電気自動車等の整備業務に必要な特別教育のあり方に関する検討会 議事概要

労働基準局 安全衛生部 安全課

日時

令和6年3月21日(木)~22日(金)
持ち回り開催

議題

(1)「低圧」の範囲を超える蓄電池を内蔵する電気自動車等の整備業務に当たって必要な特別教育について
(2)その他

議事概要

構成員から提出された御意見の要旨は以下のとおりです。
報告書への御意見
 
○阿部構成員 提案の内容に異論ないが、現状の制度で特別教育を受講し作業を行っている作業者に対して、今回の改正で追加された項目を追教育できる仕組みが必要と思われる。
 
○市川構成員 今後、発生する可能性のある1kV以上の高電圧のバッテリーが原因の感電災害の防止に資する特別教育に関する内容であり、早めの検討が必要であると思われる。
本報告書の内容に関しては現在のところ、追加すべき項目等はないと思われる。
 
○紙屋構成員 本特別教育は、「低圧」の範囲を超える電圧の蓄電池を内蔵する自動車を対象として含めるものであるが、活線作業が存在しない等の自動車整備業務の特徴を踏まえつつ、関係者の負担と労働災害防止の効果のバランスを考慮しながら、真に必要な項目が適切に追加された内容になっていると考える。

○高橋構成員 意見なし。

○三浦構成員 意見なし。

○望月構成員 電気自動車の整備業務においては、電源は停電しており活線作業はないという想定であるため、提案されている報告書の内容は妥当と考える。
教育資料において、「低圧の電気」および「高圧の電気」の特性・項目等をマージする際、両者の区分けに関する記載に留意して頂きたい。なお、特徴をマージする際、ある程度の電圧区別の目安は必要とは考える。
​その他の御意見
○市川構成員 低圧と高圧のテキストの内容でカバーできるのであれば、それらの電圧における安全教育の必要なところを学ぶことで感電災害の防止が可能になると思われる。二重絶縁構造のように、感電災害の防止技術の採用も必要と思われる。