平成27年度「帰国技能実習生フォローアップ調査」の結果を公表します
厚生労働省では 、 このたび、帰国後の技能実習生の状況を把握するために実施した 平成27年度「帰国技能実習生フォローアップ調査」の結果を取りまとめましたので、公表します。
この調査は、 技能実習を修了して帰国した技能実習生について、帰国後の就職状況や職位の 変化、日本で修得した技術・技能・知識の活用状況などを把握するために行っているものです。平成27年度の調査対象は、技能実習を修了した実習生のうち、平成27年7月から11月までの間に帰国(予定を含む)した17,195名で、うち2,071名の有効回答がありました。
【調査結果のポイント】
1 技能実習期間を通じて学んだことが「役に立った」と回答した人は96.4%となっている。
2 役に立った具体的な内容では、「修得した技能」の割合が68.4%と最も高く、「日本での生活経験」が62.4%、「日本語能力の修得」が62.2%と続く。
3 帰国後の就職状況について「雇用されて働いている(28.1%)」、「雇用されて働くことが決まっている(12.3%)」、「起業している(10.8%)」と回答した人の合計は51.2%となっている。また、帰国後「仕事を探している」と回答した人は30.4%となっている。
4 従事する仕事の内容は「実習と同じ仕事(52.6%)」または「実習と同種の仕事(22.8%)」と回答した人が、75.4%となっている。