照会先

社会・援護局事業課事業推進室
 室長       野口 一夫 (内線3412)
 室長補佐 佐久間 勝彦(内線3475)
(代表電話)03-5253-1111
(直通電話)03-3595-2469

福岡大臣がパラオ共和国で戦没者の慰霊・献花を行い、遺骨収集現場を訪問 

~メトゥール人的資源・文化・観光・開発大臣と会談し、遺骨収集を加速させることで合意~




 福岡資麿厚生労働大臣は、5月4日から6日までパラオ共和国に出張中のところ、本日先の大戦で激戦地となったペリリュー島に日本政府が建立した「西太平洋戦没者の碑」にて、慰霊および献花を行いました。


 また、ペリリュー島では、令和6年9月に確認された日本人戦没者の集団埋葬地(米国資料によれば埋葬者数1,086名)等を訪問し、現在進められている遺骨収集作業の現場の状況等を確認しました。


 さらに、メトゥール人的資源・文化・観光・開発大臣と会談し、パラオ共和国における遺骨収集事業および日本人戦没者の碑等の維持管理に関するパラオ側の協力に謝意を述べました。この会談では、戦後80年が経過する中、ペリリュー島の集団埋葬地における遺骨収集を加速するため、日本側は令和7年度の関係予算を倍増させて集中的に取り組むこととしていますが、令和8年度以降さらに遺骨収集を加速化させるために必要な協力をパラオ側に要請しました。


 これに対し、メトゥール大臣からは、令和8年度以降、日本側がペリリュー島の集団埋葬地における遺骨収集の取り組みをさらに強化し、派遣期間を更に倍増し一年間に渡って毎月作業を実施する場合にも対応できるよう、パラオ政府として最大限の協力(※)を行っていく旨の発言がありました。

※パラオ共和国では、遺骨収集作業に文化歴史保存局(BCHP)の職員がモニタリングのために立ち会います。


 厚生労働省は、今回の閣僚会談での合意を踏まえ、集団埋葬地における御遺骨の埋葬状況を見極める必要があるものの、おおむね令和9年度までに御遺骨の収容作業を概了させることを目指して、今後、パラオ共和国政府と緊密に連携しながら、ペリリュー島で確認された集団埋葬地における遺骨収集を加速化させるための取り組みを具体化し、実行していきます。