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- 2023年11月20日 令和5年度第1回 診療報酬調査専門組織(医療技術評価分科会)議事録
2023年11月20日 令和5年度第1回 診療報酬調査専門組織(医療技術評価分科会)議事録
日時
場所
東京都千代田区内幸町2丁目2-3 日比谷国際ビル8階
出席者
- 構成員等
-
- 森尾友宏会長
- 青木茂樹委員
- 植木浩二郎委員
- 大川周治委員
- 大屋敷一馬委員
- 荻野均委員
- 柏木聖代委員
- 川村雅文委員
- 小林治委員
- 近藤正英委員
- 瀬戸泰之委員
- 西洋孝委員
- 沼部幸博委員
- 野口暉夫委員
- 野崎博之委員
- 冨士幸蔵委員
- 前原健寿委員
- 眞野成康委員
- 矢冨裕委員
- 事務局
-
- 眞鍋医療課長
- 木下医療技術評価推進室長
- 荻原保険医療企画調査室長
- 安川薬剤管理官
- 小嶺歯科医療管理官 他
議題
- 令和6年度診療報酬改定に向けた医療技術の評価について(案)
- その他
議事
- 議事内容
○森尾分科会長
それでは、定刻になりましたので、ただいまより、令和5年度第1回「診療報酬調査専門組織医療技術評価分科会」を開催させていただきます。
本日はお忙しいところ、委員の先生方にはお集まりいただきまして、本当にありがとうございます。
本日の分科会委員の出席状況でございますが、川畑委員から欠席との御連絡を頂戴しております。現時点、恐らく16名の方がお入りいただいていると思いますけれども、最終的に19名になると見込んでおりますが、いずれにしましても、出席委員が過半数に達しておりますので、本日の分科会が成立したことを御報告させていただきます。
また、前回の会議以降に事務局に人事異動がございましたので、事務局より紹介をお願いできたらと思います。
では、よろしくお願いします。
○医療課長補佐
事務局でございます。木下医療技術評価推進室長でございます。
○医療技術評価推進室長
医療技術評価推進室長を拝命いたしました、木下でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
○医療課長補佐
事務局の紹介は以上です。
○森尾分科会長
ありがとうございます。
続きまして、事務局より資料の確認をお願いいたします。
○医療課長補佐
事務局でございます。資料の確認をさせていただきます。
電子媒体で配付させていただいておりますが、お手元に議事次第、委員名簿、要綱とありまして、続きまして、議題1の資料として、技-1-1、技-1-1参考1、参考2、参考3、参考4、参考5、参考6、技-1-2、提案書資料としまして、01から21まで、お手元にございますか、御確認いただければと思います。
○森尾分科会長
どうもありがとうございます。
皆様、お手元、よろしいでしょうか。
ありがとうございました。
それでは、本日の議事を進めさせていただきますけれども、まず「令和6年度診療報酬改定に向けた医療技術の評価方法等について(案)」につきまして、事務局より資料が提出されておりますので、御説明をお願いできたらと思います。よろしくお願いします。
○医療課長補佐
それでは、議題1の資料として、まず、技-1-1から御説明させていただければと存じます。
まず、1ページ目の「1.現状について」のところに、これまでの経緯をまとめております。
今年の2月に、令和6年度診療報酬改定に向けて、本分科会において、学会等から提出されました提案書に基づいて、新規医療技術の評価及び既存技術の再評価を行うことについて議論いたしました。
その後、手続を進めまして、フローについては、技-1-1参考1を御参照ください。
本日は、学会等から提出された858件の提案書のうち、本分科会の評価対象となる技術等について検討を行っていただく予定です。
また、令和4年度診療報酬改定における中医協答申書附帯意見も踏まえまして、令和6年度診療報酬改定に向けては、関係学会から提案書とは別に、令和4年度診療報酬改定において対応する優先度の高いものとされたうち、提案書のガイドライン等での位置づけの欄において、ガイドライン等で記載ありとされた技術112件、平成28年度から令和4年度までの診療報酬改定において、レジストリの登録を要件として保険適用された技術35件について、報告書の提出を求めることとなっております。
ガイドライン等で記載ありとされた技術112件でございますが、前回までの報告では113件と報告させていただいたところです。
こちら、事務局の確認不足等で113件から112件と修正させていただきます。大変失礼いたしました。
続きまして「2.令和6年度診療報酬改定における対応について」でございます。
「(1)評価の対象等について」は、令和4年度診療報酬改定と同様の取扱いに加え、本年2月の本分科会における検討を踏まえ、③、保健医療材料等専門組織において審議を行った医療技術についても、評価対象としております。
報告書については、参考6を用いて説明させていただきます。参考6を御参照ください。
1ページ目「ガイドライン等の改訂見込みはあるが、具体的な時期は決まっていない」が最も多く、28.6%である一方、「改訂に向けた臨床的な評価は不要である」が13.4%であり、理由として「エビデンスが確立している」が最多でした。
2ページ目「現在のエビデンス確立・ガイドライン改訂に向けた取組」として「特に取組を行っていない」が全体で45.5%、「臨床試験又はレジストリの登録の実施・準備中」が24.1%であり、そのほかに、エキスパートオピニオンの収集中といった取組も認められました。
3ページ目「保険収載後のガイドライン等の位置づけの変化」については「変化なし」が75.9%、「推奨度が上がった」が13.4%でした。
推奨度が上がった理由としては「臨床試験によるもの」が66.7%と最多でした。
4ページ目「今後の見通しについて」ですが、「特に予定していない」が24.1%と最多であった一方、臨床試験やレジストリ登録を予定しているものが5%程度認められました。
5ページ目では、レジストリ登録や、委員会での議論などの事例を紹介させていただいております。
6ページ目「レジストリの登録を要件として保険適用された技術について」です。
レジストリの解析状況ですが、「現時点で解析を行っていない」が51.4%と最多で、理由としては「レジストリ登録が始まったばかりである」「レジストリを解析するには、症例数が不足している」などの理由が認められました。
7ページ目、保険収載後に一定期間が経過しており、症例数も蓄積されている中で、暫定的な結果が得られているものについてヒアリングを行った結果、既に中間解析を一度行っており、論文化もなされている。追加データを用いてさらなる解析を行うなどの取組が確認されました。
こちらから技-1-1の2ページにお戻りください。
「(3)医療技術の体系的な分類について」でございますが、DPCの検証を通じて、KコードとSTEM7の対応関係に係る一定の評価結果と課題が得られたことを踏まえ、厚生労働省行政推進調査事業、リアルワールドデータに基づく、外科手術等の高度化・多様化する医療技術の評価及びリアルワールドデータの活用に資する研究において、下の①、②のような方針でKコードの体系化の検討を進めることとなっております。
以上を踏まえ、個別の評価等の進め方の案を「3.令和6年度診療報酬改定に向けた医療技術評価等の進め方について(案)」に記載しております。
1点目は「(1)評価の対象等について」でございます。
学会等より提案された各技術について、本分科会における評価の対象となるか否かについて、技-1-2を御覧ください。
2点目は「(2)報告書について」でございます。
「ガイドライン等で記載あり」とされた医療技術については、技術ごとに取組の状況等が異なるところ、今後、新規エビデンス等により、ガイドライン上の位置づけの変更が行われた場合、学会から技術の見直しも含めた提案がなされることが予想されます。
一方で、令和4年度中医協の附帯意見を踏まえ、今後、新たに医療技術が保険収載された場合には、学会等が収載後にどのような取組を行うかについて、当分科会として把握を行うことが必要でございます。
令和6年度保険収載された医療技術のうち、「ガイドライン等で記載あり」とされた医療技術については、報告を求めることとするとしております。
レジストリ登録を要件とされた技術については、症例の登録数が少ない等の理由のため、解析が行われていないものが一定認められており、今後も改定ごとの報告を求めることとするとしております。
3点目は「(3)医療技術の体系的な分類について」でございます。
研究班において、データ利活用の観点から、DPCデータを用いて、KコードとSTEM7の突合による研究を行っており、研究班から分科会に対して報告を受けることとし、それに基づいて検討を進めることとするとしております。
事務局からは以上です。
○森尾分科会長
どうもありがとうございました。
ただいま資料技-1-1と1-2に基づいて御説明いただきましたが、委員の皆様から、何か御質問、御意見がありましたら承りたいと思いますが、いかがでしょうか。
よろしいですか。858件の提案書ということと、今回ガイドラインの記載がありとされた技術として、レジストリで記載された技術で、そのフォローアップ等についての言及をいただいておりますけれども、よろしいですか。
どうもありがとうございます。
それでは、ほかに御質問がないようでございましたら、この議題につきましては、これで終了とさせていただきますが、よろしいでしょうか。
どうもありがとうございます。
それでは、本日の案を診療報酬基本問題小委員会にて報告をさせていただきたいと思います。
事務局から、ほかにございますか。
○医療課長補佐
事務局でございます。
特段ございません。
○森尾分科会長
ありがとうございます。
本日予定された議題は以上なのですけれども、事務局、よろしいですかね。
○医療課長補佐
次回の日程等については、また、後日、日程調整をさせていただきたいと存じます。
○森尾分科会長
ありがとうございます。
これからが本番となりますけれども、また、委員の皆様、いろいろと御協力をいただくことが多いと思います。ぜひ、よろしくお願いできたらと思っております。
それでは、本日の診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会は、これで閉会とさせていただきます。
どうもありがとうございました。
○野口委員
すみません、保険局の方、国循の野口なのですけれども、個別の案件というのは、何か別の会で話す形でよろしいのですね、すみません、土壇場で恐縮なのですけれども。
○医療課長補佐
事務局でございます。
提案書について、先生方に評価をまた進めていただくということでしょうか、それとも何か総会での個別案件といったことでございましょうか。
○野口委員
いいえ、個別の件です。わざわざ総会で言わなくてもいいのかなと思っていたので、あえて言わなかったのですけれども、それでよろしいですかという確認ですが。
○医療課長補佐
中医協総会において、必要に応じて議論をするべき点につきましては、議論を進めたいと考えております。
○野口委員
分かりました。ありがとうございます。すみません、申し訳ないです。ありがとうございます。
○森尾分科会長
今日の会議の意義が、ちょっと分かりにくかったですね、ありがとうございます。
○野口委員
どうもすみません、ありがとうございます。
○森尾分科会長
ありがとうございました。失礼いたします。