第5回健康日本21(第三次)推進専門委員会議事録(2025年12月23日)

日時

令和7年12月23日(火)17時00分~19時00分

場所

AP東京八重洲Aルーム/オンライン

議題

<審議事項>
(1) ベースライン値の設定と目標値の見直しについて
(2) その他 
<報告事項>
(1) スマート・ライフ・プロジェクトについて 第 14 回健康寿命をのばそう!アワードの報告
(2) 健康づくりサポートネットの報告
(3) その他 

議事

1.開会

【門馬補佐】 定刻になりましたので、ただいまから「第5回健康日本21(第三次)推進専門委会」を開催いたします。本日議事に入るまでの間、議事進行役を務めさせていただきます。健康・生活衛生局健康課の門馬と申します。どうぞよろしくお願いいたします。
委員の皆様にはご多忙の折、ご参加いただき感謝申し上げます。本日は委員の皆様にはオンラインにてご参加いただいております。なお、会議の模様をYouTubeによるライブ配信にて公開しておりますので、ご承知おきください。
開催にあたり、健康・生活衛生局健康課長の丹藤よりご挨拶申し上げます。

・挨拶
【丹藤課長】 先生方、こんにちは。厚生労働省健康・生活衛生局健康課長の丹藤でございます。本日は年末のお忙しい中、本委員会にご参集いただきまして誠にありがとうございます。また、平素より厚生労働省保健行政の推進に格別のご理解、ご協力を賜りまして改めてお礼を申し上げます。
先生方にご案内のとおり、厚生労働省では、昨年度、令和6年度から健康日本21(第三次)を開始いたしました。栄養や食生活、それから身体活動のこうした生活習慣、目標を立てて、健康寿命の延伸のために様々な取組をしているところでございます。本日の委員会では、健康日本21(第三次)の推進に向けまして、目標の評価、それから地方公共団体の取組の参考となるような具体的な取組方法についてご議論いただく予定となっております。本日は健康日本21における目標項目のベースライン値の設定、こうしたことをご議論いただければと思っております。私自身、5ヶ月ほど前に2年間岐阜に出向しておりまして、本省に帰ってきたんですけれども、なかなかこの分野は成果がすぐに出るようなものではない中で、本省の健康課は何をやっているんだろうとヤキモキしていたら、まさか自分が課長になるとは思わなかったわけですけれども、大変この分野の重要性はもう論を待たないところでございまして、先生方の積極的なご意見を賜って、より良い計画、この健康日本21を進めてまいりたいと思っております。本日はよろしくお願い申し上げます。

・出席状況
【門馬補佐】 本日の委員の先生方の出席状況ですが、全委員12名のご出席をいただいております。
続きまして、前回の開催以降、事務局員に異動がありましたのでご紹介させていただきます。
健康・生活衛生局健康課長の丹藤です。
保健指導室長の後藤です。
栄養指導室長の塩澤です。
地域保健室長の斎藤です。
女性の健康推進室長の平田です。
医政局歯科保健科歯科口腔保健推進室の高田です。
健康課企画調整専門官の福田です。
健康課課長補佐の寺井です。
栄養指導室長補佐の齋藤です。
よろしくお願いいたします。

・資料の確認
【門馬補佐】 次に、資料を確認させていただきます。事前にお送りしているファイルに不足がないかご確認をお願いいたします。座席表、委員名簿、議事次第のほかに資料としまして、
資料1「健康日本21(第三次)の目標項目のベースライン値の設定について(案)」、
資料2-1「各目標項目のベースライン値(案)令和6年国民健康・栄養調査の結果」、
資料2-2「健康日本21(第三次)の目標一覧(案)」、
資料3「目標値の見直しについて(案)」、
資料4「スマート・ライフ・プロジェクトについて」、
資料5「健康日本21アクション支援システム(健康づくりサポートネット)について」
及び参考資料1から4までが本日の配布資料になります。不備がございましたら、事務局まで申し付けください。

・オンライン参加に係る留意事項
【門馬補佐】  議事に入る前に、オンラインの参加にあたって留意事項を申し上げます。ビデオカメラはオンにしていただき、発言時以外はマイクをミュートにしてください。ご発言されたい場合は、オンライン会議のシステムで挙手ボタンを押していただくか、画面上で見えるように挙手をしていただき、委員長からの指名後、ご発言をお願いいたします。ご発言時にはマイクをオンにしていただき、お名前をおっしゃった上でご発言ください。ご発言後は挙手ボタンを下ろし、マイクを再度ミュートにしてください。以上、どうぞよろしくお願いいたします。
以降の進行は辻委員長にお願いしたいと思います。よろしくお願いいたします。

2.審議事項(1) ベースライン値の設定と目標値の見直しについて

【辻委員長】  皆さん、どうぞよろしくお願いいたします。では、本日の議題に入りたいと思います。審議事項(1)は、「ベースライン値の設定と目標値の見直しについて」であります。事務局から資料1「健康日本21(第三次)の目標項目のベースライン値設定について(案)」のご説明をお願いいたします。なお、資料は、事前に委員の皆様にお送りしておりますので、議論の時間を十分取るために説明は簡潔にお願いいたします。
【寺井補佐】  事務局でございます。資料1「健康日本21(第三次)の目標項目のベースライン値設定について(案)」をご説明いたします。
この資料では、健康日本21(第三次)の目標項目のベースライン値の設定の進め方についての事務局(案)をお示ししております。
まず、1.目標項目の評価のためのベースライン値の設定について(案)です。既に健康日本21(第三次)策定の際に定められております計画期間中のスケジュールでございますが、令和6年度から健康日本21(第三次)が開始しておりまして、具体的目標に関しましては、計画開始後6年でございます令和11年度を目途に中間評価を、計画開始後10年でございます令和15年度を目途に最終評価を行い、目標を達成するための諸活動の成果を適切に評価し、その後の健康増進の取組に反映することとしております。また、中間評価や最終評価の際に基準として用いる比較値、これをベースライン値と呼んでおりますが、このベースライン値につきましては、令和6年度までの最新値とすることとしております。このため、本委員会におきまして、令和6年国民健康・栄養調査の結果等を踏まえまして、健康日本21(第三次)の目標項目のベースライン値についてご審議いただき、その後、厚生科学審議会地域保健健康増進栄養部会にお諮りの上、ベースライン値を決定し提示してはどうかとしております。
続きまして、2.目標値の見直しについて(案)でございます。健康日本21(第三次)の各目標項目の目標値は、計画策定時に設定し大臣告示としてすでに公表しているものでございますが、こちらにお示ししますような目標項目につきましては、ベースライン値の設定に合わせまして、計画策定時に設定した目標値の見直しを行ってはどうかとしております。
1つ目、他計画の目標を引用している項目で、計画策定時点で具体的目標値が未定であった項目。2つ目、引用元の計画において目標値等が見直されている項目。3つ目、ベースライン値を確認後に具体的数値を設定することとしていた項目。そしてベースライン値が既に目標値に到達している項目の4つでございます。
最後に、3.当面のスケジュール(予定)をお示ししております。ベースライン値の設定につきましては、本日12月23日の第5回健康日本21(第三次)推進専門委員会においてご議論いただき、本日のご議論も踏まえまして、必要に応じまして、年明け1月から3月頃に2回目を開催したいと考えております。
当委員会としましての案をおまとめいただきまして、その後、厚生科学審議会地域保健健康増進栄養部会にお諮りし、ベースライン値を確定させたいと考えております。設定しましたベースライン値を健康日本21(第三次)開始時の値として用いて、令和11年度頃に中間評価、令和15年度頃に最終評価を行う予定ですが、中間評価、最終評価以外にも毎年委員会を開催し、主要な目標項目の進捗状況の確認や、スマート・ライフ・プロジェクトや健康サポートネットなど広報・情報発信のあり方、また、自治体が健康づくりを進める上で参考となる事項、好事例等について引き続きご議論いただきたいと考えております。
資料1「健康日本21(第三次)の目標項目のベースライン値の設定の進め方の(案)」につきましては、以上でございます。

<質疑応答>
【辻委員長】 資料1についてご説明いただきましたけれども、これにつきまして、委員の皆様からご質問・ご意見をいただきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。どなたかございませんでしょうか。
【山下委員】 委員長、確認よろしいですか。兵庫県の山下です。ありがとうございます。1点だけ確認したいんですけども、このベースライン値というのは、最終的にこの計画が終わるところまでは、ずっとこのベースラインでいかれるということでしょうか。というのは、令和6年度というと、やはり少しコロナの影響がどうかという評価があるので、途中でベースラインを見直すということはあり得るのでしょうか。それについてご確認させていただきたいと思います。
【辻委員長】 事務局、お願いいたします。
【寺井補佐】 ありがとうございます。計画策定時にも新型コロナウイルス感染症の影響があるかもしれないということにつきましてはご議論いただいていたところです。ベースライン値につきましては、今回設定した後、見直すということは現時点で想定しておりませんが、今後、中間評価など評価を行う段階で、見直した方がいいなどということがございましたら、そういったことも含めて中間評価等を進めていただきたいと考えております。
【辻委員長】 山下委員いかがでしょうか。よろしいでしょうか。
【山下委員】 ありがとうございます。途中でまた大きく状況が変われば見直すということで承知いたしました。ありがとうございます。
【辻委員長】  ありがとうございます。他に皆様から何かご質問・ご意見ございますか。よろしいでしょうか。それでは、資料1の健康日本21(第三次)の目標項目のベースライン値設定につきましては、事務局(案)にご了承いただいたということでよろしいでしょうか。ありがとうございます。それでは、資料1はここまでとしたいと思います。

【辻委員長】 では、次に資料2-1「各目標項目のベースライン値(案)令和6年国民健康・栄養調査の結果」、それから資料2-2「健康日本21(第三次)の目標一覧(案)」について、事務局からご説明をお願いします。
【寺井補佐】 事務局でございます。まず、資料2-1「各目標項目のベースライン値(案)」についてご説明いたします。健康日本21(第三次)の目標項目は51項目ございますが、資料2-1では目標項目のうち令和6年国民健康・栄養調査の結果をデータソースとしております目標項目のベースライン値について具体的データをご紹介したいと思います。
まず、1ページ目でございます。こちらは、計画策定時の栄養部会の資料から引用したものでございますが、目標項目のベースライン値と目標値の考え方についてお示ししたものでございます。資料1で説明したスケジュールを図にしたものでございますが、ベースライン値は計画期間初年度の値とし、目標値は最終評価時にデータが入手できる値とすべきであるというご議論を踏まえまして、健康日本21(第三次)におけるベースライン値は、令和6年度までの最新値、目標値は令和14年度として設定する、ということとなりました。
今回、令和6年の国民健康・栄養調査の結果の概要が今月、12月に公表されましたので、これらの結果を用いまして、ベースライン値についてご議論いただきたいと思っております。図にお示ししておりますとおり、4年に一度、国民健康・栄養調査の大規模調査を行う予定ですので、今後、大規模調査の調査結果等をもとに中間評価、最終評価を行っていく予定です。
2ページ目以降に具体的データをお示ししております。
3ページをご覧ください。こちらは、栄養・食生活領域の「適正体重を維持している者の増加」の目標につきまして、ベースライン値及び、国民健康・栄養調査の結果の概要として公表したグラフをお示ししているスライドになります。このページ以降の全てのページに当てはまることでございますが、国民健康・栄養調査の結果のグラフでは、性・年齢階級別のグラフをお示ししているところですが、健康日本21の目標値としましては、目標項目全体としての評価を行うという観点から、男女、年齢階級を合わせた全体の目標を設定しており、ベースライン値につきましても、男女、年齢階級を合わせた全体のデータを用いることとしております。
この全体の値をスライド上半分の黒枠の中に、赤線をつけてお示ししております。黒枠の中では全体のまとめたデータを、グラフとしましては、性・年齢階級別のデータをお示ししておりますため、グラフの中にベースライン値が直接現れていないスライドがある点もご留意いただければと思います。
なお、国民健康・栄養調査をデータソースとしている目標項目の中で、年齢調整値を採用するとしている項目に関しましては、令和2年国勢調査による基準人口を年齢調整の基準として用いており、来年度以降も同様に調整していく予定でございます。
また、性・年齢合わせた目標全体の数値をベースライン値とすると申し上げましたが、中間評価、最終評価等の評価の際には、項目全体としての評価を行うとともに、性・年齢階級別の分析も行っていきたいと考えております。
3ページの具体的数値でございます。適正体重を維持している者の割合は、BMI18.5以上25未満の者、65歳以上につきましてはBMI20を超え25未満の者の割合を年齢調整値で見ることとしており、令和6年の値は62.2%でした。こちらがベースライン値になります。
4ページ目をご覧ください。「バランスの良い食事を摂っている者の増加」につきましては、主食・主菜・副菜を組み合わせた食事が、1日2回以上の日がほぼ毎日の者の割合を見ており、男女合わせて52.8%という結果でございました。
5ページ目、6ページ目、7ページ目に野菜、果物、食塩摂取量の平均値をお示ししております。5ページ目野菜が258.7g、6ページ目果物が78.1g、7ページ目食塩が9.6gという結果でございました。
8ページ目以降に身体活動・運動領域の目標の結果をお示ししております。「日常生活における歩数の増加」は、男女合わせた歩数の平均の年齢調整値を用いることとしておりまして、結果は7,231歩でございました。
9ページ目、運動習慣のある者の割合は、こちらも男女合わせました年齢調整値を見ることとしており、31.3%という結果になっております。
続きまして、10ページ目、11ページ目が休養・睡眠領域の目標の結果です。睡眠の質と睡眠時間を目標として設定しておりまして、まず睡眠で休養がとれている者の割合は年齢調整値で78.5%という結果でございます。
11ページ目、「睡眠時間が十分に確保できている者の増加」に関しましては、1日の平均睡眠時間が6時間以上9時間未満の者、60歳以上につきましては6時間以上8時間未満の者の割合を見ることとしておりまして、年齢調整値で56.9%という結果になっております。
12ページが飲酒領域の結果です。「生活習慣病(NCDs)のリスクを高める量を飲酒している者の減少」に関しまして、グラフの下に注釈を記載しておりますが、1日あたりの純アルコール摂取量が男性40g以上、女性20g以上の者を生活習慣病のリスクを高める量を飲酒している者と定義しておりまして、この割合を見ております。男女合わせた値で11.4%という結果でございました。
13ページが喫煙領域の結果です。「喫煙率の減少(喫煙をやめたい者がやめる)」ということを目標としておりますが、現在、習慣的に喫煙している者の割合は14.8%という結果でした。
14ページ目、歯・口腔の健康領域の目標で、何でも噛んで食べることができると回答した者の割合を見ております。50歳以上の年齢調整値を指標として用いており、81.3%という結果でございました。ここまでが生活習慣の改善に関する領域の目標で、ここから先が生活習慣病の発症予防・重症化予防に関する目標として循環器病領域と糖尿病領域の結果をお示ししております。
まず15ページ目、循環器病領域ですが、「高血圧の改善」の目標に関しましては、40歳以上の収縮期血圧の平均値を年齢調整値で見ることとしており、127.3mmHgという結果でございました。
16ページ、「脂質高値の者の減少」に関しましては、40歳以上でLDLコレステロール値が160mg/dL以上の者の割合を年齢調整値で見ており、8.5%という結果になっております。
17ページからが糖尿病領域の目標でございます。まず、「治療継続者の増加」に関しましては、糖尿病を指摘されたことがある者のうち、現在治療を受けている者の割合を見ており、男女合わせまして67.4%という結果でございます。
18ページ、「糖尿病有病者の増加の抑制」に関しまして、こちらは国民健康・栄養調査の大規模調査年に4年に一度推計しているものになります。前回、令和2年の大規模調査が新型コロナウイルス感染症拡大の影響で中止となったために、8年ぶりの推計をお示ししております。糖尿病有病者数は、「糖尿病が強く疑われる者」としまして、ヘモグロビンA1cが6.5%以上の者、または現在糖尿病治療中の者をみており、約1,100万人という結果でございました。
続きまして、ここから社会環境の質の向上に関する目標の結果をお示ししております。
まず19ページ、社会のつながり・こころの健康の維持向上の観点で設定している「社会活動を行っている者の増加」の目標につきまして、健康日本21の(第三次)から就労・就学を含む形で社会活動を行っている者を見ることとしており、男女合わせた割合は83.1%でございました。
20ページ、自然に健康になれる環境づくりの観点で設定している「望まない受動喫煙の機会を有する者の減少」の目標です。健康日本21(第二次)におきましては、行政機関、医療機関、家庭、職場、飲食店とそれぞれの場所に分けて受動喫煙の割合を見ておりましたが、第三次からは全体的な目標としまして、家庭・職場・飲食店のいずれかにおいて、望まない受動喫煙を受けた者の割合を集計することとしており、26.7%という結果になっております。
21ページ目、ここからはライフコースアプローチを踏まえた健康づくりに関する目標をお示ししております。ここからお示しします目標に関しましては、これまでに各領域で提示しておりました男女・年齢階級を合わせた全体の目標から一部の性・年齢を切り出して指標としたものでございます。
このページにお示しします高齢者領域の目標である「低栄養傾向の高齢者の減少」、女性領域の目標である「若年女性のやせの減少」につきましては、先ほど栄養・食生活領域の目標としてお示しした適正体重を維持している者から、高齢者や若年女性の部分を指標として切り出したものでございます。具体的に数字を見ますと、低栄養傾向の高齢者につきましては、65歳以上で低栄養傾向、BMI20以下の者の割合を見ており、19.5%という結果、若年女性のやせにつきましては、20から30歳代の女性でBMI18.5未満の者の割合を見ており、16.6%という結果でございました。
22ページが「社会活動を行っている高齢者の増加」でございます。こちらは先ほどお示ししました「社会活動を行っている者の増加」から高齢者の部分を抜き出したものでございます。就労・就学を含む形で社会活動を行っている高齢者は69.6%という結果でございました。
最後のページです。「生活習慣病(NCDs)のリスクを高める量を飲酒している女性の減少」に関しましては、飲酒領域の目標である「生活習慣病のリスクを高める量を飲酒している者の減少」から、女性のデータを抜き出したものでございます。1日あたりの純アルコール摂取量が20g以上の女性を見ており、9.3%という結果でございました。
ここまでが健康日本21(第三次)の目標項目のうち、令和6年国民健康・栄養調査をデータソースとしている目標のベースライン値を示したものでございます。
資料2-2につきましても、続けてご説明したいと思います。こちらは令和6年国民健康・栄養調査以外をデータソースとしている目標も含めました健康日本21(第三次)の目標項目の一覧でございます。表の一番左の列から目標、指標及びデータソース、ベースライン値の(案)、目標値、そして目標値の見直し(案)を示しております。
目標、指標、目標値に関しましては、健康日本21(第三次)策定時にすでに公開しているものでございますので、今回は特に左から3列目のベースライン値の(案)と、一番右側、目標値の見直し(案)の列をご確認いただければと思います。
全体をとおしまして、黒字で記載しております目標が、健康日本21で主体的に取組んでいる取組に関する目標、青字で記載しております項目が、主に他計画から引用している目標で、取組自体もその計画の担当部局が主体的に取組んでいるものでございますが、健康づくりの観点から連携して取り組んだ方がいいだろうと考えられる取組に関して、健康日本21の目標としても取り入れているものでございます。また、ピンク色の背景を付けているところがございますが、これは目標値の見直しが必要と考えられる項目に関しまして、見直しの事務局(案)を提示したものでございます。以上、健康日本21(第三次)のベースライン値の一覧をお示しいたしました。
事務局からは以上です。

<質疑応答>
【辻委員長】 ありがとうございました。それでは資料2-1、資料2-2につきまして、委員の皆様からご質問・ご意見いただきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。申し訳ないですが、私のパソコンで参加者の画像が見えなくなってしまいましたので、ご発言になりたい方は挙手ではなくて、どうぞお言葉で、話し始めていただきたいと思います。よろしくお願いします。
【松本委員】 日本看護協会の常任理事松本ですが、よろしいでしょうか。よろしくお願いいたします。事務局の方にはご説明ご丁寧にありがとうございました。何点か質問と意見がございます。まず1点目でございますけれども、近年高齢化が進んでおりまして、今回は令和2年の基準で数値を出して年齢補正をされているということですけれども、今後70歳以上人口が、令和2年は22.03%だったものが、35年に到達する段階では25.32%になるということでございますが、この辺考慮する必要がないものなのかどうかということにつきまして、私は専門家ではございませんが、それが影響ないといったところについてご説明をいただきたいと思っております。2点目でございます。2点目は、身体活動・運動の目標でございます。日常生活における歩数の増加というところで8,100歩ということをお示しいただいております。健康づくりのための身体活動・運動ガイドの方では、推奨として8,000歩という値が示されておりますので、これが8,100と出た場合に、皆さんにどうアピールすればいいかと。皆さん8,000歩を目指して歩きましょうということを言うのか、いや、どうしましょうということに、恐らく現場では、相反する問題が出てくる可能性があります。例えばですけれども、ここで歩行が8,000歩未満である人の割合とか、何かそんなところに変えることはできないのかということでございます。今回、指標の方の作り方としては、既に達成している場合は、それを変えるということもありということですので、こういったことをご検討いただいてはどうかということでございます。3点目でございますけれども、自然に健康になれるといったところで、3ページ目の2の②で、こちらの方は国交省で計画見直し中と書いてございますけれども、自然に健康になれる環境づくり、非常に重要な視点だと思っております。ただ、ここにつきまして、やはり数値化が難しいということをどこも感じられていることだと思いますので、自然に健康になれるということはどういうことなのかということを根本的に考えて、どういったファクターがそこには入るべきなのかということをぜひご検討いただき、それがもれなく取れるようにしていただきたいというように思います。例えば、ソーシャルキャピタルの場合ですと、信頼とか互酬性の規範とかネットワークとか、この3つの点で測れるということはわかっておりますけれども、じゃあ、この自然に健康になれる環境づくりというのは、どういうファクターがあって、どのあたりを見ることによってこれが達成できるというように考えられるのかといったところを、もう少し解析をしていただいた上でご決定いただけるとありがたいと思っております。私からは以上でございます。
【辻委員長】 ありがとうございました。以上3点、ご質問ご意見ございましたが、事務局簡単にお願いします。
【寺井補佐】 ありがとうございます。1つ目の令和2年の国勢調査の基準人口で年齢調整している件についてですが、今回、年齢調整に関しましては、高齢化の影響等があるであろうと思われる指標、年齢階級によって割合が異なるであろう指標に対しまして、ベースライン値と評価の際のデータを比較するために年齢調整しているものでございます。中間評価、最終評価の際に、高齢化が進んでおりますと令和2年の国勢調査で年齢調整した値がその時の現状を表していないのではないかというご指摘は、そのとおりである一方で、比較評価のために年齢調整しているというところでございますので、中間評価や最終評価の際にも、その時点の粗のデータを見るとともに、評価のために年齢調整した値を用いた比較も行うというようにしたいと考えております。
2つ目の歩数の増加の目標値8,100歩についてですが、ご指摘の点は健康日本21(第三次)策定の際にも、策定専門委員会の先生方にご議論いただいたところでございます。ある基準を決めて、そこより上の者の割合、そこより下の割合という目標値にするのか、平均値を目標値にするのかというご議論があったところです。歩数につきましては、国民一人一人が何歩を目指すかという目標ではなく、健康日本21(第二次)に引き続き、国民全体の平均としてどういう数値を目指すかという目標を立てようということで設定しました。先生のご指摘のように、これはあくまで国民の平均値を8,100歩にしようというものであり、一人一人に8,100歩歩いてくださいという意味での目標ではございませんので、そこのところは意味合いが異なるということを説明していかなければいけないと考えているところです。また、この8,100歩については、後ほど資料3でご議論いただければと思います。
また、3つ目、自然に健康になれる環境づくりにどういうファクターがあるのか、どういうことをして目標を達成していくのかということに関しまして、こちらは厚生労働科学研究なども含めまして、目標達成の取組を検討いただいているところです。また、推進専門委員会におきましても、これまで生活習慣領域のアクションプラン等についてはご議論いただいてきたところでございます。自然に健康になる環境づくりにつきましては、一部生活習慣の領域のアクションプランの検討の際に含まれていたものもございますし、まだ検討を行っていないものもございますが、厚生労働省としましても、研究班等での研究を通じて、引き続き検討していきたいと考えておりますし、好事例等を適宜お示していけるようにしたいと考えております。
【辻委員長】 ありがとうございます。松本委員よろしいですか。
【松本委員】 ありがとうございました。
【辻委員長】 では、他の方はいかがでしょうか。挙手ではなくて話し始めていただきたいと思います。
【横山委員】 科学院の横山ですが、ご説明ありがとうございます。基準人口について確認したいんですけども、令和2年の国勢調査人口を基準にしているということですが、これは男女別々の基準人口なのか、同じものなのか、そこはいかがでしょう。そこを教えていただきたいです。要するに、普通基準人口という場合は、男女同じものを使うことが多いので、そこを明確にしておいた方がいいと思いまして確認です。お願いします。
【辻委員長】 事務局いかがでしょうか。
【齋藤補佐】 事務局の齋藤でございます。今先生がおっしゃったとおり、男女合わせての人口割合で調整したものとなっております。具体的には、20歳から60代までは10歳刻み、70歳以上はまとめての数値としております。
【横山委員】 分かりました。そうした場合、男女込みの年齢調整値が、例えばLDLコレステロールの高い人の割合とかで出てくると思うんですが、これは年齢調整値というと、どういう計算かなんですけど、単純に男女込みにして年齢階級別にして年齢調整したのか、男性も女性もそれぞれ年齢調整して合わせたのかによって計算結果が変わると思うので、細かいことで申し訳ないですが、教えていただけますでしょうか。
【齋藤補佐】 男女合わせてからの年齢調整を行った結果となっております。
【横山委員】 なるほど。では、性・年齢調整ではなくて、年齢調整ということですね。
【齋藤補佐】 そのとおりです。
【横山委員】 わかりました。そうすると2020年の人口に合わせたので、日本全体の値に近いものにはなっていると思うけど、ただ男女込みにしているとすると、必ずしもそうではないんだなということは、ちょっとコメントしておきたいと思います。それからもう1つ、資料2-2の方ですけれども、これはコメントですけれども、健康寿命ですが、令和2年ではなくて令和4年が1番平均寿命が短くなった時期に相当するので、今後その動きについては中間評価に向けて丁寧に見ていく必要があるかと思いますので、これはコメントです。以上です
【辻委員長】 横山委員、どうもありがとうございました。他の委員の方々いかがでしょうか。
【津下委員】 女子栄養大学の津下と申します。今回、資料の2-2を拝見した意見です。他計画の基準を採用するという項目がピンク色で示されていますれが、目標の時期が令和7年とか、割と近いところの目標値が立っていたりするということがございます。今後、これらの項目について他計画の中でも長期計画を立てる予定があるのかどうなのか、その際にそれをまた反映していくとことがとても大事だと思うんですけれども、他計画がいつの時点で目標値が立てられるのかという動向についても併せて示していただけるといいのかなと思ったんですけど、それは難しいでしょうかというのがまず1点目です。成育医療等の基本法とか、例えば労働力とか健康経営とか、今後どのような目標値を立てていくかというのはまだ見えない部分ではあるんですけれども、そういう意味では、今後の見通しなども併せて、令和14年までの継続性ということが担保できるかどうかということについては、確認をしながら進めていく必要があるのかなと思います。それから2点目ですけれども、私、糖尿病分野の担当をさせていただいていていますが、糖尿病有病者が何万人とか、例えば合併症、透析が12,000人ということが出ていたりします。これ計算するときに人口の推計値を使ってるんですけれども、本当に有病率自体が減ることによるものと、人口減少の影響も合わさってこの数字の中に入ってきてしまうという課題もあります。人数とともにバックデータとして、例えば解説書などには、有所見率とかそういう数字もきちんと示しながら、目標達成について評価していくということも必要なのではないかなと思いました。これはコメントになります。
【辻委員長】 ありがとうございます。では、事務局お願いします。
【寺井補佐】 ありがとうございます。1点目の他計画の動向について、いつ目標が立てられるのか、今後どのように更新されるのかなどについても示すことはできないかというご指摘かと思います。こちらにつきましては、資料3で一部触れているものもございますが、全ての引用計画について、現時点でお示しできているわけではございませんので、どのような形でお示しできるか今後検討したいと思います。また、2つ目のコメントについてもありがとうございます。ご指摘のとおり、人口が減っている影響等も考えられるかと思いますが、現在令和6年値を公表したばかりで、まだ十分な分析ができていないところもございますので、今後検討を行うとともに、どのような形でお示しするかについても検討していきたいと考えております。
【辻委員長】 ありがとうございました。津下委員よろしいでしょうか。
【津下委員】 ありがとうございます。引き続きよろしくお願いします。
【辻委員長】 他の委員の皆様いかがでしょうか。
【瀧本委員】 医薬基盤健栄研の瀧本です。ちょっとしたご指摘ですけれども、資料2-1の位置のスライド1の下の方に国民・健康栄養調査という文言が出てくるんですけど、「・」は健康と栄養の間に入るんじゃないかと思ったので、後ほど修正をお願いできればと思います。もう1点がスライド16、脂質異常のところですが、この目標のところには服薬者含むというふうに記載があるんですけど、ここにその注釈がないので、入れていただいた方が誤解がなくてよいのではないかと思いました。以上です。
【辻委員長】 ありがとうございます。では、事務局お願いします。
【寺井補佐】 ありがとうございます。いただきましたご指摘2点、反映させたいと思います。ありがとうございます。
【辻委員長】 どうもありがとうございました。他に皆様から何かございますか。よろしいでしょうか。他にございませんか。それでは、健康日本21(第三次)の目標項目のベースライン値につきまして、資料2-2に記載されている事務局(案)に若干、今回ご指摘のところを修正した上でご了承いただくということでよろしゅうございますか。また、なお、現時点で令和6年度の数値が出ておらず、公表され次第更新するとしている項目につきましては、データが公表され次第、事務局と相談の上、ベースライン値として採用したいと思いますけれども、この後の修正につきましては、座長にご一任いただけますでしょうか。よろしいでしょうか。はい、どうもありがとうございました。それではベースライン値につきましては、ここまでとしたいというふうに思います。

【辻委員長】 では、次に資料3、目標値の見直しにつきまして、事務局から説明をお願いいたします。
【寺井補佐】 事務局でございます。資料3「目標値の見直しについて(案)」をご説明いたします。まず1ページ目に、今回ベースライン値の設定と合わせまして、目標値の見直しが必要であろうと考えられる項目を整理してございます。1つ目が、他計画の目標を引用している項目で、健康日本21(第三次)の計画策定時点で具体的目標値が未定であった項目ということで、これは具体的には「第2次成育医療等基本方針」と「第4期医療費適正化計画」に合わせて設定するとされていた合計6つの項目でございます。健康日本21(第三次)の計画策定時点で、この2つの計画の目標値がまだ公表されていなかったために、具体的数値が入っていないという状況でございます。2つ目、引用元の計画において目標値等が見直されている項目ということで、資料の2-2でお示ししましたとおり、健康日本21(第三次)で設定している目標項目の中には、他部局との連携の観点から、他計画から引用している項目が多数ございます。このような中で、元の計画の見直し等により目標値が更新されている項目が3つございますので、それらについて健康日本21(第三次)の目標値も併せて更新してはどうかとしております。3つ目、ベースライン値を確認後に具体的数値を設定することとしていた項目。こちらはベースライン値から何%の低下でしたり、何%増加といった記載になっている目標項目が4つございますので、こちらにベースライン値も踏まえて具体的目標値を設定したいと考えております。4つ目は、ベースライン値がすでに目標値に到達している項目でございます。健康日本21(第三次)におきましては、令和14年度の目標値を設定しておりますが、ベースライン値であります令和6年値が既にこの目標値を超えている目標項目が3つございますので、これらにつきましては目標値の見直しが必要であろうと考えております。
具体的には2ページ目からお示ししていきたいと思います。まず1つ目、他計画の目標を引用している項目で、計画策定時点で具体的目標値が未定であった項目ということで、この2ページ目には、第2次成育医療等基本方針に合わせて設定することとしていた3つの項目をお示ししてございます。栄養・食生活領域の「児童・生徒における肥満傾向児の減少」、身体活動・運動領域の「運動やスポーツを習慣的に行っていないこどもの減少」、喫煙領域の「妊娠中の喫煙をなくす」という3つの目標でございます。こちらにつきましては、現在、健康日本21(第三次)の大臣告示上の表記としましては、右から2つ目の列にございますように、「第2次成育医療等基本方針に合わせて設定」となっているところでございます。これらの目標について、1番右に赤枠で示しますとおり、成育医療等基本方針に合わせて具体的に目標値を設定してはどうかとしているところです。先ほど津下委員からご指摘があったところでございますが、これらは令和7年度の目標となっておりますので、今後も成育医療等基本方針の見直し等を踏まえて、適宜更新していきたいと考えております。
次のページです。こちらが「第4期医療費適正化計画に合わせて設定」することとしていた3つの目標項目で、循環器病領域と糖尿病領域の共通の目標として設定している項目になります。「メタボリックシンドロームの該当者及び予備群の減少」、「特定健康診査の実施率の向上」、「特定保健指導の実施率の向上」の3つでございます。このうち下の2つ、特定健診と特定保健指導の実施率に関しましては、目標、指標、目標値と第4期医療費適正化計画と全く同じものを採用することとしておりますので、目標値も70%、45%と医療費適正化計画の目標値をそのまま引用して当てはめたいと考えております。一方、一番上の「メタボリックシンドロームの該当者及び予備群の減少」に関しましては、医療費適正化計画では、保健指導対象者の「割合」を指標として用いており、目標としましては、表の下に赤い※で書かせていただいておりますとおり、令和8年比で25%以上の減少となっているところでございます。一方、健康日本21(第三次)の目標としましては、指標として保健指導対象者の割合を見るのではなく、メタボリックシンドロームの診断基準に準じて、メタボリックシンドロームの該当者及び予備群の「人数」を指標としております。この定義の違いと、「人数」を見ているか「割合」を見ているかという点が医療費適正化計画と異なるところでございます。このように設定した経緯としましては、健康日本21で進めております健康づくりとしては、内服している者も含めて、メタボリックシンドロームを減らしていくことが大事であろうという観点から設定したものでございます。このように、指標としましては、医療費適正化計画と健康日本21(第三次)で完全に同一ということではないのですが、目標としましては適正化計画を踏まえ、同じく2008年から25%の減少を目標としようと考えており、健康日本21(第三次)の具体的目標値としましては、平成20年のメタボリックシンドローム該当者及び予備群の人数に25%減ですので、0.75を乗じて算出した約1,100万人を具体的目標値としてはどうかと書かせていただいている状況でございます。
続きまして、4ページ目に移りたいと思います。これは2つ目の観点として、引用元の計画において目標値等が見直されている項目をお示ししており、合計3つございます。1つ目が、休養・睡眠領域の「週労働時間60時間以上の雇用者の減少」でございまして、過労死等の防止のための対策に関する大綱に合わせて設定した目標項目でございます。当初は週労働時間40時間以上の雇用者のうち、週労働時間60時間以上の雇用者の割合について令和7年5%という目標値を設定しておりました。今回、令和6年8月の閣議決定で、過労死等の防止のための対策に関する大綱が更新されておりますので、そちらに合わせて令和10年5%、に健康日本21の目標値も見直したいと考えております。こちらにつきましても、目標設定年が令和10年でございまして、健康日本21の他の目標の目標値を設定している令和14年よりは前の時点で目標値が設定されておりますので、今後も見直しを踏まえまして適宜更新していければと考えております。
5ページ目が、2つ目、自然に健康になる環境づくりの観点で設定しております、「『居心地がよく歩きたくなる』まちなかづくりに取組む市町村数の増加」という目標でございます。こちらは、国土交通省の第5次社会資本整備重点計画に合わせて設定した項目でございまして、計画策定当初は滞在快適性等向上区域を設定している市町村数を令和7年度100市町村にするという目標値を掲げておりました。こちらにつきましては、現在、国土交通省において、第6次の社会資本整備重点計画の検討が行われているところと聞いておりますので、今後具体的目標値が公表され次第、それに合わせてこちらの目標値も設定しなおしたいと考えております。
6ページ目が3つ目、誰もがアクセスできる健康増進のための基盤の整備の観点で入れてございます、「健康経営の推進」の目標でございます。こちらは、日本健康会議の「健康づくりに取り組む5つの実行宣言2025」の宣言3に合わせて、保険者とともに健康経営に取組む企業数を令和7年度10万社として目標値を設定していたものでございます。スライド中央にお示ししているとおり、日本健康会議において、2022年、2023年の集計結果に誤りがあったということを受けて、伸び率等も勘案し、達成目標を2024年度より15万社に更新しているという状況でございますので、健康日本21の目標値も令和7年度15万社に見直したいと思います。こちらにつきましても、令和7年度の目標値が設定されているという状況ですので、日本健康会議での見直しを踏まえて更新していければと考えております。
7ページがベースライン値を確認後に具体的数値を設定することとしていた4項目をお示ししたものでございます。循環器病領域の「高血圧の改善」、「脂質高値の者の減少」、社会とのつながり・こころの健康の維持向上の観点で入れております「社会活動を行っている者の増加」、また、ライフコースアプローチを踏まえた健康づくりの観点で入れております「社会活動を行っている高齢者の増加」でございます。これらは現状、右から2列目にございますとおり、ベースライン値から5mmHgの低下でしたり、25%の減少、5%の増加、10%の増加といった記載になっているところです。今回、令和6年値が公表されましたので、それらをベースライン値として用いて具体的目標値を計算してはどうかとしております。高血圧に関しましては、127マイナス5で122mmHg、「脂質高値の者の減少」に関しまして、25%の減少と記載しておりますのは枠下に示しますようにベースライン値×0.75という意味で設定しておりましたので、8.5%×0.75で6.4%。下2つの「社会活動を行っている者の増加」、「社会活動を行っている高齢者の増加」に関しましては、ベースライン時からそれぞれ5ポイント、10ポイントの増加、つまりプラス5%、プラス10%という意味で設定しておりましたので、それぞれ83.1+5%、69.6+10%で、90%、80%という目標にしてはどうかとしております。
8ページ目が最後の観点で、ベースライン値がすでに目標値に到達している項目としてお示しの3つがございます。栄養・食生活領域の「バランスの良い食事を摂っている者の増加」、身体活動・運動領域の「日常生活における歩数の増加」、歯・口腔の健康領域の「よく噛んで食べることができる者の増加」の3つでございます。これらの項目のベースライン値と目標値を見比べていただきますと、いずれもすでに令和14年度に設定している目標値を令和6年度値がすでに超えているといった状況でございます。このうち一番下にございます歯・口腔健康の領域の「よく噛んで食べることができる者の増加」に関しましては、歯科口腔保健の推進に関する基本的事項(第2次)に合わせて目標を設定している項目でございます。今後、歯科口腔保健の推進に関する基本的事項の方の委員会での見直しを踏まえまして、健康日本21(第三次)の目標値の見直しを行いたいと思っております。上2つに関しましては、次のページからご説明します。
まず1つ目、栄養・食生活領域の目標でございます「バランスの良い食事を摂っている者の増加」でございます。こちらは主食・主菜・副菜を組み合わせた食事が1日2回以上の日がほぼ毎日の者の割合を見ておりますが、健康日本21(第三次)の計画策定時点では、国民健康・栄養調査での調査がまだ行われていなかった項目でございます。参考としまして、食育に関する意識調査を見ており、令和3年のデータが37.7%であったということと、今後目標として、主食・主菜・副菜を組み合わせた食事が1日2回以上の日が「週に4~5日」、「週に2~3日」、「ほとんどない」者がそれぞれ2日程度増やすことで、全体として「ほぼ毎日」の者が30%増加することを見込んで目標値を50%としていたというのが計画策定時の目標設定の考え方でございます。令和6年国民健康・栄養調査で調査を行ったところ、すでに目標値に到達しており、調査方法が変わった影響もあって、こうした結果になっているところでございます。今回、計画策定時の目標設定の考え方は踏襲しまして、令和6年国民健康・栄養調査の結果を基準として、主食・主菜・副菜を組み合わせた食事が1日2回以上の日が週に5日以下の者がそれぞれ2日増やすことを目指し、結果として「ほぼ毎日」の者が30%増加することを見込んで、具体的な目標値を再設定するという考え方で新しい目標値を、令和14年度70%としてはどうかと書いているところでございます。
最後のページでございます。身体活動・運動領域の「日常生活における歩数の増加」でございます。この目標の計画策定時点の目標設定の考え方としましては、健康日本21(第三次)の計画策定時点の現状値でございました令和元年値を基にして、目標値を設定したものでございます。20~64歳、65歳以上ともに目標値を現状値から10%増加させる、つまり現状値×1.1としてそれぞれの目標値を設定した上で、令和元年国民健康・栄養調査の性・年齢分布をもとにして、総計の目標値を7,100歩と設定したものでございます。
今回、令和6年の国民健康・栄養調査より、調査で使用した歩数計が変わった、三次元加速度センサー歩数計を使用するようにしたということがございまして、令和6年値がすでに目標値に到達している状況でございました。今後も健康日本21(第三次)の計画期間中は、この新しく採用した歩数計と同じ歩数計を用いて調査を行っていくことになりますので、計画策定時点の目標設定の考え方はそのまま踏襲しまして、基準とする値を令和6年値に変えて、令和6年国民健康・栄養調査の結果から10%の増加、つまり基準値×1.1ということでございますが、10%の増加を目指して具体的目標値を再設定してはどうかとしております。具体的には、表の下に少し小さいですが、赤の※2で書いておりますとおり、20~64歳を男女とも目標値9,000歩とする。これは基準値×1.1という計算で出しているものです。65歳以上男女の目標値も基準値の1.1倍で計算して7,000歩としまして、令和6年国民健康・栄養調査の性・年齢分布をもとに、総計の目標値を令和14年度8,100歩としてはどうかという事務局(案)を提示しているところでございます。
資料3の説明については以上でございます。

<質疑応答>
【辻委員長】 ありがとうございました。ただいま資料3に基づきまして、目標値の見直しについてご説明、ご提案いただきました。これにつきまして、委員の先生、皆様から何かご質問・ご意見ございますでしょうか。
【津下委員】 女子栄養大学の津下です。今、事務局から見直しについて丁寧なご説明いただきましてありがとうございました。冒頭の他計画のことについては承知しましたので、ぜひ、他計画と連動させるということは非常に重要なことだと思います。都道府県計画においても、健康セクターだけではなく、いろんな部局と情報交換をしながら進めていく1つのお手本になるのかなと思いますので、この方向で調整を進めていただくのはいいのかなと思いました。
それから1つ質問ですけれど、国民健康・栄養調査の結果を見ると、いつも70歳以上のところが1つの集団で示されているんですが、例えば、ライフコースアプローチを踏まえた健康づくりに関する目標で、社会活動を行っている高齢者の増加ということで、今回69.6%でした。70歳以上のところで見ても、男性69%、女性63.5%と出ているんですけれども、今後、年齢構成をどのように国民健康・栄養調査で示していくのでしょうか。ほかの年齢介入は上限があるのでその同じ年代ですけれども、70歳以上の中での年齢分布が高齢化していくのではないかと。90歳以上も国民健康・栄養調査に参加しているということは知ってるんですけれども、そういう割合が増えてくると、この数字に影響を与えることはないだろうかということを思います。国民健康・栄養調査の結果を比較可能な状況にしていかないといけないのかなと思うんですけど、その辺いかがでしょうかというのが1つ目です。それから、高血圧のところでベースラインから5mmHgの低下ということで、127mmHgが122mmHgという、正常値に近いところから集団全体が5mmHg低下するというのは結構大きな変化だと思います。例えば130mmHgが125mmHgというように、比較的高いところからの5mmHgというのではなくて、ずいぶん低下してきたところから5mmHgいうのは実現可能なのかどうか。治療対象ではない人が多いということなので健康づくりの効果が期待できるのか、それとも現在高い人に対して治療をしっかりすれば集団全体として達成可能なのか。そのあたりの検討はどのようにしていかれるのかということを伺いたいというのが2つ目です。3つ目は、日常生活における歩数ですけれど、8,100歩ということで数字を出していただいたんですけども、年代別に見ると、20~64歳9,000歩というのが目指すところということを、そちらの方の数字もしっかりとアピールできるようにしないといけないのかなというのと、それから現在ベースライン7,231歩から+10%で、10分歩くと1,000歩増えると思うので、国民全体が10分余分に歩こうと思えば、やれないことはないけれども、集団全体として上げる目標は難しいと思うんですけれども、+10%で1,000歩増える、または20~64歳9,000歩というあたりの数字が、埋もれてしまわないように打ち出していただくといいのかなというふうに思いました。以上です。
【辻委員長】 ありがとうございます。ただいま3点ご質問いただいたと思います。1番目と3番目については事務局からお願いしたいと思いますが、2番目についてはせっかくですので、岡村委員からお答えいただければと思います。
【岡村委員】 事務局から1、3と続くので、私の方が先に答えます。この5mmHgの目標値は、こちらが5mmHgでポンと弾いたというよりは、関連している減塩とか野菜、果物、それから運動、アルコールあと肥満、そこの目標値がここのとおり全部達成されたらどのぐらい動くかということで弾いたものになりますので、逆に言うと、他のところが達成できっこないから半分にしとくかというわけにいかないので、単純に他のところ、関連しているところが全部達成できたらここまでということで目標設定をしております。実際に高い方については、高血圧については服薬なんかも入ってくるかと思うんですけれども、服薬の方の目標というのは今は循環器病の基本計画がありますので、二次と違ってそちらの方は入れないように今回はしているというところです。若干そこの違いがあるんですが、実際の動き方というのは中間評価の時にもう1回考えてみるしかないかなということになります。なかなか減塩なんかできっこないから半分にしとこうかというふうにはできないというふうにご理解いただけたらよろしいかと思います。以上です。
【津下委員】 ありがとうございました。生活習慣改善をしっかりやっていかないと、これは難しいということがわかりました。
【辻委員長】 そうですね。我々にボールが投げられているということですね。よろしくお願いします。では、1点目と3点目について事務局からお願いします。
【齋藤補佐】 1点目についてお答えいたします。特に高齢者に関して、年齢階級をもう少し細かく刻んで、国民健康・栄養調査で見られないかというようなご質問、ご指摘だったと思います。今回の健康日本21(第三次)の目標の中で、高齢者に限った目標項目が設定されているものもありますので、そのモニタリングにおいては、もう少し詳細に見ていくことも検討してまいりたいと思います。先生ご指摘のとおり、70歳以上の方に多く協力いただいており、その内訳を集計することは十分に可能だと思いますので、どのような情報が健康日本21(第三次)のモニタリングにおいて必要かということを十分検討してまいりたいと思います。3点目でいただいたコメントにつきまして、こちら最後のページでお示ししているとおり、全体の目標値としては平均で8,100歩にすること、その考え方として64歳までと65歳以上での目標値を算出しました。これは個人がここを目指すということではなく、ベースラインの平均値を1.1倍すると9,000歩と7,000歩ということになるというところですので、身体活動・運動ガイドに記載してある数字、個人としての目標、エビデンスを踏まえた目標の数値と、今回示している平均としての目標値、年齢別の目標値のそれぞれを、わかりやすく周知、啓発、普及していく必要があるのかなというように考えているところです。
【辻委員長】 ありがとうございます。津下委員、いかがでしょうか。よろしいですか。
【津下委員】 ありがとうございました。3点とも了承しました。
【辻委員長】 ありがとうございます。他にどなたかいらっしゃいますか。
【佐原委員】 日本医師会の佐原です。岡村先生に伺いたいのですが、血圧の目標について、LDLは160mg/dL以上の者の割合なのに対して、血圧は例えば130mmHg以下の者の割合にしないのは何か理由があるのでしょうか。また、LDLの目標値が6.4%なのですが、目標ですからキリのいい数字に、例えば6.5%とかにした方がいいのではないかと思いました。以上、2点でございます。
【辻委員長】 では、まず岡村委員からお願いします。
【岡村委員】 前者の方ですけれども、血圧については高血圧の人ではなくて、全ての国民、特に一般的には正常と思われるようなところの130mmHg未満の人たちについても、ローリスクサイドに動いた方がいいというエビデンスがいくつかありますし、あと生活習慣との関連があるということがいくつか出ておりますので、これについては栄養とか運動とか患者さんではない人も含めてローリスクサイドということで、こういう目標設定になっているということです。これは第二次、おそらく第一次からもそうで、目標値じゃないにしても、第一次からもそういう戦略として行われているということです。逆に純粋な高血圧の方は先ほど言いましたように、循環器の基本計画の方なので、そちらは医療でもしっかりやっていただくということになっているので、こちらの方はこれでということになっているかと思います。それで脂質の方は、LDLは何が難しいかと言いますと、例えば減塩のように何か全員にやって平均値を落とすっていうのがなかなか方略として難しいというか、そういうエビデンスがあまりないということが1つあります。それから、高い方については、非常に服薬率なんかも低いというのが、他の因子と比べてはっきりデータとして出ていますので、基本的には高いところは一応医療の方できちんと見ていただくということも含めてこういう目標になっていると。基準値は140mg/dLがスクリーニング基準ですけど、160mg/dLになっているところがこの健康増進計画での目標で、この160mg/dLというのは動脈硬化学会のガイドラインで低リスクの人の管理目標値になっています。だから、一般的な余病を持っていない人についても、160mg/dL未満というのが管理目標値であるので、140mg/dLではなく160mg/dLになっているのはそういう理由があります。この辺の経緯は複雑でございますので、また詳しいことに関しては資料等をお送りいたしますので、よろしくお願いいたします。
【辻委員長】 では、他にどなたかいらっしゃいますか。
【佐原委員】 2点目の方のLDLについて、6.4%という件はいかがでしょう。
【辻委員長】 キリのいいところで6.4%ではどうかという話ですね。失礼しました。事務局お願いいたします。
【寺井補佐】 事務局でございます。今いただきましたご指摘は、その他の目標にも影響してくるところかと思います。8,100歩にするのか、8,000歩にするのかというご意見も少しいただいているところでございます。辻先生、もし可能でしたら、他の先生方のご意見も聞いていただけますと大変ありがたく存じます。
【辻委員長】 わかりました。それでは皆さん、この6.4%か6.5%かという問題、あとその次に出てくるのが、歩数は8,000歩がいいのか、8,100歩がいいのかという、それぞれ共通してキリがいいものという部分も内在してるんですけども、この辺につきまして、まずはコレステロールを中心にお願いしたいんですけれども、ご意見いただけますでしょうか。まず、岡村先生いかがですか。
【岡村委員】 個人的には、他とズレたら困るので他がキリがいいのであればということになりますが、例えば血圧の方は他から計算しているので、例えば122mmHgを125mmHgにはできないということになるんですが、コレステロールの桁数の変化からしたら別に6.5%にしても問題ないとは思いますが、これそれぞれの平均と標準偏差と分布がどうなっているかというのがちょっと数値ごとに違うので、逆に言うと、もう好みと方針の問題になってきちゃうかと思うので、サイエンティフィックに検証するというものではないので、逆に言うと、ここでのコンセンサスによって決めていいのかなというふうに思います。
【辻委員長】 ありがとうございます。確かにおっしゃるとおりで、国民運動としてのわかりやすさというメッセージの強さというのも大事になってきますので、その辺も含めてキリのいい数字もあるのかなと思いますけれども、他に皆様から何かございますか。ご意見いただきたいと思います。今日私のパソコンの具合が悪くて皆さんの画像が見えないので、挙手ではなくて、話し始めていただきたいと思うのですが、いかがでしょうか。
【長津委員】 薬剤師会の長津です。一般的な視点からすると、キリがいい方がいいなと。というのは、臨床的な数値であればすごく1が重要な桁になるんでしょうけども、○○○者の割合ということで、こういう人の割合という意味でいけば、キリがいい数字の方が、見栄えが良いというか、非常に深い訳があって6.4%なのかというふうに取られるような気もしますので、数値と割合を別の価値観で考えれば6.5%というのが無難なのではないかなという気はします。素人目線で恐縮ですけども、そう思いました。
【辻委員長】 ありがとうございます。他にはどなたかいらっしゃいますか。瀧本先生、いかがでしょうか。歩数も含めて、歩数も8,000歩にするか8,100歩にするかという議論があるみたいですけれども、それも含めて、コレステロールも含めて、両方に共通するようなものとしてご意見いただければと思いますがいかがでしょうか。
【瀧本委員】 私は特に6.4%でなければならないとは思わないので、6.5%でも構わないのではないかと思います。また、歩数の目標も厳密には8,100歩でしょうが、メッセージ性からすると、8,000の方がわかりやすいのかなという気がいたします。以上です。
【辻委員長】 ありがとうございます。他にどなたかご意見ございますか。
【横山委員】 横山ですけど、国民に覚えてほしいものはキリがいい方がいいんじゃないかというふうには思うんですが。だから、歩数にしても8,100歩を目指しましょうより8,000歩って覚えやすい数字の方がいいのかなというふうに思います。それに対して、こういった臨床的なパーセントなどはどちらでもいいのかなというふうに思います。以上です。
【辻委員長】 ありがとうございます。いかがでしょうか。よろしいですか。
【津下委員】 私はどちらでもいいという意見でもあるんですが、8,000歩というとキリが良すぎるので7,000、8,000、9,000みたいな結構大雑把な感じがします。一方8,100歩の場合には四捨五入して8,100歩というと、8,050から8,149というように、より厳密な目標みたいなイメージになるような気がします。桁数がどう見えるか、どうなんでしょうか。国民へのわかりやすさと、指標としての正確性というか、そのどちらを優先するかという話ではないかなと思います。例えばアクティブガイドとか、国民に対するメッセージでは、8,000歩というキリのいいところを取られているのでいいと思うんですけれど、健康日本21のように健康施策がうまくいっているのかどうかという評価のところは、大雑把でいいですよみたいなイメージにならない方がいいのかなと思います。桁数を2桁に取っているのか、1桁に取っているのかという、そんな感覚の違いというのがあるのかもしれないというふうに思っています。
【辻委員長】 ありがとうございます。先生のおっしゃることも十分分かります。その辺のところはこれに付随してくる説明書きとか、事務局の方で少し補足をしていただいて、数字としてはキリのいい数字と言いますか、8,000歩ということで収めてもいいのかなと思います。いかがでしょう。
【津下委員】 はい、大丈夫です。いずれにしても、分かりやすさというのは大事ですし。ただ、8,000歩と言っても7,500歩から8,400歩の間というか、そういうざっくりとした形ではなくて、やっぱり8,000歩は超えたいという、そんなようなイメージになってくれたらいいなというふうには思います。
【辻委員長】 そうですね、8,000歩を超えたいという話ですよね。わかりました。他にどなたかいらっしゃいますか。
【諸岡委員】 日本栄養士会の諸岡と申します。歩数の件については、今、辻先生がおっしゃっていただいたとおりでいいと思っていて、私、また違う、先ほど画面に出ている、今出ているバランスの良い食事のことで発言をしようと思ったんですが、まだ歩数が続いていました。申し訳なかったです。
【辻委員長】 では、私がまとめた上で、諸岡委員にご発言いただきたいと思います。ということで、15秒ほど前に戻りますと、分かりやすさ、メッセージの強さという点で、歩数については8,000歩、それからコレステロールについては6.5%にするということで、おおかたコンセンサスが得られたのかなと思いますけど、よろしいでしょうか。コレステロールについては、高値の者の減少目標を6.5%にするということでお願いしたいと思います。諸岡委員お願いいたします。
【諸岡委員】 いつもありがとうございます。今、画面に出ている分について、今回上方修正をされているというところであるんですけれども、私は、この考え方で賛成ですという意味でのコメントです。今回、目標値の方が70%というところで、それぞれ週5日以下の方が2日増やすという、初期の考え方を踏襲されています。70%はすごく高い目標なのかな、いわゆる経済格差であったりとか、ほぼ食べていないという人や、週1の方も含めると10%近くの方が国民健康・栄養調査で明らかになっていたので、70%が高いのかなと一瞬思ったわけですが、47都道府県の健康増進計画を幾つか見てみますと、「バランスの良い食事を摂っている者の増加」、国の健康日本21の第三次を踏まえながら、同じ指標を取られている都道府県が結構あるんですけれども、そのいずれについても、おおよそこの目標値の辺りの70から75、80%というような自治体もあるという現状も確認をさせていただいた上で、この70%という目標値は適切であるというふうに考えましたので、少しコメントというか感想になります。以上となります。
【辻委員長】 ありがとうございます。それでは目標値の見直しにつきまして、他にご意見ございますか。
【山縣委員】 2ページ目のところの生活習慣の改善で、成育医療等基本方針を踏まえてというところであります。ここにつきましては、この数値でよくて、例えば7.2%というのは、実は令和3年度の時の半減ということで、14.4%から7.2%のような形で、そういうふうにつけているので、それは整合性を合わせていただいていいと思うんですが、その下のカッコの令和7年度とかというのは、実は、ちょっとずれているものもありまして、これについては、今ちょうど実は中間評価を第二次の、6年間でありますので、中間評価をやっているところで、ここの目標値が健やか親子21の第二次からの継続での目標年度とちょっと混合しているところがございまして、ここについては今度の中間評価の時に整理しなければいけないなと思っているところでありますので、またそこで変わりましたら、ここのカッコの中の何年度かというのは修正が入るかと思いますし、それから目標値そのものも、ちょっとかけ離れすぎているものが、例えばここなんかそうなんですが、については修正の可能性があるということをコメントとしてお伝えしておきたいというふうに思います。
【辻委員長】 山縣委員どうもありがとうございました。結論としては、本日の目標値としてはこのままでよくて、今後また見直しがあり得るということでよろしいでしょうか。
【山縣委員】 はい、よろしくお願いします。
【辻委員長】 ありがとうございました。他にご意見ございますか。よろしいですか。それでは、目標値の見直しにつきましては、歩数が8,000歩、それから高コレステロールが6.5%というふうに数値がまとまりまして、それから、今映っておりますけれども、この成育あるいは健やか親子21との整合性については、本日の段階ではこのままで結構だけれども、今後、将来的には成育の方を見ながら見直しもあり得るということで納めたいと思いますが、いかがでしょうか。よろしゅうございますか。ありがとうございます。それではそのような形で進めて進めたいというふうに思います。どうぞよろしくお願いいたします。では、審議事項はここまでということになります。ありがとうございました。

3.報告事項

(1)スマート・ライフ・プロジェクトについて 第14回健康寿命をのばそう!アワードの報告
(2)健康づくりサポートネットの報告

【辻委員長】 では、次に報告事項に移ります。報告事項1「スマート・ライフ・プロジェクトについて、第14回健康寿命のばそう!アワードの報告」及び報告事項2「健康づくりサポートネットの報告」について、事務局から資料の説明をお願いいたします。
【門馬補佐】 事務局です。それでは、資料4を用いてご説明いたします。昨年10月に開催の第3回の健康日本21(第三次)推進専門委員会におきまして、「スマート・ライフ・プロジェクトの見直し(案)」についてご議論いただいたところでございます。
新たに課題として、女性の健康と睡眠の2つのテーマを追加することについてご了解いただきました。これを受けまして、本年4月から既存のテーマに加えまして、取組を実施しているところでございます。次よろしくお願いいたします。
お手元の資料を持ってご説明させていただきます。2ページ目です、次に、本年度の健康寿命をのばそう!アワードについてご報告いたします。アワードにつきましても、この2つのテーマを募集要項に明記して実施しております。お手元の資料中段の評価基準でございますが、女性の健康につきましては、ライフコースにより様々な課題があることから、健康日本21(第三次)の目標達成に資する取組であることというものを評価項目として明記しました。
続きまして、今年度の募集状況についてご報告いたします。応募件数は全体で103件となりまして、昨年度よりやや減少したものの、引き続き100件台を維持しております。特にここ数年で見ますと、自治体からの応募が微増しているという状況でございます。
続きまして、3ページ目になりますが、先月末に開催いたしました第14回健康寿命をのばそう!アワードの最終評価の結果でございます。本年度は、厳正な審査の結果、西会津町の「さすけねぇ輪で変える!高齢化率50%の町 健康共創プロジェクト」が、厚生労働大臣最優秀賞を受賞しております。
最後に、西会津町の取組を簡単にご紹介させていただきます。4ページでございます。西会津町については、専門職と住民が一体となって会議を重ねまして、大丈夫という意味の方言である「さすけねぇ」をキーワードになじみやすいコンセプトを掲げています。
また、「さすけねぇ輪まんだら」というロジックモデルを作成しまして、KPIも設定して進捗を評価するなど、単なるイベントにとどまらず、住民と行政が共同して健康施策を創り上げているという点が高く評価されました。
その他にも先進的な参考となる事例を多数いただいておりますので、引き続き収集した好事例を広く横展開してまいりたいと思っております。
次に、資料5を用いてご説明いたします。同じく昨年10月の第3回専門委員会においてご報告いたしました健康づくりサポートネットについてのご説明です。
これまで当課では、スマート・ライフ・プロジェクト、e-ヘルスネット、e-健康づくりネットの3サイトを運用してまいりました。それぞれ一般の方向けの医療、健康づくりに関する情報や、自治体等で健康づくりを担当する方に向けた資材などを掲載しているサイトでございます。これらのサイトを統合しまして、健康づくりのための総合的なポータルサイトとして、本年4月より健康づくりサポートネットの運用を開始しております。
2ページ目ですが、統合後も従来のユーザーの皆様が迷わず利用できるように、各サイトの操作性は可能な限り維持しまして、さらに3サイトを横断的に検索できる仕組みを導入しております。これにより、国民の健康増進に関する情報が探しやすくなり、ヘルスリテラシー向上に寄与することを目指しております。今後も引き続き、ユーザビリティ向上のため、操作性、利便性の改善に取組んでまいります。報告事項は以上でございます。
【辻委員長】 ありがとうございました。それでは、資料の内容につきまして、委員の皆様からご質問・ご意見いただきたいと思います。いかがでしょうか。
【津下委員】 今見せていただいている、健康日本21アクション支援システム(健康づくりサポートネット)に関連してです。以前第二次の時も話題になったんですけれども、ホームページで普通に検索すると不適切な情報が多くヒットして、間違った健康情報をつかんでしまう国民の皆さんかなり多いと思っています。
なので、安心して健康情報が取れるところがあるということを、例えば、専門家というか、まずメディカルスタッフとか、行政とかいろんなところがこれを使っていく。また住民に知らせていくとか、そういうような取組が必要と思います。一方、あまり不適切な情報を載せているところに対しては、規制というか何かした方がいい場合もあるのではと思います。例えば女性のヤセの人に更にヤセを助長するようなサイトだとかもありますし。やはりこう啓発というか、プラスの面もいいんですけどマイナスの情報ということもあるということを周知していくことも必要なのかなと。行政の方々とか、保険者とかが安心して使えるサイトとしてこれが充実してくるといいのかなというふうに思っているところですので、今後ともよろしくお願いします。
それからアワードについては審査参加させていただいて、取組の質がかなり上がってきたかなという気がしております。自治体部門では、その構造がしっかりしてきたというところが多く受賞している傾向があります。それから企業団体においても、今まで出てこなかったようなところが出てくるとか、そういうような動きがありましたので、またぜひ関心を持って見ていただくと良いと思いました。それからこのアワードの過去の受賞者の検索も簡単にできますので、参考事例として確認するにも、私もよく使ったりしてるんですけど、アワードで過去にどんな取組があったっけというような相談があったときに、こういう事例がありましたよというふうに伝えるというのも、わりと身近でいいのかなと思っておりますので、まず活用を広めていただきたいなというふうに思っております。以上、コメントですけど、よろしくお願いします。

<質疑応答>
【辻委員長】 ありがとうございましだくという形にしたいと思いますが、他にどなたかいらっしゃいますか。よろしいた。これは報告事項ですので、委員の先生方からご意見・ご質問いただいた上で、最後に事務局からまとめてレスポンスしていたですか。では特にないということで、事務局から何か津下委員のご発言に対して何かございますでしょうか。
【門馬補佐】 津下先生、ご意見ありがとうございます。1つ目のサイトの情報に関しましては、やはりそういった不適切な、例えば広告とかであれば、消費者庁で広告規制等をしているところではありますが、個人の方が流している情報等、今様々な情報が入ってくる状況でございますので、私たちのこういった正確な情報を伝えているサイトというのがなるべく検索結果の上位に上がるような形となるような工夫を開発業者と一緒に検討しているところでございます。まだ運用を開始しまして間もないところで、これまで積み重ねてきた以前のサイトの検索数よりも低い状況になってしまっており、様々なところに登録することによって上げて、なるべく検索結果の上位となり皆さんが目につくような形に持っていきたいと今思っているところでございます。
もう1つ、アワードに関しましては、先生がおっしゃるとおりでして、好事例の検索等も、今年度も動画等も含めて広く広報しておりますので、こういったものがあるというところをいろんな会議の場を通じまして広報していきたいと思っております。ありがとうございます。
【辻委員長】 ありがとうございます。非常に重要なことですので、どうぞよろしくお願いいたします。他にございませんでしょうか。よろしいですか。では、1つ先に戻って資料3のところで、私、座長として言い忘れたところがいくつかあったので、もう一度先生方にご確認いただきたいんですが、本日、歩数の8,000歩、それから高コレステロール者6.5%ということで修正いただいたんですが、ここからなんですが、その他の目標値見直しにつきましては、資料3に記載されている事務局(案)にご了承いただいたということでよろしゅうございますね。一応、きちんとご了承を取っておくべきかなと思いましたので、改めて確認です。なお、これも何度かそういう議論をされたので、ご了承いただいていると思うんですが、明示的に1つ申し上げたいのが、現時点で数値が提示されていないものがいくつかございますけれども、これにつきましても、他計画での公表がされ次第、事務局と相談の上、健康日本21(第三次)のベースライン値として適用したいということですけれども、この辺の修正につきましては、座長にご一任いただけますでしょうか。ありがとうございます。それではこれに沿って、事務局の方で作業を進めていただきたいということで、どうぞよろしくお願いいたします。ということで、予定された議事が全て終了いたしましたので、以上にしたいというふうに思います。本日のご意見を踏まえまして、事務局で引き続き取組を進めていただくようにお願いしたいと思います。また、若干時間がありますので、全体を通しまして委員の皆様から何かご質問・ご意見あればいただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
【松本委員】 日本看護協会常任理事の松本でございます。今回の資料もいろいろ見させていただきまして、ありがとうございました。資料の中で、先ほどご説明いただきました資料の2-1の20ページですけども、本当にこれは感想のようになってしまって、大変恐縮ですけれども、これの20ページのところでございます。今回、受動喫煙のところが書いてあるんですけれども、このグラフを見させていただきまして、普通の男女別の年齢階級別の喫煙率とかなり差があるということを強く思いました。男性であれば25.6%というのが普通でございますけども、20から29歳は男性20.6%に対して、今回ここでは46%、女性の場合は20から29歳5.2%の喫煙率に対して今回47.5%ということで、受動喫煙というものが自分の吸っている環境とかなり異なるんだということは、やっぱりかなりメッセージとして伝えていかないとこれは伝わらないんじゃないかなというふうに強く思いましたので、ぜひこの辺は進めていただきたいなと思いました。感想レベルで申し訳ございません。よろしくお願いいたします。
【辻委員長】 ありがとうございました。大変貴重なご意見だと思います。そのような形で事務局におかれても、また我々も頑張って進めていきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。どうもありがとうございました。他にどなたかございますか。
【諸岡委員】 日本栄養士会の諸岡です。確認ですけれども、今回、この専門委員会の中で目標値の見直しなどの合意が取れ、今後は地域保健健康増進栄養部会の中で報告をされるということだと思うんですが、実際に決められたものが広く公表されるか、大臣告示になるのかちょっとわからないですが、各地方自治体や各団体などに新たに設定されたよという連絡が来るのは、来年度の4月とか5月とかそれぐらいになるのでしょうか。先の見通しを私が聞き漏らしていたらごめんなさい。
【辻委員長】 ありがとうございます。大変貴重なご質問だと思います。では、事務局お願いいたします。
【寺井補佐】 ありがとうございます。今回ご議論いただきました目標値の見直しに関しまして、健康日本21(第三次)の目標値は告示に記載されているものですので、具体的なスケジュールは今後検討しお示ししたいと思いますが、告示を修正し、世間にお示ししていくということになろうかと思います。ベースライン値の一覧につきましては、どのような形で公表するかを含め検討させていただきたいと思います。今後の栄養部会の開催日程につきましても、改めて検討の上周知できればと考えております。
【辻委員長】 ありがとうございました。他にどなたかございますか。よろしいでしょうか。それでは他にご意見等ないようですので、本日の議論はここまでというふうにさせていただきたいと思います。本日は私のパソコンの不具合によりまして、進行に若干齟齬をきたしましたことをお詫び申し上げます。最後に、事務局から何か追加でご連絡等あればお願いいたします。
【門馬補佐】事務局です。今後のスケジュールについてご案内申し上げます。次回の委員会につきましては、追ってご連絡させていただきますので、お忙しい中恐れ入りますが、ご参加いただけますようよろしくお願いいたします。

4.閉会

【辻委員長】 それでは、本日の委員会を終了したいと思います。委員の皆様におかれましては、スムーズな議事進行にご協力いただきありがとうございました。では、これにて閉会といたします。どうもありがとうございました。

以上