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第15回職場適応援助者の育成・確保に関する作業部会(議事録)
日時
令和6年12月18日(水)15:00~17:00
場所
オンラインによる開催(厚生労働省職業安定局第1会議室)
議事
○北里地域就労支援室長補佐 定刻となりましたので、ただいまから「障害者雇用・福祉施策の連携強化に関する検討会 第15回 職場適応援助者の育成・確保に関する作業部会」を開催いたします。
本日の作業部会は、こちらの会場とZoomを使ったオンラインで開催します。開催に当たりまして、簡単ではありますがオンラインについて操作方法のポイントを御説明させていただきます。作業部会の進行中は皆様のマイクをオフとさせていただきますが、御発言をされる際にはサービス内の「手を挙げる」ボタンをクリックし、主査の許可があった後に、マイクをオンにして聴覚・視覚障害者の方々への情報保障という観点から、お名前を名乗ってから御発言を頂きますようお願いいたします。
会議の進行中、トラブルがありましたら事前にメールでお送りしています電話番号まで御連絡ただきますようお願いいたします。通信遮断等が生じた場合には、一時休憩とさせていただくこともありますので、御容赦くださいますようお願いいたします。
なお、本作業部会は御希望の方に傍聴いただいていますので、あらかじめ御了承いただきたいと思います。
続いて、資料の確認です。本日の資料は議事次第、資料1及び資料2、参考資料、合わせて4点となります。
それでは、議事に入りたいと思います。以後の進行は小川主査にお願いしたいと思います。小川主査、よろしくお願いいたします。
○小川主査 大妻女子大学の小川です。本日もよろしくお願いいたします。本日の議題は、(1)ジョブコーチなどの障害者就労を支える人材の資格化に向けた検討について、(2)がその他ということになっています。
それでは、早速ですが、議題(1)について、事務局から御説明をお願いしたいと思います。よろしくお願いいたします。
○安蒜地域就労支援室長 室長の安蒜です。それでは、お手元の資料1を御覧ください。本日はモデル試験科目などの整理を御議論いただく予定としています。そして、こちらの資料は基礎的研修のシラバスを参考に作成しています。そのため、「基本的な」や「基礎」といった表現が一部用いられています。中級レベルの検定として、どう表現するかなどを御議論いただきたいと考えています。また、科目の加除や表現の修正なども御議論いただきたいと考えています。
そして、右の欄の各細目の知識の程度については、「一般的な」との表現を用いています。こちらを中級レベルの資格として、どう表現するか御議論いただきたいと考えています。
次に資料2を御覧ください。こちらは知識の程度の表現の参考資料となります。知識の表現は、上段に記載している5段階となりますが、参考に添付している中級レベルの技能検定、2級のウェブデザイン職種とキャリアコンサルティング職種、こちらにおいては「詳細」と「一般的な」の2区分で整理されています。それぞれの割合は、ウェブデザインがおおむね半々、キャリアコンサルティングが詳細3、一般的7となっています。以上の割合なども参考に御議論いただきたいと考えています。資料の説明は以上ですが、本日、構成員の皆様から頂いた御意見は、事務局が次回までに反映方法などを整理させていただきたいと考えています。説明は以上です。
○小川主査 ありがとうございます。皆さんから御意見を頂く前に、少し確認をしたいのですが、資料1の試験科目及びその範囲、試験科目及びその範囲の細目、これについてはこの試験を受ける方たちが、要は試験勉強をする、一体どんな試験なのだろうということで、試験勉強をするその前提となるもので、必ず試験の問題はこの範囲の中から出さなければならない、そういったまずは基本的な枠組みを示すものであるという理解でよろしいでしょうか。
○安蒜地域就労支援室長 はい、御指摘のとおりです。試験の実施に際しては、こちらを公開して実施する予定としています。
○小川主査 そういうことですので、構成員の皆様も様々な問題の必要性などをお考えかもしれませんが、基本的にそれがこの試験科目及びその範囲、それからその細目に含まれるかどうか、その辺も検討していただいて、もし入っていない場合には、やはり入れていかなければなりませんので、この枠組みの検討は、私は非常に重要かと思っていますので、どうぞ積極的な御発言をお願いしたいなと思います。
それでは、皆さん、いかがでしょうか。では、こちらから伺っていってもよろしいでしょうか。青野構成員、いかがでしょうか。
○青野構成員 青野です。よろしくお願いいたします。幾つかありますが、まず1つ、「一般的な」を「詳細」に書き換えていく点については、正にこの就労支援士の資格の特色になっていくところだと思っていますので、JCとの差別化などを踏まえて慎重に考えていく必要があると思っていました。
私としては、就労支援の施策的な部分や制度面といったところを、より「詳細」にしていくことで、JCとの差別化を図り、障害のある方のインクルージョンや活躍推進をリードできる人材になっていくのではないかなと少し考えていたところがあります。
加えて、後半の所で企業における障害者雇用の実際というような科目が入ってきていますが、企業の理解という点ではもう1歩進んで企業CSRの考え方、企業の社会的責任に関する理解や世界的な動き、それは国連で定められているような障害者権利条約の所から始まっての障害のある方の当事者運動に関する理解の所など、正にSDGsに関する知識などを入れていただくと、社会をリードできる人材につながっていくのではないかとちょっと考えていたところです。
もう1点、情報アクセシビリティ推進法に関しても入れていっていただくと、就労支援士のリードできる領域というのが、ぐっとインクルージョンにつながるのではないかなと考えていました。以上です。
○小川主査 ありがとうございます。3点、制度、施策等について、より詳細にということで、差別化を図っていったらいいのではないか、それから企業における障害者雇用、これについて、もともと権利条約の流れ、CSRの概念、あるいはSDGs、こういったキーワード等を関連させながら、入れていったらいいのでないか。情報アクセシビリティについても、法律と絡めて入れていったらいいのではないか。御意見を頂きました。
今日は先ほど安蒜室長もおっしゃいましたが、それについて一つ一つコメントを返して詰めていくのではなくて、皆さんからできるだけたくさんの御意見を頂いた上で、次回までにそれを精査、精錬させて、第2案というか、修正案を出していくというような流れで進めさせていただきたいと思います。
それでは、次はどなたにお願いできますか。もし、いらっしゃったら挙手をお願いしたいのですが。若尾構成員、お願いいたします。
○若尾構成員 NPO法人ジョブコーチ・ネットワークの若尾です。よろしくお願いいたします。私からは3点、意見を言わせていただければと思っています。1つは、この試験科目及びその範囲の細目も含めてなのですが、職業リハビリテーションという文言が出てきていないというところが、可能であれば、やはりそういった内容についても含めていただきたいと思っています。理由としては、今回この資格に向けて職場適応支援者養成研修修了者については、例えば実務1年いうことで関連付けていただいた経過があります。そういった点から、お話をしていくと例えば職場適応支援者養成研修を受講している方たち、それからそれに関連するような国の制度に起因する支援者の研修の体系の中には、必ずこの職業リハビリテーションという言葉が入ってきていますので、できたらこの全く同一のものにするということではないのですが、関連付けていくことがもし可能なのだったら、この職業リハビリテーションという文言も、どこかに含めていただけたら有り難いなと思っています。
それから、2つ目ですが、今の話のように私の立場で言うと、職場適応支援者養成研修を実施している機関ということで、今回のこの部会にも参画させていただいていますので、できればこのシラバスの中身に職場適応支援者養成研修の内容に全く同じものでなくても結構だと思いますが、含めていただくようなことも検討いただきたいなと思っています。
もう1点が、今回、この資格については中級ということで設定をしていただいているかと思います。これは民間の検定ということでスタートすることになるのですが、将来的にこの検定の範囲がもし国家資格化のほうに向かっていくということを考えるのであれば、技能に関する文言についても、この試験問題の中にどういった形で含めるかということは、是非、検討の材料の中に入れていただきたいと思っています。実際、これもいろいろ議論をされてきた中では、なかなか実務の所を検定の中に含めることが難しいという話もずっと出ているのですが、できればこの階層化していただくような方向性や、将来的に国家資格化を目指すということになるのであれば、そういったところもこの試験の科目の中に含めていただけるようなことを、検討していただけると有り難いなと思っています。以上、3点です。
○小川主査 ありがとうございます。職リハの文言について、それからJC養成研修に関連するような内容を含めたらよいのではないか、すみません、3点目なのですが、技能に関すること、これは今回は学科試験が前提になっていますのが、それについては差し支えないという考えでよろしいでしょうか。
○若尾構成員 はい、そのとおりです。
○小川主査 試験の形態としては、学科試験、ただ実際の支援の技能、そういったことについて問題に含めたらいいのではないかという御意見でした。ありがとうございます。
それでは、ほかの構成員の方、いかがでしょうか。では、田村構成員、よろしいでしょうか。何かありませんか。
○田村構成員 ありがとうございます。アクロイトの田村です。今、議論している内容そのものには、私からは大きくはないのですが、ただちょっと先の話にはなると思いますが、参考にしているところのお話で、意見というか、どうしてそれを設定したのかというところで、1つお聞きしたいことがあるのですが、その先のほうの話でもよろしいですか。
○小川主査 お願いいたします。
○田村構成員 資料2のほうで、参考で2つウェブデザインともう1つ挙げているかと思いますが、この2つを挙げた理由をお聞かせいただければ助かります。
○小川主査 ありがとうございます。これは御質問なので。
○安蒜地域就労支援室長 御質問ありがとうございます。この2つの例は、民間実施機関が実施している技能検定の例から取らせていただいています。そして、ウェブデザインのほうは先ほど申しましたとおり、この割合が半々で、キャリアコンサルティングのほうは、3、7の割合になっています。比較的に高いものと低いものを例示して提示させていただきました。
○田村構成員 これはどちらを基準にするなど、高いほうがいい、半々がいいというのは、どういう基準でというところはあったりするのですか。
○安蒜地域就労支援室長 この割合に、こうすべきといったルールはありませんので、この2つの割合などを参考にしていただきながら、どの項目が高い知識が必要なのか、どの項目を大切に思うかお考えいただいて、整理していただきたいと考えています。
○田村構成員 それは、これから内容をもんでいくという認識でよろしいのですか。
○安蒜地域就労支援室長 はい、そのとおりです。
○田村構成員 ありがとうございます。以上です。
○小川主査 ありがとうございます。あくまでこれは、今後の検討の参考資料として出していただいていると理解したいと思います。田村構成員、ありがとうございました。
それでは、JEED、お願いいたします。
○市川構成員 JEEDの市川です。
○小川主査 はい、お願いいたします。
○市川構成員 まず、今回、資料1の表1でお示しいただいているのは、あくまでも基礎的研修のシラバスの表現と内容ですので、試験科目の範囲の所で基本的な考え方、基本的な姿勢等、基本的という部分の表現がかなりあります。これは中級レベルですから、そのレベルを出題するということではないと思いますので、基本的とか基礎を取るのか、あるいは違う文言を入れていくのか、そこの範囲は削除するのかということを検討したらよいのだと思います。
それから、試験科目及びその範囲の細目の表現についても、せっかく資料2で技能検定の表現を例として示していただいているので、この細目の表現、文体を、将来的に技能検定の枠組みを意識しているのであれば、こちらに寄せていったほうがいいと思います。それから、先ほど若尾構成員もおっしゃっていましたが、実技的なものをどうするのか。学科試験だとしても、実技レベルを確認するということが、中級レベルでは必ず必要だと思いますので、どういう出題形式にするのかというのは今後議論すべきだと思います。
それから、せっかくキャリコンを入れていただいていて、キャリコンの試験科目、細目については、就労支援士についてもかなり親和性の高い科目、細目もあると思いますから、そういうものも意識したらよいのではないかと思います。以上です。
○小川主査 ありがとうございました。基礎的研修ベースになっているので、やはり基本的とか基礎的という言葉について、今、課題を投げていただきました。確かに、これが付いていると、必ず問題としては、そのレベルのものを出さなければいけないということになってきて、ひとつ、これを全部外すという御意見も頂いたことについて押さえておきたいと思います。
それから、細目の文体について、将来国家試験などを意識するのであれば、今の段階から細目の文体を出していただいた資料の方向に寄せていく必要もあるのではないか。それから実技については、若尾構成員がおっしゃったこととほぼ同様の内容だと思うのですが、実技といっても実技に関する知識は問題として作れるのではないかと思いますので、これも検討していく必要があるかと考えました。あとは、キャリコンについて参考にしていったらいいのではないかという御意見を頂きました。
それでは、次にまいりたいと思いますが、いかがでしょうか。國﨑構成員、お願いできますか。
○國﨑構成員 國﨑です。私としては、皆さんの御意見を聞きながら私なりに考えた点としては、若尾構成員もおっしゃったのですが、職業リハビリテーションに関する表現というか内容については、できればこの中に入れていただきたいと思っています。それは、これまでの歴史的な部分も含めて、私は項目に入れていただきたいと、個人的に考えております。
それから、今、JEEDさんからもありましたし、小川さんからもあったのですが、やはり国家資格、技能検定を是非作っていただきたいと思っています。そのことが、現場でいろいろな形で就労支援をしている者の目標にもなっていくと思いますし、そのことが先々には育成や活性化につながると思っています。今回は中級という設定なのですが、もちろん並行して作れるものではないというのは分かっているのですが、だからこそ上級のときにはどれぐらいのレベル感をするのか。また、民間資格から国家資格に向けてのいろいろな手順の中で、下位資格の設定も並行して検討していかないと、この中級のしっかりした中身を作るには、今の言葉の所で基礎的、基礎という文言の話もありましたが、そこの整理も大事かと思っています。中級らしいものとして設定いただきたいです。
かつ、技能的な所なのですが、私はキャリアコンサルタントが国家資格になる前に資格として取っております。筆記試験ではあるのですが、文章課題があり、こういったケースに対してだったかは記憶に薄いのですが、事例があってそれに対する方法を確か書く筆記の項目の問題があったかと思いますので、同様の出題はできるのではないかと思っております。
是非、中級から始まって、上級資格となっていってほしいですし、それがイコール国家資格となっていく中で、やはり今後の訪問型は地域のスーパーバイズや育成ですし、企業の在籍の中も今後長く働くということに対してのマネジメントであったり、業務が整理、統合されていく社会になっていくと思います。企業内で求められるものも非常に高くなっていくと思いますから、そこを意識したもう1つ上の所もイメージしながら、この中級試験を作っていただきたいと思っております。以上です。
○小川主査 ありがとうございました。ほかの構成員の方と重複する内容もありましたが、国家試験、国家資格、そして国家資格技能検定について、きちんと意識をして今回取り組んでほしいということが中心であったかと思います。そうすると、今回レベル感としては中級というレベルになっているので、将来的に上級、あるいは中級の下の基礎といったレベル感が作れるように意識して、今回取り組むことが必要だということをおっしゃっていたと思います。企業内で求められる内容については、とても重要であると考えております。
それから、技能については先ほども御意見を頂いておりますが、学科の中で技能を取り上げる際に、いわゆる事例問題、ケース検討といった問題で作れるのではないかという御示唆もいただいたようです。
それでは、景山構成員、お願いしてよろしいですか。
○景山構成員 東海化成の景山です。先ほど青野構成員から差異化を図っていければいいのではないかという御意見がありましたが、ある意味では差異化ではあるのですが、私としては試験科目及びその範囲の中の企業を支援することの重要性。細目のほうで、企業の主体的な取組の促進等に寄与する、要するにそこについての知識を有することと、試験科目及びその範囲の企業支援のプロセス及び支援方法において、細目(2)の事業所情報の把握の障害者雇用に対する考え方、ここがとても重要になってくるのではないかと思っております。
差異化というよりも、職場適応援助者に関連づけて、そこをどれだけ強化していけるのかは、職場適応援助者に連なるような存在を更にブラッシュアップしていけるような制度になると、企業としては自分たちでまた自立していくということにも取り組めるのではないかと思うところです。
それから、先ほどから話題になっていますが、技能に関する文言もとても重要ではないかと思っております。以上です。
○小川主査 ありがとうございました。職場適応援助者との区別化、差別化については、恐らく青野構成員は職場適応援助者養成研修に関する内容だけではなく、幅広い障害者就労支援に関する中身を含むべき検定であるのでという意味合いで、差別化ということをおっしゃっていたのではないかと思います。
景山構成員のおっしゃる点は、やはり職場適応援助者、企業を支援する障害者雇用の現場で必要な内容をきちんと含む。ここについてきちんと入れて、職場適応援助者養成研修の中身を入れたほうがいいという御意見も、ほかの構成員からもいただいておりましたが、それを入れるべきという趣旨だと理解をいたしました。
また、障害者雇用への取り組み方、障害者雇用の本質といった内容についても、何とか問題化をする必要性を御指摘いただいたのだと思います。それから、技能に関する内容ですが、これもほかの構成員からもたくさん頂いておりますが、制度や法律に関する基礎知識的なものだけではなく、実際の現場で必要とされる技能についても問題として含める必要があるという意見を頂きました。
JEEDから手が挙がっておりますが、井口構成員、お願いいたします。
○井口構成員 JEEDの井口です。全体については、特段の意見はないのですが、先ほど市川さんも言われた言葉の中で、基礎という部分について、必要な基礎と必要でない基礎があるのではないかと私は思っています。1つは、資料の6枚目、労働関係法規の基礎知識です。労働関係法規というと、非常に幅広いし、非常に難しい内容がかなり含まれますので、ここは必要な基礎ではないかと思っています。それに対して、7番の企業に対する支援の基礎と、9番のアセスメントの基礎の2つの基礎は、いらないのではないかと思います。企業の支援も、基礎だけではなしに、実践的な内容も非常に重要ですし、アセスメントも就労支援士にとっては非常に重要な知識だと思いますので、その基礎はいらないのではないかと思います。以上です。
○小川主査 ありがとうございました。基礎という言葉、あるいは場合によっては基本になるかもしれませんが、必要な部分もあるということで、労働関係法規の基礎について御指摘いただきました。例えば、取った場合に、更に下位項目を作って、労働関係法規は少なくともこれぐらいの範囲で出しますよというようなことも、もしかしたら示す必要があるかもしれませんので、また検討していきたいと思います。木村構成員、お願いできますか。
○木村構成員 木村です。よろしくお願いいたします。私からは、技能の所で皆様が発信していただいた内容に付随する所はあるかと思うのですが、やはり中級クラスになれば6番の労働関係法の所にあって、問題が生じた場合の相談先と出ているのですが、これは相談先だけをテストの中に組み込むのではなくて、その対処の方法であったり、実践を踏まえた問題の作成をしていただいて、より実践している人たちを優遇できるような試験内容にしていただけるといいかと思っています。
もう1点は地域のネットワークの所になるのですが、首都圏や私が住んでいるような福島県の状況ですと、地域資源にかなり差があります。どこの部分をとって問題としていくのかというところの視点合わせなどを、JCの養成機関連絡協議会などと内容を共有した上で、試験の作成などをしていただけると、地域格差は否めないというところがあるかと思いました。以上です。
○小川主査 ありがとうございます。中級で更に実践的な内容にすべきということだと思います。相談先についても、相談先についての基礎知識だけではなく、やはり事例問題の中でこういった案件についてはどこに相談するのがいいのか。例えばハローワークなのか、ナカポツなのかといったようなことで、実際の現場で必要とされる関係機関に関する知識と使い方については、問題にできるのではないかと感じました。御意見をいかしてまいりたいと思います。
それからネットワークについては、おっしゃったことがよく分かりますし、それについてのすり合わせの必要性と、やはりすり合わせができないような内容については問題にしないということも必要だと思いました。
皆様から一通り御意見を頂きました。ほかの方の意見を聞いて更にということもあるかと思いますが、この後、挙手をしていただいて追加の御意見を出していただければと思います。特にありませんか。若尾構成員、どうぞ。
○若尾構成員 若尾です。シラバスの中身の話ではない所でもいいのでしょうか。もう少し待ったほうがいいですか。全体的な話なのですが。
○小川主査 まずは、この試験科目及びその範囲、細目、それから基準等に関することを一旦閉めてから、それ以外のことについては御意見を伺うということで、よろしいですか。
○若尾構成員 分かりました。
○小川主査 ほかはいかがでしょうか。それでは、皆さんから一通り御意見を頂きました。私も発言させていただきたいのですが、ほぼ皆様の御意見で網羅されておりました。今回これについては、中級ということで設定をしています。すなわち、必ずしも研修とダイレクトに紐付けではないですが、基礎的研修イコールこの内容ではないであろうと。もう少し中級にふさわしい内容も含めていく必要があるだろうと。それで考えると、研修体系の中では、職場適応援助者養成研修、皆さんがおっしゃっていた実践的な内容、それから企業の現場で対応すべき内容について、この試験科目及びその範囲の中に明確に位置付けておく必要があると思います。それが入らないと、これが中級レベルだという枠組みの根拠が曖昧になってしまって、枠組み自体は基礎的研修とほぼ同等ということになってしまいます。養成研修の内容については、今日のところでどの科目ということについては申し上げませんが、入れておいたほうがいいだろうと私も考えております。
そうすると、やはり初級、中級、上級と、将来的にこうした構成が確立するようなことも十分頭に入れながら、今回のこの中級レベルに取り組んでいかなければならないと。そうすると、後々基礎的なレベルを作るのが、作業としてはかなり難しい作業になるかとも思います。ただ、それについては、きちんと意識をしてやっていかなければならないだろうと考えました。
あとは、実践的ということについては、当初から御意見を頂いておりますが、ほかの試験などを見ても、事例問題や文章問題ですね。ケースの状況について文章で説明してあって、こういった状況の場合には、以下の選択肢のどれが適切なのか1つ選びなさいというような形の問題で、実践的な内容、あるいは技能に関わるものを含めていく必要があると考えております。私も、そのような意見を持ちましたので、述べさせていただきました。
それでは、この件については、皆さんに一通り御意見を頂いたということで、よろしいでしょうか。では、皆さんの御意見を取りまとめつつ、取り入れるものは取り入れて。
すみません、もう1つ言い忘れていました。この試験科目及びその範囲の中で、やはり問題作りですので、エビデンスが必要です。例えば3ページの職業準備性の考え方とありますが、その職業準備性を考える際の留意点といった、考え方や気を付けるべき点については、根拠に基づく問題作りが難しいものが、見ていくと幾つかあります。そういったものについては、この基準作りの中から除いていくと。将来、やはりエビデンスに基づく問題作りというものを想定して、この項目については難しいのではないかというものについては、次の作業に向けて除いていくということも必要なのではないかと思っているところです。1つ付け加えさせていただきました。
それでは、この件については次回までにまた取りまとめて、第2案をお示しできるようにしていきたいと思います。次に、本日の議題のその他に移ります。若尾構成員、御発言があるということですので、お願いいたします。
○若尾構成員 改めまして若尾です。よろしくお願いいたします。この1回目の部会のときにも少しコメントをさせていただいたのですが、確かにこの資格化を目指すことで、ステータスを持たせていこうということを前提にしながら、この話というのは進んできていると思いますが、先日、職場適応者養成研修を実施させていただいた際に、養成研修そのものを受けているということに、受講された方は80人ぐらいいらっしゃったのですが、ステータス感がありますかという質問をしたんですね。そうしたら、実は手がほとんど挙がらなかったというのが現状でした。
それで、今現在この民間検定にはなりますが、資格化を目指しているようなお話をその後にさせていただいて、そういった資格が創設されたときに、養成研修を受講した後、仮にですけどね、その実務1年ということを経過して、こういう資格が受けられるということになって、もし受けるということができるのであれば、こういったものがステータス感として、皆さんお持ちになることができますかという質問をしたら、8割ぐらいの方の手が挙がったんですね。だから、やはりここにニーズはあるのではないかと、思ってますので、やはり、是非、きちんとした形に整えていくということを、この後、この作業部会の中だけではもちろん決まらないことだと思うのですが、きちんと作り上げていくというのは、本当にその出発点であった人材の確保や育成というところに、私はつながっていくのではないかなと思っています。
それと、活躍できるフィールドというのを、やはり作っていかないと、これ、ただ資格を用意しただけでは、なかなかこれが横に広がっていくというふうにはならないのではないかと思っています。そういった意味では、今、障害福祉のサービスの事業所の中に、こういった業務をやってらっしゃる方が多く存在しているのではないかと思いますので、これは1回目のときにも少しお話させてもらったのですが、この資格を取ることによっての何かしらのインセンティブというのが付けられないものなのか。これは、もちろん企業の側にとっても同じではないかと思うのですが、これを持つことによってのインセンティブというのを、まず検討していただくことも併せてやっていただきたいと思っています。
障害福祉のほうとの調整が必要だというのは理解しているのですが、是非、この資格を取ることが、例えば加算の要件に該当してくるようなことも、ちょっと検討していただきたい。それで、もしかしたら間に合うかどうかというのは次回の会議ぐらいまでに、そういった方向性が示せるのかどうかということについても、もし回答いただけると有り難いなと思っております。長くなりましてすみません、以上です。
○小川主査 ありがとうございます。まず、資格化についての意味で、少し手応えがあったような情報を頂きましてありがとうございました。それから2点目、障害福祉サービスとの関連付けでのインセンティブ加算など、その辺については、少しコメントをいただいてよろしいですか。あるいは、企業に対するインセンティブという言葉もありましたけれども。
○安蒜地域就労支援室長 御質問ありがとうございます。インセンティブに関しましては、御指摘のとおり、できる限りのものをお付けしたいとは考えております。なのですが、前回の会議のときにもお話させていただいたとおり、査定官庁などの関係がありますので、この場では明言はできないのですが、できる限り検討してまいりたいと考えております。
○小川主査 ありがとうございます。それでは、これについてはできるだけとしていただいて、できるだけこうなりましたという話や、こうなる可能性が、まあ、可能性があるということだとしゃべれないですね。こういうことになりましたということがありましたら、会議でも御説明いただけると有り難いなと思います。青野構成員どうぞ。
○青野構成員 青野です。今の若尾構成員の御発言に、とても共感するところでございます。企業にとっては、もちろん1対1の支援に対して専門的な知識を有している方というのも、もちろんとても重要なのですが、やはり社会における動向や、この法律のところや国の制度などに本当に精通していて、企業の中で実装できる方というのは、今とても求められていると思います。したがって、かつそれを経済活動と結び付けて考えることができる方というのも、とても企業でニーズが高いと思っていますので、先ほど申し上げたように、制度面や法律や社会の動向に開いて、広く知見を有する人材というのを育てるイメージを持っていただけると有り難いなと思っているところです。
CSRについては、すみません、7番の所に触れていただいていましたが、重ねて申し上げます。したがって、JEEDの皆さんの御発言に、「一般的な」ということを除けばいいのではないか、それから「基礎的な」ですかね、を除けばいいのではないかとおっしゃっていたところにも、とても同意するところです。この資格を取った方が、本当にこの障害者インクルージョンをリードできるんですよと本人たちが思えること、これは取ることでそれを認識してもらえるんだと本人たちが思えたり、企業が思えるという知識内容にしていただけるといいのかなと思います。以上です。
○小川主査 ありがとうございました。企業の求める人材として、コンプラがきちんとできる。それから、それを経済活動とのバランスの中で、きちんと企業の中で実現できる、調整できる、かつ障害のある人の利益、権利も守れるというこの3点を、バランス良くできる人材というのは本当に難しいけれども重要で、この資格というのはそこにつながるものである。しかも、国際的な動向なども踏まえて、そういった方向性を示せるような内容が求められるということかと思いました。
そうですね、どの程度のレベル感というのを入れるかというのを、「一般」を除いた場合にも、どの程度のレベル感を含められるかということについては、問題づくりのところで、かなり具体的な検討が必要かと思うのですが、是非この法律については、こういった内容については基準の中に含めておくべきだというようなことがもしありましたら、また御連絡を頂ければと思います。
そのほかはよろしいでしょうか。その他のところですので、もうこの会議も随分残りが少なくなってまいりましたので、何かありましたらお受けしたいと思いますが、よろしいでしょうか。それでは、事務局のほうに一旦お返しする内容はありますか。
○安蒜地域就労支援室長 特段ございません。
○小川主査 それでは、以上をもちまして「第15回職場適応援助者の育成・確保に関する作業部会」を終わりたいと思います。どうもありがとうございました。すみません、事務局から1つ連絡がありました。
○北里地域就労支援室長補佐 事務局から次回の連絡だけさせていただきます。次回の作業部会は、令和7年2月27日(木)午前10時から開催を予定しております。JCなどの障害者就労を支える人材の資格化に向けた検討を取りまとめた報告書案について、御議論いただく予定としております。事務局からは以上です。
○小川主査 それでは、本日の作業部会はこれで終了とさせていただきます。ありがとうございました。
本日の作業部会は、こちらの会場とZoomを使ったオンラインで開催します。開催に当たりまして、簡単ではありますがオンラインについて操作方法のポイントを御説明させていただきます。作業部会の進行中は皆様のマイクをオフとさせていただきますが、御発言をされる際にはサービス内の「手を挙げる」ボタンをクリックし、主査の許可があった後に、マイクをオンにして聴覚・視覚障害者の方々への情報保障という観点から、お名前を名乗ってから御発言を頂きますようお願いいたします。
会議の進行中、トラブルがありましたら事前にメールでお送りしています電話番号まで御連絡ただきますようお願いいたします。通信遮断等が生じた場合には、一時休憩とさせていただくこともありますので、御容赦くださいますようお願いいたします。
なお、本作業部会は御希望の方に傍聴いただいていますので、あらかじめ御了承いただきたいと思います。
続いて、資料の確認です。本日の資料は議事次第、資料1及び資料2、参考資料、合わせて4点となります。
それでは、議事に入りたいと思います。以後の進行は小川主査にお願いしたいと思います。小川主査、よろしくお願いいたします。
○小川主査 大妻女子大学の小川です。本日もよろしくお願いいたします。本日の議題は、(1)ジョブコーチなどの障害者就労を支える人材の資格化に向けた検討について、(2)がその他ということになっています。
それでは、早速ですが、議題(1)について、事務局から御説明をお願いしたいと思います。よろしくお願いいたします。
○安蒜地域就労支援室長 室長の安蒜です。それでは、お手元の資料1を御覧ください。本日はモデル試験科目などの整理を御議論いただく予定としています。そして、こちらの資料は基礎的研修のシラバスを参考に作成しています。そのため、「基本的な」や「基礎」といった表現が一部用いられています。中級レベルの検定として、どう表現するかなどを御議論いただきたいと考えています。また、科目の加除や表現の修正なども御議論いただきたいと考えています。
そして、右の欄の各細目の知識の程度については、「一般的な」との表現を用いています。こちらを中級レベルの資格として、どう表現するか御議論いただきたいと考えています。
次に資料2を御覧ください。こちらは知識の程度の表現の参考資料となります。知識の表現は、上段に記載している5段階となりますが、参考に添付している中級レベルの技能検定、2級のウェブデザイン職種とキャリアコンサルティング職種、こちらにおいては「詳細」と「一般的な」の2区分で整理されています。それぞれの割合は、ウェブデザインがおおむね半々、キャリアコンサルティングが詳細3、一般的7となっています。以上の割合なども参考に御議論いただきたいと考えています。資料の説明は以上ですが、本日、構成員の皆様から頂いた御意見は、事務局が次回までに反映方法などを整理させていただきたいと考えています。説明は以上です。
○小川主査 ありがとうございます。皆さんから御意見を頂く前に、少し確認をしたいのですが、資料1の試験科目及びその範囲、試験科目及びその範囲の細目、これについてはこの試験を受ける方たちが、要は試験勉強をする、一体どんな試験なのだろうということで、試験勉強をするその前提となるもので、必ず試験の問題はこの範囲の中から出さなければならない、そういったまずは基本的な枠組みを示すものであるという理解でよろしいでしょうか。
○安蒜地域就労支援室長 はい、御指摘のとおりです。試験の実施に際しては、こちらを公開して実施する予定としています。
○小川主査 そういうことですので、構成員の皆様も様々な問題の必要性などをお考えかもしれませんが、基本的にそれがこの試験科目及びその範囲、それからその細目に含まれるかどうか、その辺も検討していただいて、もし入っていない場合には、やはり入れていかなければなりませんので、この枠組みの検討は、私は非常に重要かと思っていますので、どうぞ積極的な御発言をお願いしたいなと思います。
それでは、皆さん、いかがでしょうか。では、こちらから伺っていってもよろしいでしょうか。青野構成員、いかがでしょうか。
○青野構成員 青野です。よろしくお願いいたします。幾つかありますが、まず1つ、「一般的な」を「詳細」に書き換えていく点については、正にこの就労支援士の資格の特色になっていくところだと思っていますので、JCとの差別化などを踏まえて慎重に考えていく必要があると思っていました。
私としては、就労支援の施策的な部分や制度面といったところを、より「詳細」にしていくことで、JCとの差別化を図り、障害のある方のインクルージョンや活躍推進をリードできる人材になっていくのではないかなと少し考えていたところがあります。
加えて、後半の所で企業における障害者雇用の実際というような科目が入ってきていますが、企業の理解という点ではもう1歩進んで企業CSRの考え方、企業の社会的責任に関する理解や世界的な動き、それは国連で定められているような障害者権利条約の所から始まっての障害のある方の当事者運動に関する理解の所など、正にSDGsに関する知識などを入れていただくと、社会をリードできる人材につながっていくのではないかとちょっと考えていたところです。
もう1点、情報アクセシビリティ推進法に関しても入れていっていただくと、就労支援士のリードできる領域というのが、ぐっとインクルージョンにつながるのではないかなと考えていました。以上です。
○小川主査 ありがとうございます。3点、制度、施策等について、より詳細にということで、差別化を図っていったらいいのではないか、それから企業における障害者雇用、これについて、もともと権利条約の流れ、CSRの概念、あるいはSDGs、こういったキーワード等を関連させながら、入れていったらいいのでないか。情報アクセシビリティについても、法律と絡めて入れていったらいいのではないか。御意見を頂きました。
今日は先ほど安蒜室長もおっしゃいましたが、それについて一つ一つコメントを返して詰めていくのではなくて、皆さんからできるだけたくさんの御意見を頂いた上で、次回までにそれを精査、精錬させて、第2案というか、修正案を出していくというような流れで進めさせていただきたいと思います。
それでは、次はどなたにお願いできますか。もし、いらっしゃったら挙手をお願いしたいのですが。若尾構成員、お願いいたします。
○若尾構成員 NPO法人ジョブコーチ・ネットワークの若尾です。よろしくお願いいたします。私からは3点、意見を言わせていただければと思っています。1つは、この試験科目及びその範囲の細目も含めてなのですが、職業リハビリテーションという文言が出てきていないというところが、可能であれば、やはりそういった内容についても含めていただきたいと思っています。理由としては、今回この資格に向けて職場適応支援者養成研修修了者については、例えば実務1年いうことで関連付けていただいた経過があります。そういった点から、お話をしていくと例えば職場適応支援者養成研修を受講している方たち、それからそれに関連するような国の制度に起因する支援者の研修の体系の中には、必ずこの職業リハビリテーションという言葉が入ってきていますので、できたらこの全く同一のものにするということではないのですが、関連付けていくことがもし可能なのだったら、この職業リハビリテーションという文言も、どこかに含めていただけたら有り難いなと思っています。
それから、2つ目ですが、今の話のように私の立場で言うと、職場適応支援者養成研修を実施している機関ということで、今回のこの部会にも参画させていただいていますので、できればこのシラバスの中身に職場適応支援者養成研修の内容に全く同じものでなくても結構だと思いますが、含めていただくようなことも検討いただきたいなと思っています。
もう1点が、今回、この資格については中級ということで設定をしていただいているかと思います。これは民間の検定ということでスタートすることになるのですが、将来的にこの検定の範囲がもし国家資格化のほうに向かっていくということを考えるのであれば、技能に関する文言についても、この試験問題の中にどういった形で含めるかということは、是非、検討の材料の中に入れていただきたいと思っています。実際、これもいろいろ議論をされてきた中では、なかなか実務の所を検定の中に含めることが難しいという話もずっと出ているのですが、できればこの階層化していただくような方向性や、将来的に国家資格化を目指すということになるのであれば、そういったところもこの試験の科目の中に含めていただけるようなことを、検討していただけると有り難いなと思っています。以上、3点です。
○小川主査 ありがとうございます。職リハの文言について、それからJC養成研修に関連するような内容を含めたらよいのではないか、すみません、3点目なのですが、技能に関すること、これは今回は学科試験が前提になっていますのが、それについては差し支えないという考えでよろしいでしょうか。
○若尾構成員 はい、そのとおりです。
○小川主査 試験の形態としては、学科試験、ただ実際の支援の技能、そういったことについて問題に含めたらいいのではないかという御意見でした。ありがとうございます。
それでは、ほかの構成員の方、いかがでしょうか。では、田村構成員、よろしいでしょうか。何かありませんか。
○田村構成員 ありがとうございます。アクロイトの田村です。今、議論している内容そのものには、私からは大きくはないのですが、ただちょっと先の話にはなると思いますが、参考にしているところのお話で、意見というか、どうしてそれを設定したのかというところで、1つお聞きしたいことがあるのですが、その先のほうの話でもよろしいですか。
○小川主査 お願いいたします。
○田村構成員 資料2のほうで、参考で2つウェブデザインともう1つ挙げているかと思いますが、この2つを挙げた理由をお聞かせいただければ助かります。
○小川主査 ありがとうございます。これは御質問なので。
○安蒜地域就労支援室長 御質問ありがとうございます。この2つの例は、民間実施機関が実施している技能検定の例から取らせていただいています。そして、ウェブデザインのほうは先ほど申しましたとおり、この割合が半々で、キャリアコンサルティングのほうは、3、7の割合になっています。比較的に高いものと低いものを例示して提示させていただきました。
○田村構成員 これはどちらを基準にするなど、高いほうがいい、半々がいいというのは、どういう基準でというところはあったりするのですか。
○安蒜地域就労支援室長 この割合に、こうすべきといったルールはありませんので、この2つの割合などを参考にしていただきながら、どの項目が高い知識が必要なのか、どの項目を大切に思うかお考えいただいて、整理していただきたいと考えています。
○田村構成員 それは、これから内容をもんでいくという認識でよろしいのですか。
○安蒜地域就労支援室長 はい、そのとおりです。
○田村構成員 ありがとうございます。以上です。
○小川主査 ありがとうございます。あくまでこれは、今後の検討の参考資料として出していただいていると理解したいと思います。田村構成員、ありがとうございました。
それでは、JEED、お願いいたします。
○市川構成員 JEEDの市川です。
○小川主査 はい、お願いいたします。
○市川構成員 まず、今回、資料1の表1でお示しいただいているのは、あくまでも基礎的研修のシラバスの表現と内容ですので、試験科目の範囲の所で基本的な考え方、基本的な姿勢等、基本的という部分の表現がかなりあります。これは中級レベルですから、そのレベルを出題するということではないと思いますので、基本的とか基礎を取るのか、あるいは違う文言を入れていくのか、そこの範囲は削除するのかということを検討したらよいのだと思います。
それから、試験科目及びその範囲の細目の表現についても、せっかく資料2で技能検定の表現を例として示していただいているので、この細目の表現、文体を、将来的に技能検定の枠組みを意識しているのであれば、こちらに寄せていったほうがいいと思います。それから、先ほど若尾構成員もおっしゃっていましたが、実技的なものをどうするのか。学科試験だとしても、実技レベルを確認するということが、中級レベルでは必ず必要だと思いますので、どういう出題形式にするのかというのは今後議論すべきだと思います。
それから、せっかくキャリコンを入れていただいていて、キャリコンの試験科目、細目については、就労支援士についてもかなり親和性の高い科目、細目もあると思いますから、そういうものも意識したらよいのではないかと思います。以上です。
○小川主査 ありがとうございました。基礎的研修ベースになっているので、やはり基本的とか基礎的という言葉について、今、課題を投げていただきました。確かに、これが付いていると、必ず問題としては、そのレベルのものを出さなければいけないということになってきて、ひとつ、これを全部外すという御意見も頂いたことについて押さえておきたいと思います。
それから、細目の文体について、将来国家試験などを意識するのであれば、今の段階から細目の文体を出していただいた資料の方向に寄せていく必要もあるのではないか。それから実技については、若尾構成員がおっしゃったこととほぼ同様の内容だと思うのですが、実技といっても実技に関する知識は問題として作れるのではないかと思いますので、これも検討していく必要があるかと考えました。あとは、キャリコンについて参考にしていったらいいのではないかという御意見を頂きました。
それでは、次にまいりたいと思いますが、いかがでしょうか。國﨑構成員、お願いできますか。
○國﨑構成員 國﨑です。私としては、皆さんの御意見を聞きながら私なりに考えた点としては、若尾構成員もおっしゃったのですが、職業リハビリテーションに関する表現というか内容については、できればこの中に入れていただきたいと思っています。それは、これまでの歴史的な部分も含めて、私は項目に入れていただきたいと、個人的に考えております。
それから、今、JEEDさんからもありましたし、小川さんからもあったのですが、やはり国家資格、技能検定を是非作っていただきたいと思っています。そのことが、現場でいろいろな形で就労支援をしている者の目標にもなっていくと思いますし、そのことが先々には育成や活性化につながると思っています。今回は中級という設定なのですが、もちろん並行して作れるものではないというのは分かっているのですが、だからこそ上級のときにはどれぐらいのレベル感をするのか。また、民間資格から国家資格に向けてのいろいろな手順の中で、下位資格の設定も並行して検討していかないと、この中級のしっかりした中身を作るには、今の言葉の所で基礎的、基礎という文言の話もありましたが、そこの整理も大事かと思っています。中級らしいものとして設定いただきたいです。
かつ、技能的な所なのですが、私はキャリアコンサルタントが国家資格になる前に資格として取っております。筆記試験ではあるのですが、文章課題があり、こういったケースに対してだったかは記憶に薄いのですが、事例があってそれに対する方法を確か書く筆記の項目の問題があったかと思いますので、同様の出題はできるのではないかと思っております。
是非、中級から始まって、上級資格となっていってほしいですし、それがイコール国家資格となっていく中で、やはり今後の訪問型は地域のスーパーバイズや育成ですし、企業の在籍の中も今後長く働くということに対してのマネジメントであったり、業務が整理、統合されていく社会になっていくと思います。企業内で求められるものも非常に高くなっていくと思いますから、そこを意識したもう1つ上の所もイメージしながら、この中級試験を作っていただきたいと思っております。以上です。
○小川主査 ありがとうございました。ほかの構成員の方と重複する内容もありましたが、国家試験、国家資格、そして国家資格技能検定について、きちんと意識をして今回取り組んでほしいということが中心であったかと思います。そうすると、今回レベル感としては中級というレベルになっているので、将来的に上級、あるいは中級の下の基礎といったレベル感が作れるように意識して、今回取り組むことが必要だということをおっしゃっていたと思います。企業内で求められる内容については、とても重要であると考えております。
それから、技能については先ほども御意見を頂いておりますが、学科の中で技能を取り上げる際に、いわゆる事例問題、ケース検討といった問題で作れるのではないかという御示唆もいただいたようです。
それでは、景山構成員、お願いしてよろしいですか。
○景山構成員 東海化成の景山です。先ほど青野構成員から差異化を図っていければいいのではないかという御意見がありましたが、ある意味では差異化ではあるのですが、私としては試験科目及びその範囲の中の企業を支援することの重要性。細目のほうで、企業の主体的な取組の促進等に寄与する、要するにそこについての知識を有することと、試験科目及びその範囲の企業支援のプロセス及び支援方法において、細目(2)の事業所情報の把握の障害者雇用に対する考え方、ここがとても重要になってくるのではないかと思っております。
差異化というよりも、職場適応援助者に関連づけて、そこをどれだけ強化していけるのかは、職場適応援助者に連なるような存在を更にブラッシュアップしていけるような制度になると、企業としては自分たちでまた自立していくということにも取り組めるのではないかと思うところです。
それから、先ほどから話題になっていますが、技能に関する文言もとても重要ではないかと思っております。以上です。
○小川主査 ありがとうございました。職場適応援助者との区別化、差別化については、恐らく青野構成員は職場適応援助者養成研修に関する内容だけではなく、幅広い障害者就労支援に関する中身を含むべき検定であるのでという意味合いで、差別化ということをおっしゃっていたのではないかと思います。
景山構成員のおっしゃる点は、やはり職場適応援助者、企業を支援する障害者雇用の現場で必要な内容をきちんと含む。ここについてきちんと入れて、職場適応援助者養成研修の中身を入れたほうがいいという御意見も、ほかの構成員からもいただいておりましたが、それを入れるべきという趣旨だと理解をいたしました。
また、障害者雇用への取り組み方、障害者雇用の本質といった内容についても、何とか問題化をする必要性を御指摘いただいたのだと思います。それから、技能に関する内容ですが、これもほかの構成員からもたくさん頂いておりますが、制度や法律に関する基礎知識的なものだけではなく、実際の現場で必要とされる技能についても問題として含める必要があるという意見を頂きました。
JEEDから手が挙がっておりますが、井口構成員、お願いいたします。
○井口構成員 JEEDの井口です。全体については、特段の意見はないのですが、先ほど市川さんも言われた言葉の中で、基礎という部分について、必要な基礎と必要でない基礎があるのではないかと私は思っています。1つは、資料の6枚目、労働関係法規の基礎知識です。労働関係法規というと、非常に幅広いし、非常に難しい内容がかなり含まれますので、ここは必要な基礎ではないかと思っています。それに対して、7番の企業に対する支援の基礎と、9番のアセスメントの基礎の2つの基礎は、いらないのではないかと思います。企業の支援も、基礎だけではなしに、実践的な内容も非常に重要ですし、アセスメントも就労支援士にとっては非常に重要な知識だと思いますので、その基礎はいらないのではないかと思います。以上です。
○小川主査 ありがとうございました。基礎という言葉、あるいは場合によっては基本になるかもしれませんが、必要な部分もあるということで、労働関係法規の基礎について御指摘いただきました。例えば、取った場合に、更に下位項目を作って、労働関係法規は少なくともこれぐらいの範囲で出しますよというようなことも、もしかしたら示す必要があるかもしれませんので、また検討していきたいと思います。木村構成員、お願いできますか。
○木村構成員 木村です。よろしくお願いいたします。私からは、技能の所で皆様が発信していただいた内容に付随する所はあるかと思うのですが、やはり中級クラスになれば6番の労働関係法の所にあって、問題が生じた場合の相談先と出ているのですが、これは相談先だけをテストの中に組み込むのではなくて、その対処の方法であったり、実践を踏まえた問題の作成をしていただいて、より実践している人たちを優遇できるような試験内容にしていただけるといいかと思っています。
もう1点は地域のネットワークの所になるのですが、首都圏や私が住んでいるような福島県の状況ですと、地域資源にかなり差があります。どこの部分をとって問題としていくのかというところの視点合わせなどを、JCの養成機関連絡協議会などと内容を共有した上で、試験の作成などをしていただけると、地域格差は否めないというところがあるかと思いました。以上です。
○小川主査 ありがとうございます。中級で更に実践的な内容にすべきということだと思います。相談先についても、相談先についての基礎知識だけではなく、やはり事例問題の中でこういった案件についてはどこに相談するのがいいのか。例えばハローワークなのか、ナカポツなのかといったようなことで、実際の現場で必要とされる関係機関に関する知識と使い方については、問題にできるのではないかと感じました。御意見をいかしてまいりたいと思います。
それからネットワークについては、おっしゃったことがよく分かりますし、それについてのすり合わせの必要性と、やはりすり合わせができないような内容については問題にしないということも必要だと思いました。
皆様から一通り御意見を頂きました。ほかの方の意見を聞いて更にということもあるかと思いますが、この後、挙手をしていただいて追加の御意見を出していただければと思います。特にありませんか。若尾構成員、どうぞ。
○若尾構成員 若尾です。シラバスの中身の話ではない所でもいいのでしょうか。もう少し待ったほうがいいですか。全体的な話なのですが。
○小川主査 まずは、この試験科目及びその範囲、細目、それから基準等に関することを一旦閉めてから、それ以外のことについては御意見を伺うということで、よろしいですか。
○若尾構成員 分かりました。
○小川主査 ほかはいかがでしょうか。それでは、皆さんから一通り御意見を頂きました。私も発言させていただきたいのですが、ほぼ皆様の御意見で網羅されておりました。今回これについては、中級ということで設定をしています。すなわち、必ずしも研修とダイレクトに紐付けではないですが、基礎的研修イコールこの内容ではないであろうと。もう少し中級にふさわしい内容も含めていく必要があるだろうと。それで考えると、研修体系の中では、職場適応援助者養成研修、皆さんがおっしゃっていた実践的な内容、それから企業の現場で対応すべき内容について、この試験科目及びその範囲の中に明確に位置付けておく必要があると思います。それが入らないと、これが中級レベルだという枠組みの根拠が曖昧になってしまって、枠組み自体は基礎的研修とほぼ同等ということになってしまいます。養成研修の内容については、今日のところでどの科目ということについては申し上げませんが、入れておいたほうがいいだろうと私も考えております。
そうすると、やはり初級、中級、上級と、将来的にこうした構成が確立するようなことも十分頭に入れながら、今回のこの中級レベルに取り組んでいかなければならないと。そうすると、後々基礎的なレベルを作るのが、作業としてはかなり難しい作業になるかとも思います。ただ、それについては、きちんと意識をしてやっていかなければならないだろうと考えました。
あとは、実践的ということについては、当初から御意見を頂いておりますが、ほかの試験などを見ても、事例問題や文章問題ですね。ケースの状況について文章で説明してあって、こういった状況の場合には、以下の選択肢のどれが適切なのか1つ選びなさいというような形の問題で、実践的な内容、あるいは技能に関わるものを含めていく必要があると考えております。私も、そのような意見を持ちましたので、述べさせていただきました。
それでは、この件については、皆さんに一通り御意見を頂いたということで、よろしいでしょうか。では、皆さんの御意見を取りまとめつつ、取り入れるものは取り入れて。
すみません、もう1つ言い忘れていました。この試験科目及びその範囲の中で、やはり問題作りですので、エビデンスが必要です。例えば3ページの職業準備性の考え方とありますが、その職業準備性を考える際の留意点といった、考え方や気を付けるべき点については、根拠に基づく問題作りが難しいものが、見ていくと幾つかあります。そういったものについては、この基準作りの中から除いていくと。将来、やはりエビデンスに基づく問題作りというものを想定して、この項目については難しいのではないかというものについては、次の作業に向けて除いていくということも必要なのではないかと思っているところです。1つ付け加えさせていただきました。
それでは、この件については次回までにまた取りまとめて、第2案をお示しできるようにしていきたいと思います。次に、本日の議題のその他に移ります。若尾構成員、御発言があるということですので、お願いいたします。
○若尾構成員 改めまして若尾です。よろしくお願いいたします。この1回目の部会のときにも少しコメントをさせていただいたのですが、確かにこの資格化を目指すことで、ステータスを持たせていこうということを前提にしながら、この話というのは進んできていると思いますが、先日、職場適応者養成研修を実施させていただいた際に、養成研修そのものを受けているということに、受講された方は80人ぐらいいらっしゃったのですが、ステータス感がありますかという質問をしたんですね。そうしたら、実は手がほとんど挙がらなかったというのが現状でした。
それで、今現在この民間検定にはなりますが、資格化を目指しているようなお話をその後にさせていただいて、そういった資格が創設されたときに、養成研修を受講した後、仮にですけどね、その実務1年ということを経過して、こういう資格が受けられるということになって、もし受けるということができるのであれば、こういったものがステータス感として、皆さんお持ちになることができますかという質問をしたら、8割ぐらいの方の手が挙がったんですね。だから、やはりここにニーズはあるのではないかと、思ってますので、やはり、是非、きちんとした形に整えていくということを、この後、この作業部会の中だけではもちろん決まらないことだと思うのですが、きちんと作り上げていくというのは、本当にその出発点であった人材の確保や育成というところに、私はつながっていくのではないかなと思っています。
それと、活躍できるフィールドというのを、やはり作っていかないと、これ、ただ資格を用意しただけでは、なかなかこれが横に広がっていくというふうにはならないのではないかと思っています。そういった意味では、今、障害福祉のサービスの事業所の中に、こういった業務をやってらっしゃる方が多く存在しているのではないかと思いますので、これは1回目のときにも少しお話させてもらったのですが、この資格を取ることによっての何かしらのインセンティブというのが付けられないものなのか。これは、もちろん企業の側にとっても同じではないかと思うのですが、これを持つことによってのインセンティブというのを、まず検討していただくことも併せてやっていただきたいと思っています。
障害福祉のほうとの調整が必要だというのは理解しているのですが、是非、この資格を取ることが、例えば加算の要件に該当してくるようなことも、ちょっと検討していただきたい。それで、もしかしたら間に合うかどうかというのは次回の会議ぐらいまでに、そういった方向性が示せるのかどうかということについても、もし回答いただけると有り難いなと思っております。長くなりましてすみません、以上です。
○小川主査 ありがとうございます。まず、資格化についての意味で、少し手応えがあったような情報を頂きましてありがとうございました。それから2点目、障害福祉サービスとの関連付けでのインセンティブ加算など、その辺については、少しコメントをいただいてよろしいですか。あるいは、企業に対するインセンティブという言葉もありましたけれども。
○安蒜地域就労支援室長 御質問ありがとうございます。インセンティブに関しましては、御指摘のとおり、できる限りのものをお付けしたいとは考えております。なのですが、前回の会議のときにもお話させていただいたとおり、査定官庁などの関係がありますので、この場では明言はできないのですが、できる限り検討してまいりたいと考えております。
○小川主査 ありがとうございます。それでは、これについてはできるだけとしていただいて、できるだけこうなりましたという話や、こうなる可能性が、まあ、可能性があるということだとしゃべれないですね。こういうことになりましたということがありましたら、会議でも御説明いただけると有り難いなと思います。青野構成員どうぞ。
○青野構成員 青野です。今の若尾構成員の御発言に、とても共感するところでございます。企業にとっては、もちろん1対1の支援に対して専門的な知識を有している方というのも、もちろんとても重要なのですが、やはり社会における動向や、この法律のところや国の制度などに本当に精通していて、企業の中で実装できる方というのは、今とても求められていると思います。したがって、かつそれを経済活動と結び付けて考えることができる方というのも、とても企業でニーズが高いと思っていますので、先ほど申し上げたように、制度面や法律や社会の動向に開いて、広く知見を有する人材というのを育てるイメージを持っていただけると有り難いなと思っているところです。
CSRについては、すみません、7番の所に触れていただいていましたが、重ねて申し上げます。したがって、JEEDの皆さんの御発言に、「一般的な」ということを除けばいいのではないか、それから「基礎的な」ですかね、を除けばいいのではないかとおっしゃっていたところにも、とても同意するところです。この資格を取った方が、本当にこの障害者インクルージョンをリードできるんですよと本人たちが思えること、これは取ることでそれを認識してもらえるんだと本人たちが思えたり、企業が思えるという知識内容にしていただけるといいのかなと思います。以上です。
○小川主査 ありがとうございました。企業の求める人材として、コンプラがきちんとできる。それから、それを経済活動とのバランスの中で、きちんと企業の中で実現できる、調整できる、かつ障害のある人の利益、権利も守れるというこの3点を、バランス良くできる人材というのは本当に難しいけれども重要で、この資格というのはそこにつながるものである。しかも、国際的な動向なども踏まえて、そういった方向性を示せるような内容が求められるということかと思いました。
そうですね、どの程度のレベル感というのを入れるかというのを、「一般」を除いた場合にも、どの程度のレベル感を含められるかということについては、問題づくりのところで、かなり具体的な検討が必要かと思うのですが、是非この法律については、こういった内容については基準の中に含めておくべきだというようなことがもしありましたら、また御連絡を頂ければと思います。
そのほかはよろしいでしょうか。その他のところですので、もうこの会議も随分残りが少なくなってまいりましたので、何かありましたらお受けしたいと思いますが、よろしいでしょうか。それでは、事務局のほうに一旦お返しする内容はありますか。
○安蒜地域就労支援室長 特段ございません。
○小川主査 それでは、以上をもちまして「第15回職場適応援助者の育成・確保に関する作業部会」を終わりたいと思います。どうもありがとうございました。すみません、事務局から1つ連絡がありました。
○北里地域就労支援室長補佐 事務局から次回の連絡だけさせていただきます。次回の作業部会は、令和7年2月27日(木)午前10時から開催を予定しております。JCなどの障害者就労を支える人材の資格化に向けた検討を取りまとめた報告書案について、御議論いただく予定としております。事務局からは以上です。
○小川主査 それでは、本日の作業部会はこれで終了とさせていただきます。ありがとうございました。