【照会先】

健康・生活衛生局 がん・疾病対策課
がん・疾病対策推進官 吉原(内線825)
課長補佐       木澤(内線8306)
(直通電話)03-3595-2192

「2018年全国がん登録5年生存率報告」の結果

 このたび、2018年に新たにがんと診断された方の5年生存率の結果を取りまとめましたので公表します。
 全国がん登録は、がん登録等の推進に関する法律(平成25年法律第111号)に基づき、がん対策全般を科学的知見に基づき実施する上で基礎となるものとして、全ての病院及び都道府県に指定された診療所から、2016年以降にがんと診断された方の罹患や治療の情報及び予後情報を登録・管理し、がん対策等に資する研究に利用されています。
 5年生存率は、2016年以降にがんと診断された方について、5年間生存した方の割合を算出するもので、国立研究開発法人国立がん研究センターにより集計し、厚生労働省において取りまとめているものです。

 
【結果のポイント】
■15歳以上の5年生存率
2018年に新たにがんと診断されたAYA・成人(15歳以上)の全国の5年生存率は、前立腺で92.5%、乳房(女性)で88.4%、子宮頸部で71.4%、大腸(結腸・直腸)で68.0%、胃で64.4%、肺で39.6%、肝および肝内胆管で34.4%、膵臓で13.5%であった。
概ね横ばいで推移している中、膵臓、多発性骨髄腫、肺においては2016年と比較して上昇した(※)。
■15歳未満の5年生存率
2018年に新たにがんと診断された小児(15歳未満)の全国の5年生存率は、リンパ腫・リンパ網内系腫瘍で96.6%、胚細胞性腫瘍・絨毛性腫瘍・性腺腫瘍で95.5%、白血病・リンパ増殖性疾患・骨髄異形成疾患で84.3%、神経芽腫・その他類縁疾患で74.9%、中枢神経系・その他頭蓋内・脊髄腫瘍で65.2%であった。
概ね横ばいで推移している中、中枢神経系・その他頭蓋内・脊髄腫瘍、肝腫瘍、軟部組織腫瘍・その他の骨外性肉腫、胚細胞性腫瘍・絨毛性腫瘍・性腺腫瘍においては2016年と比較して上昇した(※)。
 
(※)2016年の5年生存率を100%としたとき、2018年の生存率が±5%以上変化したものを上昇又は低下とした。なお、15歳以上・15歳未満いずれも、低下に該当する部位はなかった。
 
 
(留意点)
部位別や年齢階級別、都道府県別、診断年別(単年)等で症例数が少ない場合、生存率の推定値に統計的ばらつきが生じやすく、信頼区間が広くなるため、少数例の生存率の解釈には注意が必要です。集計対象の症例数をより多くした、2016年から2018年までの3年間に新たにがんと診断された方の5年生存率についても、別添「2018年 全国がん登録 5年生存率 報告」において併せて公表していますので、ご参照ください。
 
詳細は、別添「2018年 全国がん登録 5年生存率 報告」をご覧ください。