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第70回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会予防接種基本方針部会 議事録|厚生労働省
健康・生活衛生局 感染症対策部予防接種課
日時
令和7年10月7日(火)11:00~12:00
場所
オンライン及び対面のハイブリッド会議にて開催
(厚生労働省 専用第21会議室)
(厚生労働省 専用第21会議室)
議題
(1)インフルエンザに関する個別予防接種推進指針について
(2)その他
(2)その他
議事
- 議事内容
- ○佐野予防接種課長補佐 定刻になりましたので、第70回「厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会予防接種基本方針部会」を開催します。
本日は御多忙のところ、委員の先生方には御出席いただき、誠にありがとうございます。
本日の議事は、公開・頭撮り可です。
また、前回と同様、議事の様子はYouTubeで配信いたしますので、あらかじめ御了承ください。
なお、事務局で用意しているYouTube撮影用以外のカメラ撮りは、議事に入るまでとさせていただきますので、関係者の方々におかれましては、御理解と御協力をお願いいたします。
また、傍聴される方におかれましては「傍聴に関しての留意事項」の遵守をお願いいたします。
なお、会議冒頭の頭撮りを除き、写真撮影、ビデオ撮影、録音をすることはできませんので、御留意ください。
次に、本日の出欠状況について御報告いたします。
本日は、白井千香委員より御欠席の連絡をいただいております。
現在、委員14名のうち13名に御出席いただいておりますので、厚生科学審議会令第7条の規定により、本日の会議は成立したことを御報告いたします。
続きまして、資料確認です。
本部会の資料は、あらかじめ送付させていただいていた電子ファイルで閲覧する方式で実施いたします。
番号01の議事次第及び委員名簿から番号08の利益相反関係書類までを用意しております。
資料の不足等、御不明な点等がございましたら、事務局までお申し出ください。
申し訳ございませんが、冒頭のカメラ撮りにつきましては、ここまでとさせていただきますので、御協力をお願いいたします。
(カメラ撮り終了)
○佐野予防接種課長補佐 それでは、ここからの進行は、脇田部会長にお願いいたします。
○脇田部会長 それでは、始めていきたいと思います。
まず、事務局から審議参加に関する遵守事項等についての御報告を、よろしくお願いいたします。
○佐野予防接種課長補佐 事務局でございます。
本日の審議参加の取扱いについて御報告いたします。
本日御出席の委員から、予防接種・ワクチン分科会審議参加規程に基づき、薬事承認等の申請資料への関与、ワクチンの製造販売業者からの寄附金等の受取状況について申告をいただきました。
委員からの申告内容については、番号08の利益相反関係書類を御確認いただければと思います。
なお、本日は議事の内容に関して「退室」や「審議又は議決に参加しない」に該当する方はおりませんでしたので、御報告申し上げます。
また、毎回のお願いで恐縮ですが、各委員におかれましては、講演料等の受け取りについて、通帳や源泉徴収票などの書類も確認いただくことにより、正しい内容を申告いただきますようお願いいたします。
事務局からは以上となります。
○脇田部会長 ありがとうございました。
それでは、議事に入ってまいりたいと思います。議事次第を御覧ください。今日は、議題は1つということになっています。議題が「インフルエンザに関する個別予防接種推進指針について」ということであります。
では、事務局から資料の説明をしていただきます。よろしくお願いいたします。
○佐野予防接種課長補佐 事務局でございます。
それでは、資料1-1を御覧ください。「インフルエンザに関する個別予防接種推進指針について」という資料になります。
2ページ目を御覧ください。
前回御議論いただきました際に、特定感染症予防指針と予防接種推進指針の関係についても御議論いただきましたので、あらためてその関係性について資料を御用意しております。
個別予防接種推進指針につきましては、特定感染症予防指針と一体のものとして定める必要がございます。
今般、インフルエンザに関して、これらの指針を兼ねておりました、インフルエンザに関する特定感染症予防指針を廃止いたしまして、インフルエンザも含む急性呼吸器感染症一般に関する、より広範な、急性呼吸器感染症に関する特定感染症予防指針、いわゆるARI指針を策定する運びとなりました。
そのため、インフルエンザの個別予防接種推進指針につきましては、新しくできるARI指針の中に包含される形となるといった建付けになっております。
続きまして、3ページ目を御覧ください。
こちらは前回もお示ししましたが、ARI指針の構成案になります。インフルエンザの予防接種に関する事項に関しましては、各論といたしまして、第7にまとめる形になりまして、それ以外の総論的な部分を第1から第6の中に混ぜ込むといった大きな構成となっております。こちらは、前回から変わってございません。
続きまして、4ページ目を御覧ください。
前回、9月5日の予防接種基本方針部会でいただいた主な御意見についてまとめております。
ワクチンについても、これから新しいモダリティーのワクチンが出てきたときには、様々な意見が出てくるということで、リスクコミュニケーションに関して追記したほうがいいのではないかといった御意見をいただいております。
また、第7のインフルエンザで予防接種に関する記載が出てくるが、一般的な記載のところで予防接種という項目自体がなくなってしまうのは問題ないのか。特に65歳以下のインフルエンザに関しても、今後デジタル化で情報が残るようにしていくとよいのではないか。個別予防接種推進指針の対象は、将来的に変更していくことがあり得るのか、といった御意見をいただいております。
また、前回の部会の際に御報告させていただきましたが、その後、パブリックコメントを実施しておりまして、4ページ目の下から5ページ目にかけて、パブリックコメントでいただいた御意見を記載しております。
続きまして、6ページ目を御覧ください。
こちらが、前回の予防接種基本方針部会でいただいた御意見、感染症部会やパブリックコメントでの意見を踏まえた指針の現在の構成案になっております。
大きな構成は、前回、構成案を示させていただいたときから変更はございませんで、第一から第六に総論的な内容、各論として第七に、インフルエンザとコロナウイルス感染症について記載をするといった構成となってございます。
具体的な文章につきまして、資料の1-2に、今回資料を御準備しております。
今回、前回の部会からの変更点について御説明をさせていただきたいと考えておりまして、そちらに関しましては、参考資料1のほうが見え消し版になっており、見やすいと思いますので、参考資料1のほうで説明させていただければと思います。
参考資料1を御覧ください。前回お示しした指針の案からの変更点を赤字で記載しております。
まず、1ページ目になりますが、こちらは、細かい文言の修正をさせていただいております。
こちらの見え消しは、先ほど申し上げましたとおり、本部会のみならず、感染症部会からの意見やパブリックコメントの意見を踏まえて修正したものとなりますので、その前提で御覧いただければと思います。
続きまして、2ページ目も細かい文言の修正となっておりまして、感染の経路などについて修正がございます。
また、3ページ目、4ページ目、5ページ目も文言の修正が多少入ってございます。
6ページ目も同様になります。
予防接種の観点から7ページ目でございまして、リスクコミュニケーションの観点から、予防接種に関しても明示的にすべきだといった御意見を前回いただいておりますので、予防接種という言葉を追加させていただいております。
また、8ページ目、9ページ目、10ページ目と文言の修正をさせていただいておりまして、11ページ目から第七の各論に入ります。
こちらにつきましては、なぜ、インフルエンザとコロナだけ各論として取り上げるのかといった点は、少し分かりにくい点もございましたので、その理由について、この第七の冒頭部分に加筆をさせていただいております。
また、その中でインフルエンザとコロナウイルスがございますが、コロナウイルスに関して13ページ目にございますが、今回インフルエンザについて個別予防接種推進指針で策定するところでございますが、コロナに関しましても、予防接種については基本的な予防方法の1つと考えられるということでございますから、その点について加筆をしてございます。
資料の修正点は以上になりまして、今後のスケジュールについて御説明をさせていただければと思います。
もう一度、資料1-1にお戻りいただければと思います。
資料1-1の7ページ目、最後のページになります。今後のスケジュールということで記載をしてございます。
本日、この指針案について御了承いただけた場合という前提となりますが、今後10月下旬に感染症部会での諮問、また、同じく10月下旬に予防接種ワクチン分科会において諮問を行う予定となっておりまして、11月中に公布をする予定とさせていただいております。
資料の説明は以上となります。よろしくお願いいたします。
○脇田部会長 ありがとうございました。
前回9月5日の部会でも議論をしたところですけれども、この基本方針部会ではインフルエンザに関する個別予防接種推進指針、こちらについて議論をしているというところで、ただ、その推進指針というのが独立した個別の推進指針ではなくて、特定感染症予防指針の中に包含されているところでありまして、こちらがインフルエンザの特定感染症予防指針から急性呼吸器感染症に関する特定感染症予防指針に改定されるところがありまして、こちらは、感染症部会のほうでも議論がされてきているところで、この基本方針部会でも、特にこのインフルに関する個別の予防接種推進指針に関して、議論をしているところになります。
事務局におかれましては、資料1-1において、その辺りの構成について整理をしていただいて、それから、前回いただいた御意見についてもまとめていただき、参考資料のほうで、今回の改定点、様々意見を、私も出しましたけれども、皆さんからも御意見をいただいて、それについて修正をしていただいているところ、そして、最後のスケジュールについてもお示しをいただいたところであります。
今後、感染症部会、それからワクチン分科会等で、また、さらに諮問がされていくことになると思います。
それでは、前回に続いて、修正点等もいろいろありましたので、御意見、御質問等があれば、お願いしたいと思いますが、いかがでしょうか。かなり御意見をいただいて、その点について修正をしていただいているという理解はしているところであります。
池田先生、お願いします。
○池田委員 池田でございます。
前回の意見などを踏まえて修正いただき、大変よくなったと思いますけれども、1点追加で申し上げたいのは、前回の意見で、ほかの委員の先生からもあったリスクコミュニケーションについての追記ということで、今回ワクチン、予防接種ということも記載を第二の四のところに入れていただいているところでございますが、二の四の最後のところの未知の感染症が流行した場合等の感染症に関する偽・誤情報に関しての記載がございます。
私の認識としましては、未知の感染症の場合もそうなのですけれども、既知の感染症やワクチン接種に関しても、これまで誤情報や不安を助長するような情報発信というものが、いろいろ問題になったかと思っております。
そうしたものも含めての科学的根拠に基づく、分かりやすい広報やリスクコミュニケーションの推進ということも、ぜひより強調していただけるといいのではないかと思いました。可能であれば、御検討いただければと思います。
以上です。
○脇田部会長 池田先生、ありがとうございます。
非常に重要なポイントだと思いますので、ぜひ事務局のほうで検討していただきたいと思いました。
そのほか、いかがでしょうか。
鈴木基委員、お願いします。
○鈴木委員 鈴木です。
資料の整理、それから修正等もコメントを反映していただきまして、ありがとうございます。
特に資料の2ページ目、感染症法に基づく、特定感染症予防指針と、予防接種法に基づく個別予防接種推進指針との関係が整理されて分かりやすくなったかなと思います。
今回のARIに関する指針が、特に今年から始まったARIサーベイランスの開始に伴う整理という、ある意味行政的な側面があるということも承知はしております。
それを踏まえて、今回の内容について、私から特に追加のコメントはないのですが、ただ、やはり出来上がったものを見てみると、なぜ、この予防接種に関して、新型コロナワクチンについては、一言書き加えてはいただいておりますが、では、肺炎球菌はどうなのかとか、百日咳ワクチンはどうなのかといったことを考えれば気になりますし、また、これから、今、議論がされているようなRSウイルス感染症のワクチンも導入されたら、ここに書き込んでいくのかといったことなども気にはなります。
特にパブコメの意見などを見ますと、やはり、この指針について、予防接種施策上大きな意味を持っているのだと一般の方は取られているように見受けられますので、必要があるのかなと思います。
繰り返しですけれども、今回の記載そのものについて、私から特に追加はないのですが、今後、将来を見据えて、この指針における予防接種に関する記載というものの位置づけというのを、今後整理していく必要があるのかなと思います。
以上です。
○脇田部会長 ありがとうございました。
それは、後で、事務局にレスポンスをいただこうと思います。
まず、先に坂元委員からお願いします。
○坂元委員 どうも御説明ありがとうございました。川崎市の坂元でございます。
今回、このような形でARIを総体的にまとめたというのは、私はある程度時代の傾向として正しいのではないかと思っております。
コロナという感染症が出て、今後も訳の分からない、そういう咳とかがはやって、それが未知の感染症であるという危険性というのは、私は十分あると思うのです。今まで個別の感染症を前面にあまり出し過ぎると、そのどれかにこだわり過ぎて、もしかすると未知かもしれないという意味で、総体的に捉えていくという考え方は、私は基本的に、時代のニーズに合っているのではないかと思います。
ただ、先ほども鈴木先生がおっしゃいましたように、まだ、議論途上の新たなワクチン、特にRSVとか、そういうものを今後どうやって入れていくのかとか、そういう積極的な議論とか、それから、ワクチンの在り方もだんだん変わってきて、ここには入ってこないのですが、我々市町村にとっては、かなり価格も高額化してくるという中において、その辺の議論も、やはり市町村としては、財政が非常にどの市町村も厳しいので、かなり切実な問題でもあるので、その辺の議論を今回の特定指針という形を通して、やはり国全体として、そういう在り方をどう考えていくかということ、つまり本当に自治体によって市民への補助が全く違うというのが現状なのです。
住まれている方からすると、非常にそこは不公平ではないかと、今回の特定指針とは直接関係ないのですけれども、それは、結構市民側から見ると予防接種の負担は切実な問題なので、その問題も含めて、将来、この特定指針の在り方というのをしっかり、また、改訂し直していただければ幸いかと思います。
私からは以上でございます。
○脇田部会長 ありがとうございました。
次に、笹本委員、お願いします。
○笹本委員 日本医師会の笹本でございます。
いろいろ変えていただきまして、どうもありがとうございました。よくなったと考えておりますし、全体としては、私たちとしても認めるところでございます。
1点だけ少し追加なのですけれども、最後のページの今回追加されたところで、後期高齢者について言及がございます。ここに書かれていることは、そのとおりなのでございますが、医療経済的に見ると、後期高齢者に限定するような書き方をされたほうがよろしいのかもしれませんけれども、疾病予防という面では、むしろ幅広く、後期という言葉を取って、2か所今回追記されていますけれども、両方とも高齢者のみにしていたほうが、よりいいのではないかと考えますので、御考慮いただければと思います。
以上でございます。
○脇田部会長 ありがとうございました。
13ページ辺りのところですかね。
○笹本委員 はい、そうです。
13ページの赤字で追加された部分です。
○脇田部会長 分かりました。後期高齢者のところですね、ありがとうございます。
次に、中野委員、お願いします。
○中野委員 中野でございます。
今回の整理で非常に分かりやすくなって、私も今日御説明を聞いて、かなり腑に落ちるところがありました。どうもありがとうございます。
今日は基本方針部会ということで、鈴木委員も御指摘になられた、今回の特定感染症予防指針の中で、呼吸器感染症のワクチンという観点で発言をさせていただきますと、確かにインフルエンザに関しては、ワクチンのところを結構特出しにしていただいて、内容も非常に理解できるものかと思っています。
しかし、歴史を振り返ってみると、結局、今、主に使われている不活化HAワクチンというのは、我が国での登場が1972年ですかね、半世紀以上にわたって同じワクチンを使ってきているわけで、ワクチン自体は何も変わっていないわけでございますけれども、今回、長年のいろいろな経験から、いろいろなことが、こうやって書けるようになってきたと。
ほかの委員の先生も御指摘になられたように、ARIの中には、コロナ、RS、肺炎球菌を含め、ほかにもこれからワクチンが出てくるかもしれません。私が、今、申し上げたいことは、やはり感染症ですから、予防が非常に大切で、予防の方法には大きく2つ分けられて、病原体とは関係ない非特異的な予防方法と、病原体特異的な免疫をつけるという予防方法があって、ワクチンというのは、病原体特異的な免疫をつける、抗体製剤というのもあるかもしれませんが、免疫をつけるという意味では、その方法であると思っています。
この基本を忘れずに、インフルエンザワクチンは、何十年ここまで来るまでかかったわけでございますけれども、ほかのワクチンに関しても、いろいろ動きは激しい時期なので、場合によっては、メッセンジャーRNAワクチン、コロナのワクチンのある意味総括みたいなものも一度しなければならないのではないかという思いもございますし、新しく出てきたワクチンについては、もっと短い期間でいろいろなデータが集積してくるかもしれませんので、それを踏まえて、かつ、社会での流行状況も踏まえて、特定感染症予防指針なども、内容に関して吟味していくことは必要と考えております。
私からのコメントでございます。以上です。
○脇田部会長 どうもありがとうございました。
取りあえず、手が挙がった委員の皆様からは、お話をいただきましたので、そうしましたら、事務局からいただけるレスポンスをお願いしたいと思います。
○佐野予防接種課長補佐 事務局でございます。
様々御意見をいただき、ありがとうございます。まず、池田委員からいただきましたリスクコミュニケーションの観点につきまして、前回いただいた御指摘も踏まえ、予防接種も含めたという形で追記をさせていただいております。
後段の特に未知の感染症がというところで、未知のというのが強調されているようにも見えますが、最初に追記したところに関しましては、特に未知や既知、どちらか片方という文脈ではなく、総論として、この予防接種も含めた一般的な予防方法について、リスクコミュニケーションをしっかり取っていくことが必要だといった形になりまして、特に未知に限定しているわけではないと、事務局としては考えているところでございます。
続きまして、鈴木委員や坂元委員、中野委員から、今後の指針の在り方についてコメントをいただいております。
こちらは、現在、新型インフルエンザが個別予防接種推進指針の対象であるという点に関しては、前回も御説明させていただいたところになります。
今回、インフルエンザとコロナを取り上げた理由につきまして、11ページ目の第七の冒頭のところで追記もさせていただいたところになります。
現在、指針の対象といたしましては、インフルエンザのみというところになりますが、そのほかの急性呼吸器感染症につきましても、第一から第六までの総論部分で共通的な部分については、今回、この機会に追記をさせていただいております。
また、この指針につきましては、定期的に見直していくことが想定されておりますので、そういった中で、その時々の状況に応じて必要な見直しを行うことができればと考えております。
また、笹本委員から御指摘いただきました後期高齢者の点でございます。
御指摘いただいたように、高齢者全般に対して予防接種が基本的な予防方法で重要であるといった点はおっしゃるとおりでございまして、ただ、その中で科学的なファクトとして、特に疾病負荷が高いのは後期高齢者であるといったことから、今回追記をさせていただいており、ここは科学的なファクトとして後期高齢者が疾病の負荷が高いといったことを記載させていただくのが適切ではないかと、事務局としては考えているところでございます。
事務局からのコメントは、一旦以上とさせていただきます。
○脇田部会長 ありがとうございました。
今、委員の皆様からいただいた御意見に対しての事務局のコメントということでしたけれども、さらに、御意見があれば伺いたいと思いますが、いかがでしょうか。
大丈夫ですか。特に追加の御意見はないようですので、今、皆様からいただいた御意見、おおむね改訂をしていただいて分かりやすくなったという意見が多かったと思います。ただ細かいところで幾つか御意見があって、それに対して事務局からレスポンスもいただいたところですけれども、少しリスコミのところなどを見ると、池田先生に御指摘いただいたとおり、未知の感染症の流行の場合というところに、特に重点が置かれているようにも見えますから、もう一度、そこは検討していただきたいと私も思ったところです。
そのほか、後期高齢者のところは、ファクトとして、そういうところがあるのでといったお話がありましたし、それから、今後も特定感染症の予防指針、それから個別の予防接種推進指針、特に特定感染症予防指針のほうについては、見直し、検討、議論をしていくところが必要ではないかといった御意見がありましたので、その点は、また、この部会あるいは感染症部会というところで検討をしていく必要性があるといった意見だったと思います。
いかがでしょうか、さらに追加の御意見は。
そうしましたら、まとめたいと思いますが、大きな反対といったものはなくて、方向性として、この事務局案で大きな異議はないところだったと思いますので、事務局において、この指針の見直しに係る手続を進めていただくというところでお願いしたいと思いますが、いかがでしょうか。
(首肯する委員あり)
○脇田部会長 ありがとうございます。
そうしましたら、事務局におかれましては、必要な事務手続を進めていただけるようにお願いしたいと思います。ありがとうございました。
そうしましたら、今日の議題は、個別の予防接種推進指針についてというところのみでしたので、主な議事は以上になります。
そのほか、事務局あるいは委員の皆様、参考人の方から何かありますか。
特にないようでしたら、事務局にお返ししたいと思います。
○佐野予防接種課長補佐 事務局でございます。
本日も活発な御意見、御議論をいただきまして、ありがとうございました。次回の開催については、追って御連絡をさせていただきます。
事務局からは以上です。
○脇田部会長 どうもありがとうございました。
そうしましたら、本日の基本方針部会は、これで終了させていただきます。どうもありがとうございました。また、次回よろしくお願いいたします。



