照会先

医薬局総務課

課長補佐:
森田 和仁(4263)

(代表電話) 03 (5253) 1111

(直通電話) 03 (3595) 2377

電子処方箋システム一斉点検の実施について

1.概要
 令和5年1月から運用している電子処方箋について、医療機関や薬局においてシステムが設定された際の不備(※)により、電子処方箋を受ける薬局側のシステムで、医師の処方と異なる医薬品名が表示される事例が本日までに7件報告されています。
 (※)システムにコードが登録されていない医薬品に用いるためのコード(ダミーコード)が誤用された事例
 
 医師の意図と異なる医薬品の処方を防ぐため、各医療機関や薬局で使用されているシステムの点検を医療機関等に依頼することとしました。電子処方箋システムを運用するにあたり、調剤過誤に繋がりかねない不具合については国としても速やかに改修していくことを目指していますが、まず目前の不具合を防止するためには利用される医療機関・薬局のご協力をいただくことは不可欠です。
 この際、点検を促す周知を行う間、明日20日(金)から24日(火)までの5日間、医療機関からの電子処方箋の発行を停止します。
 点検については、以下の対応を進めることとしましたので、医療機関・薬局のみなさまのご負担となり大変恐縮ですが、関係機関のご協力をお願いします。
 
 (参考)11月に電子処方箋を発行している医療機関数:2,539
     処方箋枚数(R6.11・推計値) 約7500万枚 
      うち、電子処方箋枚数(R6.11) 約11万枚(約0.15%)
 
2.今回の対応
(1)医療機関や薬局に対し、電子処方箋の設定が正しく行われていることの確認を要請し、
   厚生労働省への報告をお願いします。具体的には、
   1)  本日(12月19日)から医療機関等ポータルサイト等を通じて状況の周知と対応依頼のメールを送付。
   2)  23日、24日に上記メールを確認していない医療機関等に電話等で確認の実施。
   3)  25日以降に、対応ができた医療機関等を順次、厚生労働省のHP上で公表。
(2)あわせて、システムベンダーに対しても、提供するシステムのコードの仕様について、
   厚生労働省への報告を求め、その結果を厚生労働省HPに公表します。
(3)周知と点検を促す間、20日から24日まで医療機関からの電子処方箋の発行機能を停止します。
   この間は、紙の処方箋を発行することをお願いします。薬局は通常どおり、調剤結果登録等は可能です。
(4)システム再開後は、対応済み医療機関として厚生労働省のHPで公表した医療機関のみ電子処方箋を発行する
   取扱いをお願いします。それ以外の医療機関は、紙の処方箋の発行をお願いします。

 なお、厚生労働省としても本事案を重く受け止め、医療現場にとって電子処方箋を利用しやすい仕組み・環境の整備に努めて参ります。ご質問やお問い合わせがございましたら、オンライン資格確認等コールセンターまでお願いします。