第9回柔道整復療養費のオンライン請求導入等に関するワーキング・グループ議事要旨(2025年3月7日)

日時

令和7年3月7日(金)13:00~15:00

会議形式

ハイブリット開催

議題

柔道整復療養費のオンライン請求導入等の中間とりまとめ案について

議事要旨

議事内容

事務局から「柔道整復療養費のオンライン請求導入等の中間とりまとめ案について」について、説明、主な意見・要望等については以下のとおり。
 

  • 新しい業務形態・システムへの移行には大きな負担を伴うであろうことを踏まえ、初期費用等については、国で責任を持って担っていただくこと、システムの構築や施行に向けての準備等については十分な余裕を持って行うとともに、それを前提に施行時には紙や媒体についての請求は行わないことについてもご配慮いただきたい
  • 療養の給付同様のやり方で実施した方が効率的かつ確実な業務は、そのノウハウを生かせるようなやり方で実務を詰めていただきたい。一方、柔整特有のものについては、その特性を踏まえつつも、療養の給付型の業務フローの中にうまくマッチするような効率的な仕組みを考えることが必要である
  • 振込口座の事前登録について、施術管理者に確実に支払われるということの担保と同時に、不適切な事件が再度起こることのないように、十分に安全性を担保した仕組みを構築していただきたい
  • 事務局より審査業務等、審査支払機関に委託できるとしたことをもって、支払基金に審査業務を委託することを既成事実化する考えはないと発言いただいたので、そういう解釈だと受け止めている
  • 審査という言葉が、支給・不支給の決定、文書照会の要否、被保険者等からの聞き取り等という事務なのか、あるいはコンピュータチェック、機械的なチェックなのか、今後、さらに関係者で理解を共通化していく必要がある
  • 審査支払機関の役割は、各関係者でそれぞれの描いているイメージと一致するところまでは行き着いていない。審査といったときに、どこまで役割を担うのか、当然すり合わせていく必要があるため、引き続きの事項としてお願いしたい
  • 検討専門委員会に報告し、ワーキングでまた議論を継続していくことになると思っている。このワーキングで引き続きやっていく時期、タイミングは、はなるべく早めにお願いしたい
  • 審査がどこまでかというのが、今はまだはっきりとしないような状況なため、もう少し審査内容を詰めていき、どこまで審査支払機関で審査ができるかというところの検討を事務局にお願いしたい
  • オンライン請求システムの構築に当たり、明確なロードマップは早期に示していただき、オンライン資格確認と同様に、着実にゴールに向かって進んでいくことを今後もお願いしたい
  • 今後、様々な議論があるが、最終的には国民が恩恵を享受できるゴールに向かって、進んでいただきたい