中央社会保険医療協議会 薬価専門部会 第246回議事録(2026年1月16日)

日時

令和8年1月16日(金) 保険医療材料専門部会終了後~

場所

日比谷国際ビルコンファレンススクエア

出席者

構成員等
  • 城山英明部会長
  • 小塩隆士委員
  • 本田文子委員
  • 笠木映里委員
  • 鳥潟美夏子委員
  • 松本真人委員
  • 永井幸子委員
  • 奥田好秀委員
  • 江澤和彦委員
  • 黒瀨巌委員
  • 大杉和司委員
  • 森昌平委員
  • 藤原尚也専門委員
  • 越後園子専門委員
  • 荒川隆治専門委員
事務局
  • 間保険局長
  • 林医療課長
  • 吉田保険医療企画調査室長
  • 梅木医療技術評価推進室長
  • 和田歯科医療管理官
  • 清原薬剤管理官 他

議題

  • 令和8年度薬価制度の見直しについて

議事

○城山部会長
それでは、ただいまより、第246回「中央社会保険医療協議会 薬価専門部会」を開催いたします。
本日も対面を基本としつつ、オンラインも組み合わせての開催としております。また、会議の公開については、ユーチューブによるライブ配信で行うこととしております。
まず、本日の委員の出欠状況について御報告いたします。
本日は、全員の方が御出席であります。
それでは、会議冒頭のカメラの頭撮りは、ここまでとさせていただきたいと思います。よろしくお願いします。
(カメラ退室)
○城山部会長
それでは、議事に入らせていただきます。
本日は「令和8年度薬価制度の見直しについて」を議題といたします。
事務局より資料が提出されておりますので、御説明をよろしくお願いします。
○清原薬剤管理官
薬剤管理官でございます。資料薬-1の1ページを御覧ください。
「令和8年度薬価改定に係る薬価算定基準の見直しについて(案)」でございます。
こちらは、昨年12月26日に御了解いただきました、令和8年度薬価改定の骨子に基づきまして、薬価算定基準の改正箇所についてお示しした資料でございます。
資料の構成でございますが、点線の囲みの中が骨子の抜粋、その後に「改正後」といたしまして、骨子に基づく薬価算定の基準の改正内容の案を赤字で記載しております。
それでは、主な変更点について御説明をさせていただきます。
まず「1.国民負担の軽減と創薬イノベーションを両立する薬価上の適切な評価」につきましては、骨子の記載に基づきまして、(1)の「① 類似薬効比較方式における算定方法」として、赤字下線に薬価算定の基準に記載予定の事項を示しております。
具体的には、定義の中で、新薬の薬価算定において、比較薬が補正加算の適用を受けている場合は、加算額に相当する額を控除して得た額を比較薬の薬価とみなす旨を記載しており、2ページ目以降の各加算の該当要件について、取消し線で示されている比較薬が補正加算を適用している場合は、当該加算を適用しない記載を削除し、赤字下線部の記載へ改めております。
続きまして、5ページを御覧いただければと思います。
5ページ目「④ 原価計算方式における販売費及び一般管理費の計上」につきまして、運用上の対応を明確化するということで、骨子の記載に基づきまして、赤字下線の記載を追記しております。
次に6ページの「(2)新薬の薬価収載時・薬価改定時における評価」のうち、「① 市場性加算の(Ⅰ)」につきましては、骨子の記載に基づき、小児加算の定義として、赤字下線部の記載を追加しており、別表2にも7ページ目の上のように注釈を追加しております。
このページの「② 規格間調整のみによる新薬の薬価算定における補正加算」及び8ページ目の「③ 標準的治療法に関する薬価改定時の加算の評価」につきましても、骨子の記載に基づき、赤字下線部の記載を追記しております。
続きまして、9ページ目の「(3)新薬創出・適応外薬解消等促進加算」のうち「① 新薬創出・適応外薬解消等促進加算の見直し」でございます。
今回の改定におきましては、囲みでお示ししました骨子に基づきまして、制度の名称を変更し、赤字下線のように品目の要件等を改正しております。
続きまして、飛んで18ページの「(4)市場拡大再算定」でございます。
「① 市場拡大再算定の特例の見直し」でございます。
今回の改定におきましては、囲みでお示ししました骨子では、イノベーションの評価と国民皆保険の維持を両立するための対応という趣旨を明確化するため、制度の名称を変更することとしており、それに基づきまして、薬価算定基準も赤字下線のように改正をしております。
また、23ページ目の「② 市場拡大再算定又は持続可能性特例価格調整の類似品の取り扱い」につきましては、いわゆる共連れを廃止し、NDBにより使用量を把握し、薬価改定以外の機会も含め、市場拡大再算定または持続可能性特例価格調整を実施することとしており、それに基づきまして、薬価算定基準も赤字下線のように改正をしております。
続きまして、27ページに飛んでいただいて「(5)イノベーションの推進に向けた長期収載品の薬価の更なる適正化」のうち「① 長期収載品の薬価の更なる適正化」につきましては、骨子の記載に基づきまして、赤字下線部の記載を追記しております。
また、29ページ目の「② 引下げの下限、円滑実施措置」につきましては、今回の改定におきまして廃止することとされたことから、取消し線で示されている記載を削除し、今年度限りの適用であるため、経過措置として赤字下線の記載を追記しております。
続きまして、32ページ「(6)オーソライズド・ジェネリック(AG)・バイオAGの取扱い」のうち「① バイオAGの新規収載時の対応」及び「② オーソライズド・ジェネリック(AG)の新規収載時の対応」につきましては、オーソライズド・ジェネリック及びバイオAGの薬価は先発品の薬価と同額とすることとされたことから、薬価の骨子の記載に基づきまして、赤字下線の記載を追加しております。
また、36ページ目の「③ AG・バイオAGの薬価改定時の対応」につきましても、骨子に基づきまして、赤字下線の記載を追記しております。
続きまして、37ページの「2.後発品を中心とした医薬品の安定供給確保のための対応」でございます。
「(1)後発品の価格帯集約」につきましては、特定の要件を満たす品目につきましては、価格帯集約の対象としないこととされたことから、骨子の記載に基づきまして、赤字下線部の記載を追加しております。
なお、G1品目に係る後発品の1価格帯集約につきましては、関連する記載は取消し線で示しております。
続きまして、44ページ目を御覧いただければと思います。
「(2)薬価の下支え制度の充実」のうち「① 最低薬価」でございます。
今回の改正におきまして、外用塗布剤に最低薬価を設定し、点眼・点鼻・点耳液に、点眼剤の最低薬価を適用することとされたこと、最低薬価について、引き上げることとされたことから、46、47ページ目の別表9の最低薬価について、概ね3.5%の引上げを行っております。
改定後の最低薬価につきましては、改定前の最低薬価の右側に赤字下線部で記載をしております。
なお、平均乖離率を超えた品目の取扱いにつきましては、少し戻りますが、45ページ目に第4章の(10)、(11)に規定を記載しております。
また、47ページ目の「② 不採算品再算定」につきましても、骨子に基づきまして、赤字下線部の記載を追加しております。
続いて、48ページ目の「3.その他の課題」でございます。
「(1)高額な医薬品に対する対応」につきましては、骨子の記載に基づきまして、赤字下線部の記載を追加しております。
以上が骨子に基づく薬価算定基準の見直し案でございます。
説明は以上となります。
○城山部会長
どうもありがとうございました。
それでは、ただいまの説明に関して御質問等ございましたら、いただければと思います。よろしくお願いします。
江澤委員、お願いします。
○江澤委員
ありがとうございます。
これまでの議論を積み重ねてきた内容を具体的に記載されたものと理解しておりますので、特に異論はございません。
私からは以上でございます。
○城山部会長
どうもありがとうございます。
いかがでしょうか、森委員、お願いします。
○森委員
ありがとうございます。
私も見直し案については異論ありません。その上で、1点意見をさせていただきたいと思います。
47ページ目の不採算品再算定についてです。
安売りをしているものを評価するということはあってはいけないことだと思いますけれども、流通上の問題で大きな乖離となってしまうことがあります。この問題に関しては、単品単価取引を含めて流通改善に取り組むこととセットで進めていくことが必要だと考えます。
私からは以上です。
○城山部会長
どうもありがとうございます。
ほかはいかがでしょうか。
松本委員、お願いします。
○松本委員
御説明ありがとうございました。
お示しいただきました事務局案には、異論はございません。
私からは以上でございます。
○城山部会長
ありがとうございます。
ほかは、いかがでしょうか。
よろしいでしょうか。それでは、専門委員の方からも、もし御意見があれば、いかがでしょうか。
どうぞ、藤原専門委員。
○藤原専門委員
ありがとうございます。
事務局におかれましては、見直し案を取りまとめいただきまして、ありがとうございます。
今回イノベーションの推進と安定供給の確保という観点から、いわゆる共連れルールの廃止、最低薬価の引上げ等について、業界の意見を反映いただいたものと認識しておりまして、経営の予見性向上につながるものと考えております。
私ども製薬産業といたしましても、さらなるイノベーションの推進と、医薬品の安定供給確保に尽力してまいりたいと思います。
私からは以上でございます。
○城山部会長
ありがとうございました。
ほかはいかがでしょうか。
よろしいでしょうか。それでは、ほかに御質問等もないようでしたら、本案を総会に報告したいと思いますが、よろしいでしょうか。
(異議なしの意思表示あり)
○城山部会長
どうもありがとうございました。
それでは、そのようにしたいと思います。
本日の議題は以上でございます。
次回の日程につきましては、追って事務局より連絡いたしますので、よろしくお願いします。
それでは、本日の薬価専門部会は、これにて閉会といたします。どうもありがとうございました。