平成26年度「帰国技能実習生フォローアップ調査」の結果を公表します

厚生労働省では 、 このたび、帰国後の技能実習生の状況を把握するために実施した 平成26年度「帰国技能実習生フォローアップ調査」 * の結果を取りまとめましたので、公表します。

 

この調査は、 技能実習を修了して帰国した技能実習生について、帰国後の就職状況や職位の 変化、日本で修得した技術・技能・知識の活用状況などを把握するために行っているものです。平成26年度の調査対象は、3年間の技能実習を修了した実習生のうち、平成26年10月10日から11月30日までの間に帰国(予定を含む)した6,274名で、うち578名の有効回答がありました。

【調査結果のポイント】

1 技能実習期間を通じて学んだことが「役に立った」と回答した人は98.4%となっている。

 

2 役に立った具体的な内容では、「修得した技能」の割合が69.1%と最も高く、「日本での生活経験」が62.2%、「日本語能力の修得」が60.8%と続く。

 

3 帰国後の就職状況について「雇用されて働いている(36.7%)」または「雇用されて働くことが決まっている(14.7%)」と回答した人は51.4%となっている。また、帰国後「仕事を探している」と回答した人は23.9%となっている。

 

4 従事する仕事の内容は「実習と同じ仕事(56.5%)」または「実習と同種の仕事(18.7%)」と回答した人が、75.2%となっている。

 

* 独立行政法人労働政策研究・研修機構が実施

 

■別紙   平成26年度「帰国技能実習生フォローアップ調査」(概要)

[ 参考 ]

 

・平成 26 年度の調査結果の詳細については、以下のホームページをご参照ください。

 

「独立行政法人労働政策研究・研修機構」 http://www.jil.go.jp/institute/research/2015/144.html

 

・平 成25年度、平成24年度、平成20年度は公益財団法人国際研修協力機構が厚生労働省委託事業として、この調査を実施しました。

 

「 公益財団法人国際研修協力機構」 http://www.jitco.or.jp/about/chousa_houkoku.html