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- 2024年7月1日 電離放射線障害の業務上外に関する検討会(第89回)議事概要
2024年7月1日 電離放射線障害の業務上外に関する検討会(第89回)議事概要
日時
令和6年7月1日(月)14:00~16:00
場所
厚生労働省共用第9会議室
(東京都千代田区霞が関1-2-2)
(東京都千代田区霞が関1-2-2)
出席者
- 委員(五十音順、敬称略)
-
- 明石真言
- 赤羽恵一
- 生田優子
- 猪口孝一
- 内山眞幸
- 山本精一郎
- 厚生労働省
-
- 水島康雄 他
議題
- 1.個別労災請求事案に係る医学的事項について
- 2.その他
配布資料
個別労災請求事案に係る資料
医学的知見について[184KB]
医学的知見について[184KB]
議事
- 議事内容
- 1 個別労災請求事案に係る医学的事項等について検討
2 その他
INWORKS2023報告について検討を行ったところ、以下の結論にいたった。
・INWORKSのデータは科学的に大変興味深いものである。
・UNSCEARを中心とした、これまでの多くの論文とは異なる内容がある。
・喫煙の交絡の可能性について間接的な評価となっていることや、診断・治療における医療被ばくの情報が収集
されていない等の指摘がある。
・UNSCEARあるいはICRPは、広島、長崎、INWORKS等の様々な文献を総合的に判断、考慮して防護体系ある
いは報告書を作っているため、この報告書によって、かなりの確度で低線量の被ばくによる影響があるとなれ
ば、ICRPは防護体系の基準を考え直すことや、UNSCEARが取り入れるかもしれない。
・INWORKS2023報告は、1つの研究結果であり、研究結果を注視する必要はあるが、この結果1つで労災補
償の考え方を見直すと結論づけるのではなく、今後も国際的な知見を収集するとともにUNSCEARやICRP等
の国際機関の報告書を踏まえて判断していくことが重要である。
照会先
厚生労働省労働基準局補償課職業病認定対策室放射線障害係
電話:03-5253-1111(内線5588)