照会先

医薬局 国際薬事規制室
室長 大久保 貴之(内線4223)
室長補佐 猪熊 泰子(内線4232)
(代表電話)03(5253)1111

フィリピン共和国保健省食品医薬品局と 医療製品規制についての対話及び協力に関する覚書を締結しました

~薬事規制に関する連携と協力が強化されます~

 令和7年4月24日、厚生労働省・(独)医薬品医療機器総合機構(PMDA)とフィリピン共和国保健省食品医薬品局(FDA)は、「日本国厚生労働省並びに医薬品医療機器総合機構及びフィリピン共和国保健省食品医薬品局の間の医療製品規制についての対話及び協力枠組みに関する覚書」(Memorandum of Cooperation)に署名いたしました。

以下では、本覚書の概要について報告します。

1.覚書の背景と意義
 医薬品・医療機器等が世界規模で流通する今日においては、国民の健康を守るために、各国の薬事規制当局は相互に薬事規制を理解し、信頼性の構築・強化を通して、国際調和や国際協力を進めていくことが重要です。
 日本・フィリピン共和国両国の薬事規制当局は、これまで、互いの規制制度について理解を深め、フィリピン共和国による日本の医薬品簡略審査対象国としての指定、PMDAアジア医薬品・医療機器トレーニングセンターの実施するセミナーへのフィリピン共和国FDAの参加など、連携を図ってきました。今回の覚書署名を機に、更に両国間での協力を推進します。

2.覚書の概要と協力内容
○ 令和7年4月24日に、城克文厚生労働省医薬局長並びにPMDA藤原康弘理事長及びSamuel A. Zacate フィリピン共和国FDA局長がそれぞれの組織を代表し、本覚書の署名を行いました。

○ 覚書に基づく今後の協力分野
 1.医療製品の規制に関する情報交換及び協力
 2.医薬品、生物学的製剤及び医療機器の分野における協力
 3.科学的協力、人材の訓練、多国間フォーラムにおける協力 等

(別添)
日本国厚生労働省・医薬品医療機器総合機構及びフィリピン共和国保健省食品医薬品局の間の医療製品規制についての対話及び協力枠組みに関する覚書(日本語版)[91KB]

(署名式の様子)
左:フィリピン共和国FDA(Zacate 局長)、真中:PMDA(藤原理事長)、右:厚生労働省(佐藤大臣官房審議官(医薬担当))