうございました。
ただいま、制度の概要及び指定に係る手続きと考え方について説明してもらいました。スライドの5枚目から12枚目が今回整理された指定に係る手続きと考え方についてです。こちらに基づいて、本日審議を要すると判断された個別医療機関がありますので、それの議論を進めていきたいと思いますが、構成員の皆さんにおかれましては、この総論の部分で確認したいことなどありましたら、御意見、質問などいただければと思いますが、いかがでしょうか。よろしいですか。
6枚目に今日の全体の構成が書いてありますが、3番の指定更新の令和7年度末に拠点病院等の指定期間が終了する医療機関というのがありまして、これは多くは昨年のこの会で特例型になった施設が、それをクリアできたかどうかというものの審議ということになります。それから、後で出てきますけれども、今回だけは近畿大学についてもここに入ります。
それから、4番の現況報告、令和8年度末までの拠点病院等として指定されている医療機関というのは、殆どの拠点病院の指定期間が令和8年度末までとなっている中、その期中に何らかの報告事項が出た場合、それについて審議をしていこうということになっております。
繰り返しますが、これについての質問はございませんでしょうか。
では、早速、次に移りたいと思います。今からは各論の審議でございます。資料1の13枚目以降と資料2についても併せて事務局から説明をお願いします。
○がん・疾病対策推進官 よろしくお願いいたします。事務局でございます。
それでは、「個別医療機関の指定について」を御説明させていただきます。まず、1点目「新規指定について」でございます。
14ページを御覧ください。こちらが新規指定の推薦があった医療機関で、地域がん診療連携拠点病院の推薦でございます。
6つの医療機関について、地域がん診療連携拠点病院としての新規指定の推薦がございまして、個別の審議対象となります。
同一医療圏に既に拠点病院があるが、複数整備することも可能であるということが整備指針で定められており、都道府県からの推薦意見を踏まえ、新規指定の是非を検討していただきたいと思っております。
医療機関としては、以下の6医療機関でございまして、いずれも同一医療圏の拠点病院等が既にある医療機関でございます。また、この検討会、前年12月末日時点の未充足要件については、ないということを確認しております。
個別の医療機関について順次お伝えいたします。15ページ目を御覧ください。こちらが千葉県の国際医療福祉大学成田病院の新規指定の是非についてでございます。
こちらも未充足要件はないことが前提でございまして、また、同一医療圏の拠点病院等はあるのですけれども、以下、千葉県からの推薦意見の中に、例えば、この医療圏においては、現在、日本医科大学千葉北総病院と成田赤十字病院の2つのがん診療連携拠点病院があるものの、アクセスの向上や空港が拡大することに伴うアクセスの向上により、がん医療の需要が高くなると予想されること、また、この医療機関が指定されることで、他院との連携により、他の医療圏も含めてがん医療への貢献が期待できるといった意見が出されておりまして、当該医療機関を地域がん診療連携拠点病院として指定することとしてはどうかと考えております。
次、おめくりいただきまして、16ページでございます。こちらが個別審議の2点目、神奈川県の医療法人徳洲会湘南藤沢徳洲会病院の新規指定の是非についてでございます。この医療機関につきましても、未充足要件はないことは確認した上で、同一医療圏の拠点病院についてはあるということでございます。
神奈川県からの推薦意見を以下に記載しておりますけれども、一番下段でございますが、この医療機関が拠点病院となることで、同一がん医療圏で、地域がん診療連携拠点病院として指定されている藤沢市民病院とさらなる連携を図ることができ、また、隣接する医療圏の拠点病院との連携協力体制にも一層注力できることから、医療資源の不足解消や、より質の高い医療提供が期待できるという意見が出されております。
こういったことを踏まえまして、当該医療機関を地域がん診療連携拠点病院として指定することとしてはどうかと考えております。
次に、17ページ目でございます。個別審議の3番目、神奈川県の平塚市民病院の新規指定の是非についてでございます。こちらについても未充足要件はないことを確認しております。また、同一医療圏に拠点病院がある医療機関ではございますけれども、神奈川県からの推薦意見といたしましては、同じがん医療圏に位置する既指定のがん診療連携拠点病院である東海大学医学部付属病院が既にあるところではございますけれども、一番下のポツにありますが、当該医療圏の特徴として南北のアクセスに制約があることや、南側エリアに本医療機関を拠点病院として設置することで、生活圏から拠点病院へのアクセスが向上するということ、また、この医療機関については、これまでの実績に加えて、さらにがん診療提供体制の充実を図る方向性にあるということを踏まえまして、拠点病院として指定されることで、がん医療提供体制の質の向上が期待できるという意見が出されております。
これらのことを踏まえまして、当該医療機関を、地域がん診療連携拠点病院として指定することとしてはどうかと考えております。
また、18ページ目、個別審議の4点目ですけれども、神奈川県の日本医科大学武蔵小杉病院の新規指定の是非についてでございます。こちらについても未充足要件はないことを確認し、また、同一医療圏については、拠点病院が既にあるところでございます。
一方で、神奈川県からの推薦意見におきましては、この医療機関については、ほかの医療機関でも腫瘍内科が主に担当していることのないような様々な疾患の治療に積極的に取り組んでいる、であったり、様々な医療を行っているということが記載されております。また、本医療機関を拠点病院にすることで、属する医療圏はもとより、ほかの医療圏とも連携しつつ、質の高いがん医療が期待できるという意見が出されているところでございます。
これらを踏まえまして、当該医療機関を、地域がん診療連携拠点病院として指定することとしてはどうかと考えております。
また、19ページ目でございますが、個別審議の5点目、兵庫県の宝塚市立病院の新規指定の是非についてでございます。こちらにつきましては、未充足要件はなく、また、同一医療圏の拠点病院が既にあるところでございますけれども、兵庫県からの推薦意見といたしましては、4ポツ目でございますけれども、近畿中央病院の閉院などの地域事情があるということ、また、この宝塚市立病院については、放射線治療の需要が増加することが予測されるということ、また、一番下のポツでございますけれども、この医療圏において、南に位置する市立伊丹病院と、北に位置する、この宝塚市立病院が、互いの得意分野を生かした専門的ながん医療を提供し、新たな2拠点体制の構築が期待されるということ、こういったことを踏まえまして、当該医療機関を、地域がん診療連携拠点病院として指定することとしてどうかと考えております。
最後に、20ページ目でございますが、6点目、岡山県の倉敷成人病センターの新規指定の是非についてでございます。こちらも未充足要件はないことを確認しておりまして、同一医療圏には拠点病院があるということでございます。
一方で、倉敷成人病センターについては、岡山県からの推薦意見において、この医療機関については、集学的治療や標準的治療を提供するとともに、情報交換などについて既に寄与しているということ、また、低侵襲治療だったり、女性医療など、様々な取組をしているということ、最後のポツにありますように、当該がん医療圏並びに岡山県におけるがん医療提供体制の中核となるべき病院であるということから、地域がん診療連携拠点病院として新たに推薦したという意見が出ております。
これらを踏まえまして、当該医療機関を、地域がん診療連携拠点病院として指定することとしてはどうかと考えております。
このまま続けさせていただきます。次に「指定類型変更について」でございます。
22ページを御覧ください。こちらが地域がん診療病院から地域がん診療連携拠点病院への類型変更についての個別審議でございます。4つの医療機関について、地域がん診療病院から地域がん診療連携拠点病院への指定類型変更の推薦がございました。4つとも、同一医療圏には拠点病院等のない医療機関でございます。また、12月末日時点の未充足要件については、3つの医療機関ではないことを確認しておりまして、4点目の大阪南医療センターにおいては、後の資料において検討できればと考えております。
概要といたしましては、1番から3番目までの彦根市立病院、兵庫県立丹波医療センター、市立三次中央病院については、以下の1点目、2点目を満たすために、地域がん診療連携拠点病院として類型変更してはどうかと考えております。1点目は、12月末日時点で地域がん診療連携拠点病院としての全ての要件を充足しているということ。2点目については、同一のがん医療圏に他の拠点病院等が指定されていないということでございます。一方で、国立病院機構大阪南医療センターについては、次のページで詳細をお伝えいたします。
23ページ目でございますけれども、大阪南医療センターについては、リード文にございますとおり、未充足要件としては、放射線治療の延べ患者数、基準としては年間200人以上というものがありますけれども、こちらについて、令和6年6月20日から令和7年1月14日までの期間、放射線治療機器の入替えを実施しておりまして、この期間中の放射線治療の実施が制限されていたということがございます。
第24回のがん診療連携拠点病院等の指定に関する検討会において、放射線治療の実績については、放射線治療機器の入替えに伴う一時的な患者数の減少による未充足は許容すると整理されております。ここで、放射線治療機器入替え前の当該医療機関の放射線治療実績も確認いたしましたけれども、地域がん診療連携拠点病院の要件である年間200人以上には達していなかったところでございます。
この内容を図にしたのが以下でございます。令和6年の入替えの前において、1月から5月においても72人であり、またそれを遡って、令和5年の1年間を見ましても、放射線治療の患者数は153人であったということでございます。
これを踏まえまして、独立行政法人国立病院機構大阪南医療センターについては、放射線治療実績の要件を満たしていないものとして、地域がん診療病院として継続することとしてはどうかと考えております。
次のページは、大阪府から出されている指定状況についての参考資料でございます。
また、25ページ目は、大阪府からのこの医療機関についての推薦意見でございます。こちら、割愛させていただきます。
また、26ページ目でございますが、こちらは地域がん診療連携拠点病院の特例型から地域がん診療病院への類型変更についての個別審議でございます。2つの医療機関について、特例型から地域がん診療病院への指定類型変更の推薦がございました。
1つ目は、福岡県の公立八女総合病院でございまして、同一医療圏には拠点病院がなく、12月末日時点での地域がん診療病院としての未充足要件はありませんでした。
また、2つ目が福岡県の一般社団法人福岡県社会保険医療協会社会保険田川病院でございまして、こちらも同一医療圏の拠点病院等はなく、未充足要件もないということを確認しております。
こういったことを踏まえまして、公立八女総合病院、一般社団法人福岡県社会保険医療協会社会保険田川病院は、以下の2点を満たすために、地域がん診療病院として指定類型変更してはどうかと考えております。
次に、「指定更新について」でございます。ページをおめくりいただいて、28ページ目でございますが、近畿大学病院の移転についてお諮りしたく存じます。こちら、既に令和6年2月の本検討会において議題としておりますけれども、近畿大学病院が医療圏をまたいで3.6km程度移転するということがございました。具体的には、令和7年11月1日に南河内医療圏から堺市医療圏へ移転予定であるということでございました。
この際、対応方針について議論いたしまして、29ページ目でございます。この議論においての結論といたしましては、まず、リード文2ポツ目でございますけれども、令和7年度については、1年間を指定期間として、移転前の指定の検討会において要件を確認し、充足している場合は移転後も含めた1年間を指定期間とするということを行いました。
そして、今回、指定の検討会で、さらに1年の指定を行うということでございまして、こちらにつきましては、移転後の指定の検討会において、以下の要件について確認して指定の更新を行いたいと考えているところでございます。具体的には、移転後の指定要件の充足状況について、また、移転後の診療実績の詳細についてでございます。
おめくりいただきまして、30ページ目に近畿大学病院の移転後の指定要件の充足状況を整理しております。こちら、様々確認させていただいた上で、移転後、11月1日時点では満たせていない要件を整理したものでございます。
4点ございますけれども、1点目の放射線に関する品質管理については、この1月に実施予定であるということを確認しております。
また、2点目、3点目、4点目、会議の検討の場の開催や研修の要件でございますけれども、こちらは1年に1回するといったことが求められているものでございますけれども、移転前にいずれの会議や研修も開催しているということで、新病院においても令和8年に行うことが既に見込まれているということでございます。
したがいまして、こちらの要件については、移転前に既に充足済みであり、移転後も実施予定があると整理しております。
また、31ページ目が診療実績でございますけれども、移転後、令和7年11月の実績及び12月の実績を合計いたしまして、基本的には6倍することで年間の想定される実績を検討いたしました。1点目の※印をつけております薬物療法につきましては、レジメン単位であることを考慮しまして、少し詳細な計算をしております。
いずれにいたしましても、1年間の実績を換算すると、地域がん診療連携拠点病院の指定要件に達する見込みであるということでございます。
これらを踏まえまして、32ページ目でございますけれども、まず、大阪府からの推薦意見の概要として、近畿大学病院は移転いたしまして、1ポツ目ですが、移転後においては、堺市二次医療圏の堺市南区に立地しており、様々なアクセスが向上しまして、堺市医療圏の住民はもとより南河内医療圏住民はじめ府民が引き続き利用しやすい立地位置といった地域特性があるということ、また、様々な取組が引き続きなされていくものであるということ、また、こういった体制は移転後も継続しているといったことが大阪府からも意見が出ております。
これらを踏まえまして、当該医療機関を、地域がん診療連携拠点病院として、令和9年3月31日まで指定更新することとしてはどうかと考えております。
議題としては以上でございます。以降は、参考資料でございます。
また、資料2を御覧いただければと思います。
資料2の表面でございますが、こちらは今まで御説明したとおり、個別の議題として上げた各医療機関をまとめたものでございます。
また、裏面については、指定の判断に当たって、先ほど整理したものに沿って、検討会での個別審議を要さずに取扱いが変わったもの等をここに書いておりますけれども、概要だけ御説明いたしますと、一番上の表でございますが、こちらは地域がん診療連携拠点病院としての指定更新推薦があった医療機関でございまして、いずれも特例型として指定されているところから、地域がん診療連携拠点病院として推薦されています。これは要件が充足しているということで、そうなっているということでございます。これが8病院ございます。
また、中段の表は地域がん診療連携拠点病院として指定されているものが、特例型として指定することとなるものでございます。こちらについては未充足要件があったことにより特例型となるものでございますから、こちらも個別審議は必要とせず、それぞれ事務局のほうで確認している次第でございます。こちらが11医療機関ございます。
また、一番下の表でございますけれども、こちらは特例型として指定されていた医療機関について、来年度の指定について指定辞退があったという整理でございまして、こちらについても個別審議を要さず、指定が取り消されるということでございます。2医療機関ございます。
事務局としての説明は以上でございます。それでは、こちらについて御議論をお願いいたします。
○藤座長 ありがとうございました。
資料1と資料2も含めて、一気に説明いただきました。それでは、それぞれのテーマに応じて個別に審議する医療機関についての審議をしてまいりたいと思います。
まずは、新規指定についての審議をします。13枚目から20枚目です。14枚目にリストが載っております。がん診療連携拠点病院の新規指定についてです。この14ページを見ていただきますと、先ほどの繰り返しになりますけれども、説明が一気にいきましたので、もう一回おさらいをしたいと思います。1番から6番まで6つの施設が新規指定として各県から推薦されております。その同一医療圏の全てに既に地域がん診療連携拠点病院があるということ。それから、整備指針における充足に関しましては、未充足要件がないというのは事務局でも確認しております。
ここで考えておかないといけないのは、その下の参考の整備指針I2にありますように、要件は満たしているけれども、同じがん医療圏に複数ある場合のことが書いてあります。すなわち、原則といたしましては、1つの医療圏に1か所の地域拠点を整備するということが書いてありますが、それが複数になっても、その地域全体のがん診療の質の向上及びがん診療の連携・協力体制の整備がより一層図られることが明確であるという場合には、複数あってもよいということであります。
その中で、次のページから6施設、一つ一つ説明がありました。スライドの中には、各県からの推薦の意見の概要として示されておりますが、その詳細につきましては、参考資料3のほうに各県からの申請がありますので、御参照いただいていたかと思いますが、まず、この6つの病院について、順番は不同になっても構いませんので、何か御意見がありましたらお伺いしたいと思います。構成員の皆様、いかがでしょうか。指定要件の未充足はないということが大原則なのですけれども、ここが複数入ることによって、整備指針にあります、その地域のがんの医療がより向上するかという判断についてクリアできれば、全てオーケーということになるのかと思いますが、いかがでしょうか。
村本構成員、お願いします。
○村本構成員 ありがとうございます。村本です。
お示しいただいた6医療機関に関しましては、現行の整備指針において同一医療圏での複数指定が認められておりまして、なお、推薦理由を見ましても、各医療圏における連携・協力体制や他の医療機関との関係が書かれているので、指定することに異論はありません。
1点、違った観点で確認させていただきたいのですが、個別審議5の宝塚市立病院の推薦意見の4つ目に「2040年を見据えたがん医療提供体制の均てん化・集約化に関するとりまとめ」に関連した記載があります。これを記載いただいていること自体は大変参考になるのでありがたいですが、一方で、今回の検討会の対象医療機関の審議全般では、2040年を見据えた体制関連のことは指定可否の大きな判断材料にならないのではと認識しております。
私が確認させていただきたいのは、藤座長が最初におっしゃったことの確認で恐縮なのですが、例えば来年の検討において、仮に新規指定や類型変更の判断が難しい医療機関があった場合、この2040年を見据えた体制に関することが判断材料に含まれるのか、それとも整備指針自体が見直されるまでは、あくまでも現行整備指針に照らして判断されるべきなのか、御見解をお伺いしたいと思います。
私からは以上です。
○藤座長 ありがとうございました。
村本構成員からは、2040年を見据えた均てん化・集約化ということが今、動き始めているということで、今後、これがクリアできないようなことがどんどん出てきた場合に、それをどう判断するかということだと思いますが、事務局、よろしくお願いいたします。
○がん・疾病対策推進官 事務局でございます。
まず、この指定の検討会における指定につきましては、その時点での最新の整備指針に基づいてしていただくということが原則でございます。また、言及いただきました「2040年を見据えたがん医療提供体制の均てん化・集約に関するとりまとめ」については、これをどのように整備指針においても扱うかといったことは、がん診療連携提供体制のあり方検討会の下に設置されている指定要件に関するワーキンググループにおいて、今後議論が進められる予定でございます。このワーキンググループにおいて、とりまとめの内容を踏まえつつ検討を行ってまいりたいと考えております。それを踏まえて整備指針としてどうするか、また、それを踏まえて指定をどうするかといったことは、その後の議論になるかと思っております。
○藤座長 村本構成員、よろしゅうございますか。
○村本構成員 ありがとうございます。承知いたしました。
○藤座長 ちょっとコメントさせていただきますと、次期のがん診療連携拠点病院の整備指針の改定は令和10年。皆様の資料の一番最後にその図があるのですけれども、令和10年に整備指針の改定があるということが予定されているようであります。したがいまして、この図でいえば、1年か1年半ぐらいかけて整備指針の新しいものを決めていくワーキンググループができるのかと思いますが、その中で、以降の指定要件について議論して、それで評価をどうするかという基準もひょっとしたら変わるのかもしれないし、変わらないのかもしれませんが、そこで議論していくということになるのかと思います。したがいまして、それまでは現行の基準にのっとってしていくということで、事務局、間違いないですか。
○がん・疾病対策推進官 間違いございません。また、詳細なスケジュール等につきましては、改めて当該議題を扱う場で議論を進めてまいりたいと考えております。
○藤座長 ありがとうございます。
土岐構成員、お願いします。
○土岐構成員 すみません、非常に細かいローカルな問題なのですけれども、兵庫県の宝塚市立病院の文書の途中に「近畿中央病院の閉院」という文言がございます。一方、近畿中央病院のほうは、資料2の一番最後に名前が出てくるのですけれども、閉院とは書いていらっしゃらなくて、この病院は、病院統合を控えて患者さんが減少しているためというふうに書いておられる。これは実は公式には「診療停止」という表現を使っておられる。
そこがちょっと微妙な表現になっていますので、兵庫県の「閉院」という文言を近畿中央病院の方が見られたら、閉院ではなくて診療停止だ。統合へ向けて診療を停止するというふうにおっしゃるかも分からないので、そこはもしかすると兵庫県の解釈が少し違うのかも分からないですけれども、公式にはそういう言葉を使っておられる。今、我々の地域でもいろいろ微妙な問題になっていますので、こういう文言のほうがいいのではないでしょうか。
以上です。
○藤座長 事務局、よろしいですか。
○がん・疾病対策推進官 事務局からお答えいたします。
こちらの文言につきましては、当該推薦をいただいた兵庫県に確認した上で、兵庫県として使っていただいている表現でございます。恐らく、今後も様々御議論あるかと思いますけれども、国としては兵庫県から推薦いただいた文言を使っているということで御理解いただければと思います。
○土岐構成員 兵庫県内の問題なので、よいのかもしれませんけれども、文言の確認でございました。
○藤座長 ありがとうございます。
菅間構成員、お願いします。
○菅間構成員 今の議論とちょっとずれますけれども、今回、私は初めての参加ですので、意見をのべさせていただきます。最初に座長のほうから、要件に関しては令和10年度に見直すが、それまでは今の要件で指定・判定するという話でした。それで見直しの観点も含めて、意見してよろしいでしょうか。
もろもろの話を聞いていると、がん診療連携拠点病院等の制度は、最初に厚労省から説明されたように、基本的には国民全てが、どこに住んでいても、均一で、適切ながん医療を受けることができることが、その最大の目的だろうと思います。その際、がん医療のレベルアップを追求し過ぎると、逆にがん診療連携拠点病院以外では、がん医療が受けられないという状況になります。今後、高齢患者の増加とともにがん診療連携拠点病院の患者数の減少、先ほどの話もありましたけれども、一般の医療機関の経済的な観点も考慮すると、がん医療の均霑かの逆の方向にいく可能性もあると思います。
その観点を含めながら、いろいろな条件を厳しくしていくというよりは、今後は要件をなるべく緩和しながら、可能な限り、どこに住んでいる患者もある程度のレベルのがん医療を受けられるような方向を考えていく必要があるのではないかなと思われます。
以上です。
○藤座長 ありがとうございます。
最初の村本構成員の2040年に向けたことの発言と似た発言というか、今後、どういうふうになっていくかというのをよく考えながらしていかないといけないという御意見だと思いますが、事務局から何かありますか。
○がん・疾病対策推進官 事務局でございます。
御意見ということとして拝聴いたしました。ありがとうございます。
まず、前提として、指定のために用いる指針の内容については、会議体としては、がん診療提供体制のあり方に関する検討会の下にありますワーキンググループで検討していくものでございます。これが前提でございますが、今、菅間先生がおっしゃった点につきましては、昨年公表されたとりまとめにおいても、がん医療全体としてどうであるということといいますか、もう少し個別に見ていったときに、がん予防や診療、緩和ケアなど、できる限り多くの診療所や病院で提供されることが望ましいといったような医療があることも指摘されているところでございます。その上で、都道府県がん診療連携協議会において、各県内のがん医療の均てん化・集約化に係る医療機関の役割分担について調整を行うこととされているところでございます。
国としても、そういった議論の状況とか進捗については、今後継続的に確認していきたいと考えているところでございます。
○藤座長 菅間構成員。
○菅間構成員 ありがとうございます。
病院の経営状況や、人口密度、患者数などの地域差で、むしろ、がん診療の格差が広がる方向にならないように。特に、私どものような田舎で、中小病院しかない地域では、都市部で受けられるがん医療が受けられないのが現状になってきています。この観点からも、今後、御検討ないし御協議いただければと思い発言させていただきました。
以上です。
○藤座長 貴重な御意見ありがとうございました。
ほか、ございませんか。
○杉元構成員 香川大学の杉元ですけれども、よろしいでしょうか。
○藤座長 どうぞ。
○杉元構成員 基本的なことをお伺いして申し訳ないのですが、同じ医療圏で複数認めるときに、協力体制の整備がより一層図られることが明確である場合の「明確」というのが非常に難しいのではないかなというふうに思います。
それと、これはいろいろな病院がどのタイミングで申請が上がってくるのか。やっとこの要件を満たしたから申請が上がってくるのか、どういうタイミングで申請が上がってきているのかなというのがちょっと疑問なので、その辺、答えられる範囲でお答えいただければと思います。
以上です。
○藤座長 ありがとうございました。
「明確な」というものの定義と、どういう形で、どういう年限を経て上がってきているのかということで、答えはございますか。
○がん・疾病対策推進官 ありがとうございます。
まず、1点目の、各県が推薦に当たって複数の医療機関を推薦できるというところでございますけれども、もちろん何らかの数的な基準によって、より一層図られることが明確であるということを規定することは難しいかと思いますけれども、一義的には、各県において、より一層図られることが明確であるという旨の意見をもらっているのだと理解しております。その上で、この検討会においても、その判断についてどうかというところを御議論いただきたいと思っております。
また、2点目のタイミングにつきましては、それは個々の医療機関において、いつ県に相談するのか、また、その県がどういう検討を踏まえて、いつ申請するのかといったことは、医療機関と県の関係性において決まっていくことと思いますので、一様にどうであるということはなかなか言いづらいところでありますが、おっしゃるとおり、何らかの実績を達成してから、その確認までに一定の時間があって、また県内の議論もいろいろあってということで、かなり時間がたつという場合もあるかと思います。
○杉元構成員 ありがとうございます。
○藤座長 ありがとうございます。では、よろしいですか。
では、ここで、今の6つの医療圏については、新規指定ということで御承認よろしいでしょうか。
(委員首肯)
○藤座長 ありがとうございます。
では、次にいきたいと思います。次は、22ページから26枚目にあります「指定類型変更について」の審議に移ります。指定の類型の変更というのは、例えば地域がん診療病院が地域がん診療連携拠点病院に変更する。もしくは、逆で、地域がん診療連携拠点病院が地域がん診療病院に類型変更するというようなパターンがございます。
22ページにおきましては、地域がん診療病院から地域がん診療連携拠点病院の指定類型変更の推薦があった4つの医療機関が書いてございます。その中で、先ほど説明がありましたように、1番から3番は同一医療圏に拠点病院はなくて、未充足要件もないということでありますので、これはこのままいいのではないかという形になっております。そもそも、今、地域がん診療病院ということは、その医療圏にほかに拠点病院がないから地域がん診療病院になっているということでありますので、この施設が地域がん診療連携拠点病院の要件を満たしたのであれば、そこには唯一の拠点病院ということで指定できるのではないかという考えでございます。
まず、この3つにつきまして何か御意見ございますか。ありませんか。
では、この3つに関しましては、地域がん診療病院だけれども、来年度から地域がん診療連携拠点病院に類型を変更するということでよろしゅうございますか。
(委員首肯)
○藤座長 ありがとうございます。
では、22ページの4番目の大阪府の独立行政法人国立病院機構大阪南医療センターについての議論に参りたいと思います。
23ページ目を御覧ください。令和5年にはがん診療連携拠点病院だったのが、令和5年度の検討会、従いまして令和6年2月の検討会において評価したときに、放射線治療医がいないということで、次の年度は特例型になるということで、令和6年度は地域がん診療連携拠点病院(特例型)ということになっております。
その次の令和7年2月にあった令和6年度の検討会、それは令和7年度の類型を決めていくということでありますけれども、そのときには前年度の放射線の治療の数。言い忘れました。令和6年9月に現況報告を提出するわけですけれども、そのときの症例数の基準は令和5年1月から12月のデータになります。したがいまして、そこの153人というのがデータということになっていて、要件を満たすことができないということになったのだと思います。したがいまして、令和7年度の4月から指定を外れており、地域がん診療病院でもなくなったという事実がございます。その理由は、南河内医療圏には地域がん診療連携拠点病院の近畿大学があったということで、同一医療圏にほかの拠点病院がある場合は地域がん診療病院にはなれませんので、その時点で指定がなくなったという形になりました。
しかし、令和7年11月に近畿大学が移転したことで、南河内医療圏には拠点病院がなくなったということで、この大阪南医療センターはその時点で地域がん診療病院に指定されることになりました。それで、今回、令和8年度の地域がん診療連携拠点病院への指定類型変更があったという形になり、ここの議論になっているところであります。
実際、先ほどの事務局からの説明によりますと、放射線の装置の入替えはあったものの、その前年度も含めて200人という放射線治療の患者数を満たしていないのであるから、今回、この地域がん診療病院から地域がん診療連携拠点病院の類型変更というのはできないのではないかというのが判断基準でございます。
事務局、今の説明は合っていますか。
○がん・疾病対策推進官 合っております。
○藤座長 構成員の皆様方から、この判断基準はいかがでしょうか。事務局からの案といたしましては、地域がん診療連携拠点病院への類型変更は難しいけれども、現在の地域がん診療病院を継続することはどうだろうかという意見でございます。
黒瀨構成員、お願いいたします。
○黒瀨構成員 ありがとうございます。
なかなか難しい判断であろうかと思いますけれども、これから地域の人口がかなり減っていく中で、年間200人という症例数の規定が今後も妥当なのかどうかという点に関しては検討が必要かなというふうに感じています。ただ、現時点で少なくともこういった規定がある限りは、この規定を遵守すべきであろうと思いますので、今回の事務局の判断であります地域がん診療病院として継続していただくということに賛成させていただきます。
以上でございます。
○藤座長 ありがとうございます。
では、土岐構成員、お願いします。
○土岐構成員 先ほどの藤座長の説明で、近畿大学病院が地域から医療圏を越えて移転するということが分かれば、皆さん、結構納得しやすい要件になるのですけれども、大阪府の書面にはそのことはあえてここに書いていないのですけれども、それは大阪府としてはそういうことはあまり書かないようにしているのですか。一方、近畿大学病院の移転のほうについても、後にはこの大阪南医療センターが役割を果たすだろうということを書いたほうがいいと思うのですけれども、近畿大学病院のほうにもあまり書いていないのです。大阪府がもうちょっとしっかり書いてくれたほうがいいのではないかなと思うのですけれども、そういうのはあまり求めていないということでいいのでしょうか。
○藤座長 事務局、いかがでしょうか。そもそも未充足要件があるとなったら推薦を上げてこないということになっているのですけれども、その辺の判断基準がちょっとファジィになっていたということでしょうか。事務局、分かりますか。
○がん・疾病対策推進官 お答えいたします。ありがとうございます。
まず、前提論のところから、大阪府における記載ぶりが少し十分でないのではないかというところについては、これはあくまで大阪府としての推薦の話でありますので、そこから我々としてどう受け止めるかといったことが大前提でございます。また、厚労省と大阪府については、個別にはよく相談しながらやっているというところではございます。
また、今回の件につきましては、大阪府としては、第24回のがん診療連携拠点病院等の指定に関する検討会で言われている入替えについての一時的な減少の未充足は許容するというところの読み方の問題と申しますか、そういう整理があるので、未充足であるけれども、出せるのではないかという意見の下に出ているものと理解しておりますけれども、改めて、国としても資料等を整理した上では、遡ったとしても要件を充足することは難しいので、地域がん診療連携拠点病院になることは難しく、地域がん診療病院として継続することとしてはどうかという御提案をしている次第でございます。
○がん・疾病対策課長 がん・疾病対策課長の鶴田です。
ちょっとだけ補足させていただきますと、昨年の検討会において、近畿大学病院が移転するということで、この地域が空白の医療圏に移転後はなると。そういう中で、この国立病院機構大阪南医療センターを移転後に地域がん診療病院として指定するかどうかというのは、昨年、まさに論点となって議論したところで、移転後に地域がん診療病院として指定するということで差し支えないという昨年の議論を踏まえて、大阪南医療センターは既に地域がん診療病院として、今、指定されている状況となっているところです。
今回の議論は、地域がん診療病院から地域がん診療連携拠点病院になりたいということで審査が上がってきているわけですけれども、ここについては、放射線の200人の要件が満たせていないというところで、そこをどう取り扱うのかというのが本日のポイントになっているところです。
以上、補足です。
○土岐構成員 おっしゃることはよく分かって、今回は基本的に1つのときには、それが要件を満たすか満たさないかだけの議論というのは分かるのですけれども、医療圏同士の関係というのはもっと前面に出して都道府県のほうに記載してもらわないと、今のところ、複数の拠点病院が手挙げしたときは、その説明みたいなものを強く求めていますけれども、それ以外のときも積極的に説明してもらうようにしたほうがいいのではないかというふうに感じた次第でございます。
○がん・疾病対策課長 土岐先生、コメントありがとうございます。
次回以降について、都道府県とコミュニケーションする中で、推薦状の内容を我々も見た上で、不足部分があれば、そこを加筆いただくようにしっかりとコミュニケーションを取っていきたいというふうに思います。御意見、本当にありがとうございます。
○藤座長 では、村本構成員、お願いします。
○村本構成員 ありがとうございます。
結論としては、事務局の案のとおりでよいと思います。先ほど黒瀨構成員がおっしゃったことに関連しますと、確かに資料2の今回、特例型に変更になる医療機関を見ますと、放射線関連の事由が目立ったり、あるいは以前から出ている病理診断の問題というのが散見されますので、これは今後の医療体制を見る上では重要な点かと思います。
一方で、このがん診療連携拠点病院制度というのは、患者・家族から見ると、分かりやすく言えば、がんを診療する病院に関して、国がお墨つきを与えるというものですので、現行の指針に照らして、いたずらにハードルを下げることがあってはならないとも思います。今回の大阪南医療センターの類型変更ということを見た場合には、令和6年の72を仮に5か月間と見れば、これを5分の12倍しても、あるいは令和5年の12分の7の数と72を足しても200には及ばないということですので、ここは治療実績をそのまま見まして、事務局案どおりにするのがよいと思います。
私からは以上です。
○藤座長 ありがとうございます。
ほか、ございませんか。放射線治療装置の入替え等々もありましたけれども、実際、その前年度も200人いっていないということもありますので、これで治療装置を変えて放射線治療が増えれば、また必要かどうかを来年度にも議論していただいて、必要なら申請していただくということになればいいのかなと思います。現時点におきましては、この地域がん診療病院を地域がん診療連携拠点病院とするという大阪府からの推薦というのは、承認という形にならずに、しかし、地域がん診療病院としてはそこにあるわけですから、その地域がん診療病院を継続してもらうということでいきたいと思いますが、それでよろしいでしょうか。
(委員首肯)
○藤座長 ありがとうございます。
続きまして、26ページです。今度は「指定類型変更」の個別審議ということで、現在、地域がん診療連携拠点病院で特例型になっていたのですが、1年たって、それをクリアできないということだと思いますが、地域がん診療病院へ類型変更をということで福岡県のほうから申請が上がっております。これにつきまして、ここではデータがないのですが、事務局、この未充足要件について説明していただくことはできますか。特例型になって、それをクリアできなかったのか、それはクリアしても、または新しい未充足が出てきたのか等々につきまして、いかがでしょう。
それともう一点ですが、地域がん診療病院のときは、どこかの病院とグループ指定した上で、満たさない要件ということも一緒にやっていこうということが整備指針の中に書かれております。現在のところ、このグループ指定については書かれておりませんが、参考資料の36ページ、後ろから2番目のところにグループ指定に係る要件についてということがありますが、この辺につきまして御説明いただけますでしょうか。
○がん・疾病対策推進官 それでは、今まで伺っております質問2点について、順次お答えいたします。
まず、がん診療連携拠点病院からがん診療病院に類型変更が出た2病院についてでございますけれども、どういった背景から類型変更になったのかというところでございますと、公立八女総合病院については、院内がん登録数、手術件数、薬物療法患者数、放射線治療患者数といった複数の診療実績が地域がん診療連携拠点病院としての指定要件を満たさなかったということで、令和7年度より特例型として指定されておりました。令和6年においても同様に複数の診療実績が地域がん診療連携拠点病院としての要件を充足しなかったために、都道府県から地域がん診療病院への指定類型変更の申請を受けたということでございます。
田川病院については、放射線診断に携わる専門的な知識及び技能を有する常勤の医師数に関する要件を満たせなかったことから、令和7年度より特例型として指定されていました。現況報告書によりますと、その後、放射線治療装置の更新のめどが立たず、令和6年12月以降、自施設における放射線治療を停止するという状況であると伺っておりまして、拠点病院として求められる放射線治療に関する複数の指定要件を満たせなくなったことから、都道府県より地域がん診療病院への指定類型変更の申請を受けたものでございます。
また、2点目の藤先生からの御質問として、グループ指定のところであったかと思います。まず、グループ指定が完了していなくても問題がないかどうかという論点があるかと思うのですけれども、個別の話でいいますと、今回、類型変更になる八女総合病院も田川病院も、現況報告書提出時点において、既にそれぞれ久留米大学病院、飯塚病院とグループ指定を実施する旨の報告がなされているということでございました。
ただ、一般論といたしましては、資料1の36ページにグループ指定に係る要件充足の判断整理を示した資料を添付しておりますけれども、この資料は、令和6年2月の検討会で使用したものでございますけれども、グループ指定に係る要件というのは、地域がん診療病院として指定されていることを前提とした要件になることから、地域がん診療病院への新規の指定とか類型変更の推薦を受けている場合には、まだ当該要件が未充足であっても、未充足要件としては扱わない整理としております。ただし、そのままグループ指定が未完了のまま診療病院に指定された場合には、当該医療機関に対して、速やかにこのグループ指定の要件を充足するように求めているということで、少し違う要件となっております。
○藤座長 ありがとうございました。
今の御説明で、公立八女総合病院では複数の診療実績が足りなくなって特例型になっていて、それが1年間の間にクリアできなかったという形になるということだと思います。
それから、社会保険田川病院に関しましては、放射線の診断医の常勤がいなかったということではありますが、その後に放射線治療装置の更新のめどが立たないというようなことから、放射線治療を停止するということになりますと、要件を満たさなくなるわけですから、地域がん診療病院になるということの申請であります。
今の2つは、先ほどから議論になっております、今後、均てん化ということを進めていくに当たって、また、拠点病院の整備指針の厳格さというか、それをどうしていくかという議論のベースになるのかなとは思いますが、まず、今の未充足要件につきまして何か御意見等ございますでしょうか。整備指針の基準の高さをどうしていくかというのは、次期の整備指針のワーキンググループでしっかり話し合われることだと思います。
それから、グループ指定につきましても、今、御説明がありましたのでは、まずは、地域がん診療病院に認定されたのを前提としてグループ指定があるのだという解釈ということですので、現時点では、もしグループ指定されていなくても了承するという形。実際、グループ指定はされているのですが、もしグループ指定されていないまま、ここの審議会に上がってきたときも、検討会で了承したら、その後のグループ指定については、厚労省としてしっかりチェックした上で最終的に判断するという形になるということでよろしいですか。
○がん・疾病対策推進官 そのとおりでございます。ありがとうございます。
○藤座長 ありがとうございます。
この26枚目のことにつきましては、よろしいでしょうか。地域がん診療連携拠点病院(特例型)から地域がん診療病院への類型変更を承認するということでよろしゅうございましょうか。
(委員首肯)
○藤座長 ありがとうございます。
では、次に行きたいと思います。続いて、27枚目から32枚目までの「指定更新」に移ります。大阪府の近畿大学病院の移転に関するものでありまして、事務局が示した方針について御意見はございますでしょうか。よろしいでしょうか。実際に既に11月1日に移転が完了しておりまして、その時点での要件で満たしていないところが4つだけあって、そのほかのところは満たしている。ただし、その4つのところは、南河内にあるときの移転前の近畿大学病院としては条件を満たしていて、かつ充足の見込みの時期がしっかり予定されているということから、この地域がん診療連携拠点病院を、場所が移った、医療圏が移っても地域がん診療連携拠点病院として指定の更新をするということでありますが、御質問も含めて御意見ございますでしょうか。よろしいですか。
土岐構成員もよろしいですか。
○土岐構成員 いいと思うのですけれども、今後、病院の移転とか統合がすごく増えてくると思うのですけれども、そういうときも、この項目に関しては、1年間、例えば移転が年度末になったら、当然移転先では実施されていないということになってしまうのですけれども、その1年間で評価するということ。それが、今回、距離が4kmぐらいだったわけですけれども、統合とかになるとすごく広い範囲で統合したりすることもあるのですけれども、その年度内にやっていればいいというスタンスなのでしょうか。それとも、あくまで統合とか移転した後の数か月で評価するというスタンスなのか、今後、そういう問題が出てきそうな気がしたので、ちょっと確認させていただけたらと思ったのですが。
○藤座長 事務局、いかがでしょう。
○がん・疾病対策課長 移転については、近畿大学病院の例がありますように、個別に審議して整理させていただいたところであります。統合のケースについても、多分、事例、事例でしっかり見ていかないといけないケースが当然あると思いますので、それは事例ごとに丁寧な審議をしていったのではないかと思っております。
以上です。
○藤座長 よろしいですか。
村本構成員、お願いします。
○村本構成員 ありがとうございます。村本です。
基本的には事務局の案でよいと思いますが、これから移転とか、特に統合が増えていくだろうという土岐構成員のお話ですけれども、がん診療連携拠点病院であり続けるために、患者・家族の信頼に応えていただくべく、今回のように未充足要件の充足見込み時期がきちんと示されているというのは非常によいことだと思います。
以上です。
○藤座長 ありがとうございます。
土岐構成員が言われたように、今からいろいろなパターンのことをなかなかクリアカットにしづらいようなことも、この検討会で議論していきながらやっていかないといけないのかと思います。もちろん、令和10年につくられる新しい整備指針が、どこまでそういうものをクリアカットにできるかということも含めますけれども、全ての要件というか、事情に万能な整備指針をつくるというのはなかなか難しいこともあるかと思いますので、そのためにこの検討会があるのだというふうに考えることもできるかと思います。
この件につきましては御意見ございませんか。
では、この近畿大学病院におきましては、今、地域がん診療連携拠点病院なのですが、地域がん診療連携拠点病院として指定を更新するということでよろしゅうございますか。
(委員首肯)
○藤座長 ありがとうございます。
では、資料1は以上で終わりになりますので、すみません、ちょっとだけ説明させてください。最後のページです。さっきちょっと言いましたけれども、現在の整備指針は令和4年8月にできたのですが、それに基づいて、今、こういう審議をしていっているのですが、それまでは4年ごとに整備指針が変わっておりました。ただ、基本計画は6年毎ということで、その2つがシンクロしていなかった。片方は4年、片方が6年ということもありまして、今回は第4期の基本計画が終わる令和10年まで、現行の指定要件でいこうということで、この図がつくられています。
ただ、令和4年の指定要件に準じて審査されたものの、最初の指定の期間が4年間だったということで、まず4年間でもう一回審議をし直して、そこで要件充足している医療機関はは残り2年間指定更新するという形でいこうというのが、この図でありますので、このことを御理解いただければと思います。今から基本計画の中間評価の議論を踏まえた上で整備指針をつくっていくことになると思いますので、そこでワーキンググループが、今、出たような意見も含めながら議論していくことになって、整備指針の改定を令和10年に行うことになるのだと思います。事務局、今の判断でよろしいですか。
○がん・疾病対策課長 今、このようなスケジュールをお示しさせていただいているところです。このスケジュールをお示しした後に、2040年を見据えたがん医療提供体制の均てん化・集約化に関するとりまとめですとか地域医療構想とか、様々な議論が進んでいるところですので、そういった議論もしっかりと整合性が取れるように、どのような形で進めていけばいいか、そこをしっかりと考えていきたいと思っております。このスケジュールに書いてあるのが最新の情報となっておりますので、これを踏まえて本日は御審議をお願いできればと思います。よろしくお願いいたします。
○藤座長 ありがとうございます。
質問ありませんか。
村本構成員、お願いします。
○村本構成員 ありがとうございます。村本です。
スケジュールが年度ということで示されているので、重ねての確認で恐縮ですけれども、本検討会がこれまで同様、年明けに開催されるとすれば、新たな指定要件に基づく本検討会の開催は2029年年明け頃であって、来年、2027年、再来年、2028年は現行整備指針に基づいて、あと2回、開催・審議されるという理解でよろしいでしょうか。
○がん・疾病対策推進官 御認識のとおりでございます。
○藤座長 年度と年があって、ちょっと混乱するのですけれども、ここの検討会はあと2回あるということになりますね。令和8年度、1年後と2年後までの2回が、極端にいえば今の基準をベースにしながら考えていくということになるということですね。よろしゅうございますか。
菅間構成員、お願いします。
○菅間構成員 先ほど話したこととつながることですが。今後のがん診療連携拠点病院の要件を、基本的な観点も含めて、令和10年に改めて整備指針を改定するということになっています。この検討会自体はあと2回あるわけですが、この検討会で分かる問題点を、今後2回の中で整理して、あり方検討会のほうに意見を上げていけたらよいのではと思っています。
現状は、決まった整備指針に従って淡々と進めることになると思いますけれども、2040年に向けてますます高齢者が増え、がんが日本人の死因の1番多い疾患であり続けます。一番ポピュラーな疾患として対応する必要があります。その中で、がん診療の質のレベルアップよりも、質の均霑化が重要です。
先ほど触れましたけれども、今後、医療資源の少ない地方に住んでいる患者さんが、がん診療を適正に受けられなくなり、むしろ、がん診療の格差がどんどん広がる可能性もあることを頭に入れる必要があります。あり方検討会にかける基本的な問題点を、できればこの検討会でも考えていけたらいいのではないかなと思います。そういったこともこの検討会で議論することは可能なのでしょうか。
○がん・疾病対策推進官 がん診療提供体制のあり方に関する検討会、がん診療連携拠点病院等の指定要件に関するワーキンググループ、本日のがん診療連携拠点病院等の指定に関する検討会とあるわけですけれども、2040年を見据えた一番大きなピクチャーに関してはがん診療提供体制のあり方に関する検討会で、本日御参加の土岐先生が座長されているわけですけれども、そこで議論させていただいた。基本的にがん診療連携拠点病院等の指定要件に関するワーキンググループで具体の内容を議論して整備指針を定めていくことになると思いますので、そこが議論の一番本番になると思っています。こちらの検討会は、基本的には指定する場ということになります。もちろん、本日あった御意見というものは参考にしながら、がん診療連携拠点病院等の指定要件に関するワーキンググループで議論していくということだと思っていますが、この場で何か整備指針の要件を決めたり云々という議論をすることは想定していないというのが実態であります。
以上です。
○菅間構成員 分かりました。この検討会の議論のポイントは違うということですね。改めての感想ですけれども、指定されるかされないかは、それぞれの病院の経営に関わるので、指定されたいために県と交渉した内容が、この検討会にかけられていることが大きいように思われます。指定自体が病院の経営に大きく影響します。地域のがん患者の診療にいろいろな問題を起こさないように注意を払う必要があります。よろしくお願いいたします。
○藤座長 ありがとうございます。
今日、ここで議論になったようなことは、事務局としても多分頭に入れていただいた上で、がん診療提供体制のあり方に関する検討会やがん診療連携拠点病院等の指定要件に関するワーキンググループへ議論を提示するとか、そういう感覚は持っていていいのかなということでよろしいですね。ありがとうございます。
ほか、ありませんか。
では、これで資料1の審議は終わりたいと思います。
続いて、資料2「新規指定・指定類型変更・指定更新の医療機関一覧(案)について」に移りたいと思います。事務局が示してくれていますが、まず、1ページ目の新規指定推薦で、地域がん診療連携拠点病院への新規推薦の議論は終わりました。
次の指定類型変更推薦の中で、地域がん診療連携拠点病院への指定類型変更推薦につきましても、大阪南医療センターのことも含めまして議論が済みました。
3つ目の地域がん診療病院への指定類型の変更は、特例型と指定されていたものを変更して地域がん診療病院に指定類型を変更する。
一番下は、地域がん診療連携拠点病院として、現在は地域がん診療連携拠点病院で1年間の指定だったのですが、それを近畿大学病院は地域がん診療連携拠点病院のまま更新するということで、先ほど承認いただいたところです。
それから、2ページ目は指定更新の推薦ということで、地域がん診療連携拠点病院としての推薦があった。これは、現在は地域がん診療連携拠点病院の特例型のものであって、1年間の指定だったのですが、その未充足要件をクリアできたということで、地域がん診療連携拠点病院の特例型から特例型が外れるという指定更新の推薦ということになります。
2つ目が、地域がん診療連携拠点病院として現況報告があったということですが、これは、現在は特例型でもなくて、地域がん診療連携拠点病院として2年間の指定をされていたのですが、その経過の中で未充足要件が出てきた。最初のほうで村本構成員がお話いただきましたけれども、そこを見てみますと未充足要件が出てきて、今回はそれを特例型として類型変更しようということになります。
中を見てみますと、専従の病理診断医がいないのが3つ。一番下の2つは複数のものがありますので、そこに入っているかどうか知りませんが、専従の病理診断医が足りないところが出てきている。それから、途中で専従の放射線治療医が足りなくなったところも出てきていますし、それ以外に放射線治療の延べ患者数が足りない、薬物療法の延べ患者数が足りないというようなことで、例年、病理というのは出てきていたのですけれども、放射線治療医も、地域によってこういうものが出てきているというのは現実として受け止めておかないといけないのかなと思いますし、これが先ほどの繰り返しになりますけれども、2040年問題を考えるに当たって、令和10年の整備指針の改定においても何か考える必要があるのかないのか、議論しないといけないのかなと思っております。
それから、一番下の地域がん診療連携拠点病院として指定の辞退があったということが2つありまして、特例型だったのですが、そこには拠点病院があるということだと思いますが、クリアできなかったので、地域がん診療病院としてじゃなくて、病院としての指定の辞退があったということになります。今の発言は正しいですか。
資料2につきまして質問や議論ございませんでしょうか。よろしいですか。
成田構成員、お願いします。
○成田構成員 説明ありがとうございます。
この資料は、指定等の判断に当たり、検討会での個別審議を要さないものとありますが、先ほど座長からもございましたとおり、未充足であった要件や辞退理由を、今後、この検討会でもしっかりと確認していく必要があると思いますので、この点については、引き続き情報提供をお願いできればと思います。今後の整備指針を決めるに当たっても、未充足であった要件や辞退理由は極めて重要な情報かと思います。よろしくお願いいたします。
○藤座長 貴重な御意見ありがとうございました。それの程度というか、数であったり、内容の経年的な変化を見ていくというのは、今後のことを考えていくに当たって非常に重要な御指摘だと思います。ありがとうございます。
ほか、ございませんか。
では、これで資料1と資料2の審議が全部終わったことになります。令和8年度のがん診療連携拠点病院等の指定につきましては、今、言いました資料1、資料2の対応方針について検討会として承認したいと思いますが、途中、途中は承認をしていただきましたけれども、全体として今日の資料で御承認いただけますでしょうか。
(委員首肯)
○藤座長 ありがとうございます。これで御承認いただいたということになります。
それでは、以上でがん診療連携拠点病院等の指定に関する検討を終了したいと思います。
今後の予定につきまして確認したいと思います。事務局から説明をお願いします。
○がん・疾病対策推進官 事務局でございます。
本日は御検討いただきまして、ありがとうございました。
各都道府県から推薦されました医療機関については、本検討会での結果に基づいて、所要の手続きを経た上で、各都道府県に対し指定の通知を行う予定でございます。
本日は活発な御議論、誠にありがとうございました。構成員の皆様の御協力に改めて感謝申し上げます。
それでは、これをもちまして本日の検討会を終了いたします。ありがとうございました。
照会先
健康・生活衛生局がん・疾病対策課
代表03-5253-1111(内線4605)

