技能実習評価試験の整備に関する専門家会議(第92回)議事要旨

議事

日時:令和7年12月1日(月) 10:00~11:00
場所:Web会議
出席者:市田委員、漆原委員、大迫委員、後藤委員、佐々木委員、當間委員、花山委員、堀委員
厚生労働省人材開発統括官付海外人材育成担当参事官室、出入国在留管理庁在留管理支援部在留管理課、外国人技能実習機構
 
かばん製造職種(かばん製造作業)関係:一般社団法人日本鞄協会、経済産業省生活製品課
タオル製造職種(タオル縫製作業)関係:一般財団法人日本タオル検査協会、日本タオル工業組合連合会、経済産業省生活製品課
座席シート縫製職種関係:一般社団法人日本ソーイング技術研究協会、経済産業省生活製品課
 
【議題】
(1)かばん製造職種(かばん製造作業)の職種追加について(試行試験の結果確認)
(2)タオル製造職種(タオル縫製作業)の職種追加について(試行試験の結果確認)
(3)座席シート縫製職種の試験の実施・運営状況の報告について(前回会議の委員指摘事項への回答)
 
【概要】
(1)かばん製造職種(かばん製造作業)の職種追加について(試行試験の結果確認)
○ かばん製造職種(かばん製造作業)の試行試験結果について、一般社団法人日本鞄協会から説明が行われ、主として以下のような質疑が行われた。
 
・ 試験に使用するミシンに不具合があることを想定して予備のミシンを用意されているのか、と委員から質問があった。
それに対し、試験会場においては、基本的には予備ミシンを常備するように考えていると回答があった。
・ ミシンを扱う他の縫製職種の技能評価試験の場合、不安全行動を行った場合、失格とするものもあるが、かばん製造については、そのようなことは行わないのか、と委員から指摘があった。
それに対し、かばん製造ではそのような措置を考えていないと回答があった。
・ 学科試験のローマ字表記について、自動車整備技能実習評価試験では国際規格のISO3602に準拠したもを使用しており、他の業種も同様とすべきではないか、と委員から指摘があった。
  それに対し、専門家会議事務局から、技能実習評価試験では、ISO3602に準拠する訓令式ではなく、ヘボン式で記載することを求めている、と回答があった。
 
・ 初級の学科試験で不合格者が多い理由として、労働安全衛生の習慣の差、文化の差を挙げているが、日本で実施している労働安全衛生対策を徹底しなければ、労働災害につながりかねないため、労働安全衛生教育を徹底していただきたい、と意見があった。
それに対し、日本人と外国人材と価値観、習慣が全く違うことを踏まえ、対策を講じていきたい、と回答があった。
 
○ 検討の結果、かばん製造職種(かばん製造作業)を移行対象職種・作業に追加することについて了承された。
 
(2)タオル製造職種(タオル縫製作業)の職種追加について(試行試験の結果確認)
○ タオル製造職種(タオル縫製作業)の試行試験結果について、一般財団法人日本タオル検査協会から説明が行われ、特段質疑はなかった。
 
○ これまでの検討の結果、タオル製造職種(タオル縫製作業)を移行対象職種・作業に追加することについて了承された。
 
(3)座席シート縫製職種の試験の実施・運営状況の報告について(前回会議の委員指摘事項への回答)
 
○ 第91回専門家会議において、「技能実習法に係る中部地区地域協議会」における特定の人物から提出された座席シート縫製職種の試験の実施に関する意見書の内容、回答、フォローアップの状況等を確認すべきとの意見が出されたため、一般社団法人日本ソーイング技術研究協会から以下のとおり報告を行った。
 
 ・ 試験実施機関の敷地は、実習実施者から当該地域の相場価格で賃借している。
・ 試験実施機関の要件の一つである「試験実施機関が技能実習制度に係る監理団体又は実習実施者でないこと」については、組織体として試験実施機関と監理団体又は実習実施者が同一でないことを求められており、当該要件は満たしている。
・ 現在、過去問については、試験実施機関のHPで会員、非会員に関係なく全ての方が閲覧できる。なお、過去発生した試験問題のサンプルの流出の疑い事案については、2025年7月14日の専門家会議(以下「7月専門家会議」という。)で報告したとおり。
・ 会員と非会員の合格率については、企業や技能実習生の技能実習への取組状況など様々な要因が影響するものと思われる。なお、採点にあたって、所属企業名を伏せて採点していることは、7月専門家会議で報告したとおり。
・ 再試験の実施については、集合試験を実施しており、申請順に順次受け付けており、会員のみ優遇することは行っていない。
・ 受検料については、2025年9月に実施する試験から会員4.2万円、非会員4.7万円にしており、会員と非会員の受検料の差額は3.5万円から0.5万円に縮小していることを7月専門家会議で報告したとおり。
 
○ 委員からは、会員・非会員の受検料の差も解消され、金額も4万円台となり、他の技能実習評価試験と同程度の状況となったことを評価すると発言があった。
 
○ 報告の結果、一般社団法人日本ソーイング技術研究協会の技能実習評価試験について、引き続き、適切な実施に努めることとされた。