2026年1月16日 中央社会保険医療協議会 総会 第642回議事録

日時

令和8年1月16日(金)10:00~

場所

日比谷国際ビルコンファレンススクエア

出席者

構成員等
  • 小塩隆士会長
  • 飯塚敏晃委員
  • 笠木映里委員
  • 永瀬伸子委員
  • 本田文子委員
  • 城山英明委員
  • 鳥潟美夏子委員
  • 松本真人委員
  • 永井幸子委員
  • 高町晃司委員
  • 奥田好秀委員
  • 鈴木順三委員
  • 伊藤徳宇委員
  • 茂松茂人委員
  • 江澤和彦委員
  • 黒瀨巌委員
  • 小阪真二委員
  • 太田圭洋委員
  • 大杉和司委員
  • 森昌平委員
  • 木澤晃代専門委員
  • 上田克彦委員
  • 小松知子専門委員
事務局
  • 間保険局長
  • 林医療課長
  • 梅木医療技術評価推進室長
  • 吉田保険医療企画調査室長
  • 和田歯科医療管理官
  • 清原薬剤管理官 他

議題

  • 令和8年度費用対効果評価制度の見直しについて
  • 令和8年度保険医療材料制度の見直しについて
  • 令和8年度薬価制度の見直しについて
  • 市場拡大再算定について
  • 歯科用貴金属価格の随時改定について
  • 個別改定項目について(医療法等改正に伴う療養担当規則等の所要の見直しについて)
  • 答申について(医療法等改正に伴う療養担当規則等の所要の見直しについて)
  • 医療技術評価分科会からの報告について

議事

○小塩会長
それでは、ただいまより、第642回「中央社会保険医療協議会 総会」を開催いたします。
本日も対面を基本としつつ、オンラインも組み合わせての開催としております。
また、会議の公開につきましては、ユーチューブによるライブ配信で行うこととしております。
まず、委員の出席状況について御報告いたします。
本日は、田島専門委員が御欠席です。
カメラの頭撮りはこのあたりということでお願いいたします。
(カメラ退室)
○小塩会長
それでは、議事に入らせていただきます。
最初に「令和8年度費用対効果評価制度の見直しについて」を議題といたします。
先ほど開催されました費用対効果評価専門部会において取りまとめがなされましたので、それにつきまして、事務局より簡潔に説明をお願いいたします。
○梅木医療技術評価推進室長
事務局、医療技術評価推進室長でございます。
資料は、総-1-1及び総-1-2となります。
「令和8年度費用対効果評価制度改革に係る医薬品、医療機器及び再生医療等製品の費用対効果評価に関する取扱いの見直しについて(案)」でございます。
令和7年12月26日、中央社会保険医療協議会了解、令和8年度費用対効果評価制度改革の骨子に基づきまして、所要の記載整備を行うものでございます。
本日行われました費用対効果評価専門部会におきまして、議論の結果、これら資料のとおり、総会に報告すべきものとして取りまとめられたものでございます。
事務局からの説明は以上となります。
○小塩会長
ありがとうございました。
それでは、ただいまの説明につきまして、御質問等ございますでしょうか。
よろしいでしょうか。特に御質問等ないようですので、本件につきましては、中医協として承認するということでよろしいでしょうか。
(異議なしの意思表示あり)
○小塩会長
ありがとうございます。
それでは、説明のあった件につきましては、中医協として承認したいと思います。
続きまして「令和8年度保険医療材料制度の見直しについて」を議題といたします。
先ほど開催されました保険医療材料専門部会において取りまとめがなされましたので、これにつきまして、事務局より簡潔に説明をお願いいたします。
○梅木医療技術評価推進室長
事務局、医療技術評価推進室長でございます。
資料総-2を御覧ください。「令和8年度保険医療材料制度の見直しについて(案)」でございます。
令和7年12月26日、中央社会保険医療協議会了解、令和8年度保険医療材料制度改革の骨子に基づきまして、所要の記載整備を行うものでございます。
本日行われました保険医療材料専門部会におきまして、議論の結果、この資料のとおり、総会に報告すべきものとして取りまとめられたものでございます。
事務局からの説明は以上となります。
○小塩会長
ありがとうございました。
それでは、ただいまの説明につきまして、御質問等ございますでしょうか。
よろしいでしょうか。特に御質問等ないようですので、本件につきましては、中医協として承認するということでよろしいでしょうか。
(異議なしの意思表示あり)
○小塩会長
ありがとうございます。
それでは、説明のあった件につきましては、中医協として承認したいと思います。
続きまして「令和8年度薬価制度の見直しについて」を議題といたします。
先ほど開催されました薬価専門部会において取りまとめがなされましたので、これにつきまして、事務局より簡潔に説明をお願いいたします。
○清原薬剤管理官
薬剤管理官でございます。
総-3を御覧ください。
昨年12月26日に御了解いただきました令和8年度薬価制度改革の骨子に基づき、薬価算定基準の改正箇所をお示ししたものでございます。
先ほど行われました薬価専門部会におきまして、本資料の内容につきまして御了承いただけたものでございます。
説明は以上になります。
○小塩会長
ありがとうございました。
それでは、ただいまの説明につきまして、御質問等ございますでしょうか。
飯塚委員、お願いいたします。
○飯塚委員
ありがとうございます。
見直し案に異論はありませんけれども、47ページの最低薬価の引上げに関してコメントしたいと思います。
今回、最低薬価が引き上げられるということになりましたけれども、この薬価が本当に製造原価を反映したものか、あるいは最低限の利益を保障するものなのか、必ずしも明らかではないと思います。
医薬品の安定供給がなされないというのは、非常に大きな問題として議論してきていますけれども、最低限の薬価が保障されていないということに起因する可能性も十分あり得ますので、今後、厚労省におかれては、最低薬価が妥当なものなのかと、十分利益を保障するものなのか、研究班や厚労科研等も設置するなどし、検討いただければと思います。
以上です。
○小塩会長
ありがとうございました。
ただいま、飯塚委員からコメントをいただきましたけれども、事務局、いかがでしょうか。
○清原薬剤管理官
薬剤管理官でございます。コメントありがとうございます。
薬価の下支えについては、大きなものが3つございまして、基礎的医薬品、それから今の最低薬価、それから不採算品再算定というのがございます。個別品目につきまして、不採算品再算定ということで安定供給が確保できるような形で、条件に合ったものについては薬価を引き上げるということにしております。
一方、最低薬価につきましては、各剤形で、さすがにこれぐらいはなければいけないだろうということで、全体平均的なものとして算定しておりますので、個別品目の安定供給に関するものにつきましては、不採算品再算定のほうで対応していくものと考えております。
以上でございます。
○小塩会長
飯塚委員、よろしいでしょうか。
○飯塚委員
ありがとうございます。
今、申し上げたのは最低薬価についてなのですけれども、その個別のいろいろな剤形に関して、本当にそれで製造原価を反映しているのか、あるいは最低限の利益が保障されるのかというのは、必ずしも明らかではないのかなということで御提案あるいは御検討をお願いしたということなので、そういう問題があるということでしたら、ぜひ御検討をお願いいたします。
○小塩会長
ありがとうございます。
要望としてお引き受けいたします。
ほかに御意見、御質問ございますでしょうか。
よろしいでしょうか。それでは、本件につきましては、中医協として承認するということでよろしいでしょうか。
(異議なしの意思表示あり)
○小塩会長
ありがとうございます。
それでは、説明のあった件につきましては、中医協として承認したいと思います。
続きまして「市場拡大再算定等について」を議題といたします。
本日は、薬価算定組織の弦間委員長にお越しいただいております。弦間委員長より御説明をお願いいたします。
○弦間委員長
薬価算定組織委員長の弦間でございます。
今回は、薬価算定組織において検討いたしました市場拡大再算定の対象品目について、御報告させていただきます。
資料総-4を御覧いただきたいと思います。
また、今回対象となった再算定の要件につきましては、総-4の参考1を御参照いただければと思います。
薬価算定組織における検討の結果、令和8年度薬価改定に際して、再算定の要件に該当する品目は、市場拡大再算定が13成分となりました。
それでは、検討結果について御報告をさせていただきたいと思います。
表がございますけれども、その1のレキサルティ、2のパルモディア、3のオテズラ、5のセムブリックス、8のスキリージ、9のサークリサ、10のダラキューロ、11のパドセブについては、類似薬効比較方式による算定でございますけれども、効能追加などによる使用実態の変化、年間の販売額の拡大の程度というものを踏まえますと、市場拡大再算定の対象品目に該当すると判断しております。
また、4のジャカビ、6のロミプレート、7のイラリスにつきましては、原価計算方式により算定され、年間販売額の拡大の程度を踏まえると、市場拡大再算定の対象品目に該当すると判断いたしました。
続いて、12のエンレスト、13のリクシアナについては、年間販売額の拡大の程度を踏まえますと、持続可能特例価格調整の対象品目に該当すると判断いたしました。
以上の再算定の対象品目のうち、加算の対象となった品目について御説明させていただきます。
表の一番右の列でございますけれども、補正加算の欄がございます。御覧いただきたいと思いますけれども、5のセムブリックスは、成人と小児の同時開発に関する要件を満たすことから、加算率5%とすることが適当と判断いたしました。
また、10のダラキューロは、市販後の真の臨床的な有用性が示されたということから、加算率を5%とすることが適当と判断いたしました。
以上で私からの説明は終わらせていただきます。
○小塩会長
ありがとうございました。
それでは、事務局から補足がございましたら、お願いいたします。
○清原薬剤管理官
薬剤管理官でございます。
資料総-4について、補足説明をさせていただければと思います。
2ページ目を見ていただければと思いますが、表の下に注として記載している部分の3ポツ目を御覧ください。
令和8年度の薬価制度改革においては、従来の市場拡大再算定または持続可能性特例価格調整対象品の類似品への適用、いわゆる共連れを廃止し、市場拡大再算定または持続可能性特例価格調整対象品の薬理作用類似薬につきましては、効能追加等の有無にかかわらず、NDBにより使用量を把握し、薬価改定以外の機会も含め、使用拡大再算定または持続可能性特例価格調整を実施することとされました。
これを受けまして、今回、市場拡大再算定または持続可能性特例価格調整の対象となった13成分の薬理作用類似薬として、ボスチニブ水和物、ポナチニブ塩酸塩、ミリキズマブ(遺伝子組換え)、グセルクマブ(遺伝子組み換え)及びダラツムマブ(遺伝子組換え)につきましては、NDBにより使用量を把握する対象となった旨、記載をしております。
続きまして、資料総-4の参考の2について、御説明をさせていただければと思います。
薬価改定時の加算の対象となる品目と加算率を一覧表で示しております。
加算率につきましては、令和6年度薬価改定から適切なイノベーションの評価に関するものとして、加算率の柔軟な判断の運用を行っておりますが、今回も同じ運用となっておりますので、御紹介をさせていただければと思います。
また、今回、薬価制度改革で新設となりました、国内の標準的治療法となった既収載品に係る加算に該当するものがありましたので御紹介をいたします。
11番目のビロイ点滴静注用でございます。
本剤収載時の効能・効果は、CLDN18.2陽性の治癒切除不能な進行・再発の胃がんでございます。
こちらの適用につきましては、欧米より先に本邦で承認された品目でございまして、収載時には、国内外の診療ガイドラインに本剤に関する記載はなかったことから、有用性加算の要件のハ、いわゆる標準治療となっているものの適用とはなりませんでした。
今回、臨床試験成績等により胃癌治療ガイドラインにおいて、本剤が標準的治療法として記載されていることから、今回の改定時加算の要件に該当し、加算率は5%としております。
改定時加算に関しましては、市場拡大再算定のように中医協総会で御了承をいただく手続ではございませんが、イノベーションの適切な評価という方向性の中で、今回どのようなものが対象になったのかをお示しするため、今回御報告させていただいたものになります。
説明は以上となります。
○小塩会長
ありがとうございました。
それでは、ただいまの説明につきまして、御質問等ございますでしょうか。
よろしいでしょうか。特に御質問等ないようですので、本件につきましては、中医協として承認するということでよろしいでしょうか。
(異議なしの意思表示あり)
○小塩会長
ありがとうございます。
それでは、説明のあった件につきましては、中医協として承認したいと思います。
弦間委員長、どうもありがとうございました。
○弦間委員長
どうもありがとうございました。
○小塩会長
続きまして「歯科用貴金属価格の随時改定について」を議題といたします。
事務局より資料が提出されておりますので、説明をお願いいたします。
○和田歯科医療管理官
歯科医療管理官でございます。資料総-5を御覧ください。
歯科用貴金属価格に関しましては、3か月ごとに見直しを行っており、本日は3月に予定される歯科用貴金属の材料価格の改定について御報告をさせていただくものでございます。
2ページ目を御覧ください。
本年3月の随時改定の価格案の算出に当たりましては、表の中ほど④の列にお示しをしている直近3か月分の昨年10月~12月までの平均素材価格などを基に掲載を行っており、一番右側の赤枠で囲まれた列に示されている数字が告示価格案でございます。
表の上から5つ目に、歯科治療で最も多く使用される「6 歯科鋳造用金銀パラジウム合金」の告示価格案をお示ししており、現在の3,802円から令和8年3月は4,779円となります。
なお、歯科用金属材料をはじめ、貴金属を取り巻く状況は御存じのことと承知していますが、本随時改定の運用とは別に、次期診療報酬改定などの様々な機会を通じまして、歯科用貴金属材料に依存しない技術あるいは材料が定着できるよう、積極的に対応を行っていきたいと思っております。
説明は以上でございます。
○小塩会長
ありがとうございました。
それでは、ただいまの説明につきまして、御質問等ございますでしょうか。
松本委員、お願いいたします。
○松本委員
どうも御説明ありがとうございました。
資料に示されました歯科用貴金属の償還価格の引上げ自体につきましては、ルールに基づく運用であり、国際情勢や経済動向を反映したものと受け止めますけれども、昨今の上昇基調は、保険財政並びに患者負担にも相応の影響があるものと考えております。
場合によりましては、大規模な共同購入のような取組が考えられるかもしれませんけれども、随時改定の仕組みがなければ、歯科医療機関にしわ寄せが行くことも十分理解はしております。
やはり、この問題を解決するためには、価格変動の影響を受けない歯科用材料の使用を広げることが必要だと思います。
厚生労働省から材料メーカーに保険適用の申請を働きかけるなど、既に推進いただいていると思いますけれども、今後はより踏み込んだ対応をぜひお願いしたいと思います。
私からは以上でございます。
○小塩会長
ありがとうございました。
ほかに御意見等ございますでしょうか。
大杉委員、お願いいたします。
○大杉委員
ありがとうございます。
先ほど松本委員から、歯科用貴金属を用いない技術の保険導入のさらなる働きかけの御要望がありましたので、御発言をさせていただきます。
松本委員の御意見につきましては、本会としても同じ考えで、こうした状況が続くことは、医療保険財政や患者の一部負担の観点からも望ましくないと考えております。
前回は、ウクライナ戦争勃発時に、急激な上昇基調になったことがありますけれども、今回は、そのときの上昇基調より大きなものであり、最高値も更新しており、随時改定の仕組みがなければ、歯科医療機関としては、さらに逆ざやになり、補綴物であるかぶせ物等を作成するたびに赤字が大きくなり、かつ、患者さんの一部負担金も増加し、国民の方々にもしわ寄せが行くことを理解しております。
次期改定においても、歯科用貴金属材料を用いない技術の拡充など、これまでにない踏み込んだ対応も行っていただく予定ですが、並行して令和8年度改定の対応以外でも、これまで以上に、企業、団体や学会等と連携しつつ、歯科用貴金属材料以外の材料が積極的に保険導入できるよう、本会としてもさらに強力に働きかけていきたいと思いますので、よろしくお願い申し上げます。
私からは以上でございます。
○小塩会長
ありがとうございました。
ほかに御意見等ございますでしょうか。
よろしいでしょうか。それでは、ほかには御意見等ないようですので、本件に係る質疑はこのあたりとしたいと思います。
続きまして「個別改定項目について」を議題といたします。
1月14日に厚生労働大臣から諮問された「医療法等改正に伴う療養担当規則等の所要の見直し」に関して、これまでの議論を踏まえて、事務局より、いわゆる短冊の資料が提示されております。事務局より説明をお願いいたします。
○吉田保険医療企画調査室長
保険医療企画調査室長でございます。
総-6に基づきまして御説明をさせていただきます。
前回の総会におきまして諮問させていただきました事項につきまして、これまでの御議論を踏まえまして、改正案を取りまとめてございます。
中頃から「第2 具体的な内容」として、改正の具体的な内容を御説明させていただきたいと思います。
1つ目、オンライン診療受診施設の関係でございまして、保険薬局と保険医療機関との関係性については、もともと一体的な構図であること、また、一体的な経営を行うこと、それから、経済財産上利益を供与するといったことが禁止されておりまして、こちらにオンライン診療受診施設と、保険薬局との関係性についても同様に禁止をするということを規定したいと考えております。
ただし、別に厚生労働大臣が定める要件に該当するオンライン診療受診施設、具体的には、2ページのほうの中頃になりますけれども、医療計画におけるへき地に所在する保険薬局に設置されている場合につきましては、一体的な構造または一体的な経営という規定は適用しないこととするとしたいと考えております。
なお、こちらの関係の運用における担保につきましては、今回の法的な諮問、答申の事項ではありませんけれども、関係する省令におきまして、そのような確認をするといったことを定めていきたいと考えているところでございます。
2ページの(2)の関係でありまして、保険医療機関の管理者に関するものでありまして、この要件、保険医療機関において、保険医として3年以上診療に従事した経験のある方、それ以外のものもございますが、そのようなもの。
それから、3ページに移りまして、2のほうでございますけれども、保険医療機関の管理者の責務ということで、そういったものを定めるというものを、この療養担当規則のほうに定めていくことをやりたいという形で考えております。
説明は以上でございます。
○小塩会長
どうもありがとうございました。
それでは、ただいまの説明につきまして、御質問等ございますでしょうか。
江澤委員、お願いいたします。
○江澤委員
今回お示しの資料につきまして、異論はありませんが、前回、要望いたしました個別対応の件につきましては、しっかりとよろしくお願いしたいと思います。
私からは以上でございます。
○小塩会長
ありがとうございました。
ほかはいかがでしょうか。
松本委員、お願いいたします。
○松本委員
ありがとうございます。
今、御説明のありました医療法等改正に伴う療養担当規則等の改正については、異論はございません。
私からは以上でございます。
○小塩会長
ありがとうございました。
ここで本件につきましては、これまでの委員の御意見を踏まえて、この後、休憩を挟んだ上で「答申について」を追加議題としたいと思いますが、いかがでしょうか。
(異議なしの意思表示あり)
○小塩会長
それでは、この後、一旦休憩といたします。休憩中に、事務局は答申案を各委員に配付していただき、その上で、1号側委員、2号側委員の皆様は御確認をお願いいたします。
その後に会議を再開し「答申について」を議題といたします。
それでは、よろしくお願いいたします。

(休憩)

○小塩会長
それでは「答申について」を議題といたします。
医療法等改正に伴う療養担当規則等の所要の見直しにつきましては、1月14日に厚生労働大臣から諮問されました。
ここで、これまでの中医協における議論の成果を踏まえて、答申書(案)が提出されております。
その内容につきまして、事務局から補足することなどがございましたら、よろしくお願いいたします。
○吉田保険医療企画調査室長
保険医療企画調査室長でございます。
お手元総-6-2を追加でお配りさせていただきました。こちらは、答申書のかがみとなっております。
本日付にて中央社会保険医療協議会会長から厚生労働大臣宛ての答申となっております。別紙が関係省令等の改正案でございます。
今回答申をいただきましたら、これらの交付に向けまして事務的な作業を進めていただきたいと考えております。
説明は以上でございます。
○小塩会長
ありがとうございました。
それでは、この答申書をもって中医協から答申を行うこととしたいと思いますが、いかがでしょうか。
松本委員、お手が挙がっています。よろしくお願いします。
○松本委員
ありがとうございます。
支払い側の総意といたしまして、答申書の内容を了承いたします。
私からは以上でございます。
○小塩会長
よろしいでしょうか。
どうぞ。
○江澤委員
医療側を代表いたしまして、この答申案に賛成いたします。
○小塩会長
ありがとうございました。
ほかにはよろしいでしょうか。
それでは、この答申書をもって中医協から答申を行うこととしたいと思いますが、いかがでしょうか。
(異議なしの意思表示あり)
○小塩会長
ありがとうございます。
それでは、事務局におかれましては、答申書の製本の御準備をお願いいたします。
本日は、私より熊木審議官に答申書をお渡ししたいと思います。
(小塩会長から熊木審議官へ答申書を手交・写真撮影)
○小塩会長
それでは、ここで熊木審議官より一言御挨拶をお願いいたします。
○熊木審議官
ありがとうございます。
小塩会長をはじめまして、委員の皆様におかれましては、日頃から厚生労働行政、とりわけ医療保険行政の推進に関しまして、多大なる御尽力をいただきまして、心から感謝を申し上げます。
ただいま、医療法等改正に伴う療養担当規則等の所要の見直しについての答申を頂戴いたしました。答申を取りまとめていただきましたこと、重ねて御礼を申し上げます。
厚生労働省といたしましては、関係者の御協力もいただきながら、療養担当規則等の所要の見直しの施行に向けて、適切に取り組んでまいる所存でございます。
この答申に基づき、速やかに省令、告示等の公布手続を行う予定でありますとともに、当該規則等によりまして、引き続き適切な医療保険制度の運営に努めてまいりたいと考えます。
本日は、どうもありがとうございました。
○小塩会長
どうもありがとうございました。
それでは、私のほうからも精力的な御議論をいただきました各委員の皆様方の御協力に御礼を申し上げます。どうもありがとうございました。
以上をもちまして「答申について」の議題は終了いたします。
最後に「医療技術評価分科会からの報告について」を議題といたします。
本日は、矢富分科会長代理より御報告をお願いいたします。
○矢富分科会長代理
医療技術評価分科会の委員の矢富です。森尾分科会長の代理で出席しております。よろしくお願いいたします。
令和8年度診療報酬改定に向けた医療技術の評価方法等につきまして、令和8年1月15日に医療技術評価分科会を開催いたしました。そこで検討されました内容を報告させていただきます。
まず、1ポツ「令和8年度診療報酬改定に向けた医療技術の評価について(案)」でありますが、資料の総-7-1を用いて説明させていただきます。
まず、1ページ目の「1.これまでの検討状況」のところに、これまでの経緯を(1)~(4)としてまとめております。
まず「(1)医療技術評価分科会における技術の評価について」ですが、令和7年2月19日の中医協総会におきまして、令和8年度診療報酬改定に向けて、分科会において学会等提出の提案書に基づいて、新規医療技術の評価及び既存技術の再評価を行うことが了承されました。
その後、学会から合計807件の提案書が提出され、事務局によるヒアリング等を経て、11月20日の分科会で分科会の評価対象となる技術等の検討を行い、中医協総会において了承をいただきました。
その後、分科会の委員の方々に、評価対象技術の評価を行っていただき、昨日、取りまとめをいたしました。
「(2)医療技術の再評価にかかる報告書について」ですが、令和7年11月20日の分科会において、今後の報告書提出の対象となる技術について、お示しの方針で進めることとなり、12月3日の中医協総会で了承いただいたところであります。
「(3)医療技術の体系的分類について」です。
令和7年11月20日の分科会において、整形外科領域におけるKコードの見直し案が示され、令和8年度診療報酬改定に向けて、当該見直し案を踏まえた対応を行うことについて、令和7年12月3日の中医協総会において了承いただいたところです。
次に「(4)『効果が乏しいというエビデンスがあることが指摘されている医療』について」です。
令和7年11月27日の社会保障審議会医療保険部会において、効果が乏しいというエビデンスがあることが指摘されている医療について、分科会において、医療技術の評価の一環として、学会等から提案を広く募集することとされております。
次に「2.令和8年度診療報酬改定以降に向けた医療技術の評価等の進め方について(案)」であります。
まず(1)分科会における医療技術の評価について、中医協総会へ報告し、令和8年度診療報酬改定に向けての最終的な対応について検討を行うこととしております。
(2)医療技術に関わる報告書については、前回の分科会での議論も踏まえ、令和8年度診療報酬改定の次の改定に向けて、先ほど御説明した対象について、報告書の提出を求めることとするとしております。
(3)医療技術の体系的な分類については、令和8年度診療報酬改定において実施された見直し及びそれに基づく実績等を踏まえ、必要な検討を行っていくこととしております。
(4)については、総-7-1参考1でお示ししておりますが、検査室内で設計・開発・製造された検体検査で、臨床診断の補助や臨床的管理の意思決定に用いられる検査、いわゆるLaboratory Developed Tests、LDTsと略しますが、これの評価についてお示しの事項を満たすものは、令和8年度診療報酬改定の次の改定における分科会の評価の対象とすることとしております。
(5)効果が乏しいエビデンスがあることが指摘されて医療については、令和8年度診療報酬改定の次の改定での対応に向けて、学会等から提案を募集し、分科会において検討することとしております。
また、改定ごとの提案書の募集に際しては、評価の効率化や効果が乏しいというエビデンスがあることが指摘されている医療に関わる積極的な提案を促す観点から、各学会等が提出可能な提案書の上限を設け、上限を超える場合には条件を設けることとしています。
総-7-1については以上となります。
次に、2ポツ、医療技術の評価案についてです。
総-7-2について説明させていただきます。
1ページ目、1ポツ、医療技術評価分科会における評価対象となる技術、693件がございました。
このうち、先進医療として実施されている技術については、27件ございました。
また、保険医療材料等専門組織で審議を行った技術が3件ございました。
(1)診療報酬改定において対応する優先度が高い技術とされたものが158件、うち新規技術が62件、既存技術が96件です。
そのうち、学会から提案があったものが157件。
先進医療として実施されている技術が2件、一部、学会提案と重複がございます。
保険医療材料等専門組織において審議を行った技術が1件でございました。
先進医療会議における検討結果については、総-7-2参考1にお示ししております。
以上、御報告させていただきます。
○小塩会長
どうもありがとうございました。
それでは、ただいまの説明につきまして、御質問等ございますでしょうか。
江澤委員、お願いいたします。
○江澤委員
医療技術評価分科会におかれましては、学会等から提案された数多くの案件につきまして、鋭意御検討いただきましたことに感謝申し上げます。
御報告いただきました分科会での検討結果につきましては、異論ございません。
日進月歩する医学医療に、改定のたびに医療保険上の対応をすることは、皆保険制度において大変重要なミッションであります。先生方の御尽力に心より感謝申し上げます。
私からは以上でございます。
○小塩会長
ありがとうございました。
ほかはいかがでしょうか。
松本委員、お願いいたします。
○松本委員
どうもありがとうございます。
まず、分科会の検討結果について、取りまとめていただいてありがとうございました。私からもお礼を申し上げたいと思います。
事務局から、今、御説明のありました内容については、異論はございません。分科会の皆様におかれましては、令和8年度改定に向けた最終的な対応のほど、よろしくお願いしたいと思います。
また、令和8年度改定以降に向けた対応といたしまして、資料の2ページの(4)並びに3ページの(5)に、学会の提案が一定数以上の場合に、効果が乏しい医療をセットで提案する仕組みが導入されることが記載されておりますけれども、医療保険制度の持続可能性の観点では非常に重要だと考えております。
これまでも適正化の提案をお願いしてまいりましたが、なかなか目に見えた成果が出てきていないという印象も受けております。
いわゆるローバリュー医療を今のまま評価し続けた場合には、新たな技術の保険適用や既存技術の点数を引き上げることが難しくなることが予想されます。エビデンスの蓄積によって臨床での位置づけが下がった技術や、医療の進歩で不要になった技術については、保険医療からの削除、実施方法の見直し、点数の引下げといった形での御提案が提出されることを期待しております。
私からは以上でございます。
○小塩会長
ありがとうございました。
ほかはいかがでしょうか。
よろしいでしょうか。ほかに御発言がないようでしたら、本件に係る質疑はこのあたりとしたいと思います。矢富分科会長代理、どうもありがとうございました。
○矢富分科会長代理
ありがとうございました。
○小塩会長
本日の議題は以上です。
次回の日程につきましては、追って事務局より御連絡いたします。
それでは、本日の総会は、これにて閉会といたします。どうもありがとうございました。