照会先

大臣官房国際課
国際保健・協力室長 高橋 順一
国際看護管理官   奥田 清子
(代表電話) 03-5253-1111
      (内線7301、8106)
(直通電話) 03-3595-2404

報道関係者各位

第8回ASEAN+3社会福祉大臣会合について

 8月29日午後、第8回ASEAN+3(日中韓)社会福祉大臣会合がオンライン形式で開催され、仁木博文厚生労働副大臣が出席したところ、概要は以下のとおりです。

1 開催日・形式

  令和7年8月29日(金)、オンライン形式

2 出席者

 ASEAN加盟国並びに日本、中国及び韓国の社会福祉担当大臣等。日本からは、仁木博文厚生労働副大臣が出席。

3 結果

「ASEAN共同体における脆弱な人々への応答性のある社会的保護の強化」をテーマに、ASEAN諸国及び日本・中国・韓国の間に共通する社会福祉政策上の課題や、日本・中国・韓国の3か国からのASEAN諸国に対する社会福祉分野での技術協力等について、意見交換を行った。

○会合では、仁木副大臣が、日本における上記の会合のテーマに関連した社会保障・社会福祉分野の諸施策などの取組や、ASEAN諸国を含む途上国におけるユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)達成のための保健財政の強化を目的とした「UHCナレッジハブ」の取組等について説明した上で、日本として、ASEAN地域において脆弱な立場にある人々への社会的保護に関する取組が一層効果的に実施されるよう、会合参加各国と協力していくことに引き続きコミットしている旨を表明した。

○各国の発言を経て、ASEAN+3各国による協力の必要を再確認し、今後も継続して、社会福祉分野の課題に協力して取り組むこと等について記載された共同声明が採択された。

○共同声明では、ASEAN・日本社会保障ハイレベル会合の開催やASEAN地域における発達障害者支援に関する日本の取組が高く評価されるとともに、ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)の達成を念頭に、脆弱な立場にある人々にも資する包摂性のある社会的保護の強化を通じて社会福祉への公平なアクセスをより良くするために協力することを再確認する旨などが述べられている。

○次回のASEAN+3社会福祉大臣会合は、2027年に開催される予定。