2026年2月19日 第25回新型インフルエンザ対策に関する小委員会 議事録

健康・生活衛生局感染症対策課パンデミック対策推進室

日時

令和8年2月19日(木)15:00~17:00

場所

Web開催
事務局:厚生労働省 仮設第2会議室

議題

(1)抗インフルエンザウイルス薬の今後の備蓄方針について
(2)動物感染モデルにおけるパンデミックワクチンの有効性に関する
   検討について

議事

議事内容
○塚田室長補佐 定刻になりましたので、ただいまから、厚生科学審議会感染症部会第25回新型インフルエンザ対策に関する小委員会を開催します。
 委員の皆様方におかれましては、御多忙にもかかわらず御出席いただき、誠にありがとうございます。
 本日議事進行を務めさせていただきます健康・生活衛生局感染症対策部感染症対策課パンデミック対策推進室長補佐の塚田と申します。よろしくお願いいたします。
 傍聴の方におかれましては「傍聴に関しての留意事項」の遵守をお願いいたします。
 なお、会議冒頭の頭撮りを除き、写真撮影、ビデオ撮影、録音をすることはできませんので、御留意ください。
 なお、カメラ撮りは議事に入るまでとさせていただきますので、プレス関係者の方々におかれましては御理解と御協力をお願いいたします。
 本日は、ウェブ会議での開催となりますので、御発言の際は挙手機能を用いて挙手していただくか、チャットに発言される旨のコメントを記載していただき、座長の指名の後に御発言ください。
 なお、ウェブ会議ですのでタイムラグが生じるかと存じますが、御了承願います。
 会議の途中で長時間音声が聞こえないなどのトラブルが生じた場合は、あらかじめお知らせしている番号までお電話をお願いいたします。
 続きまして、委員の出欠状況について御報告いたします。
 御出席の委員につきましては、通信の確認も踏まえてお名前を申し上げますので、一言お返事いただければと思います。
 五十音順に、吉川肇子委員。
○吉川委員 はい。
○塚田室長補佐 木原朋未委員。
○木原委員 はい。おります。
○塚田室長補佐 小嶋雅代委員。
○小嶋委員 坂元先生に代わりまして参加させていただきます。よろしくお願いいたします。
○塚田室長補佐 齋藤智也委員。
○齋藤(智)委員長 齋藤です。よろしくお願いします。
○塚田室長補佐 笹本洋一委員。
○笹本委員 笹本です。よろしくお願いいたします。
○塚田室長補佐 髙橋里枝子委員。
○髙橋委員 羽田空港検疫所の髙橋です。よろしくお願いいたします。
○塚田室長補佐 中里栄介委員。
○中里委員 中里です。よろしくお願いいたします。
○塚田室長補佐 信澤枝里委員。
○信澤委員 信澤です。よろしくお願いいたします。
○塚田室長補佐 長谷川秀樹委員。
○長谷川委員 感染研の長谷川です。よろしくお願いします。
○塚田室長補佐 松尾真紀子委員。
○松尾委員 東京大学の松尾と申します。よろしくお願いします。
○塚田室長補佐 なお、齋藤昭彦委員、田村大輔委員より御欠席の連絡を受けております。また、大曲委員からは少し遅れての御参加ということで御連絡を受けております。
 前回開催が持ち回りのため御紹介が遅れましたが、齋藤智也委員が委員長になられております。また、木原委員、髙橋委員、松尾委員が前回から、小嶋委員が今回から新たに御参加いただいております。どうぞよろしくお願いいたします。
 現在、委員13名のうち10名に御出席いただいておりますので、厚生科学審議会の規定により、本日の会議は成立していることを御報告いたします。
 次に、審議参加について御報告いたします。
 本日御出席の委員の方々の過去3年度における関連企業からの寄附金などの受け取り状況について申告いただき、事務局において当該内容を確認いたしました。その結果、特に審議参加に関し、差し支え等はございませんでしたので、御報告いたします。
 冒頭のカメラ撮りにつきましてはここまでとさせていただきますので、御協力をお願いいたします。
 なお、これ以降は、写真撮影、ビデオ撮影、録音をすることはできません。ICレコーダー等、録音機器も電源をお切りになって傍聴いただきますよう御協力をお願いいたします。
 それでは、議事に入る前に資料の確認をさせていただきます。
 資料は、議事次第、委員名簿、資料1、資料2となります。
 不備がございましたら事務局にお申し出ください。
 よろしいでしょうか。
 それでは、ここからの進行は齋藤委員長にお願いいたしたいと思います。
○齋藤(智)委員長 よろしくお願いいたします。委員長の齋藤です。今回新たに入られた委員の先生方、どうぞよろしくお願いいたします。
 それでは、早速議事に入りたいと思います。まずは資料1について、事務局から説明をお願いいたします。
○野田参与 では、事務局の感染症対策課参与をしております野田から御説明をさせていただきます。資料1をお手元に御用意ください。「抗インフルエンザウイルス薬の備蓄方針について」という資料でございます。
 現行の抗インフルエンザウイルス薬の備蓄の考え方については「新型インフルエンザ等対策特別措置法」に基づきまして「新型インフルエンザ等対策政府行動計画」及び「新型インフルエンザ等対策ガイドライン」を作成し、方針を定めているという状況でございます。具体的には、国及び都道府県は、新型インフルエンザの罹患者の治療、予防投与や季節性インフルエンザが同時に流行した場合に使用する量として、これまで4500万人分を目標として備蓄を進めてきたところでございます。また、今後もその備蓄目標に従って抗インフルエンザウイルス薬を計画的かつ安定的に備蓄するということになっております。その際、現在の備蓄状況、流通の状況や重症患者への対応等も勘案するとともに、引き続き、この備蓄目標から流通備蓄分1000万人分を除き、国と都道府県で均等に備蓄するということにされております。
 また、備蓄薬剤の種類については、抗インフルエンザウイルス薬耐性株の検出状況や臨床現場での使用状況等を踏まえ、備蓄薬を追加・更新する際には、作用機序の異なる薬剤の備蓄割合を増やすことを検討するとされております。さらに各薬剤の備蓄割合については、市場流通割合や想定する新型インフルエンザウイルスによる疾病の重症度等を踏まえるということになっておりました。
 現状でございますけれども、現在、オセルタミビル、ザナミビル、ラニナミビル、ペラミビル、バロキサビル、ファビピラビルの備蓄・保管を行っているというものでございます。また一方で、新型コロナウイルス感染症の流行期間中には、国内において季節性インフルエンザ患者がほぼ発生しておらず、抗インフルエンザウイルス薬の市場流通割合を参考とするということが困難でございました。その際の国・都道府県・流通の備蓄割合は、新型コロナウイルス感染症の流行前の市場流通割合の数値を継続して使用してきたというところでございます。
 今般、抗インフルエンザウイルス薬の市場流通割合のデータが3年分集まったことから、これを踏まえた備蓄割合とすることができる状況となっております。また、ペラミビルについては、重症患者等に使用されることが想定されるが、市場流通割合は0.9%と減少してきているという状況でございます。
 次のページをお願いいたします。
 ただいま御説明させていただきました新型インフルエンザ等対策政府行動計画、そして、新型インフルエンザ等対策ガイドラインをまとめた資料になっておりますけれども、今、御説明させていただきましたように、全罹患者の治療、その他の医療対応に必要な量を目標として備蓄するということ。その際には、現在の備蓄状況、流通の状況や重症患者への対応等も勘案するということになっております。また、新たな抗インフルエンザウイルス薬については、備蓄薬全体に対する割合も含め、備蓄の要否を検討するということになっております。
 ガイドラインにおきましては、備蓄目標量として4500万人分を備蓄するということ、さらに備蓄薬剤の種類については多様性を持たせるということになっております。また、備蓄薬剤の割合については、市場流通割合や想定する新型インフルエンザウイルスによる疾病の重症度を踏まえるということになっているものでございます。
 次のページをお願いいたします。
 先ほど御説明させていただきましたように、様々な抗インフルエンザウイルス薬を備蓄しているという状況でございまして、特に先ほど述べさせていただきましたペラミビル、商品名で言いますとラピアクタに関しましては静注薬ということで、ほかのお薬とは薬剤形態が異なるというものになっております。
 次のページをお願いいたします。
 さらに市場流通割合に関しましては、令和4~6年度に関しましてデータが出てきているというところでございます。すなわち、先ほど御説明をさせていただきましたように、新型コロナウイルス感染症のパンデミック時には季節性インフルエンザの発生がほとんどなかったというところでございましたけれども、2022年度以降、徐々にではございますけれども、季節性インフルエンザが発生し、その中で市場流通割合についても平常化してきているという状況でございます。
 次のページをお願いいたします。
 このような状況を踏まえまして、当面の備蓄方針について御審議をいただきたいと思っております。すなわち、抗インフルエンザウイルス薬の効果や薬剤耐性についての研究等については引き続き情報収集を行い、そうした知見も踏まえながら、備蓄方針については本小委員会において中長期的に議論を進めていくということにしてはどうかということ。
 また、国及び都道府県における備蓄割合は、新型コロナウイルス感染症の流行後3年分の市場流通割合を踏まえた割合を基本とする。ペラミビルについては、重症度の高い患者等への使用が想定されることから、重度の新型インフルエンザが発生した場合に想定される入院患者数である200万人に対応できるよう、国及び都道府県の備蓄を備蓄目標量の6%とするということ。さらに流通備蓄における備蓄割合は、市場流通割合に合わせるということでさせていただければと考えております。
 以上、御審議のほど、お願いをいたします。
 なお、薬剤耐性など、長谷川委員から追加の発言がございましたらよろしくお願いいたします。
 事務局からは以上になります。
○長谷川委員 薬剤の抗インフルエンザ薬の耐性についてですが、現在、年に2回、WHOのインフルエンザワクチン株選定会議がありますが、そこで世界中で収集されたウイルスの薬剤耐性については、ゲノム情報から耐性を示す変異、また、表現型としての耐性の検査がされています。今のところ、季節性インフルエンザ、または動物由来のインフルエンザウイルスで耐性が問題になっているようなものはございません。
 以上です。
○齋藤(智)委員長 どうもありがとうございました。これまでの抗インフルエンザウイルス薬の備蓄の背景についてお示ししていただき、今回、過去3年の流通割合を踏まえて、備蓄割合の変更についての審議となります。
 それでは、委員の先生方の御意見を伺いたいと思います。
 では、信澤委員、お願いいたします。
○信澤委員 御説明ありがとうございました。
 1つ伺いたいのが、以前は備蓄している薬剤というものは1種類で、タミフルだけだったのが、これだけ多くの薬剤を備蓄できるようになったことは非常にいいことだと思うのですけれども、その備蓄割合について、一応、市場流通の割合を参考にしているということですけれども、市場流通の割合というものはあくまでも季節性インフルエンザウイルスに対するものですし、医療従事者や患者がこの薬のほうがいいという、ある程度好みがあって選んでいるために大量に使われている薬というものもあると思いますので、新型のパンデミックウイルスが発生したときに必ずしもこの割合が適しているのかというのは疑問に思うのですけれども、一応、備蓄薬剤の割合として市場流通割合や新型インフルエンザウイルスの疾病の重症度を踏まえると書かれていて、その結果、6ページに出されているような割合になったということなのですけれども、アビガンを6%にするというところはいいのですけれども、それ以外に何か検討されたことというものはあるのでしょうか。
○齋藤(智)委員長 ありがとうございます。
 では、このほかのシナリオ等を検討されたものがあれば事務局のほうからコメントをお願いします。
○野田参与 ありがとうございます。では、事務局のほうから御説明させていただきます。
 まさに、今、委員からございましたように、基本的には臨床現場での使用状況がやはり一つポイントになるのだろうということで市場流通割合を基本にはしておりますが、一方で新型インフルエンザの際には異なった動きが出てくるであろうということで、例えば静注薬が多く使われる可能性ですとか、さらにはファビピラビルのようなお薬が薬剤耐性などの問題も発生し使われるという可能性もございますので、そのようなお薬については、市場流通割合に限らず、ある程度多めに備蓄をさせていただいているというところでございます。
○齋藤(智)委員長 ありがとうございます。
 一旦、これでよろしいでしょうか。
○信澤委員 ありがとうございます。
○齋藤(智)委員長 では、続いて、笹本委員、お願いいたします。
○笹本委員 日本医師会の笹本でございます。資料をありがとうございました。資料1の6ページ、今、映っていますけれども、ここでも総備蓄量が分かるので、この表は大変よく分かりやすいと思います。
 一方で、今後新しいウイルスが出てきた場合に、耐性を持つことなので、一部の薬剤の有効性が低下する場合も想定されると思います。その場合は、有効な薬剤を速やかに増産して、必要とされる患者さんに投与する可能性があります。今回お示しいただいた薬剤の増産体制や増産に有する期間などは把握されているのでしょうか。教えていただきたいと思います。
 以上です。
○齋藤(智)委員長 ありがとうございます。
 では、増産体制の件、事務局のほうからお答えをお願いできますでしょうか。
○野田参与 では、事務局から御説明させていただきます。ありがとうございます。
 メーカーとは日々、密接に連絡を取らせていただきまして、まさに毎年、このような備蓄割合が変わったときなどについては、新たに備蓄をしていく際にどのような形で備蓄をしていくかというところは御相談をさせていただいているというところでございます。増産については、なかなかお話を聞いていても、国内の工場のみで完結をするということは、今は、なっていないというところも聞いておりますので、なかなか急に増産をするというのは難しいかもしれませんけれども、日々、メーカーとやり取りする中で、必要な際には要請もしていくというところも考えられるだろうということで考えております。
○松下専門官 すみません。医政局の医薬産業振興・医療情報企画課でございます。御質問の件につきましてでございますが、有事の際のいわゆる増産に関してでございます。
 まず、前提としてですが、このようなパンデミックがあった際に、いわゆる工場自体が、例えば工場で実際に作業される方自身が感染されている可能性もあって、実際に平常時と同様に工場を稼働できるかどうかすら、そもそも、そこ自体は確かに分からないという状況が前提でございますので、前提としましては、この政府行動計画や各種ガイドラインに基づきまして、いわゆる新型インフルエンザの発生時には全人口の25%が罹患すると仮定して、それに必要な量としては、今、このお示しされている4500万人分の備蓄をしているという状況でございますので、まず、基本としては、備蓄である程度対応できるという考えには立っているのが大前提ではございます。
 ただ一方で、御指摘のとおり、メーカーのほうの増産体制をしっかり整えるべきだというところもございますので、それに関しましては、既に各種補助金などを出しておりまして、増産体制のほうも整備を進めておりますし、既に各製造販売業者においても需要や生産見込量を適切にモニタリングしておりまして、それで適切に、また、各メーカー自身が保有している社内在庫もございますので、それらの放出も含め、適切に供給する体制を構築しているというところでございます。
 以上でございます。
○齋藤(智)委員長 よろしいでしょうか。
○笹本委員 ありがとうございました。
 国内で増産はできるだけしていただくのが一番よろしいかと思いますけれども、場合によっては、なかなか国内に原薬がないとか、いろいろな問題があるかもしれませんので、できるだけ、そこら辺はしっかり把握していただきますとともに、会社におきましても、製造段階において、ふだんはほかの薬を使って、いざというときにこのお薬に切り替えるというようなセカンドラインへの切り替えのような対応をいろいろ考えていただければと思います。
 よろしくお願いいたします。
○齋藤(智)委員長 御指摘の点、事務局のほう、よろしくお願いいたします。
 そのほかの委員の先生方、いかがでしょうか。
 小嶋先生、お願いします。
○小嶋委員 名古屋市の小嶋でございます。このように、国・県でしっかりと備蓄を進めていただいているというのは大変安心なことだと思います。この市場流通割合に合わせてというものは、実現性があるということだと納得いたしました。
 1つ、新型インフルエンザ行動計画において、国と県で備蓄を進めるとなっていることは承知しているのですけれども、実際にアウトブレークからパンデミックに急速に進んだ場合に、ある程度、やはり人口規模の多い都市において備蓄をしていくということは必要ではないかと思うのですが、その点についてはどのようにお考えでしょうか。
○齋藤(智)委員長 ありがとうございます。
 今の御質問の件、事務局からお答えいただけますか。
○野田参与 では、事務局のほうから御説明します。
 今、まさに御質問いただきましたように、新型インフルエンザ等の発生の際には地域ごとで新型インフルエンザ等が発生し、特に都道府県ごとでの対応が重要になってくるというところはございます。さらに流行に関しましては、新型コロナウイルス感染症のパンデミック時にも地域ごとにそれぞれ流行が異なったというところで、想定をされているところでございます。まさにそのような状況もございまして、この抗インフルエンザウイルス薬の備蓄に関しましては人口割で、都道府県ごとで備蓄をするということをさせていただいているというところでございます。
○小嶋委員 ですので、そこから先の分配については県単位で、県ごとに考えていくということですね。
○野田参与 御指摘のとおりでございます。
○齋藤(智)委員長 ありがとうございます。
 そのほか、いかがでしょうか。
 髙橋委員、お願いします。
○髙橋委員 ありがとうございます。
 水際の観点から少しコメントといいますか、要望をお願いしたいと思います。今回、新型コロナウイルスの流行が終わってから3年、流行後3年分のデータを基にこういった資料を御用意いただいていると思うのですけれども、その3年となりますと、2022年から2024年で今回検討されていますが、2022年は実はまだ新型コロナウイルスの水際対策の実施真っ最中の時点でして、少なくとも羽田の検疫実績としましても、昨年、令和7年と比較して、2022年の実績は3分の1以下なので、やはりウイルスが外からも入ってきていないので、国内での流行もあまりなかった状況だと思います。今後起こり得る新型インフルエンザなり季節性インフルエンザなりの流行状況を正確に反映しているかというところが疑問かなとも考えております。
 そうなりますと、やはりそのときに合わせた流通状況というものも真の状況を反映しているとは考えにくいかなとも思いますので、私からの要望としましては、今、水際の対策を特に実施しておりませんので、インバウンド客も増えて、今後も季節性インフルエンザの流行も、新型インフルエンザのリスクも増加してくると思うので、今後もこの流行後の3年分というところで、定期的にこういった検討をしていただいて、次の年には2023年から2025年、その次の年は2024年からということで、定期的に内容の見直しをお願いできればと思います。
 よろしくお願いします。
○齋藤(智)委員長 ありがとうございます。
 事務局から、見直しの点、コメント等ありますでしょうか。
○野田参与 ありがとうございます。では、事務局から御説明します。
 まさに、今、御指摘いただきましたように、この1ページ前の資料でお示しをしたように、2022年の季節性インフルエンザの発生につきましては、その前、前年よりは増えてきたというところではございましたけれども、まだまだ、例えば今シーズンと比べると全然少なかったというところはございました。新型コロナウイルス感染症のパンデミック前にはまさに今回御審議をいただいていますように、過去の備蓄割合を基にして備蓄をしてきたというところはございましたけれども、今回、ようやくコロナ後の状況で備蓄を再検討できるというところになったことで今回御審議いただいたところでございますけれども、今、まさに御質問いただきましたように、今後にはこの市場流通割合を常時見ながら引き続き検討をし、そして、適宜見直しをしていくというところで進めさせていただきたいと考えております。
○齋藤(智)委員長 ありがとうございます。
 よろしいでしょうか。
○髙橋委員 よろしくお願いいたします。
○齋藤(智)委員長 そのほか、委員の先生方、いかがでしょうか。
 冒頭に信澤委員からも御指摘ありましたが、今の流通割合を前提としたポートフォリオというものは、現在の需要がパンデミックの際も続くということを前提にしているかと思います。当然、そこは耐性があるものが発生したりして、大きく需要が変わる可能性はあるのですが、当初の流通を考えると、まず、現在の流通割合を基準とするのは一つかと思いますが、それ以外のシナリオだった場合の対応というものは今後も引き続き、検討課題なのかなと思いました。
 あと、国内での増産のタイミングということもお話がありましたけれども、まさにこの需要と供給のギャップを短期間、どう埋めるかというものが備蓄の役割かと思いますので、その増産に係る、そして、増産したもので需要に追いついてくるまでの期間というものがどれくらいあって、それがどれぐらいのギャップになるのか、それを備蓄でどうやって埋めていくのかというところも重要な議論かと思います。
 引き続き、このような観点がございますが、本日のところ、大きな御異論はなかったかと思います。ほかはよろしいでしょうか。
 いただいた案で委員会としては了承として、事務局において必要な手続を進めていただければと思います。ありがとうございました。
 続いて、資料2の報告事項について、長谷川委員から御説明をお願いします。
○長谷川委員 そうしましたら「備蓄ワクチン(Astrakhan株(A/H5N8)およびEzo red fox株(A/H5N1))の動物を用いた有効性に関する検討」について発表したいと思います。
 次のスライドをお願いします。
 新型インフルエンザ対策について、感染者数のピークを平たん化して、医療への負荷を減らす目的として、医療対応としては、抗インフルエンザ薬の備蓄のほかにワクチンの備蓄が検討され、実施されています。このワクチン備蓄に関しましては、鳥インフルエンザの発生状況を鑑みて備蓄するワクチン株を検討するとなっておりまして、厚生科学審議会感染症部会新型インフルエンザ対策に関する小委員会にて決定されております。ここで決定されます備蓄ワクチンはプレパンデミックワクチンと呼ばれるもので、実際にパンデミックが発生した後においてはパンデミックウイルスによってパンデミックワクチンが製造されることとなっております。
 次をお願いします。
 備蓄ワクチンの選定につきましては、ここに挙げた4つの視点及び3つの指標で選定されております。「危機管理上の重要性」の高いワクチン株を備蓄するために(1)としては、近年の鳥インフルエンザ発生の疫学的な状況、(2)パンデミック発生の危険性、(3)パンデミックが発生した際の社会への影響、(4)発生しているウイルスとワクチン株の抗原性などが考慮されて「危機管理上の重要性」については、人での感染事例が多い、人での重症度が高い、日本との往来が多い国・地域の感染事例が多いなどが指標となっております。
 次をお願いします。
 2023年度においては、プレパンデミックワクチンの備蓄ワクチンですけれども、世界的に流行の中心となっているClade2.3.4.4b。これはHA Clade1.2.3.4.4bに属するウイルスで、鳥だけではなくて、海生哺乳類を含む野生の哺乳類や農場のミンクなどでの感染が見られていたという事例が発生しております。そのClade2.3.2.1cというCladeのものはアジアの限局した地域で循環しており、世界的な流行は見られていないという状況でありました。
 それらのことから、このClade2.3.4.4bから選ばれることになり、その当時、ワクチン株として使用が可能であった株というものがこのA/Astrakhan/3212/2020(IDCDC-RG71A)という株でしたので、これが選ばれました。
 次をお願いします。
 国内で承認されているパンデミックワクチン製造メーカーには、ここに挙げました3つありまして、今回のワクチンは細胞培養を用いたこのKMBのワクチンが厚労省から委託されました。これは細胞培養を用いて製造したスプリットワクチンであります。AS03というアジュバントを用いたもので、筋注するものです。
 次をお願いします。
 今回、このワクチンのA/Astrakhan株の有効性を動物を用いて評価しました。方法としては、マウス及びフェレットに備蓄ワクチンを投与して、抗体応答を検討する。ワクチン株の親株であるAstrakhan株をチャレンジ感染して、その防御効果を検討する。また、ワクチン株と異なるEzo red fox株をチャレンジし、その防御効果を検討することを行いました。
 次をお願いします。
 まず、実験方法1ですけれども、まず、免疫応答を見る実験としては、3週間隔で2回、ワクチンを低用量・高用量接種し、その後、血清を回収して、中和抗体を調べました。また、防御効果においては、3週間隔で二度ほど低用量・高用量ワクチン接種し、攻撃株、AstrakhanもしくはEzo red foxを用いて、その後の体重減少または生残数を調べました。
 次をお願いします。
 こちらがAstrakhanワクチンで免疫したマウスの抗体応答ですけれども、こちらがAS03、アジュバントのみを免疫した群で、低用量群・高用量群ですけれども、アジュバントのみではEzo red foxに対する抗体RG71A、ワクチン株に対する抗体応答、野生株に対する抗体応答、ともに認められませんでしたが、低用量でEzo red fox及びRG71Aに対する抗体がこのように誘導されていて、高用量においては3つとも見られましたけれども、野生株に比べてワクチン株に対する抗体応答が高かったのが特徴となります。
 次をお願いします。
 続きまして、こちらはチャレンジした後の感染防御ですけれども、ここに、左側がAstrakhan株で感染チャレンジしたもの、右側はEzo red fox株で感染したもので、これは御覧のように、アジュバントのみ、もしくはコントロールは8日以内に全例死亡しておりますけれども、低用量・高用量群は100%生存しております。それで、このEzo red fox株での感染でも同様に、高用量・低用量ともに100%生残しています。
 次をお願いします。
 こちらが感染防御実験のまとめですけれども、アジュバンドのみ、もしくはワクチンなしのコントロールの感染群においては100%死亡しておりますけれども、低用量・高用量のワクチン接種群におきましては、ともに100%生存しております。
 次をお願いします。
 続きまして、フェレットを用いて、3週間隔で同様に低用量・高用量の2回ワクチン接種をした後に、血清を採取して、部分採血、中和抗体、あとは攻撃感染させて、その感染後の各臓器でのウイルス価を測定しております。また、感染後の体重減少、生残度を調べております。
 次をお願いします。
 こちらが、左側がAstrakhan株感染群で、右側がEzo red fox感染群ですけれども、このようにAstrakhan株は感染株に用いた場合にはワクチン投与に関係なく、全てのフェレットで顕著な体重変化は認められなかった。ですから、Astrakhan株は致死的な感染ではなかったということですが、Ezo red fox株は致死的な感染を起こして、高用量・低用量においてはそれが防げたということになります。
 次をお願いします。
 こちらが感染3日目の各組織におけるウイルス価ですけれども、コントロール群またはアジュバントのみの群におきましては、肺、気管、鼻腔、あとはOlfactory bulbなどによってウイルスが検出されておりますが、低用量・高用量のワクチン接種群においてはどこからもウイルスは認められておりません。
 次をお願いします。
 こちらがEzo red fox感染後に経時的に採取した鼻腔洗浄液中のウイルスですが、ワクチン接種ではなくて、アジュバントのみの群におきましては、感染後1日、3日、5日目と鼻腔からウイルスが検出され、7日目では全て死亡しているという結果なのに対して、低用量・高用量の群に関しましては、1日目、3日目でウイルスが認められますが、5日目以降では検出感度以下の結果となっております。
 次をお願いします。
 こちらは感染直前の中和抗体価になりますが、コントロールはAS03群では抗体は認められていませんけれども、低用量・高用量の群に関しましては、ここに示したように、中和抗体が認められております。
 次をお願いします。
 Astrakhan株のワクチンの有効性評価に関するまとめですが、備蓄用ワクチンで免疫したマウス及びフェレットの抗体応答は、ワクチン免疫後のマウス血清中に、ワクチン投与用量依存的な高い中和価が認められた。フェレットにおいてもワクチンで免疫した場合に高い中和価が認められました。
 備蓄用ワクチンで免疫したマウス及びフェレットの感染防御効果ですが、ワクチンを2回投与したマウス及びフェレットで非常に高い防御効果が認められた。今回、低用量もしくは高用量のワクチン投与により、ワクチン株と同じAstrakhan株もしくはワクチン株とは異なる株であるEzo red fox株を感染に用いて感染防御効果を検討したが、マウス、フェレットともに低用量においても高い防御効果が認められた。このことは、ワクチン株と感染株に高い抗原性の一致が認められただけではなく、同じCladeであればNA亜型、Astrakhan株がH5N8でして、Ezo red foxがH5N1ですので、亜型の異なる株に対しても非常に高い感染防御効果があることが示唆されました。
 次をお願いします。
 続きまして、2024年のプレパンデミックワクチンですけれども、こちらは同じClade2.3.4.4bの中から国内でワクチン株を感染研で製造したA/Ezo red fox/Hokkaido/1/2022、北海道のキタキツネから分離されたウイルスを基に作られたワクチンが備蓄として選ばれました。
 こちらは、世界的な流行状況というものは変わらず、このClade2.3.4.4bが世界中で、鳥類だけではなくて、哺乳類で、また、米国の乳牛などからも同じ、このCladeのものが見つかり、そこからヒトへの感染例などが散見されております。このClade2.3.4.4bのうち、主な流行がH5N1亜型であることから、H5N8亜型のAstrakhan株から同じH5N1亜型のEzo red fox株に変更することが決まり、これが選出されました。
 次をお願いします。
 Ezo red foxのワクチンに関しましては、免疫応答と防御効果をマウスで見ておりますが、3週間隔で2回接種した低用量・高用量で、その後、抗体の応答、あとは攻撃感染としてEzo red fox/Hokkaidoの野生株でチャレンジして、体重測定、あとは生残数を見ております。
 次をお願いします。
 こちらがEzo red foxワクチンを免疫したマウスの抗体価と、Ezo red fox株及びTexas。こちらは米国の乳牛から分離したH5N1のウイルスですけれども、それに対する防御効果です。
 まず、Ezo red foxの抗体応答ですけれども、こちらはELISAで測定したIgG価として、低用量・高用量ともに抗体応答が見られ、Ezo red fox感染群におきましては、アジュバントのみの場合にはこのように死亡しています。100%死亡しておりますけれども、100%生残し、体重変化に著変はない。
 米国の乳牛から分離されたA/Texas/37/2024株におきましても、同様にアジュバントのみの群では100%死亡していますけれども、低用量・高用量ともに100%生残しておりまして、体重変化にも著変はないという結果になっております。
 次をお願いします。
 続きまして、フェレットを用いた検討ですけれども、2回、ワクチンを3週間隔で接種した後に、Ezo red fox/Hokkaido/1で攻撃感染させて観測しております。
 次をお願いします。
 まず、こちらはEzo red fox免疫フェレットで、野生株でチャレンジした場合に、アジュバントのみの場合には100%死亡しておりますけれども、低用量・高用量ともに100%、フェレットは生存しておりまして、体重変化に著変はなく、あと、体温の変化です。死亡した群におきましては体温上昇と死亡直前の体温低下がありますけれども、ワクチン接種におきましてはそこに著変はありませんでした。
 次をお願いします。
 Ezo red foxワクチンの有効性評価に関するまとめといたしまして、備蓄用ワクチンで免疫したマウスの抗体応答に関しましては、ワクチン免疫後のマウス血清中には、ワクチン投与用量依存的な高いHA結合抗体価の上昇が認められております。また、中和抗体価等に関しましては現在測定中であります。また、感染防御に関しましては、ワクチンを2回投与したマウス及びフェレットで非常に高い防御効果が認められました。マウスでは米国でヒトから分離されたTexas株に対する高い防御効果が認められました。
 すみません。先ほど、私は乳牛と言いましたけれども、乳牛から感染したヒトから分離した株がTexas株です。
 総括としては、2023年度の備蓄ワクチンであるClade2.3.4.4bのAstrakhanワクチンはH5N8亜型であるが、同じCladeのHA亜型株に対して高い防御効果が認められた。NA亜型が異なる株に対しても、同じHA Cladeの株であれば高い防御効果が期待できる。2024年度及び2025年度の備蓄ワクチンである同じくClade2.3.4.4bのEzo red foxワクチンはH5N1亜型であり、動物実験における同Cladeに対する高い防御効果が認められました。現在、多くの国で発生している同じCladeの株に対する高い防御効果が期待できます。現在、両株で治験を行っており、その結果と本結果とを比較評価することで、適切な備蓄ワクチンの有効性の評価ができると考えております。
 以上になります。
○齋藤(智)委員長 長谷川委員、どうもありがとうございます。
 こちらは御報告案件でございますけれども、長谷川委員からの説明を踏まえて、委員の皆様からコメントあればいただければと思います。
 お願いします。信澤先生、どうぞ。
○信澤委員 よろしいですか。すみません。
 2点教えていただきたいのですけれども、Astrakhan株(ワクチン株)を接種したときに、Astrakhan株(ワクチン株)ではなくて野生株に対する反応が、ワクチン株に対する反応、中和抗体価でしたか、より高く出ていたと思うのですけれども、その理由は何かおわかりでしょうか。
○長谷川委員 理由ですか。
○信澤委員 はい。
○長谷川委員 理由は分からないのですけれども、ただ、打ったワクチンに対する抗体のほうが高かったという結果です。
○信澤委員 多分、これはRGなので、HAとNAだけがAstrakhan株を持っていて、あとはほかの遺伝子がPR8ですね。
○長谷川委員 はい。
○信澤委員 Astrakhan株のほかの遺伝子とワクチン株のほかのHA、NA以外の遺伝子というものは違うから、例えばNPに対する抗体もできていたとか、そういう感じなのですか。
○長谷川委員 いや、できているかもしれませんけれども、それが中和にどれほど寄与しているかというのが、そのような観点では調べていないので、分かりません。
○信澤委員 ありがとうございます。
 あと1点、Astrakhan株もEzo red foxも同じCladeのHAですけれども、Ezo red foxのほうに変えたというのは、NAへの影響も一応考慮して、同じようにH5N1が流行しているからN1にそろえたほうがいいのではないかということで変えたのだったのでしょうか。
○長谷川委員 そういう議論だったと思います。
○信澤委員 でも、結果的にはEzo red foxにもAstrakhan株のワクチンは有効だったみたいで。
○長谷川委員 基本的に、Ezo red foxとAstrakhan株はHAには変異が入っていないので、同じHAを持っているウイルスに対しては有効だけれども、ほかの変異が入っているものに対して、NA亜型も合っていたほうがより広汎に対応できるのではないかという考え方だったと思います。
○信澤委員 ありがとうございます。
 あと、事務局のほうに伺ってもよろしいでしょうか。このプレパンデミックワクチンの備蓄というものは多分、単年度ごとに、年度ごとにしていると思うのですけれども、その備蓄ワクチンの決定から製造までのスケジュールというものは去年のこの会議で示されていて、大体5月とか6月辺りに、まず、ワクチン株が決定されて、ワクチン製造所に株が供与されて、3月ぐらいまでにワクチンが作れる。だから、1年、単年度の中でワクチンが製造されるところまで行って、その後に治験が始まるというスケジュールと理解していいのでしょうかというものが一点。
 そうだとすると、年度内には治験の結果、つまり、ヒトに打ったときの血清は手に入らないということになるのですかというものが2点目。
 もしそうだとすると、私はこのプレパンデミックの備蓄はあまり意味がないと前から申し上げてはいるのですが、意味があるとするのなら、ワクチンを打ったヒトの血清をパンデミックウイルスに充てて、それが使えるかを評価するということになっているので、年度をまたいでその結果が出てくるというのはタイミング的に遅くないですかという点。
 それと、すみません。長くなるのですが、このところ、この備蓄ワクチンというものは同じメーカーが製造しているのですけれども、ほかの2社のメーカーはパンデミックが起きたときに即座に対応できるのでしょうかという不安があるのですけれども、長くなって申し訳ありません。これは事務局のほうにお伺いしたい点です。
○齋藤(智)委員長 では、事務局からお答えをお願いします。
○野田参与 分かりました。ありがとうございます。
 まず、1点目の御質問ですけれども、現在のプレパンデミックワクチンの備蓄の際のスケジュール感としては、今、御指摘をいただいたように、前々回の委員会でもお示しをした資料のとおりのスケジュールとなっております。すなわち、ワクチン製造の製剤化、そして、治験という形で、治験を実施するのがある程度時間がかかっているというところでございます。こちらの治験については、現在、大曲先生の研究班のほうで行っていただいております。季節性インフルエンザの流行が冬場にあるというところもありますので、なかなか難しい部分もあるとも聞いておりますけれども、何か補足があれば大曲先生のほうからお願いいたします。
 2点目のメーカーでの製造というところでございますけれども、こちらの製造体制につきましては、2019年の段階で製造体制を整えるというところで事業を行ってきたところを最終的に完了させていただいたというところでございます。引き続き、各メーカーでは製造していただく体制は整っていると思っておりますけれども、引き続き、そこについてはメーカーとも連携を取っていきたいと思っております。
 以上でございます。
○齋藤(智)委員長 では、大曲委員から、もしコメントがあればお願いいたします。
○大曲委員 ありがとうございます。
 例えば、今、Ezo red foxの株を用いたワクチンの治験自体は、サイトは全部オープンをして、いよいよ接種を始めるというのが今ぐらいの時期であります。我々、治験をやる側としては、ワクチンができるまでに、製造していただく間に時間がありますので、並行して準備をしておるわけなのですが、ワクチンができてから、実際、接種を始めるとなると、現実には今のタイミングになってしまっているというところです。
 ですので、これは実は登録もなかなか簡単ではないのが本音でして、登録が完了するのは、現実には年度をまたぐということになるだろうと思いますので、我々としては最善を尽くしたいと思います。もし、次に機会があれば、治験の計画なり準備なり遂行という観点で縮められるところがあれば縮めることを努力したいと思うのですが、やはり株が決まってから製造されて、接種できるワクチンを頂けるまでには時間がかかるというところが我々としては結構コントロールができないところですので、難しいなと思っております。
 以上でございます。
○信澤委員 ありがとうございます。
 そうしますと、やはり細胞培養ワクチンでプレパンデミックワクチンは作っていますけれども、以前もこの会議で話が出たと思うのですが、例えばmRNAワクチンですとか、ほかの剤形で割と簡単にできるようなものもそろそろ検討していく必要はないかなということを感じました。ありがとうございます。
○齋藤(智)委員長 ありがとうございます。
 事務局から何か、今の点、コメントはありますか。
○野田参与 ありがとうございます。
 まさに新規モダリティは、コロナ後、様々な検討が研究段階から進められてきているというところでございますし、そこについては厚生労働省のほうでも新規モダリティでどういうものが出てくるか、さらにはまさに上市をされてくるものがあるかどうかというところは注視をしておりますので、そのような製品が出てきた場合には、まさにそのような議論が進んでくるだろうという形で考えております。
 以上でございます。
○齋藤(智)委員長 ありがとうございます。
 そのほか、コメント等はいかがでしょうか。
 私から1点質問させていただきたいのですが、今、H5が2.3.4.4bというものは世界中、本当に広く広がっているところですが、2.3.2.1cとか、そういったCladeが異なった場合はどれくらい効果は変わるものなのでしょうか。特にデータはないですか。
○長谷川委員 フェレットの血清のデータと抗原性が違うことになっていますので、まだそういったチャレンジ実験とかはやっていないので、どの程度、それで防御できるかというのは今後出てくるかもしれません。
○齋藤(智)委員長 ありがとうございます。
 そのほか、よろしいでしょうか。
 それでは、長谷川委員、どうも、御報告ありがとうございました。
 これで本日の議題は以上になります。
 最後、事務局にお返しいたします。
○塚田室長補佐 本日は活発な御議論をいただき、大変ありがとうございました。
 委員の皆様の御意見を踏まえて、進めさせていただきたいと思います。
 次回日程につきましては、事務局より改めて御連絡させていただきます。
 本日は、お忙しい中、御出席いただき誠にありがとうございました。