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2024年11月6日 中央社会保険医療協議会 診療報酬基本問題小委員会 第224回議事録
日時
令和6年11月6日(水)9:30~
場所
日比谷国際ビルコンファレンススクエア8階
出席者
【構成員等】
小塩隆士会長 飯塚敏晃委員 笠木映里委員 永瀬伸子委員 本田文子委員 安川文朗委員 鳥潟美夏子委員 松本真人委員 佐保昌一委員 奥田好秀委員 長島公之委員 茂松茂人委員 太田圭洋委員 林正純委員 森昌平委員 木澤晃代専門委員
【事務局】
鹿沼保険局長 林医療課長 木下医療技術評価推進室長 米田保険医療企画調査室長 清原薬剤管理官 和田歯科医療管理官 他
議題
○入院・外来医療等の調査・評価分科会からの報告について
議事
- ○小塩小委員長
おはようございます。
ただいまより、第224回「中央社会保険医療協議会 診療報酬基本問題小委員会」を開催いたします。
本日も対面を基本としつつ、オンラインも組み合わせての開催としております。
また、会議の公開につきましては、ユーチューブによるライブ配信で行うこととしております。
まず、委員の出席状況について御報告いたします。
本日は、末松委員が御欠席です。
なお、カメラの頭撮りは、ここまでとさせていただきます。
(カメラ退室)
○小塩小委員長
それでは、議事に入らせていただきます。
本日は「入院・外来医療等の調査・評価分科会からの報告について」を議題といたします。
本日は、同分科会の尾形分科会長にお越しいただいております。
尾形分科会長より御説明をお願いいたします。
○尾形分科会長
おはようございます。尾形でございます。
10月30日に開催されました、入院・外来医療等の調査・評価分科会において検討を行った結果につきまして、私のほうから御報告をさせていただきます。
まず、資料の診-1「令和6年度調査の内容について」を御覧ください。
令和6年度入院・外来調査の内容について御説明をいたします。
令和6年7月3日の中医協総会において御了承いただきました、令和6、7年度の調査の概要に基づき、令和6年度の調査の具体的な設計を行いました。
2ページ~10ページにつきましては、7月の総会の資料の再掲でございますが、(1)~(7)にわたる調査項目がございます。
これらを踏まえまして、11ページにお示ししたような調査を行う予定でございます。調査は原則として、調査票の配付、回収により実施をいたしますが、ウェブ回答提出も可能であります。
調査票は、対象施設に対して施設調査票、病棟調査票、治療室調査票、患者票、医療従事者票を配付いたします。
調査票の構成につきましては、12ページにお示ししているとおりでございます。対象となる施設ごとにA票~F票に分かれております。分け方につきましては、おおむね例年どおりですが、変更を加えた部分については下線を引いております。
なお、新設されました地域包括医療病棟につきましては、A票において調査対象といたしております。
続きまして、13ページ~15ページにかけましては、それぞれの調査票の項目の概要ということになっております。
13ページがA票、14ページがB票及びC票、それから15ページがD票、E票及びF票でございます。
続きまして、16ページでございますが、これが令和6年度調査の調査スケジュールとなっております。
本日、この場で御承認をいただきましたら、速やかに調査を実施し、来年3月以降、その結果を御報告する予定でございます。
続きまして、診-1参考が具体的な調査票の案でございます。本日は、ページ数も多いため、説明につきましては割愛をさせていただきたいと思います。
私からの説明は以上でございます。
○小塩小委員長
ありがとうございました。
それでは、ただいまの御説明につきまして、御質問等ございましたら、よろしくお願いいたします。
それでは、最初に長島委員、お願いいたします。
○長島委員
御報告ありがとうございました。
尾形分科会長をはじめ、調査票案の作成に御尽力いただきました分科会の皆様に感謝申し上げます。
御説明いただきました調査票案につきましては、事務的な修正が必要な箇所などもあるとは思いますが、方向性について異論ありません。
今後は調査結果に基づき、まずは分科会にて前回改定の影響を分析していただくことになると思いますが、前回改定は非常に広範囲かつ多岐にわたるものであり、医療機関は今後の運営に大きな影響を受けており、現在、必死で対応しております。分科会におかれましては、そうした現場の実態が正確に示されるような分析をよろしくお願い申し上げます。
なお、調査票案について1点だけコメントさせていただきます。
資料診-1参考の29ページの問3-2の設問についてです。
令和6年度改定により、急性期一般病棟入院料1の医療・看護必要度の基準の見直しが行われ、基準を満たすことが難しくなったために、地域包括医療病棟の届出を検討する病院もあると聞いております。
「11」地域包括医療病棟の重症度、医療・看護必要度の基準であれば満たすことが可能であるため」という回答の選択肢が用意されておりますが、この選択肢では、先ほど申し上げたような急性期一般病棟入院料の医療・看護必要度の基準の見直しが与えた影響を直接的に評価することが難しいと思いますので、この点はっきり分かるように、選択肢の修正を検討していただくのはいかがでしょうか。
私からは以上です。
○小塩小委員長
ありがとうございます。
ただいま長島委員から御意見がございましたが、これについて、事務局、いかがでしょうか。
尾形分科会長、お願いします。
○尾形分科会長
御意見ありがとうございます。
分科会におきましても、急性期一般病棟入院料の7対1の介護配置基準の関連では、多くの意見がございました。例えば、一部の病棟を地域包括医療病棟に変更することで、それ以外の病棟で急性期一般病棟入院料の7対1の看護配置基準を維持しようとしている病院があるという御指摘もあり、こういった病院を念頭に置きまして、この選択肢で言いますと、04の「病院全体の看護師の確保状況を踏まえ、看護職員の配置を最適化するため」という選択肢を追加したところでございます。
ただいまの長島委員の御意見につきましては、急性期一般病棟入院料の医療・介護必要度の基準の厳格化が直接的な契機となって、地域包括療養病棟に変更を検討する実態があるのではないかという御趣旨の御指摘であったと思います。
私といたしましては、この点をより明確にするような選択肢の追加あるいは修正もあり得るのではないかと思いますが、事務局の意見も伺っていただければと思います。
○小塩小委員長
ありがとうございます。
事務局、いかがでしょうか。
○林医療課長
医療課長でございます。
本日の基本問題小委でいただいた御意見は、基本的に尊重させていただきたいと思っておりますので、必要な修正について、後ほど尾形分科会長とも相談をさせていただいた上で、必要な修正を行って調査を実施したいと考えております。
○小塩小委員長
ありがとうございます。
長島委員、よろしいでしょうか。
ほかに、御質問、御意見ございますでしょうか。
太田委員、お願いいたします。
○太田委員
1つだけ私も地域包括医療病棟に関しての調査対象に関してだけ、要望をさせていただきたいと思います。
診-1の12に各調査票の対象施設数等が書かれているわけでございますが、地域包括医療病棟入院料に関しましては、施設調査票のA票で調査することになっております。
私の認識では、現在までこの入院料の届出がまだ少数にとどまっていると思いますので、この入院料の現状に関してはしっかりと把握する必要があると思っております。
ですので、この地域包括医療病棟入院料を届け出ている病院に関しましては、このA票の調査対象2,300施設の中でも優先的に調査票を配るなどの配慮をして、できるだけ幅広く地域包括医療病棟の現況が把握できるような形で御配慮いただければと思います。
○小塩小委員長
ありがとうございました。
御要望をいただきました。よろしいですか。
では、事務局、お願いいたします。
○林医療課長
医療課長でございます。
今、御指摘いただきました点につきましては、そのように地域包括医療病棟入院料の少ない届出数である入院料が、しっかりと抽出されるような抽出を行ってまいりたいと考えております。
○小塩小委員長
ありがとうございます。
ほかは、いかがでしょうか。
松本委員、お願いいたします。
○松本委員
ありがとうございます。
まず、尾形分科会長におかれましては、丁寧な御説明をどうもありがとうございました。
また、真摯に議論をいただいております、分科会のメンバーの方にもお礼を申し上げる次第でございます。
事務局にもお示しいただきました調査項目案には、異論はございません。
先ほど、ほかの委員からもございましたけれども、令和6年度改定は非常に多岐にわたる見直しが行われており、分科会において対応していただく課題も大変多くなっていると考えております。節目節目で分析結果を中医協に御報告いただければと思います。
私からは以上でございます。
○小塩小委員長
ありがとうございました。
ほかに御質問等ございますでしょうか。
よろしいでしょうか。ほかには特に御質問等ないようですので、本件に係る質疑はこのあたりといたしまして、本日の総会に報告させていただきたいと思いますが、それでよろしいでしょうか。
(異議なしの意思表示あり)
○小塩小委員長
ありがとうございます。
それでは、そのようにしたいと思います。
尾形分科会長、どうもありがとうございました。
本日の議題は以上です。
次回の日程につきましては、追って事務局より御連絡いたしますので、よろしくお願いいたします。
それでは、本日の「診療報酬基本問題小委員会」は、これにて閉会といたします。どうもありがとうございました。